今週は水曜と木曜にUEFA大会があって、ビッグクラブの試合が目白押し。
ファンにとってヨーロッパのない日々は、やはり非常に物足りなく、クラブの凋落を痛感せずにはいられなかった。こうしてアーセナルがヨーロッパのない一年を過ごすのは、25年ぶりというのだからもうことばもない。
こんなんじゃダメですねえ。
さて、そういうわけでアーセナルの一週間ぶりの試合はPLバーンリー(A)。いまだにオールドスクールな肉弾戦をやる彼ら。漢なら筋肉同士のぶつかりあいで負けたくありませんなあ!
先週と同じように土曜の試合でも、金曜に各メディアのプレヴュー記事が揃っていなかったりするので、プレス会見と試合展望でエントリを分けよう。今回はアルテタの会見の模様を先にお伝えする。
Arteta’s press conference: read every word
アルテタの試合前記者会見「わたしには光が見える」
昨日行われた会見。オフィシャルサイトのトランスクリプトより。これ生中継をやっていたらしいが、見逃してしまったずら。
バーンリー戦について
(ノリッチの試合のあとに感じていること……)
アルテタ:彼らはよくなっている。なぜなら勝利がいつも助けになるから。選手たちもハッピー。あの日のチームに向けられたファンのリアクションを体験したし、最初の勝利だった。PLで殻を破ることができたことはつぎに向けて大きかった。だからとてもハッピー。
(直近のチームニュース……)
何人か選手が戻ってくればいいのだが。今週はみんなよくトレインしている。もちろん、グラニトはサスペンデッドで、あとは問題ないと願う。
(パーティはバーンリーでスタートできるくらいフィットしている?……)
彼はいるよ。彼は今週ずっとトレイニングしている。彼の復帰は慎重にやる必要があった。なぜならケガの初期段階だったから。しかし彼はいつものようにみんなプッシュしているし、プレイしたがっている。彼にとって何がベストか週末に決めるつもり。
(不変のチームにしていくつもりがある……)
つねにバランスがある。個人のパフォーマンスも重要だが、集団で何が起きるか。そこで起きたことの理由を理解すること。そしてそれが個人が理由なのか、あるいは集団として計画どおりに実行したことが理由なのか。バーンリーでも同じ。だから観てみよう。みんながよくトレインしているし、明日にも別のセッションがある。バーンリー戦で何がベストか探していこう。
(バーンリーはシーズン最初の勝利を追っている……)
彼らも結果を得るのに苦労しているところがある。わたしが観た試合のなかでは、アンラッキーもあった。かなり支配していながら試合に敗けてしまったり。
バーンリーへ行くのはどれほどタフかはわかっている。あそこでどんな試合になるかも。それに備えるつもりだ。
(ショーン・ダイチの新契約……)
彼はそれにふさわしいと思う。彼のリソースがあり、クラブをPLで成功させてきたやりかたがある。何年にもわたってそれをやってきた。そして、信念があり、自分のやり方があり、クラブでユニークなアイデンティティをつくってきた。このリーグでそれをやるのは非常に難しい。だから、彼を称賛する。おめでとうだ。
(バーンリーの脅威への対応……)
もちろんノリッチとの試合とはまったく違うものになるだろう。彼らには彼らのクオリティーズがあるし、こういう試合にしたいというのもある。だから、われわれは可能なかぎりそれを避けるようにしなければならないし、逆のことをやらないといけない。
(バーンリーはイヤなことをやってくるでしょう。レフェリーの役割については?……)
わからない。われわれが知っているのは、ルールとルールを尊重すること。そこにはオフィシャルがいて、彼が何が正しいか、間違っているか云わなければいけない。
(今シーズンもタックルのいくつかがやりすぎになっている?……)
彼らがルールを説明して、それに賛成できるか賛成できないか。われわれに云うことはない。そのことにエナジーを浪費したくない。
I don’t care who it is How is this not a free kick and a yellow card needs sorting this pic.twitter.com/NsvOtbABwP
— Matty Alley (@AlleyMatty) September 13, 2021
(ビッグウィークを前にノリッチからの積み重ね……)
まったくだ。ここからわれわれはともに続けていかねばならない。われわれにどれだけ結果とパフォーマンスが必要だったか。バーンリーでやるべきことをやれれば、われわれはより達成に近づくことになる。
われわれにはこの試合のためにいい準備期間があった。自分たちが直面するものもわかっている。チャレンジは大きなものになる。なぜならそこはPLでももっともタフな場所にひとつだから。準備はできているよ。
ラムズデイルとレノ
(ラムズデイルのスタートに対するレノの反応?……)
どのポジションだって同じさ。われわれは彼らをお互いによくさせたい。われわれが戦っているのは相手であり、ここでお互いに戦っているわけではない。われわれはただ、そのポジションでレヴェルを上げてくれる選手を使おうとしただけ。チームとしての、クラブとしてのレヴェルを上げること。理由はそれだけだ。
もちろんベルントにキミは使わないと伝えることは楽しい会話じゃなかった。だが、彼はトッププロフェッショナルであり、トップパーソン。だから、彼は失望をむしろすべきである。だが、いっぽうで彼はいつもそうしているようにチームメイトのサポートもすべき。それはまさしく彼がいつもやっていることだ。
(レノよりラムズデイルを選んだわけ……)
行わなければならなかった変更であり、アーロンはチームをよくしようとしてここに来た。あの日は結果が必要で、わたしが彼をプレイさせることを決めた。それだけ。
(レノがNLDで復帰するというリポートがある……)
そんな話がどこから出て来たんだ。彼らはわたしの先を行っているよ! 週末にチームを選ぶのはわたしだと思っているし、たまにわたしがまだ決めていないことを読むことがあるね。だから、参考にさせてもらうよ。でもそれ以上ではない。だって、土曜のことはわたしだってまだ決めていないのだし、ノースロンドンダービーのことはいくら想像してもらってもいいけどね!
