PLでアーセナルがここまで一方的に支配した試合をやるのは、アルテタの下ではほとんど初めてなのでは。
アーセナルの前半のポゼッションは79%。
というか勢い。アタッキングモメンタムはずっとおれのターン状態。これでなんで最後失点してんのか、よくわからんけども。あれはもしかしてアーセナルで今シーズン初のセットピース失点になるのか?
いずれにせよ、もしまた悪いパフォーマンスに戻ったらどうしようと、ぼか試合前はほんのすこーしだけ心配をしていたのだが、結局杞憂だった。
シーズン初戦とは、ほんとに別のチームのように見違えていただろう。ブレントフォードに借りはきっちり返した。
試合を振り返ろう。これは楽しい作業。
Arsenal beat Bees for top-four boost
アルテタの試合後コメンツ「われわれはとても試合をコントロールした」
試合直後のインタヴュー。オフィシャルサイトより。
アルテタ:とてもうれしいね。とくに試合の始めかただ。とてもクリアな意図があり、攻撃するというほんものの目的があった。一貫性をもって、リスクを取り、ダイレクト、裏へのラン、脅威、ボックスにボールを入れ、人数をかける。カウンタープレスで相手のやりたいトランジションを許さない。
われわれはとても試合をコントロールしたと思う。とてもとてもいいプレイをした。しかし、こちらがゴールできない時間帯は試合はオープンになった。
セカンドハーフもとてもいいスタートだった。エミールがとてもいい得点をして、そこからは我慢することになったが、つぎの得点があり、試合を終わらせることができた。しかし残念なことに、最後にはセットピースから失点してしまった。
観客もとても応援してくれたと思う。それは、彼らもチームの意図が見えたし、何をやろうとしているのか伝わったからだろう。忍耐があり、受け身だったりスロウだったりすることがあっても、チームは正しいレヴェルの切迫性、決意とスピードがあった。また、われわれが攻撃せねばならないときに、あるスペイスをさらしてしまったことにも忍耐づよく理解をしてくれた。
試合後のプレスコンファレンス。オフィシャルサイトより。
(サカとESRの重要性……)
イエス。しかしありがとうを云いたいのはサポーターだ。またアトモスフィアをつくってくれた。彼らがあのうた(♪Here we goooooo, Saka & Emile Smith-Rowe)が大好きなのは理解できるし、みんなも大好きだ。なぜなら、彼らはわれわれのシステムのなかで育ってきた選手だからで、そういう選手が出てきて責任を取ってくれるのはほんとうにうれしいことだ。彼らがチームを試合に勝たせてくれた。あの年齢では非常にすごいことだ。
(ブレイクスルーする前は心配だった?……)
チームはとてもいいプレイをしていたと思うし、ファーストハーフにはかなりたくさんのチャンスもショッツもつくっていた。しかしゴールができず、PLでは試合に勝ちたいならそれを入れないといけない。
しかし、セカンドハーフでわれわれはまたカムバックした。とても確信していたしゴールもして、あとは2点めで試合を殺すのは時間の問題だった。それができたのに、失点をしてしまったのは残念だ。だが、全体的にわれわれはこの結果とパフォーマンスに喜ぶべきだろう。
(トップ4が手中にある?……)
まだ先は長い。しかし、今日はそれにすこしだけ近づいた。試合に勝ったのだし、それは必要なことだった。リザルツを見れば、このリーグで試合に勝つのがどれだけタフなことか。
また木曜だ。とてもいい準備をせねばならない。ウォルヴズとの試合は、難しい試合になるだろうから。試合に勝つためにいいパフォーマンスが必要で、もっともっともっとよいプレイが必要。それが目標だ。
(われわれのクリスマス以降のフォームについて……)
以前にも云ったように、われわれは毎試合に勝ちたい。そして当然ながら、そのなかには、シーズンに向けた大きな目標を得たいということもある。それはあきらかにそのひとつだ。
