試合について
アーセナルのファースト11
SofaScoreより。なぜライトブルー?
4-3-3
トロサール、ハヴァーツ、サカ
マルティネリ、ジョルジーニョ、パーティ
ティンバー、ガブリエル、サリバ、ホワイト
ラヤ
サブは、スターリング(80 マルティネリ)、ジェズース(80 トロサール)、ワニエリ(86 サカ)
このフォーメイションは、おそらくチームが提出したチームシート?に依るものだと思うけれど、実際はジョルジとパーティのダブルピヴォットの4-2-3-1(守備時はいつもの4-2-2)だったと思われる。マルティネリはLWで、トロサールのN0.10、ハヴァーツの9(フォルス9)。
ふたりのCMについては、パーティはしばしばサリバとビッグガビの間に入ってふたりと3CBを形成していて、ジョルジとの役割分担があったようだ。
それと、この試合で何が驚いたかって、やっぱりスクワッドだろう。スターティング11は予想どおりとして、ベンチの名前を観て目が点になったよね。
ぼくもアーセナルの大ファンという自覚あるけど、この超ビッグマッチでマイチームのベンチに知らない名前を観ることになるとは思わなかった。
それもそのはずで、オーデガードはもちろん、カラフィオーリも間に合わず、おまけにジンチェンコまでふくらはぎでアウトという……。MF危機で彼の8抜擢を期待する声だってあったというのに、なんというチェンコ。
おかげでアーセナルはファーストチームから7人がアウトという異常事態。ベンチには5人も10代のキッズが入った。ワニエリ、ルイスケリー、ヘヴンあたりは知ってるけど、Kacurri、Kabiaって誰だよという。
ちなみに、AFCユース事情通のバード氏によれば、このふたりはアカデミーでも大変に評価の高いふたりらしい。緊急事態とはいえ、NLDのベンチに入るくらいだから当然か。
サブについては、最初のサブが80分とけっこう遅れた。60分あたりでトロサールやネリには若干疲労も観えていたので、早く入れてほしいと思っていたが、ああいう試合でサブが難しかったのはたしかにそうかもしれない。
この試合で、スターリングがアーセナルデビューした。もちろんブーイング。でもブーには慣れてるから大丈夫。
それと、久々に登場のジェズース。このふたりは残り10分というあの短い時間のなかで、なんとか爪痕を残そうとした様子は観られたものの、あまりよいところはなかったか。経験豊富なシニア選手として、どうせならチャレンジして簡単にボールを奪われるよりは、時間稼ぎするくらいのしたたかさを観せてほしかった。
そして、サカに変わって待望のワニー登場。交代を余儀なくされたサカはアルテタの試合後コメントだと状態がわからないが、ちょっと心配である。
ワニエリこそ、爪痕を残したな。オーデガードの右ハーフスペイスのポジションにそのまま入り、短い時間ながらあのポジションでプレイできることを示した。守備もよかった。
そういえば、試合中ワニエリが右サイドの守備に下がろうとしたときに、ジェズースが彼に「高い位置に残っていろ」と声をかけたとか。いいね。
マッチスタッツ
Sky Sportsより。
この試合のプレビューエントリでも触れた前回のNLDに、結局かなり似た試合の趨勢になった。アーセナルのポゼッションは36.3%で、今回も全体的に相手がかなりボールを持って試合を進めた。
PLのこれまでのNLDでのアーセナルの最低ポゼッションは、前回の37.8%で、今回はそれをさらに下回った。そして、そのどちらもアーセナルが試合に勝っているという。このポゼッションの低さは、アルテタのプラグマティックアプローチを象徴するスタットだろうと思う。
ショッツも15 v 7とホームチームが2倍以上を記録していながら、チャンス量はほぼ互角。
Opta AnalystのxG評価値は0.71 v 0.73。
ホームチームがかなり支配的に試合を進めるなかで、彼らはハイクオリティなチャンスをつくることが課題だったものの、今回もそれができなかったことになる。彼らの最大のチャンスは28分Solankeのショットが0.15xG。彼らの0.10を越えるショッツは、このほかにたったひとつしかない。それなりに危険な状況をつくっていた事実は否めないが、ことフィニッシュに関しては、ラストアクションに正確性を欠いた。
アーセナルの試合ではよくあることではある。
ちなみにSolankeは、この試合で結局ショッツを2本しか打てていない。SoTはゼロ。
いつも更新ありがとうございます!
毎回アーセナル愛溢れる記事を楽しませていただいています。
いやー、ウーデ&ライス抜きで素晴らしい勝利でした!
ヌワネリも、あれだけ落ち着いてプレーできれば、どんどん出番がありそうで、活躍楽しみです。
試合数多くなり大変だと思いますが、引き続き楽しみにしてます!