試合について
ファースト11
SofaScoreより。
4-3-3
トロサール、ジェズース、サカ
ジャカ、ジョルジーニョ、オーデガード
キヴィオール、ガブリエル、ホワイト、パーティ
ラムズデイル
サブは、KT(63 キヴィオール)、エンケティア(63 ジャカ)、ヴィエラ(70 トロサール)
この試合自体の最大の論点は、チームセレクションだろうと思う。正直、なぜ?という感じである。
パーティとキヴィオールはそれぞれRBとLBで、スターティングとしては初めてのポジション。
正直、これがうまくいったようには見えなかった。とくに全体的に右サイド偏重の攻撃という影響を(ジャカやトロサールとともに)多分に受けたところもあるが、とくにテストとしてもキヴィオールのLBが成功したようにはとても見えなかった。後述するように、ああいう80%以上ボールを持つような極端に支配的にプレイする試合なら、攻撃やポゼッションでそれなりの長所は見せるべきだったろうが、彼はジンチェンコでもKTでもなく。60分すぎてのKTとの交代は遅すぎだったと思えるくらい。
パーティのRBは、Invertedロールとしては悪くなかったが、ベンジャミンならその仕事にくわえてオーヴァラップも頻繁にやる。あの内容ならそうした攻撃への積極性も必要だった。サカとのコンビネイションにも疑問が残る。
それと、この試合に決定的な影響を与えたと思えるのは、ジャカ・ジョルジーニョ・パーティと3人のCM/DMを同時に起用したこと。アルテタにしてはかなり珍しい。エヴァトンに影響を受けたんだろうか。
そのことでいつもボールのうしろにひとを余らせているような状況がうまれ、ボールの受け手が足りない。フォレストのあの4-5-1の固いブロック守備の外側でボールをまわしつづける様は、ちょっとエメリ時代をほうふつとさせたほどだった。
とくに前半は、どう観ても、ライン間でケイオスを引き起こせるようなESR的(ESRじゃなかったとしても)存在が必要な膠着状態に思えたが、アルテタはなぜかHTでも動かず。
あいかわらず試合中の変化を嫌う、アルテタの頑固さが顕著に観られた試合だったように感じた。
アルテタの頑固さはいまに始まったことではないが、それは今シーズンもあまり変わらず(あるいはレギュラーを使いつづけるなど、よりいっそう頑固になった)、ファンとしてそこはかなりフラストレイションがたまった。
個人的に、この試合は最初から割り切ってふだんスタートからプレイしていない選手たちを使って、彼らにもこのチームで明るい未来があるということを認識させるような試合であってほしかった。もしそれで結果が出なくても、今後のために得るものがある試合にすべきだった。エンケティア、ネルソンやESRはとくにそう思う。
だが、アルテタはそうしなかったということは、本心では彼らのことを信頼もしていないし、チームで重要な未来があるとも思っていないのだろう。彼らでは、フォレスト相手にも勝てる自信がなかった。
今回のチームセレクションで、アルテタは結果としてなにを得たのか。訊いてみたかった。
マッチスタッツ
『BBC Sport』より。
ポゼッション82%て。それでいてショッツが11しかないのが、この試合でアーセナルがいかにボールを持ちながらなにもできなかったのかを物語っている。SoTが2 v 3て。
Understat.comによるxGは、1.14 vs 0.49。
グラフを観ればわかるように、フォレストのほうが大きなチャンスをつくっている。ボールを2割も持てなかったチームが、チャンス量では相手の2倍以上という不条理。
なんてひどい試合だったんだ。
うーんツラい試合でした
最終節はポジティブに終われたらいいですね
マンCについてはマンC以外の殆どのPLファンは同じように思ってると考えますがグーナーの我々は今は触れないほうがいいかもしれません
何を言っても負け惜しみの謗りを免れない気がしますので。
フォレスト戦は今期1番酷い試合内容でしたが最後は締めてくれると信じて応援したいと思います!
パーティの右SBは、戸惑いながらだったけどよかったと思う。ジンチェンコロールなのだから、ホワイトのようなオーバーラップはそもそもいらない。結果に惑わされずオプションとして今後も持っていてほしい。
左の問題はキヴィオルのポジショニングもあるけれど、トロサールが中に入ってきすぎ。左に人がいない状況が多かった。キヴィオルとティアニーを代える判断はいいが、ジェズス、トロサール、ジャカに、誰かは左の幅を取れと指示すれば済むことではと思った。
なんにせよアーセナルのSBの難しさを知れば知るほど両方を問題なくこなしていた冨安は凄いんだなぁと。