今年もやってきたNLDことノースロンドンダービー。アーセナルファンにとっては、シーズン最重要試合のひとつ。今年のファーストレグはエミレーツで。

シーズン開始当初のアーセナルは、パフォーマンス面ではまだ100%フィットというふうには観えず、スロウスタートという感じはしたけれど、それでも今シーズンここまでいまだ無敗をキープ。先日のCL復帰戦では完璧な勝利もあって、パフォーマンスも上向いてきた印象はある。チームのムードも悪くない。いまのチームの自信レヴェルはかなり高そう。

いっぽうトトナムのほうも、今シーズンはリーグカップを早期敗退しているだけで、PLでは無敗。ポインツでアーセナルと並びながらGDでテーブルで2位につけているなど、調子はかなりいいようだ。ケイン移籍のマイナス効果を、新マネジャーのアンジや新加入のマディソンでプラス効果が上回っているというか。

イングランドでは毎回NLDの注目度は高いが、今回はお互いのファインフォームもあり、第三者的な目線でもかなり楽しい試合が期待されているんじゃないだろうか。

ワクワクしますね。

日曜の試合をプレヴューしてゆこう！

※今回は試合前プレス会見のみ

アルテタの試合前コメント 「アーロンの決断はとてもハードだった」

昨日のアルテタの試合前プレスコンファレンス。オーデガードの新契約発表が直前にありでその話題も。AFCオフィシャルサイトより。

（マーティンの新契約について……）

アルテタ：クラブにもチームにも素晴らしいニュース。わたしは彼のためにもとてもうれしく思う。彼はまったくそれにふさわしいから。

このことが示しているのは、そこに至るまでにはたくさんのやりかたがあったということ。たどり着きたい場所へ行くいくつもの道筋がある。

結局は、自分がいたいと感じられる場所を見つけるということだ。評価されて、自分の才能を表現できる場所。彼はそこを見つけたのだと思う。彼はみんなから愛されていて、尊敬されている。彼はそれにふさわしいだけのことをしている。

（マーティンどこまでよくなれる？……）

われわれにもわからない。彼らは限界を探る必要はない。彼らは毎日もっとよくなることを観ていくべきで、そこには大きな成長の余地があると認める謙虚さが必要。

毎日個人でできるひとつのことがある。それを彼はやっているのだと思う。ほかには、周囲のすべての選手たちに貢献すること。他者をもっとよくしてくれるクオリティを持つ選手がそこにいるなら、それはとても大きなボーナスだ。

だから、選手はチームと同じくらいいいし、周囲の選手たちが彼のクオリティを上げてくれる。それが、彼がどんどんよくなっていく理由だ。

（エヴァトンとPSVに勝ったことがこの試合へのいい準備に……）

ノー。勝利はいつでも役立つし、スピリットを維持してくれるものだ。この試合にモチヴェイションは必要ない。シーズンのなかでもっとも特別な試合というだけ。これはダービーだ。われわれ全員にとって特別なときになるので、われわれはただ集中をする必要がある。

（パーティとマルティネリは起用できる？……）

ガビについては、まだ検査をしているところだ。だから、彼が試合に出られるかどうかはみてみないと。トーマスは間違いなくアウトだ。あとは問題ない。このあとまだふたつのトレイニングセッションがある。ミドウィークからは大きな問題はないよ。

（ラムズデイルの反応は？……）

わたしはそれを理解できる。どの選手にもとても難しいことだ。わたしも心苦しいし、プレイしていない選手たちのことを気にかけている。だが、これが競争であり、チームのためにベストな決断をすることがわたしの仕事だ。

彼はとても協力的で、ここでもとてもよくやっている。それはわたしがどんな選手にも期待すること。誰かがフィールドでプレイするとき、ほかの誰かはプレイしていないのだから。だから、それは両面ある。ここまでは、彼はとてもとてもよい。

（冷徹な判断をせねばならないことと、それをcomfortableにできるか……）

Comfortableだって？ そう観えたかもしれないが、腹の底では、座っている選手を前にしてラインナップを伝えなければならないのは、もっともキツいことのひとつだ。なぜなら、選手は評価され、プレイしているときにハッピーだと感じるのだから。そうでなければ、とても難しい。

彼らには愛情と信頼を感じてほしい。それをやるには彼らをプレイさせることだが、全員がこれはチームスポートだと理解してもいる。

つねに11人の選手がスタートするが、どれだけゴールを決めた選手が重要か、どれだけ全員がシーズンで重要になるかもわれわれは観ている。シーズン最初の6-7試合で誰がプレイしたかなど、振り返ることはない。

