やあ。元気かい?
おれは日曜の試合ですっかり精神をやられてしまい、あの衝撃から立ち直るには丸一日はかかってしまった。
でも、完全に敗けたと感じているし最悪な気分だったけど、じつは結果はドロウなんだよね。115だか130だかの不正によって築かれたバビロンの悪しき地で、1ポイント。すくなくとも相手に3ポインツ取らせることは防いだ。いま世界でもアウェイチームが勝つのがもっとも難しいであろう場所のひとつで、タイトルを狙うわれわれは最低限の仕事はしたことにはなる。そこには多少の慰めはある。
それにしても、9シーズン?ぶりの勝利はお預けになったのが残念でならない。もうこれで、あそこで彼らとプレイするのは最期かもしれなかったのだから。
しかし、どこからツッコめばいいのかという試合であった。
とくにアーセナルには今回も非常に議論の余地の多い試合で、試合後はなんとも後味の悪さが残った。だって、まだシーズン5試合しかしてないのに、そのうち2試合で試合半分を10人でプレイすることなんてある?? しかも、よりによってタイトル争いをしようとしているチームが。それが文句のつけようのない判定によるものならまだしも、あまりにもソフトな判定で、もっとも厳しい罰を受けているという事実。
まあ、それでもがんばった。ひとまず序盤の極めてタフだった期間を乗り越えて、今シーズンはまだ無敗をキープした。しかも、複数のキープレイヤーを欠きながらである。このしぶとさ。われわれは、もう以前のアーセナルではない。これからもまだまだポジティヴなシーズンをつづけていける。
試合を振り返ろう。
アルテタの試合後コメント「チームがとても誇らしい」
試合直後のアルテタのインタヴュー。AFC公式サイトより。
アルテタ:ここでこのチームと対戦することがいかに難しいか、われわれは知っている。だからこそ、彼らは一年以上もここで敗けていないのだ。われわれは、最初の10-15分、あるスペイスをコントロールすることに苦しみ、相手はゴールを奪った。だが、われわれは素晴らしくそれに反応した。
われわれは、信じられないほどのキャラクターとパーソナリティを示した。そして、そのあとは自分たちの望む試合になった。10人になったチームはまたしてもどんな試合にも備えていることを示した。それは力強いものだった。56分間、われわれがやったことは際立っていたし、最後には試合に勝てなかったことが残念だった。
このチームにはキャラクターがある。パーソナリティがある。今日、おそらくはヨーロッパでもっとも難しい場所で、それを示した。
(HTにチームに伝えたメッセージ)われわれは、その状況に適応する必要があったので、やろうとしなければならないことについて説明した。あることをどうやって防ぐか。すべてではないが。56分間すべてを説明するのは無理だから。とくに精神的な部分。われわれは、規律だっていなければならなかった。多くの守備アクションをせねばならなかった。そのあと試合がどうなるかもわかっていたのだから。
われわれは、ここに勝ちに来た。それは事実だ。困難があっても。思ってもみなかった状況に置かれてもだ。しかし、われわれは少なくとも引き分けた。ここから前へ進む必要がある。
試合後の記者会見。AFC公式サイトより。
(結果について……)
アルテタ:最初の10-15分はとても難しかった。あるスペイスをコントロールすることに苦しみ、ピッチの25-30mを抜け出す能力は十分ではなかった。つまり、試合をまったくコントロールしていなかったということだ。
そのあと、自分たちのやるべきことを理解しはじめ、より効率的になった。そして、もちろん、われわれは56分間のほとんど不可能という状況に追い込まれた。だが、いずれにせよ、われわれが最良のかたちで状況に対応したし、チームの競いかたは信じられないものだった。わたしは、チームをとても誇らしく思う。ましてやあんな相手で、より難しい状況になって、あんな対処はできないものだ。とても誇らしいよ。
(トロサールのレッドカード……)
わたしはコメントしないほうがいい。なぜなら、わたしは観ていたから。明白だろう。わたしは(それについての発言で)以前ビッグトラブルになったことがあるから、あとはあなたたちに任せるよ。
(更衣室での雰囲気……)
選手たちはとても悔しがっていた。彼らは気持ちと魂をすべてのアクションに捧げ、そして最後に罰せられたのだから、悔しがるはずだ。
しかし、彼らは今日チームとして、個人として、さらなるビッグステップを踏んだ。
(ティンバーとカラフィオーリは大丈夫?……)
