1年ぶりスタートのジュリアン・ティンバー、PLデビューのリッキー・カラフィオーリ。ジンチェンコは?
ジンチェンコがトロサールとともに、ベンチでアルテタを後ろから睨んでいるような表情。ジンチェンコはこのままLBのレギュラーポジションを奪われてしまうだろうか。
この試合でジンチェンコにかわってLBでスタートしたのは、ジュリアン・ティンバー。彼はどうだったろう。
彼はInverted FBとして、ボールを持っているときはおもにCMとしてプレイ。またLBとしては、Baileyが(ケガで?)元気なかったからか、守備で厳しくテストされるような状況もあまりなかった。
ヴィラがああいう守り方で、ビルドアップでCMを経由させないことを徹底していたので、あまりその局面で活躍は見せられなかったと思うが、個人的には彼のあのポジションでの存在感はとてもポジティヴに感じた。アルテタの云うリーダーシップ。ピッチ中央に自分から積極的に出ていき、ボールを受けようという姿勢。トミヤスやキヴィオールにはない、そういう個人の強い押し出しを見せた。
そのいっぽうで、攻撃の局面でジンチェンコのように前方にチャレンジングなパスを出すかといえば、そうでもなく。だから、この試合の彼は若干中途半端な印象は拭えなかった。
ファンのなかには、長らく右サイド偏重になっているアーセナルの攻撃が、彼がそこに入ることで左サイドが活性化されるという期待もあるが、少なくとも今回はそのようにはならなかった。残念ながら今回の攻撃もばっちり右に偏っている。
まあ、相手が悪かったかもしれない。ヴィラは強かったので、やりたいことをやらせてもらえなかった。また、彼もチームのなかでは、ほとんど初スタートみたいな選手だということを考えれば、あれくらいの発展途上は全然許せるものだ。L8のライスだってこの試合はいつものような存在感はなかった。ひとまずは、今後に期待。
そして、リカルド・カラフィオーリのPLデビュー。ジュリティンと変わって、残り10分プレイした。彼がピッチに入ったのは、パーティのゴールで2-0になった直後で、ある程度勝てる目処がついたうえでの投入で、彼にとってもプレッシャーのあまりかからない状況だった。
ただ、本人はとてもPLデビューのプレッシャーを感じているようには観えず。とても堂々としたプレイっぷりだった。
ほんの短い時間でも、みどころがたくさんあってすごい。
Riccardo Calafiori PL debut vs Aston Villa
byu/Digital___Nomad inGunners
サリバへのスルーボール(なぜそこにサリバ笑)、エミマルとの激突(もちろん故意)、PLの屈強なDFとの激しいやりとり(超余裕👍️)、ボックス内でタックル(一歩間違えば戦犯)、ブロック、インターセプション。
非常にポジティヴなデビュー戦だったと感じる。LBもLCBも彼の前にいる選手のことを考えると、彼がスタートすることになるにはまだ時間はかかりそうだが、ボスを満足させるには十分なパフォーマンスだったように思う。
ティンバーやカラフィオーリが、これから左サイドの守備でプレイ時間を増やしていくことは想像に難くなく、そうなったときジンチェンコはどうなるか。彼は、むしろ今後は劣勢を追いかけるスクランブル時の攻撃的サブとしての役割が主になっていくかもしれない。
サカが23才直前で100勝達成。PL史上3番めの若さ
ブカちゃんはもう毎週なんらかの記録を達成しているな。
The third-youngest player in Premier League history to reach 100 wins 👏
Bukayo Saka, take a bow pic.twitter.com/VaoaQkHFSS
— Premier League (@premierleague) August 24, 2024
今回は、パーティのゴールをアシスト。前半には、エミマルに阻まれたとても惜しいショットもあった。
それと、トロサールのゴールについては、あれもアシストがついてもおかしくないように思えるが、途中でほかの選手に当たって(触って)からだったからかもしれない。
With his first touch after coming on 😮
Leo putting us in front 👊 pic.twitter.com/HFJuI6q5Xp
— Arsenal (@Arsenal) August 25, 2024
サカは、ウォルヴズのG1 A1につづいてA1。2試合で早くもゴール貢献が3。
ウィリアム・サリバ
今回も大活躍のビッグウィリー。「ロールスロイス」がどんどん大げさでなくなってる。
William Saliba’s game by numbers vs. Aston Villa:
87/88 passes completed
7 duels won
4 tackles
4 clearances
3 fouls
2x possession won
1 last man tackle
0x dribbled pastRolls Royce. 😍#AVLARS pic.twitter.com/L28lFD9C3l
— Squawka Live (@Squawka_Live) August 24, 2024
この試合はWatkinsの対応がタフだったろうが、ロングボールにもうまく身体を当てて対処したり、ガブリエルとともにとてもうまく対応していただろう。
そしてこの試合の彼の最大の見せ場がこのタックル。スピードがすごい。
William Saliba 🛡️ pic.twitter.com/VQmH9GT0Ir
— Arsenal (@Arsenal) August 25, 2024
あとはこれ。試合も終盤、珍しく彼が相手DFに囲まれてボールを奪われるが、なぜか彼らが味方同士で激突。不思議なオーラが漏れ出ちゃってる?
https://t.co/6JVJv2vgV4 pic.twitter.com/HmP27v6eIS
— P (@perwilo) August 24, 2024
そして、最後はこちらで。
Ben White backing up his fellow defender 💪🏼
byu/MykeeB inGunners
これはサリバのハイライトというより、ベニーの。ファウルのホイッスルが鳴ったのに、サリバにボールをぶつけるJohn McGinnに、サリバにかわって怒りの鉄槌を下すベニー・ブランコ。
いやあ、アーセナルってほんとおもしろいですね。
この試合については以上
今節の1番は、やはり ESR のゴールです。
涙が出ちゃいましたよ。
もう、エミレーツでも決めてくれていいですよ。
アーセナル、開幕2試合とも不安定なゲームでしたね。
でも、114ポイントとるために勝ち続けることが大事。
しぶとく頑張って欲しいですね。