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【マッチプレビュー】24/25 EPL ToT vs アーセナル(15/Sep/2024)オーデガード、ライス不在を乗り越えて

Club football is back!

ファイナリー。ようやっと。昨日はトップ3に波乱あり。そしてやってきたToT。今回が175試合めというNLD。

PLのビッグ6との対戦はどれも非常にタフな試合だが、アーセナルにとってとりわけタフなローカルライヴァルとのダービー、NLD(A)がシーズンのこんな序盤に来てしまった。PLとしても、興行的にシーズン中の目玉カードのひとつだろうに、もっとあったまった時期のほうがよかったんじゃないか。

そして、アーセナルにはさらに来週マンシティとのアウェイマッチが控えていて、PL全38試合でも難しさトップ3に入りそうな2試合が連続するという一週間となっている。この試合間には、イタリアへ行ってCLアタランタまであるのだから恐れ入る。

そんなときに、アーセナルはケガとサスペンションでMF危機に見舞われるというタイミングの悪さ。シーズン序盤にも関わらず、スクワッド的にも、とても100%の状態とは云えぬ状況で迎えることになったこの試合。なんとか結果をもぎ取ることができるか。

PLタイトルを狙うアーセナルには、早くも厳しい試練となっている。

この試合をプレビューしてゆこう。



アルテタの試合前コメント「ラヒームには証明すべきことがある」

昨日行われた試合前記者会見。アルテタとクラブの新契約が発表されたばかりのタイミングだった。AFC公式サイトより。

(新契約について……)

アルテタ:わたしはとてもうれしい。とてもワクワクしている。これは、わたしとクラブ、コーチングスタッフが歩調をあわせていることを示していると思う。ともに旅をして、ともに働くことを楽しんでいる。

ここから、われわれにはさらに高い野心があり、それらをかなえたい。それがわたしが観ているやりかただ。すでに述べたように、わたしはとても満足しているし、感謝もしている。

(ほかにどこにも行きたくはなかった……)

選手としては、自分のキャリアにとってここよりいい場所があるとは思えなかったし、素晴らしいフットボールクラブというものを体験できた。いまはマネジャーとして、わたしが想像していたよりもはるかによいものになっている。

(オーデガードのケガについて……)

もっと検査をする必要があるため、翌日かそのあとでどうなるかだ。おそらくは今日の午後とかで、様子をみる。ケガの程度やどれくらいで復帰できるか。彼自身はすべてのことに超楽観的だ。われわれは、マーティンが毎日どれほどそこにいたがっているかわかっているが、様子をみなければならない。

(マーティンは恐れていたほどではなかった?……)

それはドクターに任せよう。しかし、間違いなく彼には意志がある。彼は毎試合に出たいし、今回のようなビッグゲイムならなおさら。しかし、まずは彼がどれほど良好か、そうでないのかを確認する必要がある。

(彼をダービーから除外しない?……)

選手にはあと48時間ある。そこで何が起きるか。

(ミケル・メリーノのケガ……)

よくなっている。骨のことだからゆっくりしたプロセスで、癒えるまではしばらくかかる。彼はいい回復をしており、すでにいくらかの活動は始めている。

彼も極めてハードに取り組んでいる。われわれとしては、この時間を、彼が疑問に思うようなたくさんのことを理解することに使っている。そして、彼が戻ったときには準備万端で、チームにインパクトを与えられる。

(彼はつぎのIBまでには復帰できる?……)

正直わからない。骨の回復について予想するのはとても難しいから。現時点では、あまり症状はでていないので、スピードアップはできると思う。彼はその他はなにも失っていないから。しかし、これも様子をみていく必要がある。

(ガブリエル・ジェズースがトレイニングに戻っている……)

ガビーはもう出てきた。彼は明日にもさらなるセッションを行うし、もしすべてがうまくいけば、今回のセレクションにも含まれるだろう。それはチームには素晴らしいニュースだ。

(カラフィオーリは?……)

