Hi.
週末はエティハドで1ポイント。あれは、あらためて貴重なポイントだった。われらはまだ、トップのリヴァプールに2ポインツ差で食らいついている。
カレンダーは4月に入って、PLも残り9試合、最後の1/4の非常にせわしない戦い。PL公式も、ソーシャルメディアで“RUN-IN”と盛り上げているな。
3チームの三つ巴レースながら、シティもリヴァプールも一時期ほどは盤石じゃない。アーセナルにもタイトルのチャンスはある。
さて、そんなアーセナルのMD30は、ホームにルートン・タウンを迎える。
ルートンといえば、アウトサイダーながら今シーズンは予想外の健闘で、彼らをセカンドチームにしているファンも多いかもしれない。好感度高い。降格候補の本命でありながらも、ゴールも多くかなり野心的なフットボールをやっている。われわれも、アウェイではだいぶ苦しまされた。だが、今回はエミレーツ。トップレヴェルとの差を見せつけねばなりません。
アルテタの試合前コメント「ティンバーはラストステップ」
昨日行われた記者会見。AFC公式サイトより。
(ブカヨ・サカのフィットネスについて……)
アルテタ:彼は大丈夫だ。まだトレインできてはいないが。それは全体の回復のためで、今日も試合に向けては短いセッションしかしていない。彼がスタートできるほどベストコンディションかどうか、観ていくことになる。
(彼に回復のための時間を与える機会はある?……)
いま考えているのはルートンで、その試合をいかにベストに準備するかということ。彼らを倒す権利を得るために。
(マルティネリは90分プレイできそう?……)
彼も大丈夫。3日前にはあんなにタフな相手とプレイする準備はできていたので。今日チームでトレインして、すべての選手の状態を観て、明日は正しい決断をする。
(試合が立て込んできたとき、スクワッド全体が使えること……)
そうだね、それについては話はしている。選手がお互いをプッシュして、いかなるかたちでもチームの勝利に貢献できるよう、準備できていること。必要なレヴェルで一貫性をもちパフォームする。われわれには、全員が必要になってくる。
(プレイタイムに関わらず、どうやってすべての選手をやる気にさせておく?……)
そこは間違いなくかなり重要だ。彼らは、それを感じる必要があり、それをするのにベストなやりかたはプレイする時間を与えること。
そして、選手はもし自分のできることを試合で示せないなら、それをトレイニングで示す必要がある。われわれは、彼らの近くにいて、それを継続することを納得させねばならない。プレイする権利を得るのは自分だと。
(マンシティで結果を得るために違うスタイルでプレイした件……)
ときにはそうしなければならない。なぜなら、適応したいから。そしてときに、それは適応しなければならないからだ。レジリエンスを持ち、エゴを捨て、イデオロギーを捨てなければならない。試合に勝つ必要がある。
チームは精神的にとても強く、彼らのやったことはじつに賢かった。
(選手にはシティで1ポイントに満足させないようにする……)
勝つために試合の準備をして、実際にそこに行き感じたなら、それをやりたくなるし、もしそれで満足してしまえば。
だが同時に、理解せねばならないのは、ほかの結果でも受け入れるべき時間帯に、チームとしていかに成長し、賢くなっているかということ。
(12月に勝ったルートンでの試合の記憶について……)
勝つのがどれほどタフだったか、彼らがどんなチームにもどれほど困難をもたらしているか。
Robとコーチングスタッフには大きな称賛を送ろう。彼らがクラブとしてやってきたことは、素晴らしい旅だ。このリーグで彼らほど功績が称えられるべきチームはないと思う。
彼らがどうやってそれを成し遂げたか、どうチームとして伝達し、生み出したか。明日は非常にタフな試合になるだろう。
(あの試合後のセレブレイションについて……)
あれはとても感情的で、われわれのそれが示しているのは、あれがいかに難しい試合だったかということ。あのポインツのためにどれほどファイトが必要だったか。だから、明日の対戦がどうなるかわかっている。
(サリバとガブリエルの守備ケミストリを最初に気づいたのはいつ?……)
エドゥとクラブといっしょに、わたしがウィロをマルセイユに行かせようと決めたとき。それは冗談だけど!
