こんにちは。
アーセナルのMD35は、ニューカッスルのアウェイ。
ニューカッスルはなんだかんだいまもリーグテーブルで3位につけていて、その強さはすでに誰もが認めるところ。アーセナルのPL残り4試合のなかでは、間違いなくもっともタフなフィクスチャだ。
しばらく前までのアーセナル界隈では、ここでポインツを落とす可能性も考慮して、タイトル争いにおけるとらぬ狸の皮算用をやっていたわけだが、いまや状況はだいぶ変わり、勝つしかなくなっている。
シティは結局その後も勝ちつづけていて、昨日の試合結果をうけた現時点で、アーセナルと消化試合数で並び4ポインツ差。アーセナルは最後までタイトルの可能性を残すためにはここで3ポインツは、ほとんどマストな状況である。
しかも、アーセナルはサリバの離脱に加えて、今回はガブリエルまでダウトということで、ディフェンス危機の側面もあり、さらに試練はつづく。
いっぽう、アーセナルとニューカッスルの差は現時点で13ポインツあり(※ニューカッスルがひとつ試合消化が少ない)、すでに2位のポジションが安泰に見えるアーセナルが、果たしてこの試合結果にどこまで死にものぐるいになれるかというメンタリティの課題もあるっちゃある。
今日の試合をプレヴューしてゆこう。
アルテタの試合前コメント「ガブリエルは様子を見る」
金曜に行われたアルテタの試合前プレス会見。AFCオフィシャルサイトより。
(ガブリエルのフィットネスについて……)
アルテタ:明日の彼の様子を観なければならないが、チェルシーとの試合は最後までプレイできなかったことは、われわれには大きな懸念だ。明日の様子を見るよ。
(ウィリアム・サリーバの回復に進展は?……)
大きな進歩はない。彼は毎日いい感じになっているが、まだファーストチームとの活動はできていない。したがって彼もチームには加わらない。
(彼はシーズン終了?……)
今日のところはまだ云えない。なぜなら、われわれも希望はあるし、彼もプッシュしているから。そういうことになれば、それをアナウンスすることになる。そうならないことを願う。
(サリバの背中の問題を解決するには何が必要?……)
治癒段階ということ。痛みの面、それとピッチの外でできることに関しては、わたしは彼はいい状態だと思う。だが、彼が正しいインパクトを出せるようになるためには、あらためて彼のキャパシティをビルドする必要がある。正しい負荷をかけ、トレインできるコンディションをつくり、チームのためにプレイするために。
(ほかにケガの懸念ある選手は?……)
ノー。ノーでお願いしたい!
(チェルシーに勝利の重要性……)
われわれは一週間でグレイトなレスポンスを示した。しかし、もっとも重要だったことは、それをピッチでやること。そしてわれわれはそれをやった。試合の最初から本物の決意と試合に勝つという渇望を観せたし、ビッグパフォーマンスだった。あれは、われわれにもビッグゲイムだった、ロンドンダービーだったし、われわれは試合に勝つ権利を得た。
(つづけて無慈悲にならねばならない……)
相手を殺すために、試合のなかで決定的な瞬間を見つけることだ。試合を終了させるいいやりかたを見つけること。われわれには、そういう試合がいくつかあった。とくに、ドロウになった試合で。
(シーズンが延長されたおかげで、ケガの問題がある?……)
おそらくサリバの件を除いては、あれはほんとうにひどいインパクトだった、何よりもトラウマティックだった。われわれは、それをワールドカップのせいにはしないし、ストレスの量でも、あるいはプレイしなければならない試合の数でもない。わたしはそうだとは云わない。
(選手たちは昨シーズンのニューカッスルとの試合を忘れる必要がある?……)
とても違う試合だ。1年前は違う選手がいて、違う試合があった。だが、われわれは去年やったよりも、もっとマシなプレイをせねばならないことは間違いない。
これは、とてもタフな試合になるのはわかっている。なぜなら、彼らはホームで非常にいいから。
(今シーズンの彼らとのリヴァースフィクスチャは、もっともタフな試合のひとつだった……)
そういう試合はいくつかあった。しかし、あれはわれわれが勝つにふさわしい試合だった。最後にはそうならなかったが、彼らもとてもいいチームだ。とてもよくコーチされていて、とてもいい選手たちがいる。いまクラブには正しい環境があり、だから、彼らは調子がいい。
(サム・アラダイスの復帰についてと、あなたのコーチングにおけるロールモデルについて……)
わたしはたくさんのコーチから学んできた。サムにも学んだ。なぜなら、わたしは選手としても彼のチームとプレイしているから。彼はとてもユニークで、結果を得るためのとても効率的なプレイのやりかたがある。
とくに、外国人のコーチと若いコーチにとり、リーグに来て、いろんな意味でイングリッシュフットボールのエッセンスをもったコーチがいること。わたしは、サムはその大きな部分を担っていると思う。
(1月にニューカッスルとドロウをやったチームと、現在のチームの違いは?……)
われわれは自分たちがやりたいプレイをしようとするし、彼らはとても違う試合をプレイしたい。それは間違いない。エミレーツステディアムでプレイしたとき、あれはバトルだった。わたしは、われわれが勝つにふさわしかったと思う。
