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最近のアーセナルニュース(1/Jun/2024)アルテタの巨額契約、TNATによるSeskoとHato、ジンチェンコがバイエルンへ?……

今日からもう6月。最近東京も天気が安定しない。梅雨入りが近いのか。春ってのは短いもんだ。

さて、ブログを書こうと思ってやめて、思ってやめてを繰り返していたらニュースネタがたまっていたので、ざっくり一週間ほどのアーセナルニュースをまとめておこう。

まずは、こちらの話題から。



アーセナルがミケル・アルテタに巨額の新契約をオファーへ。ますます名声を高めるヤングマネジャー

マネジャーとして大きな賞を取ったり、新契約のニュースがあったりで、最近はアルテタの話題がけっこうあった。

Globe Soccer Awardsで、PLのコーチオブザイヤーに選出。

アーセナルのつぎは?の質問に「勝つこと。勝って勝って勝って勝つ。それが望み」とアルテタ。

それと、クラブとの契約更新。アーセナルがアルテタに新契約をオファーするという。クラブは、プリシーズンが始まるまでに話をまとめたがっているという情報も。

アルテタはアーセナルとの契約がこの夏で残り一年ということで、当然、新契約の話があってもおかしくないタイミングだった。むしろ、遅かったくらい。

アーセナルは、彼がクラブに来たときの危機的な状況からいまやPLタイトルを争うクラブになり、CLにも戻った。クラブも彼のこれまでの働きに大変満足していることは想像に難くないし、本人も同様。今年僅差でPLタイトルを逃したことは残念だったが、それが新シーズンに向けての大きなやる気にもなっている。未来は明るい。

そして、注目を集めていたのはその契約内容で、Sami Mokbelによれば、彼にはなんと£20mの年俸がオファーされるという。週給にすると、約£380k。

Mikel Arteta to be offered huge pay rise as he enters formal talks

これは、PLだとPepに匹敵する金額で、もちろん国内では最高給マネジャーのひとりに。彼の現状の給与が£9mというので、いっきに倍以上。ちなみに、ヴェンゲルさんの給与は£8mだったと云われている。その時代からは、インフレも考慮する必要があるかもしれない。

このニュースには、さすがに多すぎるというファン反応も少くないが、それだけアルテタがいい仕事をしているからだろうし、いずれほかのビッグクラブが彼をほしがるであろう未来が見えるので、その金額はともかく彼の代理人が多くを要求してもおかしくはない状況ではある。

アルテタが2019にアーセナルに来てから、2024の今日までやってきたことは、フットボール世界でもかなり高く評価されていて、多くのクラブの模範になっているらしい。

モダンな戦術に明るく、情熱と知性と哲学があり、クラブのプロジェクトをともに推進できる若いコーチ。project manager. 彼の場合、まじめな性格で、クラブへの忠誠心もある。どんなクラブだって、そんなコーチがほしい。

ここしばらくは、マンUとチェルシー、あるいはバイエルンの新マネジャーのニュースが注目を集めていたが、彼らのマネジャー選びもいまのアーセナルモデルからの着想はかなりあるんじゃないか。

そんなミケルであるが、今回の新契約のニュースで、今後アルテタがいつまでアーセナルにいるかもつい考えてしまう。

いまのところは、彼にはまだアーセナルでやり残した仕事はかなりあるので、当面はアーセナルから離れたくなるとは思えないが、彼がこのまま成功を続け目標を達成したとして、つぎのステップとなると、やはりバルサ、PSG、あるいはシティ(終わってなければ)あたりが現実味があるのかもしれない。

寂しい話だが、いつかはそういう日も来るのだろう。A rolling stone gathers no moss.

Benjamin Seskoがアーセナルに“Yes”?

