昨日、アーセナルがセリエAのSpezia Calcioから、ヤコブ・キヴィオール(Jakub Kiwior)の獲得を発表していた。
Jakub Kiwior joins on long-term contract
アーセナルの2023冬ウィンドウで、レアンドロ・トロサールにつづくふたりめのサインは、待望のLCBとなった。
アーセナルFCがヤコブ・キヴィオールの獲得を発表
アーセナルのオフィシャルサイトより。
ヤコブ・キヴィオールが、Spezia Calcioから長期契約でアーセナルに加わった
この22才のポーランド代表DFは、イタリアのチームで43試合でプレイし、最近のWCカタールでも代表チームの一員だった。
ヤコブは、ユースキャリアをポリッシュクラブGKS Tychy、ベルジャンのAnderlechtで過ごし、18才のときに、スロヴァキアのFK Zeleziarneへ移籍。そこで1シーズンを過ごしたあとは、スロヴァキアンクラブのMSK Zilinaへ移籍し2シーズンで46試合でプレイした。
2021年8月にSpeziaへ移籍してからは、左サイドのセントラルDFとして力強いパフォーマンスを披露、スターティングラインアップでレギュラーになった。このイタリア時代に、ヤコブはフル代表デビューを果たし、これまでにポーランド代表として9試合プレイしている。
ヤコブはナンバー15シャツを着ける。そしてただちに、新しいチームメイツとトレイニングに加わる。
アーセナルの全員がヤコブを歓迎している。
アンデルレクトに関しては、一時、サンビ・ロコンガとチームメイツだった時期があるらしい。16才~当時。トロサールといい、新選手になにかと縁があるサンビ。
えらいひとたちのコメンツ。
エドゥ:われわれは、ヤコブ・キヴィオールとの契約を完了できてとてもうれしく思う。彼はもうしばらくモニタしていた若いタレントだ。これから、われわれ全員が彼とともにワークできること楽しみにしている。またわれわれとともに成長をつづけていく姿を観ることに。ヤコブをアーセナルに歓迎する。
アルテタ:ヤコブがチームに加わってくれてグレイト。彼は若くヴァーサタイルなDFであり、セリエAのSpeziaでも大きな可能性とクオリティを観せてきた。ポーランドでの代表レヴェルにおいても。
ヤコブは、チームのDFユニットに強さとクオリティをもたらしてくれるだろう。ヤコブと彼の家族をアーセナルに歓迎する。いっしょにワークできることが楽しみだ。
No.15はAMNのナンバーで、いちおうローン中の彼ながら、チームへの復帰はほとんど考えられていないのだろう。
ユースエキスパートのジョージ・バードによれば、アカデミー出身選手がローン中にスクワッドナンバーを失うのは異例らしい。
アーセナル移籍の喜びを語るキヴィオール「こんなビッグクラブに来られて感激」
初の本人コメント。オフィシャルサイトのインタヴューより。苦手でも英語が聞きたかったのだが。トランスクリプトのある部分のみ。
キヴィオール:アーセナルのシャツに自分の名前があるのを観たときは、笑ってしまった! こんなビッグクラブでシャツに自分の名前があるのは観るのは、とてもうれしいね。ぼくには、このようなビッグクラブでプレイできることは、とんでもなくハッピーだ。
ぼくはPLでプレイするのはずっと夢だったんだ。それは簡単じゃないとわかっていたし、もしチャンスがあれば、それを絶対に掴まないとと思っていた。それはぼくの最高の夢のひとつだったから。ここはベストリーグだ。感激してる。
アーセナルがぼくに興味を持ってくれたのがすごい。ここにこられた。アーセナルはトップリーグのなかの巨大なクラブだとも知っている。ほかのことは、ほとんど考えもしなかった。ぼくはもうただすごくうれしくて、ほんとにここに来たかった。
(自分はどんな選手だと?)自分でそれを云うのは難しいけど、速いディフェンダーだとは思う。ぼくはボールをパスするのが好きだ。ボールを動かすチームが好きだし、そんなふうにチャンスをつくろうとするチームも。だから、そういうチームに来ることができてすごくうれしいんだ。
(ワールドカップではふたりの元ガナー、ヴォイチェフ・チェズニーとクリスチャン・ビエリクとチームメイツだった)ふたりがここでプレイしていたのはおぼえてる。まだヴォイチェフとは話せていないけど、代表で会ったときにはこの話をかならずするよ。
クリスチャンからは、すぐにおめでとうのメッセージが来た。ナイスだね。なにか問題があったら何でも云ってくれとも云ってくれた。すぐそんなポジティヴな反応がもらえたのは、ほんとにうれしかった。
(マンU戦をスタンドで観戦)昨日初めてステディアムに行くチャンスがあった。ファンみたいにスタンドから応援したよ。あれも素晴らしい経験だった。アーセナルが結果を得られたこともよかった。ぼくもすぐにピッチでそれを味わいたい。
彼のことが話題になり、最初に写真でちゃんと彼の顔を観たときは「え、22才!?」と不覚にも思ってしまったけど、話している姿を観るとちゃんと22才らしかった。やや緊張しているのか、そういう初々しさも社会人1年という感じでよい。
From 🦅 to Gunner! @j_kiwior go and shine in the @premierleague 🏆 @Arsenal 🤍 pic.twitter.com/hckcwWZCag
— Spezia Calcio (@acspezia) January 23, 2023
マガリャンイスが鉄人すぎるせいであまり表面化してなかったですけど、絶対に必要な補強ポイントだったと思います。
世界的にも貴重な若い左利きのCBを取れたのは本当に大きいですねー!