European football is back!
やあ。今年も早々にCLの時間がやってきた。やっぱりCLは、PLとはまた違ったワクワクがある。
今年からのCLの新フォーマット「リーグフェイズ」で試合数が増えた影響なのか、この試合は通常はELの試合が行われている木曜日に設定された。すでに多くのチームが火曜・水曜とCLをプレイしており(シティも)、その分われらは週末のPLまでの時間が短く、なんだか損をしたような気分である。
アーセナルのCL初戦の対戦相手は、セリエAのアタランタ。両者はこれが初対戦らしい。
近年アタランタは、戦術やら選手やらで、イタリアのチームのなかでも比較的名前を目にする機会の多いクラブだった気がする。そして、彼らは去年のELウィナーという。アーセナルのドロウのなかでも、間違いなくハズレくじのひとつだろう。
だが、それは相手も同じ。アーセナルを引いたクラブはどれもハズレくじである。なぜなら、われらは強いから。
この試合をプレビューしてゆこう。
アルテタの試合前コメント「チームはしばらくマーティンを失う」
昨日イタリアで行われた試合前記者会見。AFC公式サイトより。
(木曜にCLをプレイするのはヘン?……)
アルテタ:違いはあるが、われわれはいまここにいて木曜の夜にCLをプレイする。それでも、われわれはうれしいし、初戦に対する熱意もやる気もある。ここは、非常にタフな場所で、彼らはここで素晴らしいものを築いてきた。昨シーズンの彼らは美しい物語だった。
しかし、われわれもこれは新シーズンであり、正しく始めていきたいと強く思っている。
(マンシティ前に不利がある?……)
そうじゃないと願う。日曜以降、われわれはエナジーに満ちている。あれはよかった。われわれは、何人かとても重要な選手が回復しているということもある。われわれがとても愛しているコンペティションだ。ポジティヴなほうを観ているよ。
(マーティン・オーデガードのケガ?……)
すべてをスキャンした結果、いくらか損傷があることがわかった。とくに、足首にある靭帯のひとつだ。だから、彼を失うことになる。
回復までのタイムフレイムを設定したくはない。なぜならわたしはドクターではないし、これは非常にひどいものだから、チームはしばらく彼を失う。数ヶ月にならないことと願う。観てみよう。
(そのほか起用できるのは?……)
リカルド(カラフィオーリ)は、今日トレインできていたので、彼は使えるだろう。彼がスクワッドにいるのは素晴らしいことだ。なぜなら、この数週間は人数が足りていなかったから。
(マンシティを前にロテイトする?……)
いいえ。まだ9月なので、明日はベストだと信じる選手たちを使わねばならない。それがもっとも重要であり、唯一のことだ。
(なぜに2024年のアーセナルはアウェイでこんなに成功している?……)
なぜなら、もし自分たちがなりたいレヴェルになりたいのならば、アウェイでもホームでもとてもうまくやらねばならないし、そのほかに選択肢などないから!
だから、われわれは結果を得るために一貫性を継続する必要がある。パフォーマンスも結果につながるものだ。
ヨーロッパで勝つのは極めて難しいし、PLみたいなものだ。できれば、われわれも昨シーズンよりももっと効率的になりたい。とくにこのコンペティションでは。小さなマージンが結果を決める。だから、われわれもかなりうまくやる必要がある。
(国内とヨーロッパのアウェイ試合の違いについて……)
もちろん、相手もことをよく知らないし、そうなればボックスが決定的になる。このレヴェルでは、小さなディーテイルと瞬間が試合の筋書きを決める。
PLはちょっと違う。ヨーロッパでは、チームは無慈悲であり、自分たちのベストでいなければならない。とても効率的に。
(キャプテン不在を埋める選手がいると自信がある?……)
イエス。しかし、チームはそれを示さねばならない。彼は、われわれのキャプテンであり、チームで最大の選手のひとりだ。彼は、この1-3シーズンで、もっとも安定していた選手のひとりだった。
われわれのアイデンティティは、彼のプレイや彼の振る舞いととても関わりがある。だから、彼の不在については対応していかねばならない。そして、それはチームにとっては素晴らしいテストにもなる。いかに違う顔を見せることができるか。
われわれには、ほかの選手たちもいるし、ほかの効率的になれるオプションもある。
(チームが昨シーズンのCLから学んだ教訓について。それを今シーズンに活かせる?……)
そう願う。そこが目標だ。これはチームにとり素晴らしいシーズン。われわれは、クラブとしては16年か18年もたどり着けなかった場所へ行かねばならない。われわれはうれしくもなければ、満足もしていない。なぜなら、もっと多くを望んでいるから。
チームは渇望を示している。わたしは、チームにその能力、クオリティがあると思っている。ここからは、それを証明するときだ。
(昨シーズンの経験からヨーロッパ試合でのアプローチについて変化がある?……)
