ながらく待たされた。
アーセナルFCがアンデルレヒトから21才のセントラルMF、アルバート・サンビ・ロコンガ(Albert Sambi Lokonga)の獲得を発表。
Welcome Sambi! | Lokonga joins Arsenal
この夏ふたりめのサイン。またまた若く有望そうな若ものでナイス。
アーセナルがアルバート・サンビ・ロコンガの獲得を発表
オフィシャルサイトより。
この21才のMFは、2014に15才でベルジャンクラブに加入してから、ユースシステムを通して、2017年12月には最初のプロ契約を結んだ。
彼のアンデルレヒトでのデビューはこの2017の12月で、この2シーズンはレギュラーに。計78試合でプレイしてきた。
またベルジャンU-21の代表でもあり、2021の3月にはシニアレヴェルにもコールアップされている。グリース戦ではベンチにも入った。
彼は現状のUK入国の隔離レギュレイションの完了を経てチームメイトたちに加わることになる。
彼はNo.23のシャツを着る。背中には「SAMBI」の名前が入る。
隔離期間が済んだらチームに加わるということだけど、昨日の獲得発表の時点で彼はすでにトレイニンググラウンドでほかの選手たちと一緒にワークしている。いちおうこれが最初のトレイニングセッションだとか。
Straight into the mix 💪 pic.twitter.com/d6WayDE7aC
— Arsenal (@Arsenal) July 19, 2021
もしかして、このテキストはかなり前に作成されていて、発表が遅れて、修正せずにそのまま出しちゃったとか。Arsenal Mediaに校閲部なさげ。
AFCのえらいひとたちのコメンツ。
エドゥ:われわれはアルバートがクラブとサインしてくれたことを喜んでいる。彼にはたくさんの興味が寄せられていたなかで、われわれのビッグターゲットだった。アルバートはわれわれがしばらくトラッキングしていた選手であり、彼はセントラルミドフィールドの厚みに力強さをもたらしてくれるだろう。彼の成長を期待している。
アルテタ:アルバートはとてもインテリジェントな選手だ。彼の成長のなかでパフォーマンスでグレイトな成熟を見せてきた。彼はアンデルレヒトのチームではヴィンセント・コンパニにうまいことコーチされてきた。わたしはヴィンセントをよく知っているし、彼はアルバートについてとても高く評価していて、この数シーズンで彼はチームにポジティヴなインパクトを与えていた。
アルバートがつぎのステイジに進む準備ができているとわれわれは確信している。われわれのスクワッドにクオリティとプレゼンスをもたらしてくれる新しいメンバーを歓迎する。
アルバート・サンビ・ロコンガのファーストインタヴュー「6でもB2Bでもプレイできる」
オフィシャルサイトのトランスクリプトより。
(アルバート、アーセナルへようこそ! アーセナルとサインしていまどんな気分だい?)
ロコンガ:とてもうれしいね。すごく長くかかったから…… だから、うれしいよ。
(これはキミにとってすごくすごく大きなできごとだよね。キミはベルジャンからロンドンに来ている。若くしてこの国に来るのはどんな感じ?)
うん、すごく大きな動きだね。だってぼくはアンデルレクトで10年もプレイしてきたから。ぼくには初めての外国への移動になる。
(PLでプレイするのはどんな感じ? PLは大きなリーグ。キミにはビッグステップでしょう)
そうだね。ビッグステップだ。でも自信も感じている。フットボールの世界では自分に自信をもたなきゃいけないし。でもこのリーグでプレイできることに期待しているし、待ちきれない。
(アーセナルがキミに興味を持っていると初めて聞いたときはどう思った?)
それを聞いたのは、たしかクラブのプレジデントからだったと思う。ぼくの弁護士(※代理人?)もそれについて教えてくれた。1秒もためらわなかったよ。ぼくは彼らにイエアと伝えたが、ちょっと待って、ぼくがそこに行くのかと。
(キミ自身が決心してからはどんなふうに感じた? 「OKこれは起きそうだ、それとも起きそうにない?」)
それは難しかった。なぜなら家族みんながぼくにおめでとうを云ってくれて。ぼくは自宅にいたんだ。ぼくは家族に取り引きはまだ終わってないし、待たないといけないと伝えた。ぼくは自分のところでトレイニングをして、家族と弁護士とゆっくりしていた。
コーチとエドゥには感謝しなくちゃいけない。彼らはぼくをここにすごくほしがってくれたから。だからうれしいよ。
(エドゥとミケルといえば、もちろん、ここには彼らがやろうとしているユースプロジェクトがある。ここに来るのに、ミケルとエドゥの影響はどれくらいあった?)
