クリスタル・パレスについて
アーセナルにとっては、ロンドンのライヴァルのひとつ。
PLテーブルでは現在7ポインツで14位。10ポインツで13位のアーセナルとは、またしても6ポインターになる。もう毎週が6ポインターである。
個人的には夏の補強もあって、今シーズンの彼らは非常にいいチームをつくっている印象がある。
そして、もちろんあのパトリック・ヴィエラがマネジャーになっている。
フォーム
今シーズンのパレスは、ここまでPLがW1 D4 L2と、まだ7試合で2敗しかしていないものの、勝利はひとつで、半分以上でドロウをやっている。敗けないチーム。
このうち2敗はチェルシー(A)とリヴァプール(A)、これはしょうがない。
ドロウは、ブレントフォード(H)、WHU(A)、ブライトン(H)、レスター(H)で、1勝はToT(H)。たしかに勝ててはいないが、なかなか強敵相手の厳しいフィクスチャでポイントを稼いでいるのであなどれない。
直近6試合のフォームは、LDDWLDDで、この流れだとつぎはW……
チームニュース
あたらしいけが人はなし。
Eberechi EzeとNathan Fergusonがひきつづきアウト。
夏の新加入選手
アーセナル以外はあまり興味がないぼくなので、パレスの選手はザハくらいしかパッと思い浮かばないのだが、彼らの試合をハイライト等で観るかぎり、この夏はかなり的確な補強をしているように感じる。
チェルシーU-23から£21Mという大金で取ったMarc Guehiは、CBのレギュラーですでに7試合でフルにプレイ。
そして、去年はローンでフラムでプレイしていたOLのJoachim Andersen、セルティックからストライカーのOdsonne Edouard(デビューで2得点)、レディングからクリエイティヴMFのMichael Oliseら、かつてアーセナルとリンクされていた選手も何人もいる。
なかでも、ここまででもっとも目を引くパフォーマンスを見せているのは、チェルシーからのローンConor Gallagherか。彼はイングランドU-21ということでNTではESRやバロガンらのチームメイトでもある。
今シーズン、ぼくがいくつか観たパレスの試合では、彼はグリーリッシュやマディソンのようなタイプのMFで、目立って印象的なプレイをしていて将来有望そうに見えた。PL6試合ですでにG2 A1。ちなみにフースコの試合プレヴューでも、両チームのスタート予想22人のなかで彼が最高レイティング(7.19)。この試合のギャラガーには注目しておこう。
パトリック・ヴィエラの試合前コメント「アーセナルに漢にしてもらった」
パレスのボスコメント。『BBC Sports』より。
ヴィエラ:集中とコンセントレイションがわれわれのパフォーマンスのカギになる。
わたしはこの試合を非常に楽しみにしているんだ。わたしは9年アーセナルでプレイする機会に恵まれた。少年としてクラブに加入し、漢としてクラブを去った。
(アーセナルは)わたしがベストのフットボールをプレイしたクラブだろうね。だから当然そこへ戻ることは感情的になる。だが、それは脇に置いておく。われわれにとって重要なことは、いいパフォームをして、ポインツを得ることだから。
マネジャーとしてどう感情をコントロールするか。わたしはつねにそれを心がけているし、月曜にもそうするつもりだ。
(アーセナルの凋落)それはクラブの内部のひとたちに訊くべきことだろう。わたしはほかのひとたちのように外部から分析しているに過ぎない。詳細には首を突っ込みたくはない。すべての情報を知りもしないのに何かを語ることは難しいから。
ダニエル・エクのアーセナル買収について距離を置くヴィエラ「売りに出ていないクラブは買えない」
ヴィエラといえば、Spotifyのダニエル・エクのクラブ買収をアンリやベルカンプとともにバックアップしたことでも話題になった。
Spotifyの創業者Daniel Ekがアーセナルのオーナーシップに名乗り。アンリ・ベルカンプ・ヴィエラがこれを支援 | ARSENAL CHANGE EVERYTHING
しかし、いまではその立場から距離を置いているということ。
この試合とは関係ないトピックだが、せっかくなのでフォロウしておこう。『Sky Sports』より。
ヴィエラ:(エクの支持について)わたしは元アーセナルの選手、パトリックとして気持ちを表しただけだ。あのコメントは、クラブの方向性がどうなっているかに基づいてされたもの。
わたしは、違う見解の持ち主とも話していたし、AFCのやり方とは違うひとたちとも話していた。それが、デニスとティエリと一緒に、わたしが関わっていた理由だ。そういった状況にアーセナルは陥っていた。
そしてわたしはいま、2ヶ月前とは違うところにいる。だから以前と同じように元選手として自分の気持ちを表明することはない。
(アンリはあの取引はまだ終わっていないと云っている)まだ起きていないが、たしかにわれわれも彼もそこにいる。どうなるか観てみようじゃないか。
だが、あのときのクロンキファミリーがクラブは売らないという立場は明確だった。それを見て、わたしは終わったと思ったよ。売りに出ていないクラブを買うことはできないのだから。
まあ、当然でしょうな。クリスタル・パレスのマネジャーが、アーセナルFCの買収話に首を突っ込む理由はない。
マッチファクツ by Opta
『BBC Sports』より。
Head-to-head
- Arsenal have lost just one of the past eight meetings (W3, D4).
- However, they have failed to win on each of the last three occasions they’ve hosted Palace (D2, L1).
- Crystal Palace have won only four of their 42 league fixtures against Arsenal (D13, L25), all of which have come in the top flight.
Arsenal
- Arsenal are unbeaten in four league games (W3, D1), keeping a clean sheet in three of them.
- The Gunners have scored just five goals in their opening seven league games, their fewest at this stage of a season since 1986-87.
- Mikel Arteta’s side have lost four of their 14 Premier League home fixtures in 2021 – they haven’t fared worse in a calendar year since six defeats in 1997.
- Arsenal have won their last seven Premier League home matches played on a Monday, scoring 15 goals and conceding just two.
- Pierre-Emerick Aubameyang has scored seven goals in eight Premier League appearances on a Monday.
Crystal Palace
- Crystal Palace have lost just one of their past six games in the Premier League (W1, D4).
- Nonetheless, they have won only one of their last nine away league fixtures (D2,L6).
- The Eagles have scored one first-half goal in this season’s Premier League – no team have scored fewer.
- Four of Palace’s last five Premier League goals have been scored by substitutes.
アーセナルはパレスに8試合で1敗と全然敗けてはいないが、PL直近6試合でわずか1勝と、まともに勝ててもいないというイヤな相手。
Arsenal have won just one of the last six Premier League meetings with Crystal Palace (D4 L1).
— Orbinho (@Orbinho) October 14, 2021
チェルシーをあっとうしたのはブレントフォードみたいっすね、うちも負けたあのやつ。
ヴィエラがトットに勝ったあの試合、みましたよ。とても痛快でした。あのギャラハーってのはかなりやばかった。でもうちのBローコンビの方がいいに決まってます。
手強い相手に間違いないですが、ここはきっちり勝ってもらいたい。
ブレントフォードの件twiiterでもご指摘いただき修正。。
ベンジャミン、以前母親のインタビュー見ましたが、幼い頃なかなか大変な体質だったそうで。
サッカーとは距離あったろうに、ヴィエラの現役知らなくてもね。リスペクトを欠いてるとは思わないけどなあ。
内田篤人もあまりフットボールを観ない人でしたよね。W杯の試合後インタビューでエトーのことを「あの9番の人」って言っててビックリした記憶が。
今コメンテーターみたいな事をやっててそれもまたビックリ。