変わるかどうかはわからない。それは相手に依るし、そのときのタイミングにもよる。われわれは教訓を学んだし、よりよくなれる側面についても学んだ。
ヨーロッパのトップエリートクラブについても、意識的になっている。彼らは試合のなかでどうプレイするかわかっているし、どう競うかもわかっている。
(チームはプレッシャーや敵対的雰囲気にうまく対処できるようになった?……)
それを学び、落ち着きや決意、信念を見せることができるといいのだが。それはこのステイジでは非常に重要なものだから。
明日は、われわれも自分たちが直面しているものをわかっている。タフになるだろう。しかし、チームは準備できている。
(CLでは2試合さらに試合が増えて、選手は守られているか?……)
わたしが思うに、この変更の理由は、すべてのフットボールファンとスポーツを愛する人たちのためだ。よりよいプロダクトを、もっとエンタテインメントを。
ここからは、われわれがもたらさねばならない。とくに選手たち。これが、どうなるのか観てみようじゃないか。
(今シーズンのチームのスタートはうれしい驚きだった?……)
イエス。しかし、このチームはつねにそうやって反応してきたと思う。われわれは満足せず、もっと欲しがっているという事実。われわれはそこに行けるとわかっていた。
われわれにもレヴェルがあるが、途中いくつかのことで負けて、そこまで達せなかった。そこに新たな機会がある、そこがスポーツの美しいところ。
(ブカヨ・サカは起用できる?……)
彼は今日トレインできていた。セッションのほとんどをこなしていたから、彼は使える。
(チームのアウェイフォームが上向いたことに気づいたのはいつ?……)
試合ごとに気づいていった。チームが競うことができ、パフォームでき、実際とてもとても難しいステディアムで安定して結果を得ている。そして、いろいろなやりかたで試合に勝っている。そこがわたしは非常に重要だと思う。アウェイでも自分たちのやりかたで一貫していたいから。
そして、これからわれわれはその学びをCLに活かしていく必要がある。明日はそれを示すとき。
(アタランタのプレイングスタイル?……)
クラブには素晴らしいストーリーがあり、Gasperiniがやってきることはすごい。わたしは彼がキャリアでやってきたことに、大きなあこがれがある。アタランタだけでなく、ほかのクラブも。
彼はとても重要な存在であり、昨シーズン成し遂げたことはすごかった。明日どうなるか観てみよう!
(マンシティでGasperiniと対戦したとき……)
彼らと対戦するのはとても難しかった! 彼らには、毎週観られるような特定のプレイングスタイルがあり、相手にとても挑戦してくる。
この2シーズン、PLはかなり変わったし、彼らと似たようなことをしてくるスクワッドも増えた。だから、われわれも明日に備えないと。
(どんなアタランタのチームになると思う?……)
わたしは、彼らをよく知るリカルドとジョルジと話した。彼らは選手たちも知っているし、とても重要な情報だ。彼らは、この数シーズンであのスクワッドと対戦しているが、とてもうまくやっていたという。
以上
ジョルジーニョの試合前コメント「(ワニエリ)明るい未来が待っている」
この会見には、選手からジョルジーニョが同席していたようだ。
サマリーだけ。
What missing for Arsenal in UCL so far?: we have learned lessons from last season and this is a tough game to start
Nwaneri?: young and growing and improving every single day – talented with good skills – he can have a good future if stays as he
he is quiet at the moment in dressing room
unfair playing City on Sunday?: it might be more difficult but it is what it is
why not so good away in Europe? still learning about the competition as a group of players
why so good away in PL?
extra load of more UCL games?: this is what we train for
how does team spirit at Arsenal compare to other winning teams you have played in?: energy and atmosphere is incredible every day at training
pressure on you?
