アルテタ「現在のアーセナルは“フェイズ3”」
もういっちょ、話題になっていたアルテタのコメント。今週月曜日に行われた「London Football Awards」で、アルテタ、サカ、オーデガード、ラムズデイルとアーセナルの面々が軒並み受賞していたのはご存知のとおりで、そのときの彼のインタヴューから。『ESPN』より。
(現在のフェイズは?……)
アルテタ:フェイズ3。フェイズ3というのは期間のことで、われわれはちょっとだけスケジュールを先行している。
(すでに済んだフェイズとは?)
それはちょっと秘密。わたしがそう思っているというだけであり(Its just my understanding)、クラブが以前にどうだったかのヴィジョンであり、それはわれわれが把握して発展させるべきもの。
わたしはまず期待することからやりたいし、そのあとで振り返らねばならない。それはクラブと意思決定者たちについてわたしの考えていることだ。それをわれわれは前進させねばならない。もちろん、チームは必要であり、みんながいっしょに同じように、同じ方向で考えていること。それがクラブにあるのはわれわれはラッキーだ。
(FAカップの成功がなければもうこのクラブにはいなかった?)
わからない。振り返れば、ほんとうに多くのことが起きた。どんなレヴェルであれ、未経験でマネジャーキャリアを始めたこと。すぐに成功があり、そのあと2年間のCovid時代があり、クラブには内部にチャレンジがあり。
わたしがいまここに座っていられるのは、それがどうなるかわからなかったときからすれば、おそらくラッキーだ。
わたしはつねに旅には魅了されてきた。毎日最後の日のように過ごし、このような仕事をしなければならないのは、そこに教訓があり、チャレンジがあるからだ。
しかし、そこには素晴らしい機会もある。わたしはボックスの外で考えることが好きだし、それですぐに学べる。アーセナルにとり、最高のマネジャーになろうとしている。チームがもっとよくなるために、いまアーセナルはわたしになにを要求しているか。一ヶ月でも違いがあるのに、2年ではどうなるか。違うものを要求されるかもしれない。だが、とにかく今日のことだ。
ちょっと長いので後略。
これ、非常に興味深いのは例のエドゥが言及したアーセナルの「五カ年計画」と、この記事のなかでアルテタの云う“5-phase plan”がどう関わっているのかということ。手前味噌ながら、去年の11月にこのようなエントリを書いた。
アーセナルの五カ年計画には早すぎるタイトルチャレンジ | ARSENAL CHANGE EVERYTHING
これを書いたときには、今年がプロセスの2年めという前提でいろいろ考えたのだけど、結局いつからこの計画が始まったのかも明確でないし、アルテタの云うphasesの各フェイズの内容もよくわからない。秘密だってんだから。
この件は、もろもろ興味深いので、時間があればまたあらためてなにか書くかもしれない。だいじなことだから。
ちなみに、r/Gunnersでもこの件は盛り上がっていて、各フェイズのみんなの想像がおもしろかった。個人的にウケたのは、フェイズ3は、3人めのガビのこと。つまり、フェイズ4、フェイズ5であとふたりのガビが来る。ガビだらけ。
ファビオ・ヴィエラの試合前コメント「イングランドはフィジカル、ポルトガルはテクニカル」
アルテタの会見に同席したヴィエラのコメント。英語上手。訳なしごめんね。
ここでホールディングを出すか出さないかで来季のディフェンス陣の人員整理の方向性が見えてきそうですね