一昨日、弊ブログでSeskoについてのエントリを書いたあとも、彼の話題は界隈でかなり盛り上がっている。

そのなかでこのようなニュースが。Seskoはアーセナル移籍にYESと云った(云う)という。

これを書いたJohn Crossというジャーナリストは、アーセナル界隈での評価はかなり低いと云わざるを得ないのだが(彼の悪評は2013のGonzalo Higuaínの報道まで蒸し返されていた笑)、Seskoのニュースなどここしばらくはかなりハードワークしている。

Seskoについて、このニュースの前にTNATが「ハヴァーツのバックアップ、必要なときにLWとしてプレイするというアーセナルからの条件が移籍のネックになる」と述べていたようで、つまり彼がそれでもYesというのなら、これらの条件を受け入れたということになる。若い選手としては野心はあるにこしたことはないが、そういう謙虚なメンタリティは悪くない。

彼はほんとうに来るんだろうか。そして来たらハヴァーツとの共存をどうするのか。4-4-2ダイヤモンドをやるのか。ひきつづき注目してゆこう。

Jorrel Hatoの案件でもアヤックスとアーセナルは良好な関係 by TNAT

アヤックスの18才DF、Jorrel Hato。もうしばらくアーセナル界隈でもうわさになっている名前。

昨日、チャールズ・ワッツのYouTubeにまたTNATがゲスト出演していて、そこでのHatoについてのコメントが話題になっていた。

TNAT:(アーセナルがHatoへ行く可能性)100%ある。アーセナルとアヤックスの関係性もアーセナルに有利になる。

アーセナルは、彼にアヤックスとの新契約にサインしないよう説得などしなかった。そのときすでにアーセナルはアヤックスと話をしていて、もし彼が新契約にサインしたとしても興味は失わないし、選手にふさわしい金額を受け取ってほしいとも伝えた。すべてが友好的なやりとりだった。

こういうとき多くの場合で、(選手を狙う)クラブは選手や代理人の耳元で「新契約にサインなんてするな、どんな給料だって、うちのほうが絶対高く払う」と云ったりする。

そういうのがふつうだが、わたしが聞いているかぎりでは、そのようなことはまったくなかったんだ。

アーセナルがアヤックスとの関係をかなりだいじにしているとは、TNATは以前にも同じことを云っていた。

実際、アーセナルは去年ジュリティンでもお世話になっているし、ベルカンプ、オーフェルマルス、フェルマーレンなどこれまでに両クラブでプレイした重要な選手も少くない。ヤヤ・サノゴも。アヤックスは優秀な選手をどしどし輩出するクラブであり、アーセナルとしてはこれからも仲良くしたいのは当然。

Hatoの現在のMVは€30m。

ただ、いまアヤックスでレギュラーでプレイしている、将来をかなり嘱望されている18才が、毎週ベンチを温めるというのもなんとももったいない。やはりここはサリバスタイルのいきなりローンバックというのが、賢いやりかたのような。

Hatoもひきつづき、要注目。

TNATは、アヤックスがらみで、去年アヤックスからWHUへ移籍したMohammed Kudusについても興味深いコメントをしていた。

TNAT:去年の夏、アーセナルはKudusについてもアヤックスと話をしていたくらいだ。しかし、アーセナルにはPSRのおかげで余裕がなかった。

それが彼の移籍が決まるまで長引いた理由。良好な関係があるため、アヤックスはアーセナルが動くかどうかを待つ意志があったんだ。

なんと。Kudusといえば、23/24シーズンのPLでもだいぶ活躍したほうの選手だろう。去年の夏たしかにアーセナルとは噂になっていたが、彼を取っていた可能性がほんとうにあったとは。

取っておけばよかったかな?

帰ってきた@TheAFCBell

TNATついでに、これも。

トーマス・パーティのときにだいぶお世話になった、アラビア語でインサイダーなアーセナル情報をせっせとポストしていた謎アカウント@TheAFCBell。そんな彼が、今度は英語で情報発信するアカウントとして戻ってきたという。@InsideTheCannonというそのものの名前。