※追記:AFC公式サイトにトランスクリプトがアップされたので、それを
ジョルジーニョ:ぼくらも毎日もっとよくなろうとトライしているし、昨シーズンの教訓を活かす必要がある。これは、まだ初戦であり先は長い。しかしぼくらが準備できてなければならないのは、舞がいなくタフな試合が待っているからだ。
アタランタのこの数年のプレイにはとても感心しているんだ。全員がいっしょにトレインし、同じゴールを目指してきた。彼らはいまいる場所にふさわしい。ぼくも彼らのクラブとしての成長がうれしい。彼らのストーリーはイタリアンフットボールにとって素晴らしいものだ。
Mateo Reteguiは、とても力強い選手だね。とくに空中戦で、彼はつねにゴールを狙っている。ぼくらは、彼のプレイには注意をしていなければならない。彼はつねに進歩し、つねによくなっている。彼は地に足のついた選手さ。彼にはこのあとすべてうまくいくことを祈っているが、この夜はそうじゃないかも!
いまの結果は偶然ではない。ぼくらはこの道にいつづける必要がある。
(アウェイフォームをヨーロッパでも?)そこはちょっと違うし、ぼくらが学ぶ必要のあることがある。ぼくらは、このコンペティションについて、もうちょっと知ろうとする必要がある。ぼくらは毎日よくなっているし、みんながこの試合でプレイできることをほんとうに楽しみにしている。
勝利への渇望、みんなが団結し、お互いに助け合う。そしてスタッフからピッチ上の選手まで、全員の舞台裏での取り組み。それがカギだ。
このグループのエナジー、更衣室やトレイニンググラウンドでの雰囲気、それはまったくすごい。トレイニンググラウンドでの毎日がハッピー。ぼくらはそこにいることを楽しんでいて、それが自分たちのやることに対して非常に重要だ。結果が出ているのだって偶然じゃない。ただ、そこにいつづけることが必要なんだ。
(ワニエリ?)彼は成長著しい若ものであり、毎日進歩している。才能ある選手で、ドリブルもできるし、ラインをブレイクすることもできるし、ゴールもパスもできるいいスキルの持ち主。彼がもしいまやっているトレイニングをやり、毎日進歩しようとトライするなら、ぼくは彼には明るい未来が待っていると思う。
ほかのどんなキッズと同じのように、いまはおとなしいものだよ。でも、彼が経験を積むようになって、殻を破るときがくる。それはタイミングなんだ。唯一集中すべきことは、毎日成長すること。彼ならそれができるとぼくは思う。
ウィリアム・サリバのインタビュー「世界ベストになるにはタイトルが必要」
アメリカ『FOX Sports(メキシコ版)』が、サリバのインタビューをしていた。アタランタとの試合のことはほぼ触れられていないが、このインタビューを紹介しよう。
🚨 ‘QUEREMOS COMPETIR ANTE EL MANCHESTER CITY COMO LO HEMOS HECHO LAS ÚLTIMAS DOS TEMPORADAS, PERO DEBEMOS HACER MÁS’
William Saliba habló de la competencia con el City, previo a su partido de este fin de semana ⚽
🎙 @RicardoSalesE, @christianelguea#LaPremierxPREMIUM pic.twitter.com/VO0JX51U1d
— CENTRAL FOX MX (@CentralFOXMX) September 17, 2024
サリバ:この2シーズンでもやってきたように、もちろんマンシティとは競いたい。だが、ぼくらはそのためにはもっとやらなきゃだめだともわかっている。それに、シティとは闘いたいが、ほかのチームとだってそうする必要がある。シティだけじゃない。
もし彼らに勝てても、ほかで敗けたら意味ないから。だから、もちろんぼくらは週末に勝ちたいし全力も出すけど、日曜で終わりというわけではない。
(Haalandについて)彼はグレイトな選手。世界でベストのひとり。彼とプレイするのは難しいけど、昨シーズンのぼくらは彼を止めるためにすべてを出して、それがうまくいった。
もちろん、クラブでプレイするのとナショナルチームでプレイするのとは違う。ぼくはここではクラブのためにプレイするし、フランスでは国のためにプレイする。コーチも違うし、同じやりかたではプレイしない。NTは試合への準備期間も短く、ここではそれがもっとある。そこが違う。
(ベストな選手になれる?)ぼくもこの2シーズンは正しい道を歩んでいると思う。とくに昨シーズン。世界でベストのディフェンダーになる道にいるのかもしれない。ぼくは、いまも自分がベストのひとりだと思ってるけど、それを云うためにはいくつかタイトルを取る必要がある。それが、いまぼくに欠けているものだと思う。
もしタイトルを取れば、優秀だということ。そうでないなら、ベストだとは云えない。それがぼくの信じていること。ぼくは、世界でベストのひとりだよ。
“I am one of the best players in the world.”
異議なし。