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【Welcome to】アーセナルFCがジョルジーニョの獲得を発表【The Arsenal】

ジョルジーニョの移籍金、契約内容

彼のような選手をプランBとして、アーセナルが土壇場で獲得するあたり、大きな注目を集めていた移籍金と契約内容。

結論から云って、いまのアーセナルにとり、かなり妥当性のある契約だったのではなかろうか。

まず、チェルシーに支払う移籍金は、£10m+2mのアドオンで総額£12mと伝えているメディアが多い。

昨日ファブリツィオ・ロマーノが言及していた金額(15-20m)からすると、やや控えめだった。残り半年で契約が切れる31才の選手に対する移籍金として高額なことは間違いないだろうが、ここで一般論を述べてもしかたがない。

それと重要なのが契約期間で、昨日のエントリにも書いたように、この案件は、アーセナルの直近の補強ポリシーからは外れる例外的な契約であり、今後もユースプロジェクトを進めていくためにもできるだけ短いほうがありがたかった。

そして、これが「1.5年(18ヶ月)」に1年の延長オプションがつく契約という。なんと。「足元を観られて絶対に3年契約を要求されるはず!けしからん!」とか書いていたブロガーを笑ってほしい。

夏までの超短期のニーズを満たせればよかったアーセナルにしてみれば、ほとんど希望どおりだろう。

なぜ、このような都合のいい契約が実現したかを考えるに、彼はやっぱり祖国イタリアでキャリアを終えたい希望があるんじゃないか。だから、プレイできるあいだにアーセナルとの契約を終えたい。

いやあ、これは予想外にいいところに着地した。

ところで、今回彼のサラリーについては、なぜかあまり注目されていないようで、ぼくの観測範囲では具体的な金額はまだ見かけていない。

チェルシーで受け取っていたサラリーは£110kpwという。当然それよりは多いと思われる。

アーセナルファンはジョルジーニョに満足? それとも……

結果的にこういう契約内容だったので、多くのアーセナルファンは安堵したように観える。

結局CMのNo.1ターゲットだったモイセス・カイセドを逃し、またしてもプランBへ行くことになり、ファンとしては最高にワクワクする補強ではなかったとしても、肯定的に受け止めたひとのほうが多かったんじゃないか。CMを誰も連れてこられないという最悪の事態は免れた。

個人的にちょっと驚いたのは、この契約に激しく反発するひとも少なからずいたこと。

なんと、#EduOut がUKでtwitterのトレンド入りしたという。

相手がチェルシーだし、近年のチェルシーとの取引を考えれば、チェフ、ルイス、ウィリアンと、ヴェテランといえば聞こえはいいが高齢選手ばかりで、今回もその系譜には観える。だから、この取引を気に入らない理由は理解できなくもない。が、ここでエドゥを無能呼ばわりするのは、さすがに度し難いように思える。

こういうのはノイジーマイノリティだと思いたいが。

あるひとが、こんなことを云っていた。彼はパーティのバックアップじゃなくて、エルネニーのバックアップなんだと。何がそんなに気に入らないのかと。そのとおり。彼はメインマンとしてアーセナルに来るわけじゃない。

しかも、契約期間も短くクラブにとって重荷にすらならない。この半年の超短期間に彼の仕事をしてくれれば、それで問題なし。もし、期待以上の活躍ならもう少し長くいてもらうこともできる契約だ。

なにより、アルテタが彼をずっと高く評価していること。それを信じる材料にできないのだろうか。少なくとも、彼がやりたいフットボールには合うと、マネジャー本人が考えているのは間違いないのだから。

ということで、ファンのなかに賛否両論は残るようだが、ぼくは否定的すぎる見方にはあまり賛同できない。多くのファンがそう思っていると信じたい。

まあ、ジョルジーニョ本人が活躍してくれさえすれば、否定的な意見なんて消えてしまうものだろう。ジャカと同じだ。

 

