リヴァプールについて
PLで22試合を消化して51ポインツ、2位(シティ)に5ポインツクリアのトップ。3位のアーセナルとも5ポインツ差。
アーセナルは勝てば2ポインツ差に迫れるし、敗ければ8ポインツ差と離される。ここで敗ければ、アーセナルはタイトル争いから脱落するといわれる理由である。去年アーセナルは2位に8ポインツクリアからタイトルを逃しているが、そういうチームはほぼない。
リヴァプール的には、2位のシティが1試合消化が少ないため、ここでポインツを落とすと彼らにトップを奪われる可能性もあるという状況。
現在、彼らはゴール51がトップタイ、失点19もトップ(※アーセナルは21で2位)。アウトプットも優秀なので、トップにいるのは不自然ではない。
ちなみに、今シーズンのアーセナルはxGA(被xG)がリーグトップであると、よくそのスタットが取り上げられ実際いまもそうなのだが、リヴァプールはxGAはリーグ3位という成績。つまり、リヴァプールは相手にチャンスをつくられているにも関わらず、実際の失点はすくない。それだけ、相手にチャンスをゴールにコンヴァートさせていない。いまのアーセナルにはイヤなデータである。
今回ビッグマッチということで、試合前のメディアも盛り上がっている。ぼくが読んだなかではこのジェイミー・キャラガーの記事がおもしろかった。Kloppが燃え尽きて、Pepも燃え尽きそうで(シティはこのあとFFPでヘヴィな罰を受ければ彼の去就への影響は大きい)、そうなればここはアルテタのチャンスでしょうという。The Telegraphなので、読めたり読めなかったりするのでご注意。
Jurgen Klopp’s exit and Pep Guardiola doubts leave Arsenal primed to finally end title drought https://t.co/fVKofS69gY
— The AFC-Chan 🇺🇦 (@NewArsenalShirt) February 2, 2024
フォーム
リヴァプールの直近6試合のフォームは、DDWWWW。マンUとアーセナルにアンフィールドでつづけてドロウをやっている。それ以降の4連勝のアグリゲイトスコアが、16 v 3。バケモンか。
彼らは今シーズンすべてのコンペティションでまだ3敗しかしていない。PLがひとつ(ToT:Away)とELがふたつ。今シーズンはじまった当初は「オーラねえなあ」とか思いながら彼らを観てたのに。気がつけば勝ちまくっていた。
PLでのアウェイフォームについては、直近は4連勝ながら、シーズン全体ではここまでのアウェイ11試合中ポインツを落とした試合が5つもある。約半分。W6 D4 L1。彼らもアウェイでは、ホームほどは盤石ではない。
それとトップチームとの対戦成績も興味深く、彼らがポインツを落とした試合はほとんどがビッグ6という。
チェルシー(A)、シティ(A)、マンU(H)、アーセナル(H)でドロウ。そして、今シーズンここまでで唯一の敗けがToT(A)。
チームニュース
Joël Matip、Stefan Bajcetic、Thiago Alcântara、Kostas Tsimikas、Wataru Endoがアウト。
Darwin Núñez、Mohamed Salahがダウト。
Szoboszlaiが今回の遠征スクワッドに加わっていないという噂はガセネタかも?
Head to head
FAカップとリーグ・カップ含むリヴァプールとの直近6試合、アーセナルのW1 D2 L3。
PLでは直近17試合で、アーセナルはリヴァプールにたった2勝しかしていない。2020と2022のエミレーツでの試合。勝てなさすぎである。
前回の対戦
12月のPL@アンフィールド。ドロウ。すごい試合だった。
【マッチレビュー】23/24 EPL リヴァプール vs アーセナル(23/Dec/2023)ハイパーインテンス | ARSENAL CHANGE EVERYTHING
1月のFAカップ@エミレーツ。敗け。
【マッチレビュー】23/24 FAカップ アーセナル vs リヴァプール(7/Jan/2024)need a killer | ARSENAL CHANGE EVERYTHING
われらはどちらも勝てなかったが、けして敗けがふさわしいパフォーマンスではなかった。
Jurgen Kloppの試合前コメント「アーセナルはとても支配的にプレイする」
プリマッチプレスコンファレンス。
JK:タフな相手だ。完璧にベストな自分たちである必要がある。われわれは、最近2試合アーセナルとプレイしていて、どちらもパーフェクトではなかった。
われわれはあそこで勝ったが、いつもの自分たちではなかった。アーセナルは長い時間とても支配的だったし、われわれのフィニッシュは自分たちのチャンスからだった。
(FAカップで)アーセナルが先にゴールしていたかもしれない。わたしは、自分たちの時間をもっと持てたほうがいいね。それは彼らに対しては難しいのだが。
ホームゲイムでは、ファーストハーフのアーセナルはスーパーフィジカルだった、いい意味でだよ、蹴とばすとかじゃなく。彼らはマジで強かった。
われわれは、自分たちのやるべきことに集中しよう。これまでプレイした試合から改善し、彼らとの試合から学ぶ。なぜなら、彼らはほんとうにいいからだ。勝つトライをしよう。
アーセナル(のホーム)では、もっと難しくなる。しかし、われわれもいいときを過ごしているし、それを利用すべきだ。