ようやく。
アーセナルがブライトンから、イングランド代表CBベン・ホワイトの獲得を発表した。
Welcome, Ben! | White signs on long-term contract
アーセナルにとっては、クラブ史上4番め(DFでは1番)の高額移籍金による獲得ということで、クラブの外からも大きな注目を集めている。この夏の冷えた市場のなかで、リーグ全体でも大型案件のひとつ。
Sorry we’re late…
Traffic was a nightmare 😉 pic.twitter.com/sO1T9981Rw
— Arsenal (@Arsenal) July 30, 2021
アーセナルがベン・ホワイトの獲得を発表
オフィシャルサイトより。
PLでも屈指のヤングプロスペクトであることを示しているこの23才のDFは、EUROでイングランドスクワッドの一員として夏を過ごしたあと、われわれに合流している。
ベンは2019/20シーズンはリーズ・ユナイテッドにローン。チャンピオンシップの優勝チームでつねにプレイし、彼らの16年ぶりのPLプロモーションを助けた。昨シーズンはBHAに戻り、チームのキーメンバーになった。
ベンはブライトンに加入する前、16才のときサウサンプトンでユースキャリアをスタートした。そこから彼は急速に成長し、ファーストチームデビューは18才。ブライトンでも、あるいはリーズ、ニューポート・カウンティやピーターボロ・ユナイテッドでもいいローン期間を過ごした。
ベンはNo.4シャツを着て、The Mind Seriesのフレンドリーマッチ、チェルシー戦の前にただちにチームに加わる予定。
クラブの全員がベンのアーセナル加入を歓迎している。
まさかチェルシーでプレイしないよな……
AFCのえらいひとたちのコメンツ。
エドゥ:ベンはずっとこの夏のキーターゲットだった。彼にはたくさんのクオリティーズがあり、われわれはそのことに興奮している。ベンはグレイトな将来がある若い英国選手だ。守備がとても強く、グレイトなパッシングレンジがあり、ボール扱いが上手。
われわれはベンのサインを喜んでいる。彼がわれわれとともに成長してくれることを期待している。
アルテタ:ベンはわれわれのトップターゲットだった。彼の契約が完了できたことがうれしい。ベンは近年とてもいいふたつのクラブで学んできた。ブライトンとリーズ。彼にはそのふたつのとてもいいコーチングセットアップからの恩恵があり、どちらのクラブでも彼がいかに強い才能を持っているか示してきた。
ベンはとてもインテリジェントなDFだ。ボールを持ってとても落ち着きがあり、彼のスタイルはわれわれのそれに完全に合致する。そしてもちろん、彼はまだ若い。つまり彼の年齢もプロファイルも、われわれがいま築いているものにフィットしているのだ。
われわれは、ベンがこのクラブの将来に向けた長期プランにおいて中心になってくれることを期待している。
「彼のプロファイルはわれわれのそれに合致している」。そうかそうか。
ヤングプロスペクト
彼がこれまでどれだけ将来有望だったか、ぼくはよく知らなかったのだが、これだけの実績があるということ。
White… is now a red 🔴
— Arsenal (@Arsenal) July 30, 2021
- 2016 ブライトン(リーグ2)でプロデビュー
- 2017/18 ニューポート・カウンティ(リーグ2)でPOTY
- 2019/20 リーズ(チャンピオンシップ)のリーグタイトルに貢献。8月のPFA POTM、チャンピオンシップBest yound player、リーズYoung player of the season、PFAチャンピオンシップTOTY
リーズ時代がすごい。
ぼくはてっきり去年のブライトンで世間の注目を集めたのかと思っていたら、むしろ2年前のリーズでのプレイで頭角を現していたという。
しかし、彼は今年の夏のEUROのイングランドスクワッドに選ばれたということは、去年のブライトンでのパフォーマンスもやはり印象的なものだったのだろう。
最終的にアーセナルが彼の契約を勝ち取ったが、リヴァプールやシティも彼を狙っていたとも云われる。
取れてよかったですね。
ベン・ホワイトのファーストインタヴュー「ぼくはチームのなかでクオリティをつくりだせる」
いま公開されているのはPART1のみ。ロコンガのときのように追ってPART2が公開されそう。
オフィシャルサイトのトランスクリプトより。
(ベン! とうとうここに来たね。アーセナルとサインしてどんな気分だい?)
ホワイト:そうだね。思ったよりちょっと時間がかかっちゃったけど、ここに来れてすごくうれしいよ。
(待ってるあいだに、たくさんのアーセナルファンから「ヘイ、ベン! アーセナルに来てくれ!」とかDMをもらってたんじゃない? それまでどうしてた?)
そうだね、これを誰にも云えないのはキツかった。家族にも秘密にしておいてと云ったんだ。ホリデイのときですら、移籍するのかしないのか訊かれたよ。キツかった。でもなんとか秘密を守ったよ。
(アーセナルの興味を最初に聞いたのはいつごろ?)