ぼくは彼らがたくさんの若い選手たちをつかってプレイしたがってることを知っている。アーセナルにはいいアカデミーがあるが、アンデルレクトにもいいアカデミーがある。たくさんの若い選手とたくさんの才能がある。だから、ぼくにはそれほど変化はないのかなと。
(うわさではわたしたちのキング、ティエリ・アンリがキミをアーセナルに推薦したと云われている。ティエリ・アンリのようなレジェンドから推薦されるというのはどんな気分?)
とてもグレイトだね。とてもグレイト。それはぼくにもいいことだと思うんだ。ティエリ・アンリはここでレジェンドだったのだし。でもその噂が真実かどうかは知らないんだよね。ぼくは彼とアーセナルとの件は話していないし。でももし彼がそうしてくれたのなら、それはぼくにはグレイトなことだ。
(そうだね。キミはNTへ行き、そこでティエリ・アンリがどうトレインするのか観た。アーセナルレジェンドにトレインされるのはさぞかしよかっただろうね。そしてキミはこれからアーセナルでプレイする。ほんとにグレイトだよね?)
Yeah, yeah, yeah, it was really great. 彼と何度かピッチで一緒に過ごせたことは、とてもグレイトな体験だった。たくさん学んだ。
(そしてキミはエミレーツにたどり着いた。ファンはキミに何を期待できる?)
ぼくはみんなに判断してもらうほうがいいね。自分自身のことを話すのはあまり好きじゃないんだ。
(OK、この話はよしておこうか!)
でも、ステディアムに立つのはすごく楽しみなんだ。チームメイツと、エミレーツステディアムでプレイする。待ちきれない。
(キミのポジションはどのあたり? B2BなのかアタッキングMFなのか。自分ではどう?)
ぼくはどちらでもプレイできる。6でもプレイできるし、B2Bみたいにもプレイできる。でも、そうだね、みんなからは6のポジションのほうがいいと云われる。
(アーセナルのファンからはなんて呼ばれたい? サンビ? アルバート?)
まず、ぼくのフルネイムは、アルバート・エンボヨ・サンビ・ロコンガ(Albert-Mboyo Sambi Lokonga)なんだ。
(うんうん、で、なんて呼ばれたい?)
みんなはサンビと呼んでる。ほとんどのひとはサンビ。
(じゃあそれがキミの希望だね?)
イエア、それでいいよ。サンビでもアルバートでも。でも、そうだね、サンビでいいよ。それで問題ない。
以上、この動画「ファーストインタヴューPART1」とあるが、つづきがあるんだろうか。それはまだアップはされていないようだ。
名前は本人の希望どおり、サンビと呼ばせてもらおう。賛美と日本語みたいで呼びやすい。シャツの表記もSAMBIということは、今後はむしろロコンガと呼ぶ機会のほうが少なくなっていくのかもしれない。
さて。先日ヌーノ・タヴァーレスを獲得したばかり&彼らは同じ年齢(21)ということで、なにかと比べたくなるが、このインタヴュー動画を観てもわかるとおり、サンビは非常に大人びた印象がある。ヌーノが初めてのインタヴューでやや緊張の面持ちだったいっぽうで、サンビは堂々としているというか。
サンビは21才にしてアンデルレヒトのキャプテンを務めたり、じつはもうけっこう大きい(3才くらい?)の息子がいたりと、そういう器なのかもしれない。
Hi @Arsenal and the Gunners family. Proud day for me and my family to be part of this club. Looking forward to meeting you all! #COYG 🔴⚪ pic.twitter.com/sLjG4z3jWM
— Albert Sambi Lokonga (@ASambiLokonga) July 19, 2021
フォロウしようぜ。
サンビ・ロコンガの獲得の詳細
ロマーノによると。€17.5M+4.5Mアドオン。2026年まで(5年契約)。
Official and confirmed. Albert Sambi Lokonga joins Arsenal on a permanent deal for €17.5m + €4.5m add ons. Contract until June 2026. Number 23. ⚪️🔴 #AFC
Next one: Ben White, done deal to be announced in the next days after medicals. £50m to Brighton, personal terms agreed.