5月22日に最初のtwをしてから、まだ5つしかポストされていないが、「この夏は忙しくなる」という予言めいたことも。彼の場合、預言というべきか(笑)。

ちなみにこれまでに彼がポストしたのは、パーティとジェズースについて。

パーティについてはいいオファーがなければ、あと一年クラブに残ることも辞さず、ジェズースについては噂されていた夏のあいだのヒザ手術はせず、長期リハビリテイションを計画しているということ。

twをご利用のアーセナルファンは新しい🔔さんをチェックやで。

バイエルンがジンチェンコの獲得を検討

先日、弊ブログの夏のスクワッド整理のエントリで、チームのなかでやや微妙な立場になっているジンチェンコには移籍の噂があまりないと書いたのだが、昨日このようなニュースが。またJohn Crossである。

バイエルンは、新コーチにKompanyを迎えたことで、シティでともにプレイしたジンチェンコに動くんじゃないかという。

正直、これは実現したらアーセナルには悪くない取引になりそうに思える。彼の価値はまだそれほど下がっていないだろうし、いっぽうでこれからのアーセナルで彼が加入当初の存在感を取り戻す未来はあまり観えていない。だから、残り契約2年でもアーセナルは契約を延長しようとしていないのだろうし。

Kompanyが高く評価していたサンビ・ロコンガもごいっしょにいかがだろう。

アーセナルがサリバのオリンピック行きを阻止

JO Paris 2024 : pessimisme autour de la participation d’Antoine Griezmann, qui n’a pas l’accord de l’Atlético

オリンピックは選手が無駄に消耗しがちなことで、クラブにとってはあまりうれしくないイベントではある。

フランスでもU-23スクワッドにオーヴァエイジで誰を連れて行くか、Antoine Griezmannをどうするかクラブとオリンピックチームで議論があるらしい。

この記事のなかで、最後のほんの2行くらい、「ウィリアム・サリバはU-23グループだが、アーセナルによって招集をブロックされている」とある。

当然だろう。ずっと出ずっぱりだった彼だから、新シーズンが始まるまでゆっくりしてもらわないと。

本人は出たいんだろうか。

先日のCIES調査で、サリバは現時点で世界でもっとも価値あるCBに選ばれている。アマチュアスポーツの世界で消耗している場合じゃない。

4位(タイ)にはビッグガビの名前も。

TransferMarktのMV最新アップデイト

おなじみ『TransferMarkt』が、5月27日づけでPLの選手たちのMVを更新していた。

アーセナルも多くの選手が三ヶ月前からさらに価値を上げている。以下トップ10人。

サカがトップで140m。バケモンか。ライスが120m。キャプテンがついに100m超え。ハヴァーツはチェルシーで下げた価値を上げてきた。これは痛快。

残念なのが、マルティネリとジェズースで、ブラジル人コンビはパフォーマンスが反映されて、ふたりともやや価値を下げてしまった。ジェズースはケガもあったからしょうがないが、ネリはここで下がるのはよくない。

PL全体。20位まで。そういえば、今回のアップデイトではチェルシーのスクワッドが全体的にかなり下げたという。

アーセナルの23/24収入見込み

フットボールビジネスの情報発信するŁukasz Bączek氏が、今シーズンのアーセナルの収益見込みについてポストしていた。

アーセナルの23/24シーズンの収入見込は、£556mから566mのあいだ。前年度からは100m以上の増収。

たくさん稼いで、たくさん使って、経済を回している。素晴らしい。

 

おまけ

ダイチカマーダがパレスへ?

彼は、Lazioと契約延長で話が進んでいたところ、RC条件のすり合わせ?で頓挫。一転、クリスタル・パレス加入に近づいているという。

PLでも活躍しそう。パレスも彼を取れるとは思ってなかっただろうから、棚ぼたでいいビジネスだったんじゃないか。この夏、ミトマはどうなるかわからないが、PLに日本人選手が増えるのはけっこううれしい。

カマーダといえば、アーセナルファンにはいい思い出がない(いや、むしろある?)ということで、新シーズン、パレスと対戦するときはキープレイヤーとして取り上げねばなるまい。

そしてアーセナルファン以上に、彼にいい思い出がないひと、ウーナイ・エメリはめでたくアストン・ヴィラと契約更新。満面の笑みである。

めでたしめでたし。

 

おわり



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