彼も、もう一日くらい様子をみる必要がある。

(スターリングは今回の試合に参加できる?……)

彼はとてもいい感じに観えるよ! まず第一に、彼は満面の笑みがあり、かなりのエナジーもある。彼は彼で、証明したいことがある。そういうものを腹に含んでいるとき、すぐにわかるものだ。

もちろん、わたしにはいまさら彼のクオリティを発見する必要はない。彼がチームにもたらすものはわかっている。

(この試合でアウェイキットを着ける件……)

理想的ではない。われわれは自分たちの色のホームキットでプレイしたかった。だが、自分たちでは決められない。われわれはそれに適応する。ヴィラでもそれで勝った。だから、それが幸運をもたらしてくれることを祈るよ。

(スターリングは加入以降どのように観える?……)

わたしには、彼のハンガーが観える。彼は毎試合・毎分プレイしたい選手であり、そうならなければ彼はハッピーじゃない。彼はフットボールを愛していて、それが毎日好んでやっていること。

彼のコミットメント、エナジーのレヴェル、チームにもたらすもの、クオリティ、それはビッグブーストだ。彼がドアをくぐったとき、それはほかの選手たちからも感じられることで、彼がいればチームはよくなる。彼はチームをよりよいものにしてくれるだろう。

(彼の得点能力をアンロックする……)

彼には彼の能力があり、それは彼と周囲にいる選手たちの功績。フロントの選手のひとりであれば、それが必要になる。

そして間違いなく、彼にはその直感がある。それをやる意志と能力があり、だからわたしは彼がチームにインパクトを与えると確信している。

(あなたがここへ来てからのクラブの進化……)

それが、われわれ皆が望んだやりかただったのは、皆がまったく違うクラブになりたがったから。われわれは正しい方向を向いている。かなり大幅なステップも踏み、それでいてまだ大いに進歩の余地がある。

オーナーシップからボード、選手全員からスタッフ全員まで、渇望を観ることができる。そして、それが目標であり目的なのだ。

(あなたがアーセナルを去ったかもしれないクラブや国はある?……)

ない。これは感情的なつながりだ。わたしにそれがあるし、わたしの家族、子どもたちにもある。経験があり、ここにいる人たちとの関係がある。これが強すぎる。

(イーサン・ワニエリはこの試合でプレイする可能性がある?……)

われわれは(チームの変更に)適応する必要がある。シーズンを通してこうした状況も訪れるだろうから。それが2試合めというこのような序盤に起きた。ブライトンでのベンチを見れば、思っていたのとかなり違うものになっていたはずだ。

われわれにはそうした状況があり、それに向かい合わねばならない。そして機会として利用する必要がある。若いキッズは、われわれに大いに希望を与え、彼らを頼るべく正しい理由も与えられている。だから、われわれもそれをしなければならない。

(あなたのノースロンドンダービーの最高のおもいで……)

それは試合後になるかもしれないが、とくにホームで勝って、サポーターたちとそれを祝うとき。それが、彼らにとりどれほどの意味があるか理解できる。

それは特別なことで、アーセナルが誕生して以来、われわれには非常にたくさんのアーセナルサポーターがいて、われわれのことを観ている。

ファーストチーム周辺でもいい例がある。試合後の彼らの感情を観て、それが彼らにとりどれほどの意味があるかが観られる。誰かをこんなにも幸せにできる、それに貢献できる力を持っていることは特権だ。

(Ange Postecoglouへのリスペクト……)

わたしは彼に憧れている。尊敬している。わたしは、彼のことは触発するコーチだと思っている。なぜなら、彼はさまざまな状況や国でも、自分のやりかたでやってきたから。

彼は、ゲイムについて非常にユニークな考え方をするひとであり、フィロソフィがある。わたしはそれを愛す。彼はそれにこだわり、彼自身とクラブを素晴らしいやりかたでレペゼンしているのだと思う。

(スターリングはマンシティ以降どれほど進化した?……)

