<追記>「ジョルジーニョがアーセナルにもたらすもの」Q&A
『The Athletic』が、Q&A形式でジョルジーニョのアーセナル移籍を解説していた。それをざっくりと紹介しよう。概要だけ。
Q:ジョルジーニョは、アーセナルのMF不足を解決する?
A:部分的には。だから、彼の契約は短い。
エルネニーを重症で失ったアーセナルにとり、ここで、シーズン後半に向けてMFのバックアップを取ることは死活問題だった。サンビ・ロコンガもパーティの代役で納得させられず(※パレスに半年ローンが決まった)。
今後パーティがまた長期離脱する可能性だってある。アルテタもMF補強の必要性を述べていたとおり。
Q:ジョルジーニョがアーセナルにもたらすものは?
A:(試合の)コントロール。彼は自分で勝負に出るような選手ではなく、チェルシーで観せていたように、つねにボールを持ち、プレイを刻みつづける司令的スタイル。
ターンオーバー(ポゼッション負)も優秀。昨シーズンのスタートからこれまでターンオーバーは12.8%しかない。つまり彼からボールを奪うのは、至難の業。
あとはウィニングメンタリティ、PLの経験など。ボールを持ったときの冷静さとコントロールは、アルテタがかなり評価する部分。
Q:モイセス・カイセドのプランBとは思えない……
A:彼はカイセドとは違うプロファイルの選手。アーセナルのMF問題をすべて解決はしない。
彼は31才と高齢で、どちらかといえばミドフィールドの配球者。配球者でありつつ効果的に崩すカイセドとは異なる。
モイセス・カイセドは、将来的にアーセナルのMFを進化させる存在であるのに対し、ジョルジーニョは今シーズンという短期の目標をかなえるのを助ける存在。
ジョルジーニョの契約がパーマネントだったとしても、アーセナルは夏にはデクラン・ライスのような中長期のターゲットへ向かう。
現在アーセナルがPLを支配していることも、ジョルジーニョには助かる。彼はPLよりもELでスタートすることになるだろうが、パス&ポゼッションする試合のほうが彼に合う。
Q:ミケル・アルテタはずっと彼を好んでいた?
A:イエス。アーセナルは2020夏ウィンドウでも、彼に興味を示していた。アルテタは彼のファン。
そのあとアルテタはヘッドコーチからマネジャーに昇格して、アーセナルの補強戦略も2021冬からユースに集中するようになってしまった(ジョルジーニョには向かわなくなった)。
もっとも、若いコアがありながら、今月はトロサールのような経験者と契約している。アーセナルはジョルジーニョにも、彼と似たような効果を期待している。
Q:アーセナルのペナルティは誰が蹴る?
A:まず、彼とサカが同時にプレイするかどうか。ジョルジーニョはファーストチョイスではないから。アーセナルのペナルティ担当はサカがつづけそう。
ジョルジーニョのペナルティ成功率は19/22(86.36%)だが、サカより優先されるとは思えない。
Q:チェルシーファンに彼はどう思われている?
A:彼はつねにリスペクトされてきたし、それに値する。サリの下でチームの中心になってから、ドレッシングルームでもメインキャラクターだった。今シーズンはポッターの下でチームがフォームに苦しむなか、リーダーシップグループの一員でもあった。
ただし、彼はチェルシーのファンベイスでは意見の分かれる存在ではあった。派手というよりは地味だったし、オープンプレイからのアシストやゴールはほとんどなし。ボールがあってもなくても遅すぎると観るものもいた。
後略&以上。
なるほどねえ。
***************<追記>ここまで***************
さあ、これで残りシーズンを戦うチームはできた。
全部の試合で勝とう。
おわり
エルネニーが当分使えないということでそのリプレイスと考えると良い補強ですね。
代わりに来夏で大量に資金投入する必要があるしその為にも今季2位以上の良い成績を絶対に得る必要があり、
その上でもベターな選択のようです。
この冬の動きの結果を一言でいうと少数精鋭でしょうか。
スカッドの人数はあまり増えていませんが質がかなり上がりました。
特に今季もうスタメンを張れない選手は概ねローンに出せましたね。
おなじテツはふまないとゆうか、昨年と比べたら天と地ほどの差がありますよね。
チームもフロントもグレードアップしてますね。
ジョルジーニョはあたし的に印象がよくないんですよ、ハンドしたのに黙ってたので。
でも彼のキャリアもスキルも間違いなくプラスになりますよ。よく見たらいいヤツそうな顔してるし。
いいteamができましたね。
さぁ後半も応援しましょーCOYG
カイセドは心残りではあるけれど、そもそも交渉の余地がなく、安価なオプションを探す必要があったのなら、ジョルジーニョはとてもいいと思います。ロコンガが死ぬ気で努力すればなれるかもしれない最高到達点。たしかにチェルシーのカオスな状態のなかでフォームを崩していて、それをアーセナルでも引っ張ってしまう可能性はあるっちゃある(直近のチェルシー2試合は良くはないけど、目立って悪くもないという感じだった)。でも、今までを見ていると、出来がチームの状態、監督にかなり左右される選手なので、ひょっとしたらアルテタのもとでさらに良くなることもあるかもしれない。うまくいけばパーティーも安泰じゃない。というかチェルシーはジョルジーニョを出して大丈夫なんですかね。明らかにエンツォを過大評価していると思うけど。心配するようなことではないですが。
ジョルジーニョはアルテタの後継者なのかも。
5年くらいで引退して、10年後くらいに監督。
自分もジョルジーニョの獲得は賛成ですね。
守備の強度と足の速さに問題はありますが、アンカーでのボールプレイの精度、プレス耐性、キック精度はまだ衰えていないと思います。ただ、エルネニーが怪我をしてしまったので中盤で守備の強度を上げられる人がいないのが懸念材料ですね。シーズン後半は今以上に逃げ切りが必要な場面が出てくると思うので、そういった時にコマ不足に陥らないか不安です。
どうでしょう、カウンターが強いチームだと彼のスピード不足が心配、という感じになるんでしょうか。個人的にはジャカがダブルピヴォットしていたとき、ヴァーティカルなパスが出せず後ろに戻すばっかりだったり、あとはあのやらかし、が一番気になっていた(まあ、遅いから追いつこうとしてカード貰うプレーになっちゃうんですが)ので、ヴァーティカルパスが上手く、キープ力があって、何より中盤に落ち着きを与える、という重要な役割があるので、いまは最終ラインでスピードがある選手が多いのでそこがカバーできれば、はまればエルネニーよりもいい中盤のピースになりそう。エバートン戦でデビュー、これありますね。COYG