なんというフラストレイション。ホームで0-0ドロウ。
アーセナルもなかなかいいプレイをしていたと思うが、結局最後までニューカッスルの組織的な守備を破れず。
ただ、ニューカッスルが強いし、アーセナルも強いしで、全体として非常にクオリティの高いPLの試合だったなと。かたくなに守る相手に、アーセナルがゴールできなかった不満だけが残るみたいな試合ではなかった。
試合を振り返ろう。
Dogged Newcastle hold on to earn point at Arsenal
アルテタの試合後コメント「スキャンダラスなふたつのペナルティがあった」
試合直後のアルテタのインタヴュー。AFCオフィシャルサイトのトランスクリプトより。
アルテタ:いま自分たちがしているプレイ、われわれはそれに集中しないと。試合結果は、そのあらわれだ。もしわれわれが今日やったようにプレイをするなら、たくさんの試合に勝てるはずで、だからこそそれをやらねばならない。
わたしは選手たちのことはかなり誇らしく思っている。彼らのプレイ、試合の支配、試合はじめのアプローチ。われわれは、まったくやられていなかったと思う。
われわれはたくさんの状況をつくっていたので、もう少しいいフィニッシュをすべきだった。チームはスパークを欠き、最後の部分、アクションをフィニッシュするためのボックス内への最後の配球も欠いていた。そして、もちろんふたつのスキャンダラスなペナルティの件もあった。
(つぎのFAカップ)それは、われわれのクラブの歴史ととても関わりの深いコンペティション。すぐにいくつかのグレイトな思い出が想起される。その試合にも準備をしていく。
試合後のプレスコンファレンス。AFCオフィシャルサイトより。
(試合終了直後のあなたに悔しさが観えた……)
アルテタ:わたしは非常に誇らしい。チームのプレイと試合の支配、アプローチに。ファイナルサードでのスパークを欠いたものの、ボックスの周辺ではたくさんのチャンスもつくった。ふたつのスキャンダラスなペナルティもあったね。
(ふたつめのペナルティのほうがとくに……)
両方だ。どちらかではない。あれはペナルティか、非ペナルティかであり、どちらもペナルティだ。
(サブをひとつしか使わなかった……)
聞いてほしい。われわれは相手を上回っていて、ゴールを追っていた。われわれはいい時間を過ごしていたし、それを変更したくなかった。
(フルタイムでレフェリーとは話した?……)
いいえ。
(この試合は2年前のアーセナルなら敗けていた?……)
わからない。われわれは勝ちたかったし、いまでも心の底から勝ちたい。十分にプレイして、違う結果をもたらせたかもしれないが、そうならなかった。勝てないのなら、ドロウになる。
(2ポインツ失った気分……)
そうじゃない。気分の問題じゃない。わたしはわれわれのチームが上回っていたと思う。とても勝利を追いかけていた。どうしてもそれがほしかった。われわれが3ポインツのために全力を尽くしていたところは観ただろう。われわれに欠けていたのは、ファイナルサードと決断力。
(ニューカッスルのスタッフとの口論……)
試合ではよくあること。
(レフェリーの試合のコントロールについて……)
彼がホイッスルを持つのだから、彼がコントロールする。わたしはレフェリーについて語るためにここにいるのではない。
(片方のチームだけが試合に勝とうとしていた?……)
わからない。わたしが語るのは自分のチームだけ。わたしのチームは100%勝ちたがっていた。
(タッチラインでの緊張感と、スタンドがチームを助けたこと……)
それがフットボールの試合。競争であり、われわれのプレイがあり、相手のプレイがある。われわれはテーブルでも近い位置にいて、それがこういうものだ。それがこのリーグの美しさ。
(チームは十分落ち着いていた?……)
わたしはチームはとても落ち着いていたと思う。
(1月の移籍ウィンドウについて……)
わからない。それはエドゥとボードに訊くべき質問。われわれはどのウィンドウでもスクワッドを強化しようとしている。今回も変わりはない。全力をつくす。なぜなら、われわれのスクワッドの人数からすれば、ひとつのウィンドウも無駄にはできないから。だからトライする。
(ニューカッスルはタイトル候補?……)
わからない。まだたくさんの試合があるし、いずれわかるだろう。
(今シーズン、ゴールできなかったのは初めて……)
われわれは勝ちたかった。ポインツを得ようとトライしてできなかった。だが、わたしはとてもいいチーム相手のパフォーマンスを誇るべきだと思う。
(今シーズンここまでで誇らしく思うものは?……)
プレイ、パーソナリティ、まとまり、決意、自分たちがどのようにプレイしたいかはっきりしていること、そして彼らがずっとグレイトなこと。しかし、わたしがとくに誇らしく思うのは、どんな相手であっても、自分たちのプレイについてだ。