前回の試合とは違うものになるだろう。われわれは試合に勝つ権利を得るために、もっとうまくプレイする必要がある。
(いまやチームはニューカッスルのアプローチにもうまく対処できる?……)
われわれは、それをピッチのうえで示さねばならぬ。
(最近の守備の変更への対処……)
われわれにもコントロールできなことがある。それを受け入れねばならないし、だからこそ、われわれにはその役割を補完できるほかの選手たちがいる。われわれは、できる限り彼らをサポートし助けたい。いい訳をせず、ただ試合に勝つ正しい解決策を見つけること。
(マンシティのスリップアップを待たないと……)
われわれは、自分たちがやるべきことをやることで精一杯だ。試合に勝つためにいいプレイをするよ。
(日曜の試合は宣言をする機会?……)
われわれは、誰かに対して宣言をする必要はない。われわれはベストゲイムをプレイすること。試合に勝つためにできるだけいいプレイをすることだ。
(ニューカッスルは最初からやってくると思う?……)
彼らがなにを準備しているかわからない。
(これまでの「ビッグ6」はニューカッスルを加えて「ビッグ7」になる?……)
彼らはすでにリーグで3位だ。彼らは彼らのパフォーマンスでそれを得たのだし、行った変更の量でそれを得た。彼らは非常に賢い意思決定をやってきた。だから、彼らがそこにいるのはふさわしい。
(マーティン・オーデガードのボックスへのレイトランからのゴールについて……)
それは、われわれのAMFが持っていなければならないアビリティだ。だからこそ、われわれはああしたスペイスを利用するやりかたでプレイしている。マーティンにはそのキャパシティがある。彼はああいうポジションに入っていけるし、そこにおける最後のアクションでは非常に効率的になれる。チームには、とても重要なものだ。
(あれはトレイニングでワークをやってきたものなので?……)
あれは、あのポジションでわれわれがやりたいことということ。そしてわれわれが考えるに、彼はそれができる。
つねに、われわれは自分たちの選手たちのクオリティに適応せねばならないが、同時に彼らがもっとやれるようインスパイヤしようとしている。それこそが、彼らがやっていることだ。試合にもっと勝てるようチームを助けるために、極めて重要なすべてのことを探していく。
彼はつねにオープンであり、いつでもそうしたことを達成するためにハードに取り組んでいる。
(マンシティはプレッシャーを感じている?……)
なにが起きるかはわからない。彼らはこの数ヶ月でもたくさんの試合に勝ってきた。もしそれを継続するなら、彼らがリーグを勝つにふさわしい。もしそうでないなら、そのときにわれわれは準備できていなければならない。自分たちの試合に勝ち、そこに残る。
(あなたがシティにいたときには、彼らにプレッシャーはあった?……)
それはむしろ選手たちのほうだ。われわれは、いま彼らがなにを考えているかはわからない。なにに集中しているのかも。彼らは毎試合で勝とうとしているし、われわれも同じことをやろうとしている。それで、なにが起きるかだ。
(昨シーズンのニューカッスルに敗けたことをモチヴェイションにする?……)
しない。そこからモチヴェイトできることはあまりない。あるのは、あの日にわれわれがやったよりも、もっとうまくやる必要のあったことがたくさんあるということだ。選手たちのグループも違っているし、いまのわれわれは、とても違うグループだ。
以上
レアンドロ・トロサールの試合前コメント「このレヴェルでは自分たち次第」
ニューカッスルの試合前、トロサールが『Sky Sports』のインタヴューにこたえていた。via Metro
トロサール:(タイトル争い)ぼくらもシティが近づいてくることはわかっていた。そして、自分たちにかかっていると思う。もちろん、もうすでにぼくら次第ではなくなってはいるが、それ以前にもぼくらはただ自分たちのことを観ていた。
もし、ぼくらがそうした試合すべてに勝っていたら、当然違う話になっていた。でも、ぼくらが彼らをタイトル争いに招き入れてしまい、いまでは彼らのほうが先行している。
最高レヴェルで競っているとき、彼らはトップチームであり、毎年そのことを観せている。だが、彼らにとってとても難しくするのは、このレヴェルではぼくら次第だとも思う。云ったように、これからを観てみよう。
エディ・ハウの試合前コメント「ミケルのことは大いにリスペクトしている」
ニューカッスルのボス。とてもいい仕事をしている。試合前プレス会見でのコメント。
ハウ:(アルテタとの関係? 以前にはタッチラインでの対立も)ミケルのことはとてもリスペクトしているよ。彼はとんでもない仕事をしている。彼が選んだチーム、それと彼らがいまいるポジション、彼らのプレイを考慮しても。
彼がやっているすべてのことを尊重しないと。わたしからは、大いにリスペクトがある。だが、試合ではつねに相手と対峙する瞬間があり、ちょっとした対立もある。そして、それは自然なことだと思う。それも仕事のうちだ。わたしのほうからは、なんの問題もないよ。
このひと、かつてのPLでもっとも若いマネジャーだったのがいつの間にか45才。すっかり大人になってしまった。