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【マッチプレビュー】24/25 EPL アストン・ヴィラ vs アーセナル(24/Aug/2024)早くも試練が訪れる

アストン・ヴィラについて

23/24シーズンは4位でフィニッシュ。今年はCLもある。

ウナイ・エメリは、間違いなくアストン・ヴィラを再生させた立役者。AFCで落とした評判を取り戻している。このひとは、やっぱりプレッシャーが過大なビッグクラブ(メガクラブ)ではなく、リーグでも2番手、あるいは3番手グループあたりのミッドテーブルクラブがいいのかもしれない。UELでの極端な成功が、それをよく物語ってる。よくも悪くも、個性的なひとだ。

さてヴィラのスクワッドの去年との違いについては、まずアーセナルが数年前に実際にオファーもして断られたDouglas Luizが、€50mもの巨額でユヴェントスへ移籍している。彼は間違いなくチームの中心選手だった。それとウィングのMoussa Diabyがサウジへ。こちらも€60mという巨額。

いっぽうで彼らはエヴァトンからAmadou Onanaを獲得。彼はもちろん長らくアーセナルとリンクされていたターゲットであり。LuizからOnanaのリプレイスでは金額的に多少足も出ているものの、年齢も3才下がってよきスクワッドビルディングに見える。

つまり、彼らのダブルピヴォットは、OnanaとTielemansという奇しくもアーセナルとリンクされていたふたりだったりする。

フォーム

PL初戦は、WHU(A)で2-1勝利。

ぼくもハイライトでこの試合を観たが、実際WHUとは互角くらいに観えた。スタッツ上も大きな優劣はない。せいぜいドロウがふさわしかったのではないか。そういう試合で勝つのは強いチームだ。

チームニュース

Tyrone Mings、Boubacar Kamaraがアウト。

初戦を欠場したセカンドGKのRobin Olssonがダウト。

キープレイヤーズ

アーセナルにとって最大の脅威は、間違いなく9のOllie Watkins。グーナーのひと。夏のEuroでもチームの低パフォーマンスに苛つくイングランドサポーターが、しきりに彼の起用を求めていたことを思い出す。

彼は、これまでアーセナル相手に8試合でG5とわれらの天敵。去年のヴィラパークでもG1を決めている。彼のディフェンス裏へのランに要注意。

それとアーセナルの左サイド守備のチーム事情もあり注目しておくべきなのが、RWのLeon Bailey。本人がリヨン・ベイリーと発音してた。

キングストン出身のジャメイカン。この夏はネルソンやESRらとジャマイカで休暇を過ごしていた。もともとヴィラはアーセナル同様、右サイドからの攻撃が持ち味のチームで、今回もBaileyにボールがわたったときは、緊張感がありそう。

GKのエミマルは……まあいいか。

Head to head

PLの直近6試合で、ヴィラのW2 D0 L4。

ただし、このヴィラのW2は昨シーズンのもの。アーセナルのPLタイトルを阻んだダブル。

アストン・ヴィラの戦術について by エイドリアン・クラーク

AFC公式サイトのプレビューより。

AC:戦術的観点から、今年4月にアーセナルを2-0で破った試合におけるエメリは完璧に抜け目がなかった。後半の彼は、ふだんは高く保つハイラインを維持するよりも、バック4を深く落としてライン間にあるオウンハーフのスペイスを消した。

それによってアーセナルは裏へのランを阻まれ、攻撃をスロウダウンさせられることに。わたしは今回もアーセナルの元コーチはそれを繰り返そうとしてくると思う。

カギとなるのは、そのセットアップをアンロックすること。もしヴィラがラインをハーフウェイまで上げてオフサイドを狙ってくるなら、よきタイミングで深くからのランが効果的になる。ハヴァーツとマルティネリのふたりは、ラストDFの裏へのスプリントをしかけることにかけては非常に賢い。

わかりきったWatkinsの脅威のほかには、Baileyが間違いなくもっとも注意が必要だ。このジャマイカ人はヴィラの右翼で高いポジションを維持し、爆発的ランがある。彼は前回のこの試合でも素晴らしいアシストをしたし、ノースロンドンではゴールも決めている。

MFバトルもおもしろそう。わたしはMorgan Rogersが、No.10からエンジンルームの深くに落ちてくると予想する。そしてJohn McGinnが左からインサイドに入ってくる。

もしピッチの中央が混んでくれば、われわれはボールを素早く効果的にウィングに渡さねばならない。プレイを間延びさせて、ヴィラのフルバックを孤立させるのだ。

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