しかし、あまり先を観ることはできないこともわかっている。ものごとはとてもとても早く変わるから。このリーグで試合に勝つことはじつに難しく、われわれは明日に集中せねばならない。明日トレインし、いいトレインをし、試合をレヴューしてまたウォルヴズに向けて準備をする。
(前回の試合結果がより大きなモチヴェイションになった?……)
あれは痛かったし、傷ついた。間違いなくわたしはそう感じたし、それを選手たちに伝えようとした。あの試合のあとに感じたことを忘れるべきではないと。何が起きたのか理解すべきだと。
われわれはあのときの状況も含めてそれを分析した。試合への準備はかなり難しかった。あのときピッチにいた選手たちは今日と違っていたが、チームとしてたくさんを学んでいる。
(チームがいいフォームにあることでスターティング11を選ぶのが難しくなっている?……)
イエス。しかしピッチでのパフォーマンスだけでなく、彼らがどうトレインしているかもある。トレイニングセッションズでどれだけすべてを出しているか。われわれは週に1回しかプレイしておらず、先月は試合があまりなかった。それは、選手がどれほど成長したがっているか観るのが難しくなっているということ。正しい方法でやっているか。週末に満足な時間を与えられない選手もいる。
(キャンプのなかのムード……)
3連敗のあと、ノリッチに勝った試合で云ったと思うが、あのときは、わたしにしてみればクラブにいる人たち、選手やスタッフを理解するのに、これ以上ない時間だった。なぜなら、より状況が難しくなっていけば、より団結するし、より親密になっていくから。それがゲイムチェインジャーになった。みんながすごくまとまって、いいときよりも、難しいときのほうがより学べるのかもしれない。
(タフなスタートの期間からチームが学んだものは?……)
誰もお互いを責めたりしなかったし、みんなが貢献を望んでいたし、みんなが前線にいたがった。誰も隠れなかったし、自分たちが行っていることの一部になりたがった。彼らはそういう姿勢を示して、スタッフやクラブのみんなに伝達をした。
そして、そこからはサポーターたちのリアクションを観ることになった。どれだけ彼らが親身にチームを応援したか。それは彼らがわれわれがやろうとしていることを信じてくれたからだろう。
(選手たちがどれほど誇らしい……)
とてもハッピー。とくにわれわれのプレイ、それと向かっている場所。なぜなら、それがいい結果に結びつくし、楽しまねばならない旅につながるから。
結果はわからない。たくさんの要素に依るから。だから、われわれは自分たちでコントロールできることをやるべきであり、間違いなくどの勝利もそれを祝福する。このリーグはとてもタフなのだから。
(われわれはトップ4の本命?……)
これまでを観ていて、残り15試合。そのファイトのなかで必要とされるポインツの量を考えれば、まだまだ遠い。だから、われわれが集中しなければならないのはつぎの試合だけだ。まだたくさんのターンアラウンドがあるだろうし、その変化はすごく早く訪れる。それは間違いない。
毎週を観て、全員のフィットネスを維持すること。それがかなり重要だ。いまかなりスクワッドが足りないから。全員をフィットさせ、正しい信念を保ち、基準をもっと上げていく必要がある。試合に勝つためにはもっといいプレイをしなければならない。
以上
わりと充実感がにじむコメンツ。マネジャーとしてもかなり満足できる内容だったのだろうと思われる。
オーデガードについてアルテタ「彼はトップトップになる」
大活躍のオーデガードについてのボスコメントを『Evening Standard』が伝えている。
アルテタ:(オーデガードは将来キャプテンになれる?)彼には間違いなくそれをやれるすべてのクオリティがある。彼のNTでのコーチと話すと、かなり高く評価されていることがわかる。みんなが彼のことが大好きだ。彼はとてもナイスで、謙虚な漢だよ。彼のやり方でリードする。彼にはそれがとても自然なことなんだ。
彼がローンでここにいた期間、われわれがマーティンがこのクラブで何ができる評価できた。疑いがなかった。