もちろん、わたしたちがいっしょにいたころからは、彼は私生活でも大いに変化があった。最初に彼と電話で話したとき、わたしは10秒ですぐにわかったよ。彼を連れてこなきゃいけないと。彼もそれをとても望んでいた。

そして、それがわたしにとり唯一の疑問だった。いま彼はキャリアのどのステイジにいる? 10秒後にはわかった。彼をここに連れてこなきゃと。

(あなたはヴェンゲルやほかの成功したマネジャーたちのように、アーセナルでレガシーを築ける?……)

願わくば、イエス。だが、あなたはフットボール史上のベストについて話をしている、とくにこの国で。

わたしの目標とやる気は、自分自身のベストヴァージョンになることであり、アーセナルにとっても、この世界でベストなコーチになること。

クラブのニーズはなにか、選手のニーズはなにか、チームが成長をつづけるために必要なものは。そして、自分たちがなにを成し遂げたいのか。それが唯一の目標だ。

(アーセナルサポーターへのメッセージ……)

ありがとう。そう云うだろう。われわれに感謝してくれて、ともに時間を過ごしてくれて、信頼、示してくれた自信について感謝する。できればそれが継続できるように。

われわれは、彼らをハッピーにするためにここにいる。彼らとクラブへの愛情という情熱を楽しむためにここにいる。われわれには、そのために努力し、彼らのために成し遂げる責任がある。

(チームにおけるハヴァーツの役割への適応について……)

彼はずっと素晴らしい。もちろん、それはわれわれがともにたどり着く地点までの旅だったが、だが、彼のもたらせるクオリティに疑いを持つものはいなかった。

この成功があったのは、彼のキャラクター、パーソナリティがあったから。毎試合へのアプローチがあり、どんな状況でも向き合い、向かっていく。彼がチームにいることは喜びだ。

(スクワッドのサイズについて……)

それはもっと大きくもなれただろう。しかし、われわれには自分たちが理解している限界もある。あることをしなければならないし、ある取り引きもしなければならない。ある選手はもうだいぶ長くここにいて、キャリアのなかで新しいチャレンジも必要だった。

われわれは何人かの選手と契約し、それはここ数年とは多少違ったものであった。しかし、スクワッドのクオリティにわたしはとても満足している。

われわれがコントロールできないこともある。この2週間で起きたことは極めて不運だった。それに向き合う必要がある。しかし、これからのシーズン中はとても違うものであることを望む。

(シーズンのチャレンジングなこの期間にどうアプローチする?……)

一日づつだ。5月末にわれわれがいようとしていた場所を見れば、明日プレイする試合やそのレヴェル、その挑戦は、そういうふうには考えられない。酸素がなくなってしまう。

わたしはエナジーがほしい。翌日への熱意、次の試合への熱意、可能なかぎりベストなやりかたで準備すること。それが、われわれがやることだ。

われわれは、信じられないようなエナジーと自分たちであろうとする信念を抱いて、勝つつもりでスパーズへ行く。

(昨シーズン終盤のトテナムとマンシティの試合について……)

わたしは、つねに信念を持っている人間だと思っている。Angeが少しああなったのも、彼のチームが試合に勝とうとプレイしていたこともわかっている。彼らには、大きなチャンス(CL)もあったし、違う日ならまったく違うものになっていたかもしれない。そこにはなんの疑問もない。

(スパーズのファンが自分たちの敗けを願ったことと、両チームのライヴァル関係について……)

どっちのファンだったか、どれだけ多くがそうだったのかも知らない。誰もが自分の考えを持っているし、わたしは自分自身についてしか話せない。そのことに意見はない。

会見の後半。

  • big game and chnace to start week with a big win
  • Raheem’s first words to me were that he was dreaming of joining us
  • Raheem did so well at City due to himself, Pep and the environment
  • We will give him everything that we believe will help him.
  • concerns over Raheem’s confidence levels? we have to rebuild
  • he can make a difference at any ground in the world
  • Nwaneri has made a huge development in last year
  • Martinelli standing in squad? we need wingers to attack one-on-one
  • Raheem to prove a point? He has it in his tummy to want to play. I do

