試合について
アーセナルのファースト11
SofaScoreより。
4-2-3-1
ハヴァーツ
マルティネリ、トロサール、サカ
ライス、パーティ
カラフィオーリ、ガブリエル、サリバ、ティンバー
ラヤ
サブは、スターリング(74 マルティネリ)、ワニエリ(85 パーティ)、ジェズース(90 トロサール)※90+8分
ダウトだったラヤがスタート。最後の24時間までこの試合で使うかどうか決められなかったくらいだから、彼が100%ではなかった可能性もあるが、アルテタはそれだけネトを信用していないのかもしれない。ありそうなことだ。
それとPL初スタートが期待されたワニエリはベンチから。まあこれはしょうがないか。
それと、バックラインはベン・ホワイトがスクワッド外になり、シティと同じバック4に。
アーセナルが同点に追いつかれたのが後半の63分。そこからは、その前にも増して3ポインツをかけて猛プッシュする時間になったが、サブが動き出すのはやや遅かった。74分にネリにかわりスターリング、85分にはパーティにかわりワニエリ。それだけ攻撃のカードがなかった。
ところで、今回はアーセナルについてネガティヴなことを書くつもりはほとんどないのだが、ジェズースのことだけちょっと気になった。
ジェズースが入ったのは、90+4分にトロサールがウィナーを決めたあと。
というのも、どうしてもあと1点が必要という場面で、ベンチにはウズウズしているジェズースがいるのに、アルテタが彼を入れたのは結局リードしてから。あのチームでジェズースを入れるなら、変えるのはトロサールしかいなかったと思うが、アルテタはどうしてもゴールが必要なときに、ジェズースよりもトロサールを優先したように観えた。
この件は、試合後会見でも記者から質問が出ていたが、ぼくと同じことを考えていたのかもしれないと思う。
たしかにゴール前のフィニッシュという意味では、ジェズースの信頼度は低い。少なくともトロサールよりは。どうも、そうしたボスの気持ちがジェズースに伝わったように観えて、彼もピッチに入るときしかめっ面をしているように観えたものだ。彼としては、ゴールがほしいならもっと早く自分を入れてほしかったはず。
ジェズースは、いま自分のペッキングオーダーについてはかなり厳しさを感じているんじゃないだろうか。最後のハヴァーツのゴールにつながった彼の強引なショットも、彼がなぜあそこでパスを出さずに自分で強引に行ったのか、なんだかわかる気がする。彼は自分にできることを証明しなきゃいけなかった。そして、実際惜しかった。
マッチスタッツ
Sky Sportsより。
ポゼッション74.5% v 25.5%、ショッツが36 v 5、クリアカットチャンスが7 v 0、コーナーが17 v 0、セイヴが1 v 13 といった数字が試合の趨勢を物語る。
さすがに今回はホームチームが試合のほとんどを圧倒した。試合全体を観ても、レスターの時間はほんのわずか。
彼らのゴールは、ディフレクションとゴラッソ。SoT3でG2なので、非常に高効率だった。逆に、こんな試合展開で彼らもよく2点も決めたな。。
⚠️ | QUICK STAT
Arsenal today:
• Most shots by any team in one match across Europe’s top 5 leagues this season
• First team with more than 15 shots on target in a Premier League match since December 2017
• First team with 10 big chances in a Premier League match since… https://t.co/YlHJSkgsLG
— Sofascore Football (@SofascoreINT) September 28, 2024
今回のアーセナルは、このような記録もあったという。
- 今シーズンのヨーロッパ5リーグで最多ショッツ(36)
- PLで2017年12月以来の最多SoT(15)
- PLで2019年9月以来の最多BC(10)
あれだけ、パーク・ザ・バスやらダークアーツだなんだと罵られながら、つぎの試合ではヨーロッパベストの数字を叩き出すチーム。なんなん?
Opta AnalystによるxGは、4.12 vs 0.27。
今回はアーセナルのショッツがかなり多かったせいか、ぼくがチェックしたxG評価はアナリスト各社でかなりの揺れがある。
- xG Philosophy: 4.37 v 0.27
- SofaScore: 4.62 v 0.32
- Scott Willis: 4.8 v 0.3
- markstats: 5.81 v 0.58
4.98 xG at the final whistle, Arsenal’s highest since the stat was first tracked by the Premier League in 2010-11.
Indeed it would appear to be the fourth highest non-penalty xG tally by a Premier League club. https://t.co/KLFHcY2Lct
— James Benge (@jamesbenge) September 28, 2024
James Bengeは、アーセナルのxGは4.98だったと述べている。これは、2010/11にPLがxGを計測しはじめてから最大という。どこデータなんだ。