クラブが彼を非常に納得させて獲得してくれたのはすばらしかった。マーティンはとても喜んでわれわれに加わったよ。ここでとてもいい時間を過ごしたし、彼も評価されていると感じ、チームと一緒に楽しんだ。選手やサポーターともとてもいいつながりがある。
彼はプロジェクトの一員になりたがっていた。それ以来、彼はずっとよくなりつづけている。わたしは驚いてないよ。
彼の仕事のしかた、フットボールのプレイを好み、彼がやることはすべてよくなるため。彼にはまだ大きな成長の余地がある。彼はおそらく誰よりもそれを望んでいる。毎日欠かさず。彼はトップトップになるはず。
彼は16才のころから嘱望されていた。みんなが彼をほしがった。そしてそれから、彼はマドリッドのようなクラブでそれを叶えねばならなかった。あの競争のなかで。それはとんでもなく難しいが、いま彼は自分の場所をみつけた。
彼はここでとてもハッピー。周囲の環境もある。周囲に頼れるひともいて、ピッチで楽しむ時間もある。それこそ、彼がいまやっていることだと思う。
セドリックの試合後コメント「ぼくらはスーパートゥゲザー」
珍しくセドリック・スアレスが試合後インタヴューに。トミヤスの不在を2試合しっかりカヴァ。今回も右サイドではMØ・サカといいリンクがあった。オフィシャルサイトより。
セドリック:ぼくらはとてもよく試合を始めたんじゃないかと思う。みんなやる気に満ちて、みんなゴールしたくて、みんなお互いに助け合い、今日はホームでファンタスティックなファンもいたこともファンタスティック。正しいメンタリティで、みんなが応援してくれて、チームもそれを感じた。
どのPL試合もぼくらにとって重要だ。チームはそれをわかっているし、毎試合がファイナルみたいで、メンタリティとしてはやるっきゃないと。それがチームが毎試合で集中していることで、毎試合でヤバいアトモスフィアをもらっている。選手たちはそれが大好き。
(ドゥバイでも)グレイトだったと思う。チームが一体になっていたし、いくつかのチームアクティヴィティもあった。砂浜でトレインしたり、たまにメンタリティやアトモスフィアを変えるのはいいことだね。
いい感じにチームはユニットみたいになってきた。すごい一体感で、それをシーズン終了までつづけていくつもりさ。
スーパートゥゲザー。
ESRの試合後コメント「すごいことを聞いた」
またゴール。スミス・ロウの試合後コメント。オフィシャルサイトより。
ESR:(アカデミー出身選手がシーズン10ゴールズはファブレガス以来)Wow! それはすごいことを聞いた。イェア、すごいことだよ。アーセナルでプレイするのはずっと夢だったし、それはすごい。
興奮しているね。ゴールをするようになっているけど、いちばん重要なのは今日3ポインツ取れたこと。
正直ちょっとシュールだ。ぼくとブカヨはふたりともアカデミーから来ていて、エディもそう。ファンがぼくらの名前を呼んでくれるのを聴いたり、今日一緒に得点したり、これはもうグレイト。
ESRはNo.9でプレイできる?
ESRについては、アルテタが興味深いことを云っていたようで。
Interesting comment from Mikel Arteta on Emile Smith Rowe. Raises the possibility of ESR playing as a central striker.
“He can play as a left winger, he can play as a left attacking midfielder, right attacking midfielder and he can play as a nine — very, very well I think.”
— Sam Dean (@SamJDean) February 20, 2022
「彼は、左ウィンガー、左右AM、それに9でもプレイできる」
なんと。
アルテタは以前にESRをCFで使ったことはあるが、あれはいわゆるゼロトップのつもりかと思っていたが。ESRは、9でプレイできる?