ジャカといえば、アーセナルのファンには、彼はずっとジャカの比較対象として観られてきたところがあると思う。同じカテゴリの選手として。

彼がナポリからチェルシーに移籍したのが2018夏。なんだかんで、なんとなく彼のことを横目で意識しながら、もう5年近くもたってしまっていた。この間、アーセナルでたいそう苦しんでいたジャカと違い、彼はチェルシーでCLを取ったり、いい時期を過ごしてきただろう。

そして、運命のいたずらと云おうか、ついに彼はこうしてアーセナルの選手になった。ジャカといっしょにプレイする機会も当然あるはず。感慨深い。

チェルシーのファンすら認めるように、彼には長所だけでなく欠点もあるということで、現時点でアーセナルをタイトルに導いてくれる選手だと、全面的に信頼するといえばちょっとウソくさいけれど、ミケルが信じているのだから、それを信用しよう。

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6 Comments on “【Welcome to】アーセナルFCがジョルジーニョの獲得を発表【The Arsenal】

  1. エルネニーが当分使えないということでそのリプレイスと考えると良い補強ですね。
    代わりに来夏で大量に資金投入する必要があるしその為にも今季2位以上の良い成績を絶対に得る必要があり、
    その上でもベターな選択のようです。
    この冬の動きの結果を一言でいうと少数精鋭でしょうか。
    スカッドの人数はあまり増えていませんが質がかなり上がりました。
    特に今季もうスタメンを張れない選手は概ねローンに出せましたね。

  2. おなじテツはふまないとゆうか、昨年と比べたら天と地ほどの差がありますよね。
    チームもフロントもグレードアップしてますね。
    ジョルジーニョはあたし的に印象がよくないんですよ、ハンドしたのに黙ってたので。
    でも彼のキャリアもスキルも間違いなくプラスになりますよ。よく見たらいいヤツそうな顔してるし。
    いいteamができましたね。
    さぁ後半も応援しましょーCOYG

  3. カイセドは心残りではあるけれど、そもそも交渉の余地がなく、安価なオプションを探す必要があったのなら、ジョルジーニョはとてもいいと思います。ロコンガが死ぬ気で努力すればなれるかもしれない最高到達点。たしかにチェルシーのカオスな状態のなかでフォームを崩していて、それをアーセナルでも引っ張ってしまう可能性はあるっちゃある(直近のチェルシー2試合は良くはないけど、目立って悪くもないという感じだった)。でも、今までを見ていると、出来がチームの状態、監督にかなり左右される選手なので、ひょっとしたらアルテタのもとでさらに良くなることもあるかもしれない。うまくいけばパーティーも安泰じゃない。というかチェルシーはジョルジーニョを出して大丈夫なんですかね。明らかにエンツォを過大評価していると思うけど。心配するようなことではないですが。

  4. ジョルジーニョはアルテタの後継者なのかも。
    5年くらいで引退して、10年後くらいに監督。

  5. 自分もジョルジーニョの獲得は賛成ですね。
    守備の強度と足の速さに問題はありますが、アンカーでのボールプレイの精度、プレス耐性、キック精度はまだ衰えていないと思います。ただ、エルネニーが怪我をしてしまったので中盤で守備の強度を上げられる人がいないのが懸念材料ですね。シーズン後半は今以上に逃げ切りが必要な場面が出てくると思うので、そういった時にコマ不足に陥らないか不安です。

  6. どうでしょう、カウンターが強いチームだと彼のスピード不足が心配、という感じになるんでしょうか。個人的にはジャカがダブルピヴォットしていたとき、ヴァーティカルなパスが出せず後ろに戻すばっかりだったり、あとはあのやらかし、が一番気になっていた(まあ、遅いから追いつこうとしてカード貰うプレーになっちゃうんですが)ので、ヴァーティカルパスが上手く、キープ力があって、何より中盤に落ち着きを与える、という重要な役割があるので、いまは最終ラインでスピードがある選手が多いのでそこがカバーできれば、はまればエルネニーよりもいい中盤のピースになりそう。エバートン戦でデビュー、これありますね。COYG

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