以上

NLD(A)でアウェイキットのアーセナルは38年ぶり

会見でのやりとりにもあるこれ。38年ぶりというのはすごい。

不可解な決定にも感じるが、PGMOLが「アーセナルのホームキットは白すぎる」と決定したことのようだ。

NLDといえば、場所に関わらず紅白戦のイメージが強いため、この件についてはファンのあいだでは否定的な反応がけっこうある。もちろん、アルテタもうれしくない様子。

先日も、ブライトンでのライスのレッドカードを支持する声明を出したPGMOLがらみということで陰謀論もあるようだが、エミレーツに来たときの彼らがアウェイキットを着用するのなら、いちおうはフェアだろうか。逆に、そこで彼らがホームキットを認められたら、おもしろいことになる。

ブカヨ・サカの試合前コメント「報われるからハードワークの価値がある」

去年のNLDではホーム・アウェイでゴール。今回ゴールするとNLDで3試合連続となり、それはピレスとアデバイヨルの記録に並ぶという。試合前のインタビュー

サカ:NLDのことはたくさん覚えてるよ。でも、とくに思い出すのは、White Hart Laneでのトマス・ロシツキーのとてもナイスなヴォリー。あれを思い出す。あとは、オバメヤンとラカゼットがゴールして4-2で勝った試合。そのふたつだね。アカデミーのみんなとチケットを勝って観にいったんだ。ぼくもダービーでゴールできると知ってたら、にやけちゃったと思う。

(昨シーズンのNLDでのゴール)ファーストタッチにはすごく集中した。なぜなら、もしそれがうまくできたら、ボックスで決められる自信がすごくあったから。そして、ああいうふうにインサイドに入っていって、あれはぼくのストライクのやりかただ。もしそれがうまくいえば、絶対入ると思っていた。

ぼくが見上げると、そこはちょっと静かになっていた。でもコーナーの後ろからはアウェイファンの声が聞こえた。あれはナイスな瞬間だったし、ぼくも耳に手を当ててそこで祝った。

それこそが、ぼくが朝起きてハードに取り組む理由だ。それが報われれば、やる価値がある。

(バロンドールの候補に)世界最高のトップ30人に選ばれたことは、もちろんとても大きな名誉。シーズンを通して自分がやってきたすべてのハードワークが認められたということであり、そのリストに自分の名前があるのを観たときはとてもナイスだった。

ぼくは、子どもの頃からチームのなかで重要な役割を担える選手になりたかった。ゴールを決めるとか、チャンスをつくるとかに関わらず、ファイナルサードでとにかく違いをつくれる選手に。ファーストチームに入ったときは、ぼくはバックから始めたけど、ぼくの考えではそれでもゴールに関わりたかった。

そして、ぼくは自分の自然なポジションであるウィングでプレイするライセンスをもらった。ぼくは、自分にはいつもプレッシャーをかけているよ。誰かがぼくに期待することを話す以前に、ぼくは自分の最高を期待する。

いま自分がやっていることには満足しているけど、まだ自分の目標を達成していないこともわかっている。だから、そのことがやる気につながっているんだ。

(ブライトンと1-1)ぼくら全員、2シーズン連続で2位フィニッシュしたことで、腹の底に渇望がある。あの気分はもう二度と味わいたくない。

ミケルが新契約にサインしたことはとてもうれしい。彼はふさわしいひとだ。彼がクラブを前進させるためにもたらしたものを見てほしい。それは彼の功績であり、できればそれで成功したい。

彼は素晴らしいリーダーであり、ぼくらを触発する。彼のチームトーク、選手の新たな側面を引き出し、ディーテイルを教えてくれる。彼とシーズンの最初にチームのなかでの役割について話すのは、毎年のことだ。

※コメントくださるかたにお願い
プレヴューエントリでは、試合の結果がわかるようなコメントはお控えください
お互いリスペクトしあって楽しく使いましょう

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