トーマス・フランクのコメント「自分たちのこと」
勝ったときは、いつだって相手ボスの泣き言を聞きたい。『Sky Sports』より。
フランク:(PLの10試合で1勝のみ)自分たちのせいだと思うね。自分たちにできること。
つぎのトレイニングに集中するよ。つぎの試合だ。それがもっとも重要なこと。シーズンを通してやってきた。自分たちのことだけだ。
PLではどのチームだって、ボトム10にいるならば、こういう期間があるもの。
ファンになにかいい訳をする気力もないみたいな。
アーセナルは12節のリヴァプール戦でセットプレー(TAAのフリーキック)から失点しています。PL唯一の無失点はコーナーキックの守備の場面の話で、こちらの記録はまだ続いています。
今節は終了間際の残念な失点でしたが、今後も堅守を期待しましょう!COYG!
全試合決勝戦。
そんな試合で完勝。しかもおれたちの10と7のゴールで。すばらしい。
マルティネリとスーパートムをどう使うかがポイントですかね。
次の決勝戦が待ち遠しいです。
お疲れ様です!クリーンシート逃したのは悔しい!笑
これだけ相手を押し込めればジャカとかセドリックとか守備に不安がある選手も良い面が目立ちますね。セドリックもクロスはトミより上手いと思うのでオフェンス面でもっと違いを出してもらいたいです。
スミスロウとマルティネッリの競争はプレーのキャラクターがけっこう違うので、こちらも上手く使い分けしてもらいたいところ。CFのサブでエンケティアを使い続けているのはまだ契約延長諦めてないってことなんですかね、、?もうちょっと他のオプションが見たいところですが。
金曜のウルブズ戦に勝てば、しばらく他チームの成り行きを悠々と見てられると思うので、しっかりきっちり勝ち点置いてってもらいましょう!COYG!
そういやトッテナム戦のシティのトップはBシウバで、ESRをトップにしたような感じだった。もしラカを外すならああいうやり方だと思う。ものすごく高精度のクロスを巻いて足元に落として、スピードで振り切って走り込んだ選手が足で叩き込むという。テクニックとかボールの質はウチでもやれるかも。
しかしシティのやり方はCFが相手CBを背負わないぶん、しきりと選手がスイッチする事で前を向いてると思う。たぶんあっちのほうが(絶対ミスできないという意味で)難しい。今は「ラカがボールを収めてくれる→2列目が前を向ける」「もし奪われてもラカはマークを外さない→2列目はライン間に動くのを躊躇しない」がワンセットで前提になってるけど、ラカがいなければそれがない。やるとしても来季以降じゃないかなあ。
あとぺぺが良かったと思う。一か八かのトリックだけじゃなく身体でボールを守ってた。ああいうプレーは今まで少なかったと思う。それこそ来季以降は前線の構想がどうなるか分からないんだし、続けて良いところを見せてほしい。
パスマップの美しさがどれだけ理想的にアーセナルがポゼッションできたかを表してるような気がしてニヤニヤしてしまいます
でも少し得点できず苦しい中でのESRとサカのスキルフルな得点!ニヤニヤですね!
守備もパーティ+CBコンビがめちゃくちゃ狩ってくれてましたし、ホント守備の安定ありきでロースコアゲームがモノにできるこの安定感。
いつぶりでしょうか?こんなチーム(笑)
最後の失点はモロモロなんか重なってなんでまあ仕方ないかと。
僕もぺぺの(相変わらず少しずつだけど)進歩を感じまして、ホント2列目は宝石箱状態
ただラカゼットの替えはホント難しいなあーと。今回も2列目活かすいいプレーでしたし。
これができて更に得点できる選手って果たしてどの選手なんだろうか。。と改めて思いました。
シティの○○ムーブもあり、チェルシーの足踏みもあり、ユナイテッドの踏ん張りもありで、いまだヨーロッパ枠争いが厳しいですが、ここ!今季ぜひとも! 期待してます!