やあどうも、いつも二番煎じのブロガーだよ。今回は何番煎じだろう? お茶のみたい。
さて、昨日はまた悪いニュースが。
Emile Smith Rowe undergoes surgery
かねてより鼠径部の問題に苦しんでいたESRことエミール・スミス・ロウが、ついに手術を決断。すでに施術を終えて、リハビリに入っているという。
アーセナルは、いくつかのエリアでスクワッドデプスに不安を抱えているときで、このことでさらにLWのデプスも危なくなることに。
ESRが鼠径部の手術を受ける
アーセナルのオフィシャルサイトの声明。
この数ヶ月、ESRはしばらく鼠径部に違和感を感じてきたおかげで、トレイニングも試合出場も制限されてきた。
9月4日のOTにおけるマンU戦での失敗から(※訳注:残り15分でプレイ、試合後のウォームダウンでケガをしたとされる)、そして専門家とクラブのメディカルチームとの話し合いが行われたあと、エミールは鼠径部の損傷した腱(tendon)を修復する手術を受けた。
この数日内にロンドンで行われた手術は成功し、エミールのリハビリテイションプログラムはすでに始まっている。クラブは、エミールが12月中にフルトレイニングに復帰できることを期待している。
エミールができるだけ早くピッチに戻れるよう、クラブの全員が彼をサポートし取り組んでいく所存である。
以上
ESRは、マンUの前からもずっとこの問題に苦しんでいて、ここまで手術に踏み切れなかったのは、やっぱりできるだけ手術はしたくなかったということなんでしょうな。いろんな意味で。
以前に、彼の問題はケガというよりは「成長痛」という説があったように、おそらくある程度の時間をかければ自然と解決すると思われていたのかもしれない。彼の復帰にタイムフレイムはないとも云われていた。
でも、結局は手術という最後の手段に頼らざるを得なかったのは、思ったより回復しなかったのと、あとはスクワッド計画のためにも、タイムフレイムを設定して、彼の復帰時期の目処をつけたかったということなんだろう。それは自然治癒よりも、手術のほうがはっきりするはず。彼のいるいないは、1月の補強プランにだって影響を与えかねないのだから、それが必要だと判断された理由は理解できる。
ただ、本人にはもちろん残念だった。彼自身に今年のワールドカップへの期待がどれほどあったかわからないが、今シーズンここまでのアーセナルのフォームからして、彼がフルにフィットしていてチームの勝利に貢献していれば、サカとともにイングランドチームに選出される可能性だって(かなりすくないとはいえ)ゼロではなかっただろう。
それがこの手術で、完全になくなった。彼の復帰はワールドカップ後になると思われている。
いっぽうであえてポジティヴな面に目を向ければ、シーズン前半を棒に振ることで、シーズン後半はチームでフィットネス的にもっともフレッシュな選手になっているかもしれない。
どんどん疲労がたまっていくなかで、ESRがチームの救世主に。期待してやまない。
ESR不在のチームマネジメント
これは今朝r/Gunnersで見かけた、現状の(ESRの不在の)アーセナルのスクワッドデプス。トミヤスがLCBのバックアップに入っていたり、ややツッコミどころはあるっちゃあるが。
左8のジャカ以外は、いちおう全員バックアップがいる。左8だって、ヴィエラやサンビがカヴァできる。
この2シーズンのアーセナルの補強戦略はあきらかにヴァーサティリティ重視だが、こうなると、複数ポジションでプレイできる選手が多いというのはかなり助かる。
リース・ネルソン?
このグラフィックにもあるように、問題のLWのカヴァについては、注目はリース・ネルソンか。
いちおう彼は一度ケガをしたあとすでに復帰しているはずで、最近のトレイニング風景の写真にもちゃんと映っていた。
だが、アーセナルのネルソンの扱いがいまいちわからない。残り契約も一年を切っているが、とくに契約を更新しようとしている動きはないようだ。去年は、一年契約を延長してからローンに送った。
それと本人の意向も。AMNのように、プレイタイムを求めて退団を公に訴えるみたいなことはしたことはないと思う。
もちろん、現時点ではアルテタにもチームにとり重要な選手だとは思われていないのは事実だろう。彼のペッキングオーダーはもうマルキーニョスのうしろかもしれない。
想像するに、ネルソンがアーセナルでのプレイを望むなら、アルテタはそのチャレンジを受け入れるみたいな状況だろうか? ぺぺのように、チームの未来に関与しない選手とまでは思われていない。とか。
だとすると、今回のESRの離脱はネルソンには間違いなくチャンスになるはず。PLでは難しくとも、レギュラーを温存したいカップ戦でプレイするチャンスはありそう。
1月にウィンガーを補強して、マルキーニョスはローンに出すのがクラブの意向だという噂もあり、もしネルソンがアルテタのチームでチャンスをつかみたいのなら、マルキーニョスがELチューリッヒでやった以上のインパクトを見せる必要があるかもしれない。なかなかタフなタスクだ。
数年前のアカデミー時代は、エンケティアとネルソンがかなり将来を嘱望されていたわけだが、いまはこんなに差がついてしまった。
ただ、エンケティアだって一時はアーセナルでのキャリアはかなり危なかったのも事実。ネルソンがここから急速に評価を変える未来だって絶対ないわけじゃない。
ESRの離脱はとても残念だったが、それをチャンスに転換する選手がいてほしい。
おわり
今日もお茶が美味しい。
いつもお疲れ様です!