まさか、こんな結果になるとは想像もしていなかった。試合後のファンベイスは阿鼻叫喚といったおもむきで。
今年のホーム最終戦、PLウェスト・ハムは2-0で彼らの勝利。アーセナルは、ほとんどの時間を支配しながら最後までゴールを奪うことはできず。いっぽうのWHUの少ないチャンスを確実にいかした。
これもフットボールといつもの決まり文句で済ませていいのか、あるいはもっと深刻なサムシングをはらんでいるのか。
まったく気が進まないが、試合を振り返ろう。
アルテタの試合後コメント「30ショッツでだめなら、50、60打たないと」
試合直後のアルテタのインタヴュー。AFCオフィシャルサイトのトランスクリプトより。
アルテタ:われわれは、ずっと、とてもとても一貫していると思う。とくにパフォーマンスでは。いろいろな理由でもっとポインツを得られていたはず。しかし、それがいまわれわれのいる場所であり、CLでもとてもたしかなやりかたでここまで来た。
われわれは、3ヶ月半のあいだ、何人かの大きなケガ人がでながらやりくりしてきたし、それは選手たちの功績だ。だから、わたしはいま彼らがやっていることについては、とても満足している。われわれは進歩できる。イエス。進化したい。イエス。それが、このあとの試合に向けてターゲットになる。
(ホーム記録が終わり)わたしは、今回も見せてくれた選手たちのパフォーマンスをとても誇らしく思う。だが、違いは両方のボックスにあった。
われわれは、ふたつ守るべき状況があった。ペナルティを含めると3つ。そして、相手はそれを外した。われわれは、かなりの量の状況、チャンスをつくり、ショッツを放った。
おそらく、ボックス内タッチとそれでいてゴールしなかったことに関しては、PLでのわれわれの記録だと思う。
だから、これはもう起こらないでほしいし、起きないだろう。しかし、チームはトライをつづけていたし、試合に勝つため全力をつくした。このスコアラインがピッチで起きていたことを反映しているとは思わない。
(ゴール前での問題)それには、たくさんのさまざまな理由がある。あれだけの状況がありながら、われわれがボールをネットに入れられなかったのはすごいことだ。あるいは、彼らがかなりうまくブロックしたか。
ボックス内でときどき、われわれがパスが乱れたり、極小のスペイスだったりして、そういうことのすべての組み合わせがあった。だが、繰り返すが、わたしは選手たちを称賛せねばならない。なぜなら、彼らはトライしたし、最後までそれをやりつづけた。
もし彼らがこのようなプレイをつづけていくなら、こういうことはもう起きそうもない。
わたしは彼らに伝えた。「聞いてくれ、ホームで敗けたのはくやしい。それでもつぎのフラムに行かねばならないし、今日よりもいいプレイができるなら、試合には勝つ。以上」。
試合後のプレスコンファレンス。AFCオフィシャルサイトより。
(試合について……)
アルテタ:ウェスト・ハムにおめでとう。わたしの選手たちのことも称賛する。それがわたしに云えること。これがフットボール。
試合のなかでわれわれがやったことを観ただろう。あれだけのものを生み出したのだから、結果は非常に残念。しかし、相手はわれわれよりも両方のボックスでよかった。彼らはふたつのショッツ、ペナルティを入れて3。われわれは30。ボックスのなかでは、いくつのタッチがあったのかもわからない。いくつの状況をつくり、いくつオープンなゴールを無駄にしたか。
フットボールでは、勝ちたければいいプレイをするしかない。今日われわれが勝たなかったのは、そのせいだ。あとは、チームはトライをつづけたし、今回もまた素晴らしいアティチュードだったよ。
(チャンスをミッシング……)
そういうことだ。われわれは生み出そうとしなければならない。30ショッツでゴールできないなら、50でも60でも打たないと。それが唯一のことだ。
わたしには想像もできない。これ以上支配し、もっとボックス内タッチがあり、ウェスト・ハムのようないいチームのチャンスをもっと制限することが。しかし、今日のわれわれは試合に勝つには十分じゃなかった。
(スタッツを支配しながらそれでも敗けるフラストレイション……)
そうだね、でもそれがフットボールだ。チームがあれだけのものをつくれば、ふつうは試合に勝つものだし、それがわれわれがやったこと。ブライトンでもリヴァプールでもそうした。
しかし、われわれはいろいろなやりかたでゴールするので、試合にもっと楽に勝つためにそのエリアではさらなるステップを踏む必要があるのはたしかだ。なぜなら、今日はわれわれが試合に勝つにふさわしいチームだったから。そこに疑問の余地はない。
(最初のゴールがVARチェック後に認められた……)
わたしは観てなかった。彼らが云っていた唯一のことは、彼らが持っている画像は決定的なものではないということ。われわれのテクノロジーが、それをはっきりと入っているとかいないとか云えないことは、残念だ。
それはもう済んだこと。もう終わってしまった。もうそれについてできることはない。
(このチャンス問題を解決するために1月に補強する可能性について……)
われわれには、いまいる選手たちがいる。わたしがもっとも愛する選手たちだ。われわれがしなければならないのは、よりよい状況をつくることであり、もっとトレイニングして、そこで彼らの自信を上げること。なぜなら、彼らはそれをやってきたのだから。
(ゴール前で選手たちが自信を失っている……)
わたしはそうは考えない。ポストをヒットするとか、ボールをヒットしてそれが半センチずれるとか、どれだけのショッツがあり、誰かがそれをブロックしたのか、わたしにはわからない。
われわれは、多くのチャンスをミスした。正しいパスをしなければならなかったし、ボックス内にふたりフリーの選手がいて、わたしが思い出せるのは、そこで5つか6つのアクションをやり、そこが試合に勝つかどうかの違いをつくる。
(ファーストゴールをインプレイと判断したカメラアングルについて……)
わたしにはわからないが、現時点でわれわれが持つテクノロジーは、その答えを出すのに十分じゃないということ。だから、われわれがしなければならないのは、それがあろうがなかろうが、十分な量のチャンスをつくって試合に勝つことだ。
(ボックスで77タッチでゴールなしという記録……)
彼らはグレイトだった。われわれはボールをネットにいれなければいけないし、それで勝てた。同時に、ボックスでのふたつの状況を守らねばならなかった。それがわれわれは十分じゃなかった。
ボックスではとてもいいチームだ。タイミングがあり、フロントの選手にはクオリティがあり、そこが残念ながら今日は違いになった。われわれには、とてもがっかりした夜になった。もっといいものを得ているべきだったのだから。
以上
マーティン・オーデガードの試合後コメント「勝つには十分なチャンスはつくった」
AFCオフィシャルサイトより。
MØ:ぼくらは、試合に勝つには十分なチャンスをつくったと思う。だからちょっとしたディーテイルであり、ちょっとしたラストパスやフィニッシュ、それを今日は欠いていた。
ぼくらはこれから学ばねばならない。そして、ゴール前ではもっとシャープに、もっとうまくなるよう確認していく。
失点はどちらもあまりにもイージーで、だから、ゴール前やボックス内、そこが試合の決め手になった。ぼくらは今日十分ではなかった。
これはタフだ。ぼくらはつねにファンにいいパフォーマンスを見せたいし、いつでも勝ちたい。これは今年最後のホームゲイムであり、スタイルをもって締めくくりたかった。しかし今日はその日ではなかったし、ぼくらは自分たちのことを見つめる必要がある。ここから学んで前へ進まないと。
このあとすぐにつぎの試合がある。だから、自分たちを哀れんでいる時間はない。これを教訓に前進する。