— Fabrizio Romano (@FabrizioRomano) July 19, 2021
クリス・ウィートリー。アーセナルとは4年契約で1年延長のオプションがつくと彼の代理人が云っているということ。
Lokonga’s representatives say the midfielder has signed a four year contract with Arsenal.
There is an option to extend for a further year in the deal. #AFC pic.twitter.com/uHrePRKdOV
— Chris Wheatley (@ChrisWheatley_) July 19, 2021
獲得の背景
サンビ・ロコンガの獲得は、ベルジャンNTでロベルト・マルティネスのアシスタントコーチをやっていたティエリ・アンリの推薦という話もでているが、もっとも大きな影響は、アルテタも述べていたように、やはりアンデルレヒトのマネジャーであるヴィンセント・コンパニの存在だろうと思う。彼とアルテタはもちろんマンシティでともに働いていた。
この2シーズンでファーストチームのレギュラーで、しかも21才という若さでキャプテンまでまかされていたというのだから、いかにコンパニがサンビを選手としても人間としても高く評価していたかということだろう。
彼がユースキャリアのなかでもクラブで非常に高く評価されていたということでは、この記事でアンデルレヒトのアカデミー部長というひとのコメントが紹介されている。※以下記事はペイウォール。
Albert Sambi Lokonga is young but his backstory is why this ‘special’ talent can shine at Arsenal
いわく、彼のここまでの道のりは簡単なものではなかったが(成長が遅かった)、彼には「脚で会話をするような」特別なタレントがあったと。いつか、ヴィエラやヤヤ・トゥレのような選手になれる可能性があるとも。
ぜひなってほしい。
ダイジェストの映像なんでアレだけど、えらく長いストライドなのに正確にボールを扱う人だなと。トランジションの瞬間目の前にいたらマーカーはものすごく嫌だと思う。絶対足が届かない!みたいな。
どうもアルテタのチョイスはこういう物理的にチートな能力を持った人が多い気がする。身もフタもないというか、シティ的というか。変な言い方だけど「ものすごくフィジカル寄りのセバーヨス」みたいなタスクが合ってるんじゃないかと思う。ともあれ、アーセナルへようこそ!
やっときた!いやぁ噂出たときに映像見てめっちゃ気に入ってて、でも自分がコメントすると良くない結果になるジンクスあったのでずっとコメント控えてたから決まって嬉しいです。
ベン・ホワイト、ロコンガ、タヴァレスと全員ボールを持って相手と近い距離でプレイする事に物怖じしない、ボールを持ってる相手に対する当たりも強くいく共通点があって、ロコンガとタヴァレスの噂出てから補強の方向性というか説得力を感じてました。自分の好みでもあるしチームの選手で割とこの部分は足りてなくてモヤモヤしてた部分でもあるので。
スケールの大きさ(フィジカル的な)も感じさせるのですごく楽しみ。タヴァレスもそういう部分あるし。
サンビは個人的にはパーティより楽しみと言いたいくらいです。とにかく楽しみ。タヴァレスも楽しみ。
いやぁサンビはもうすぐパーティと並べちゃいましょう。いや中盤彼に任せてパーティをもっと前で暴れさせましょう(笑)
暴走してすんません。そして期待外れだったらもっとすみません。。
編集した動画しか見れてないんですが、ジャカの後釜感あるプレーヤーに思えました。
距離関係なくいいパス通してる、プレス耐性もありそう?
守備はフィジカルがどこまでプレミア規格でやってけるか次第?
ただ関係者絶賛してるし、かなり大物な雰囲気もつ感じ、早くからパーティと一緒に起用してみて欲しいかも。大ヒットになりそう。
個人的にはもっと守備に特徴ある選手をパーティの控えとして獲得したほうが安心じゃないかと。
(ホントはAMN、、右サイドの控えも兼務できるプレーヤーとかドンピシャなんだけどな 笑)
サンビ!