イングランドチームといたときかな。それがもう少しシリアスな話になったとき。もちろんそれを知ってうれしかったし、ここにいられるのはまったく信じられないね。
(みんながソーシャルメディアでキミがどこにいるのか探していた。車からキミが出てくる写真で「あれはミケルが来たときの車だ! 彼はコルニーにいるんじゃないか」なんて。そういうのを見てどう思った?)
おかしかったよ。だってぼくは夏のあいだずっと友だちと一緒にいたんだから。彼らがソーシャルメディアにそういうのを流して、みんながそれを見つけて質問をする。彼はぼくみたいになってたよ。ナイスだね。そしていま彼らもやっと知ることができると。
(もちろんエドゥやミケルとは話しているよね。今シーズンのキミのためのプランはどんなものだろう。彼らはこのプロジェクトについてキミをどう説得したの?)
そもそも説得はそんなに必要なかったかな。もちろんアーセナルはそれを説明したし、ぼくもマネジャー(gaffer)とは何度も話した。いいヴァイブスがあったし、ぼくにやらせたいプレイもわかった。ぼくはチームのなかでクオリティをつくりだせると思うよ。アーセナルを取り戻したい。
(それはグレイトだ。われわれは今シーズンはビッグシーズンが必要。完全にマッシヴなシーズンが。チャレンジしたいと思う?)
もちろん。ぼくはフットボールリーグ(下部リーグ)でもプレイしてきたし、ローンでいくつものチームスでプレイしてきた。まだ渇望はある。ここのような巨大なクラブにいることができてとてもうれしいし、このチームのレヴェルを上げたいと思っている。
(ファンはキミに何を期待できる?)
それはいつもキツい質問だ。試合のなかで難しいときがあれば、ぼくがステップアップして状況をコントロールできる。ぼくはボールを持ってもとても落ち着いていられるし、試合の悪いときでもクオリティを出せるよ。
(キミはほとんどはセンターバックだよね。ほかにもプレイできたり、プレイしてきたポジションはある?)
Tbf、ほとんどのポジションでプレイしてきたね。
(アプフロントでも?)
ニューポートのときにたしか。イェア。リーグ2だけどね!
(リーズのときのショットを見たけど、アプフロントでもプレイできそうだね! あそこはシュートを打てそうだったけど……)
あそこは、ぼくがヘディングでボックスに入れなかったから、しかられたんだよ。
(そうなの?)
そうだよ。だから試合のあとはおもしろかったよ。ぼくがトップコーナーにぶち込んだのだからそれでいいのさ!
(完璧にぶっこんだね。あれはヤバかった! で、キミはこれまでにいくつかのポジションズでプレイしてきた。でもほとんどはセンターバック。センターバック以外で楽しめるポジションはあるかい?)
ぼくのメインはもちろんセンターバックだと思ってる。そこで何年も成長してきたから。ぼくはチームを助けるために違うポジションズでプレイしてきた。ぼくにはそれができそうに思うんだ。今シーズンもそれが必要なら、もちろんやるさ。
(このクラブにはすごいボーラーたちがいる。もしトレイニングで対峙するなら誰がいちばんワクワクする? 誰がいちばん目に止まった?)
夏のあいだにブカヨと少し過ごしたんだけど、ぼくは彼のことはよく知らなかったので、彼の才能にはすごく驚いたんだ。
(トレイニングではよく相手をしてた?)
ほかの選手たちがしていた。彼はすごくシャープで、彼にはかなり驚かされたよ。
ひとまず以上。インタヴューのPART2以降がアップされたら追記しよう。
さて。インタヴュー。ひとつわかったことは、英語がお達者すぎること……。
じつは短い映像だから、映像を見ながら(音声を聴きながら)訳そうとおもったのだけど、おれの英語力では全然無理だった。。KTと対談させたら、まったく聞き取れる自信なし。
やりとりのなかで話題になっているリーズ時代のシュートというのはこれのことだろう。クロスからのこぼれたボールをボックス際からズドン。
このあと、ビエルサから「なんでボックスに入れなかったんだ!」と怒られているホワイトという絵面はちょっと笑える。
しかしこのシーンよく見ると、相手チームのほぼ全員をボックス内に押し込んでいて、チャンピオンシップでリーズがいかに支配的にプレイしていたかがうかがえる。
個人的なコメント失礼。
なんとなく、ホワイトは6、ガブリエルが4のイメージ。
てか、サリバに4与えてインタビューしてたんとちゃうか…
ついに来ましたか。
空中戦弱いのは数字でも出てるんですね。でも空中戦弱いのはロブホもだと思うしそこから比較すると全体としてプラスになる補強だと思います。
と思ったらロブホの空中戦の数字いいのか。。。確かに昨シーズンはジャンプ少し改善したけどそれでも強いとまではいかない印象なんですよね。目測誤りとかも割とあるし。ガブリエルとマリは空中戦強いけど、そのカバー範囲はまだ課題があると思います。
あぁセットプレイヘッダーの数字はみんな低いのか…サリバは少し高めなのね。興味深い。