それは、彼らのパートナーシップを見ればすぐ感じることであり、あのふたりのあいだにはケミストリがあり、お互いをよく補完している。
彼らは、お互いいっしょに取り組むことにとても満足していて、それがフロウになる。いっしょにプレイすることを楽しんでいるんだと思うよ。彼らはとてもいい。
(ルートン戦はシティとの試合とは違うアプローチ?……)
われわれには、もっと必要になるだろう。これは2日と半日後だ。いまルートンはかなりいい調子で、彼らの最近の試合を見ればわかる。仮に彼らが勝っていなくてもだ。とてもタフな相手だ。
われわれは、現時点でテーブルをリードしているほかの2チームに対して、すごい結果を残してきた。われわれがいまトップにいないということは、つまりほかでポインツを落としてきたということ。それこそが、明日われわれが強調せねばならないものだ。
(シーズンの決定的な期間に入ってきた気分……)
とてもワクワクしている。数ヶ月前に、リヴァプールと対戦するときもそうした話をしていた。あれはマストウィンであり、敗ければタイトルは終わりだと。もう2ヶ月も前だ!
10月を振り返っても、そんな感じだった。勝つ必要があり、そこにとどまる必要があり。それはいまから終わりまでも変わらない。
当然終わりはやってくる。9試合はまだ多いし、わたしはこのときを楽しむ。試合づつやっていき、明日もいいパフォームするよう完璧に準備していく。
(昨シーズンのサリバ不在がタイトル争いに影響したというナラティヴについて……)
じゃあ今シーズンのナラティヴはなんだい? サリバはフィットし、何が起きる? ナラティヴなんてなくてもいいのかな? 彼がプレイしていないときのナラティヴ、彼がプレイしているときのナラティヴ、どちらもなければならない。
(つまりサリバがフィットしているということはタイトルを勝てるという……)
そいつはいただきだ! Okay、先へ進もう。
(選手たちをフィットさせておく重要性……)
間違いない。サリバはチームにとりとても重要な選手で、彼がチームにもたらすインパクトはご覧のとおり。われわれには、全員が必要で、全員のベストが必要。
(CLとPLの両方に残っている……)
それがわれわれのいたい場所だ。そして、いま実際にそこにいてことを起こす機会がある。
われわれは毎日、その熱意と情熱でことを起こそうと取り組んでいる。このときを楽しんでもいる。わたしには、彼らがとてもフロウしているように見えるし、こうした試合をプレイできることを選手たちもとても興奮している。それがシーズン終了までわれわれの駆動力でなければならない。
(あなたもこのときを楽しんでいる?……)
すごく興奮しているよ! エナジーも満タンさ。これはシーズンでもっとも美しいひとときである。
(選手時代よりもいまのほうが興奮する?……)
違うものだ。選手のときはこのポジションにはいなかったが、それは違うものだと思う。
(タイトルを取るためには毎試合で勝つ必要がある?……)
わからないが、それに近いものは必要になるだろう。ほかのチームのレヴェルと安定を見ても、歴史的にも、このリーグに勝つには何が必要か。それと遠いものにはならない。
(できるだけ多くの時間を与えられるような正しい選手のバランスを見つけること……)
そこはつねにバランスで、プレイしていようがいまいが、いつでも何分であってもプレイの準備ができている義務がある。
たくさんのときがある。たとえばリース。リースのアーセナルでのプレイ時間を見れば、彼は数分のプレイでも巨大なインパクトを出した。そして、それは彼のアーセナルの選手として人生最良の日のひとつになった。誰も彼がスタートしたとかベンチからとか覚えていない。
フットボールでもスポーツの歴史でもそうした例は枚挙にいとまがない。多くの選手がインパクトを出してきた。
ときどき、クラブの歴史を変えるためにべつのことが必要になる。あとは試合で100分プレイしなければならない。
(それは選手への説明は簡単?……)
それは事実だって見ればわかる。わたしが発明したものじゃないから。
(3日ごとの試合で長期のことは考えられる?……)
これからどうなるのか、絵がなければならない。トレイニングの負荷をマネジし、試合への準備にどれほどかかるのかを考える。
歴史的に個人にとっても過密な期間であり、それでもどうやってベストでパフォームできるか。ベストな関係性でいられるか。そこにはたくさんの要素があり、チームは正しい決断を下すためにパフォームする必要がある。
(もしかしてアーセナルは5フェイズプランのフェイズ4にいる?……)
パソコンのとこに戻らないと!