(ノリッチでプレイしなかったレノの反応に心配している?……)
ノー。それは真実ではない。彼は不満だったかもしれないが、彼はチームトレイニングのあいだもチームメイツと一緒ににいてトップだった。それは真実ではないよ。
(レノにはプレイタイムで約束をしなきゃならない?……)
この2-3年、わたしがGKたちに云っていることは、われわれはそうしたことはしたくないということ。われわれがやりたいことはパフォーマンスを向上させることであり、トレインすることであり、できるだけいいやり方で振る舞い、プレイしてほしいということ。
どうやって誰かに何かを保証できるというんだい? われわれが彼らに求めていることからすれば、そんなことには意味がない。毎日やっていることに依るんだ。フットボールでは、3ヶ月前に行ったことなどは考慮されない。それは、キミが今日何をやるかであり、明日何をやるかである。それに尽きる。
ウィルシャーのうわさ
(ウィルシャーからアーセナルでのトレイニングで問い合わせがあった……)
ジャックとは話しているところだ。彼の望みや求めているものはわかっている。彼はここでは大いに尊敬を集めているひとであり選手だ。選手とかファンだけじゃない。ここにいるスタッフ全員だ。われわれはできる限り、喜んで彼に手を差し伸べる。彼もそれはわかっているし、そういう状況もわかっている。
(ウィルシャーがまたアーセナルでプレイすることはあるので?……)
そこまではないだろう。わたしが云っているのは、彼と彼の要望を理解するために話をしているということ。どうやって彼を助けられるか。それだけだ。
アルテタとチームのタフな期間
(あなたにとって今シーズンの最初の2ヶ月はどれほどタフだった?……)
人生でもたらされるものがあり、それは自分で決めることはできない。コントロールできないものがある。やってくることには、理由もある。ときに観たくないものだったりもする。しかし、そこには理由があるんだ。おそらくは正しい理由が。
そうなれば、今度はそれをどう受け止めて、どう反応するか。わたしの周囲にいるひとたちの反応は、つまりわたしの反応のしかたなんだ。なぜそれが大丈夫なのかという理由だ。傷つくのだからタフなのはたしか。もっと別のものを観たいからね。
しかし、望んだことがいつも起きるとは限らない。ものごとが起きるのは理由があり、起きるべくして起きているんだろうし、もしかしたらクラブにとっても、わたし自身にとってもじつはとてもいいことなのかもしれない。みんながそれを経験しているところだ。それを信じることが必要だ。
(あなたにとってこの数ヶ月はキャラクターを築く期間だった?……)
わたしが選手だったころ、自分のキャリアは自分で決めてきた。両親と個人的なこともあったから。わたしは元いたレアル・ソシエダへ行くことに決めた。それはタフだったのはほかの選択肢もあったから。しかし、わたしは両親の近くにいるためにそうした。それが重要だと思ったから。プレイできないことには苦しんだ。わたしはベンチで、いつも云っていたのはそれが成功のためのキャリアのキーモウメントだったこと。どうなったら成功かどうかなんて知らない。だが、もっと楽しんで、大きなクラブへ行くこと。それが正しいときだった。
みんながそうした決断をしている。わたしがそこで得たような経験をしている。当時のわたしには必要な正しいことだった。いまは、そうは見えない。わたしはイライラして、混乱して、怒っていた。わたしも自分にもみんなにも悪かった。しかし、今日それを振り返って反省するなら、それは正しいときであり、正しかった。
(いま光が見えている……)
わたしには光が見える。わたしは、わたしがほとんどのときポジティヴだと云っている。わたしには光が見えていて、それはまぶしい光だ。その光のなかでは、道にでこぼこだってあるが、わたしにはたくさんの光が見えるよ。
ヨーロッパのないアーセナル
(アーセナルのいないヨーロピアン試合を観ること……)
たいそう凹むね。この数日、TVをつけて、そういうチームを観てアーセナルがいないことは傷つく。苦痛だ。
(来年にアーセナルがヨーロッパに戻ることへのモチヴェイションになる……)
100%。わたしも、アーセナルがそうしたコンペティションに参加せずにいるのに、ここに留まっていたくない。集中していく。
(ラカゼットはこのまま使わないつもりなら夏には去る?……)
ノー。彼は完全に関与している。彼がなぜもっとたくさんプレイしないのか理由があるし、彼もフォームは戻ってくるはず。たしかなことは、彼はわれわれの成功においてとても重要な存在になるということ。
以上。
こうしてボスコメントを読んでいると、ノリッチの試合結果でかなり雰囲気が変わったなあと。
まだバーンリーで結果を出さなきゃ容易にまた<不人気マネジャー>に転じてしまいそうなのに、なんだか一息ついた感がありあり。危険な兆候では?(疑い深さ)
さて、発言ポインツがいくつか。
更新ありがとうございます!
ヨーロッパ無しのアーセナル、大砲抜かれた弾丸だか、弾丸抜かれたアレだかよー割りませんが
結果としてメッチャ無です。
無すぎて、こっちの生活も無です。
とりあえずバーンリーとかいうアンチフットボールに対して
マジで8-0でお願いします!
平日ゲームないなら、そんぐらいやったれ!
お前らアーセナルやろが!!
OAYG!!!