以上
試合終盤、ミケルは珍しく怒っていたな。いや珍しくもないか。
アルテタがどちらもペナルティだと主張しているハンドボールの件については、あとで。
グラニト・ジャカの試合後コメント「このポイントがシーズンの決め手になるかもしれない」
AFCオフィシャルサイトより。
(フラストレイティングな夜……)
ジャカ:そのとおり。もちろん試合に勝てなければいつだって失望するが、ぼくらの今日のパフォーマンスについては誇れる。チャンスもつくっていたのに、いくつかの小さなディーテイルでミスをしてしまった。
しかし、これも試合の一部。もし誰かが1月にはアーセナルがこのポジションにいるなんて云ったら、ぼくらはすぐにでもサインする。
ぼくらはこれを続けないと。小さなディーテイルに取り組んで、つぎの試合に集中する。
(ディシプリンを維持することの重要性……)
まったく。このような試合ではときに危険になることがある。なぜならゴールを取ろうとするし、試合をオープンにしようとして、背後を気にしなくなってしまう。だが、ぼくらはよくやったと思う。
今日のニューカッスルにまともなチャンスがあったかどうかわからないが、彼らはいいチームだ。称賛する。彼らはここで何かを得ようとしていて、1ポイントを得た。
ここからはぼくらも前を向いていく。結局は、ぼくらも誇りが持てる。ポイントではなく、試合に。だから、これを継続していく。
(まだいいポジションにいる……)
もちろん。つまり、今シーズンはみんながすべての試合に勝つことを期待するが、これもフットボール。幸運に見放されるような、小さなことが欠ける、こういう試合もある。ぼくらはポイントをもらう。たったの1ポイント。でもこのポイントはシーズン終了時には、大きなものになっているかもしれない。
(今シーズンのFAカップで勝つ重要性……)
そのとおり。昨シーズンは、初戦で敗けてしまい、FAカップが自分たちにとっていかに重要か思い知った。クラブにとって、ファンにとって。
来週月曜はつぎのステップへ進みたい。
ドロウが一番悔しいのは選手だろうに。1ポイントをポジティヴに受け取ると。さすがリーダー。
エディ・ハウの試合後コメント「(アーセナルのペナルティアピール)こちらには茶番だった」
ふだんはアーセナルが勝ったときしか相手ボスのコメントは観ないのだけど、今回はちょっと気になったので。『Sky Sports』より。
ハウ:(アーセナルのペナルティアピールについて)もちろん、試合のなかであのステイジなら「頼むからノーで」と願うものだ。選手たちも全力でやっていた。あれはわれわれからすれば、茶番だったね。
わたしはあれがペナルティだとは思わなかった。ただそれっぽかったというだけで。だが、わからないよ。わたしにもミケルにも。でもいいんだ。
わたしは、とてもとてもいい守備だったと思う。グループからのとてもいいメンタリティ。今日は本物のチームワークというものが観られたと思う。アーセナルはとてもとてもいいし、彼らはいろいろな問題をもたらす。とても広げさせられるし、だからわれわれは守備ではロックソリッドでいなければならないことはわかっていた。
相手はトップチームであり、われわれは、プレッシャーが増したセカンドハーフにもとてもよくやれていた。ニック(ポープ)がひとつセイヴをやった以外は、ただプレッシャーがあっただけ。
わたしがすこしがっかりしているのは、われわれがもっとやれなかったことや、脅威がなかったこと。
冷静。
ジンチェンコは足元はいいけれど、ビルドアップの時の立ち位置が微妙な気が。ブライトン戦は向こうがボールを持っていたから、そのような問題が起こりにくかったけど、今回はガブリエルがボールを持って、どうしよう?、みたいな時間があって、それはマルティネッリ、ジャカ、ジンチェンコの立ち位置が原因だと思います。そこは、シーズン序盤から放置されている問題。
スクワッドデプスを常に意識されていますが収入の関係上レアル・マドリーやマンチェスターの2チーム、バイエルンと同じレベルは不可能だと思うのです。CL収入をあてにしない部分で構築すると現状は結構頑張っているのではないかという所感です。若手のブレイクでサラリーが安い選手が何人かいますから。もっとも、使われていない選手の整理でもっと浮くかもしれないですけど、その点はここ数年改善の兆しですね。
ここは同意見ですね。
マルティネッリが下がって受けられるといいかもしれないけど、下がらないし、むしろ前に置いておきたいタイプ。
ジンチェンコはもう少し外にいないといけないタイミングがあると思います。
アルテタ的には、ネガトラ時のセンターを固めたい意図があるのかもしれませんが。
セドリックはアーセナルユースでコーチング研修を受けていたのを12月の頭で知ったのですが移籍してしまうのか
どうなるのだろうか