遠くないと思うし、そこに近づいていると思う。だが、一度あるポインツにたどり着いても、またフェイズが戻ったりするし、そこから築いていきたい。もっと改善したいし、進化するためにつづけていかねばならない。
(フェイズのそれぞれを説明できる?……)
ノーノーノー! いつかコーヒーでも飲みながら、どうなっているか教えてあげるかもね。
(全体的には軌道の上にいる?……)
確実にそう。なぜなら、クラブの周辺でもたくさんのことを感じるし、それはファーストチームだけでもない。
女子が週末にやったことは、われわれにとりとても誇らしかったし、とても重要でもあった。なぜなら、とても励まされるから。彼女たちも完全にそれにふさわしかったし、素晴らしくうまくやった。
アカデミーも同じで、サポーターとも同じ。クラブとしての団結がある。たくさんのよいことが起きている。だが、われわれは望み、必要とし、それよりももっと多くを探し求めている。
(ジュリアン・ティンバーの回復について……)
彼はとてもよくやっている。トレイニングにも戻っている。もう遠くない。だが、これはラストステップだ。彼は長い間プレイしていなかったので、まずはU-21での試合が必要。2試合が必要か?
そこで観なければならない。彼はもうわれわれとトレイニングしているし、彼がどれほど長くかかるのかは観る必要がある。
最後のパートはトリッキーなものだ。しばらくかかることもある。できるだけ早いとよいのだけど。
(彼が今シーズンにファーストチームでプレイするチャンスはある?……)
彼にはいいチャンスがあると思う。パーセンテイジはわからないが、いいチャンスがあると思っている。彼もできるだけプッシュしている。
(あまり多く選手を変えるとチームを壊してしまう?……)
それはいい質問。そこはつねに考えている。ある選手を変えること、ある時間帯、選手間の関係性。
どれだけ長い間彼らがともにプレイしてきたか、どれだけいっしょに過ごしたか、それも影響がある。毎日のトレイニングで彼らが何をやっているかにも関わること。
われわれは、そうしたすべてのことを観て、試合に勝つために正しいことを見つけようとしている。
(ひとりかふたり変えるくらいがよい? あるいはもっと?……)
われわれは、それも以前にやっている。これまで、われわれはどちらもやった。うまくいったときもあるし、そうでなかったこともある。その変更にも関係するし、あるいは同じことがまた起きるか? 予想するのはとても難しい。
会見のつづきは、こちらの動画で。
- Contract situation?: No, nothing.
- Fair to ask you the same question?: I still have a year left and I’m happy. No issues.
- I’m just focused on winning football matches.
- Expect tight not exciting games?: It can happen. The last three games look at the margins. Liverpool has been more hectic.
- What do you prefer?: The ones I win.
- Drawing board for set pieces?: When you have big threats, we’re going to have to constantly adapt.
- Leaving ideology aside?: Not to be a completely different team. You have to treat certain things.
- Explain the tweaks?: I cannot tell you that. We adapted to certain things and they did too.
- Mourinho’s ability to lock games down: I don’t have this ability, hopefully I can improve.
- What did you speak to Pep about post-match?: Family, the environment and that the game was close and tough.
- How do you manage Saka?: He wasn’t with the national team because he was injured. Played little and was taken off.
- Is his long term health on your mind?: It’s a play that has a lot of contacts.
- Nwaneri potential: It was a great day, a proud moment to see him sign the contract. He’s close, he just needs to take his opportunity.
- Ramsdale linked to Newcastle: No comment.
- Could he leave?: Big reality he will be here, he has a contract.
- B team like Pep can use?: I would love that to have 22 instead of 18.
- How many windows?: I don’t know, depends how much we need to spend.
これは訳す時間がないごめん。
会見の後半では、ボスの契約状況(残り1年)などについて話しているようだ。
今回の会見は、やはりローテイションに注目が集まっていることがわかる。4月の過密日程に入り、これまでどおりのレギュラー固定化していては週3試合に対応できないというのは、共通理解のようである。そうしてもらわないと困る。
かなりタフなものも含まれる残り9つの試合のなかでは、この試合はあきらかにそのチャンスがある。ここでやらねば、ほかにやるときがないとも云える。
それと今回のやりとりで注目は、「5フェイズプラン」に関するもの。もしかしていまフェイズ4ですか?という。以前は、五カ年プロジェクトみたいにも云われていたもの。
5つのフェイズといっても、それぞれのフェイズがなにを指すかは明らかにされていないので、それは憶測でしかないが、r/Gunnersなどはその憶測で盛り上がっていた。フェイズ5はワールドチャンピオン?で、フェイズ6はSuper Bowlとか。
冗談はともかく、フェイズ5がプロジェクトの終着点とすると、フェイズ4はおそらくPLとCLのタイトルを競っているポジションで間違いなさそうである。実際いまわれらはその場所にいる。あらためて、なんてこったと思ってしまうね。
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