タケヒロ・トミヤスのコメント「ポジションを奪い返すには自分がもっとよくならないと」
今シーズンはRBポジションのレギュラーはベンジャミン・ホワイトに譲っているものの、ライトバック、レフトバックでプレイしたEL Bodo/Glimtのパフォーマンスでも大きな称賛を浴びていたトミー。Bodo/Glimtの試合後にインタヴューに答えていた。『Evening Standard』より。
トミヤス:ぼくにとっては、どのコンペティションでプレイしようが問題じゃない。ELでもカップ戦だって、ぼくはピッチでチームを助けたい。でも、もし自分のポジションに戻りたいのなら、もっともっとよくならねばならない。今日は、ぼくのトップトップパフォーマンスではなかったから、それには満足していない。
アーセナルのようなビッグクラブでプレイしていれば、いつだってほかの選手との競争がある。競争がぼくをもっとよくしてくれる。フェアにいえば、彼(BW)はとてもよくやっている。すばらしいよ。トレイニングセッションでも、彼からはとても多くを学ぶ必要がある。
(Bodo/Glimt戦)3ポインツとクリンシートはとてもよかった。ぼくにとっては、楽な試合ではなかった。エディとロブのゴールのあと、試合はちょっとおかしくなった。90分試合をコントロールできなかった。だから、ぼくにはあれは十分じゃない。自分のパフォーマンスに不満がある。
(リヴァプール戦)リヴァプールはいまもリヴァプール。もちろん楽な試合にはならない。云ったように、全員がチームを助ける必要がある。ぼくらは、昨シーズンよりもよくなってはいるし、相手を倒す自信もあるけど。恐れはないよ。ぼくらは6万人の応援を受けるホームでプレイするのだから。トライして、3ポインツを取るんだ。
ドレッシングルームの雰囲気はとてもいいね。自信もあるし、リーグではトップにいる。彼らを倒す準備はできている。ぼくらはワールドカップまで、10月にたくさんの試合がある。だから、チームを助けるためにどの選手もプレイする準備をしていなければならない。
マット・ターナーのコメント「ポジションの保証はない」
これもBodo/Glimtの試合後。今回の試合ではプレイしないだろうが、あの試合の彼はちょっと気になったので。『football.london』より。
ターナー:ポジションの保証はない。無保証だ。
ぼくは自分の試合をひとつづつやっていくつもりだ。ピッチに出たときはいつでも、つねにぼくが好きなことをやるつもり。できれば、それでもっとコンスタントにプレイできる時間が得られれば。
彼(ラムズデイル)もぼくが後ろから迫っているのをわかってると思う。でも、ぼくらはお互いにリスペクトがある。このクリンシートもいいプレイも、彼もすごく喜んでくれた。こっちだって同じさ。
彼がビッグプレイをやれば、いつだってぼくもうれしい。ぼくらは、チームファーストなんだ。それがグレイトな労働環境をつくる。毎日のトレイニングでそれができることを期待している。
ターナーは、Bodo/Glimtでいいショットストップもあって、クリンシートに貢献したのはたしかなのだが、肝心のボールを持ったときのプレイについては、試合後はファンからあまりいい評価をされていなかった。その部分の足りなさについては、彼自身もかなり気づいているのだろう。ポジションの保証がないというコメントは、つまり危機感の現れに違いなく。
結局、アーセナルがラムズデイルを大金をかけて獲得したのは、正確なロングボールなどボールディストリビューション(配球)のためであり、そこに難があるGKが今後アーセナルで末永く幸せにやっていけるかといえば、ちょっとあやしい。ターナー本人も、ボール扱いについては、2-3年前から比べたらだいぶ成長していると自賛しているようだが。
本来ターナーの立場としては、セカンドGKがどうこうではなく、ファーストGKの立場を競えるような存在にならなければならないはず。そう考えると、現状ではわりと厳しいように思える。
もしいま、ラムズデイルになにかあればPLでもターナーがプレイすることになり、現時点ではそれはけっこう怖い。クラブは、すでにセカンドGK探しを始めていたりして。
わし、ラムズデールをあんまり信用できないんですよね。昨シーズンより微妙だし。
ほんとにトップトップ目指すなら、彼じゃダメだ。ビッグマッチでは点取られる未来しかない、ベンゼーマにちんちんにされそう、とかね。