（トトナムにどうアプローチする？……）

新しいチャレンジ。新しい機会。もちろん、彼らには新マネジャーがいてとてもとてもうまくやっていて、ヴァイブとクラブのすべてを変えている。違うスタイルでもある。だから、それに適応することだ。自分たち自身になって、彼らを倒すために必要なパフォーマンスを生み出す。

（Ange Postecoglouのことはどう思う？……）

彼のことがとても好きだね。彼の下でプレイした選手を何人か知っているが、彼らは彼をとてもとても高く評価している。それは偶然ではないだろうし、彼がすぐに正しくフィットしたこともわかる。

それがこのリーグの美しさだ。われわれにはトップ、トップマネジャーがいて、トップコンペティションがあり、すべての試合が非常に難しい。

（NLDでのプレイやマネジした思い出……）

たくさんある。最近では去年の試合が美しかった。サポーターたちといっしょになんとか試合に勝ち、みんなに満足をもたらした。みんなにとって特別な日だった。それをもう一度やりたいね。

（アーロンの決断はどれほど難しかった？……）

ハードだった。だが、すべての選手で同じことだ。アーロンは際立ったキャラクターであり、彼にはカリスマもオーラもある。われわれ全員がそのことを知っているし、完璧に理解している。

それはほかの多くの選手にも起きることだ。このまえのみんなが見せたエミールへの歓迎を観てほしい。あれは、みんなもわたしも彼をとても好いているという彼へのメッセージであり、われわれはそれに対処しなければならない。

だが最終的には、試合をベストに準備していくためにチームとラインナップを決めなければならない。

（マーティンはどうやって15才のときからプレッシャーに対処している？……）

とても早い年齢で、彼はとても大きな期待を背負ってきた。彼がナショナルチームでデビューしたのは、15か16のときで、それから彼は3つの異なる国で5つの違うチームでプレイしてきた。それは誰にとっても多いものだ。しかし、わたしが思うに、そこで得た経験があり、通り抜けてきた旅路がある。

マーティンがいまあの年齢にしてああなっているというのは、彼のこの4-5年があったからだ。それが今日の彼のような選手をつくり、ひとをつくった。彼がホームを見つけたことに、われわれはとてもうれしいよ。

（キャプテンとしてのマーティンのタイプについて……）

彼にはとてもいいバランスがあると思う。彼がいつでも周囲に築いているものがあることは気づくだろう。それは彼が必要としているすべての正しいことを行っているからだ。

彼は楽しいし、好ましい人物だとも思うよ。とてもコミットしていて、わたしは彼がキャプテンであることにとてもハッピーだ。

（チームのコアメンバーたちが長期契約でチームにコミットしている件……）

この2-3年間、いまいるタレントを維持し一貫性をもたせようとして、クラブはとてもよくやっている。

われわれは自分たちが望む安定のために努力をつづけている。それが目標であり、それを維持しチームを進歩させていく。

（Postecoglouとトトナムファンの絆について……）

知らない。そういうフィーリングがあるということだろう。あのチームを観たときや彼が話すのを観ているが、わたしには比較になるような情報がない。

（Harry Kaneのいないスパーズはわれわれにはどれほどのブーストになる？……）

彼らにはほかにたくさんのクオリティがあるし、多くの選手がクリエイトできるし、違いをつくれる。おそらく彼らにはそれが大きな変化になっているだろうが、わたしが思うに彼らはよく適応している。

（日曜に誰がゴールでプレイするか決めている？……）

いいえ。まだ決めていない。

（Kaneのいないトトナムはどこが違う？……）

彼は特別な選手だったし、すべてが彼を通過していた。彼は全体をまとめていたひとりであり、ピッチのいろいろなエリアで、いろいろなやりかたをしていた。そこがちょっとした違いになる。

わたしが思うに、彼らがふたりのコーチで違うスタイルになったとは思う。ある選手たちの動きのなかには、いくらか具体性がある。だから、とても違うチームになったと思う。

（KaneはNLDの歴代最多ゴール記録の持ち主で彼がいないことに安心している？……）

われわれはすぐ忘れちゃうな！ われわれはいまのチームに集中するし、とくに彼らにとって問題を起こせるようなベストなプレイをせねばならない。それが、われわれが日曜にやろうとすることだ。

以上

マッチプレヴューのつづきは追って。。

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