そうだね。彼らはこんな状況で90分はプレイできなかったのは確かだ。しかし、彼らはとてもチームを助けたがっていたし、解決策を見出そうとしていた。
(ホワイトのフィットネス?……)
昨日わたしはベンと話して、わたしは彼を守りたかった。彼は、自分からフィットしていませんなんて云わないから。彼はチームのためならめげない漢だし、だから今日は彼は使わないつもりだった。しかし、われわれはそれを強いられた。
わたしはとても感謝している。なぜなら彼はとてもよくパフォームしてくれたから。
(カラフィオーリのパフォーマンスについて……)
彼はグレイトだった。繰り返すが、この状況でPL初スタートのデビューだ。彼には、とてもパーソナリティとクオリティがある。とても感心した。
(11人なら勝てたと思う?……)
わからない。間違いなくそうしようとしただろうが、わたしから云えるのは、もしあのチーム相手に10人で56分間プレイするなら、100回のうち99回は敗けるだろう。たくさんのゴールも奪われるはず。われわれは、とても誇らしく思う。
AFC公式サイトの書き起こしでは意図的に省かれているのか、試合後にとくに話題になっていたアルテタの会見でのコメントがこちら。
Mikel Arteta on Trossard’s red card:
“I prefer not to comment. I’ve seen it. It’s that obvious.”
“I’m expecting 100 Premier League games to be played 10 against 11.” 🤬
🔗 https://t.co/gO25sfqLJl pic.twitter.com/5nB3t4cfDk
— Hayters TV (@HaytersTV) September 22, 2024
(Jeremy Dokuがアーセナルのフリーキックのときにボールを蹴った件……)
それがわたしが述べていることだよ。
それは明白なことで、もう2回めだからコメントの必要もない。わたしは今シーズンのPLでは10人対11人、あるいは10人対10人、9人対10人になる試合が、これから100試合はあると思う。どうなるか観てみよう。
残念ながらこれはダウトなんだよなあ。なぜならPLにアーセナルは1チームしかないから!(皮肉)
ジュリアン・ティンバーの試合後コメント「ここから築いていける」
RBでスタートしたジュリティン。右サイドでも際立つパフォーマンス。AFC公式サイトより。
JT:(シティの波状攻撃)2時間も守ってたみたいに感じた! きつかったけど、勝ちがかかっていたのだから、その価値はあった。たとえドロウでも、ぼくらは自分たちを誇れる。
悔しいし、がっかりしている。だが、同時にチームを誇らしくもある。なぜなら、ぼくらは出せるすべてを出したから。彼らが決めたのは、たった一瞬だったと思う。だからとても悲しい。しかし、ぼくらは自分たちのよい試合を振り返ることができる。
この試合はぼくらが勝てたように感じている。前半のレフリーが試合全体を決めてしまった。でもそれは、自分たちには何もできないことだ。自分たちにできたことは、全力を出したこと。
後半には、できるすべてをやった。すべてを出し切って、それでも十分じゃなかった。つぎはできると思う。
(今週を振り返って)ぼくらは勝ちたい。木曜も今日もそれはできなかった。ぼくには長くきつい一週間だった。こんなに多くの試合をプレイしたのも久しぶりだし、とくに7日間でだ。だから、それはとてもよかった。
ぼくらは、これからもつづけて進歩していく必要がある。今日のぼくらはとても大きなパフォーマンスだった。勝てなかったことは不運。でも、間違いなくぼくらはここから築いていけると思う。
リカルド・カラフィオーリの試合後コメント「後半は精神的にタフだった」
MOTDのインタビュー。どこかで試合後インタビューの映像を観たんだけど、それが見つけられなかった。
RC:自分がゴールできたのはとてもうれしいが、勝てなかったことはちょっと悔しい。
とてもタフだった。ぼくらはとてもいい反応をして、後半はものすごくタフだった。肉体的というよりも精神的に。
最低最悪の試合でしたね。しかもそれが我らのアーセナルのパフォーマンスに対してではなく、審判や、一部の幼稚なシティ選手に対して。
わたしはこの試合でフットボールがちょっと嫌いになりましたよ。本来エンタテイメントであるはずのフットボールなのに。
そんなアーセナルの外への怒りやら失望やらの中、こうして言語化されているチェンさんには感謝としか言いようがありません。
昨シーズンのリヴァプールも序盤めちゃくちゃ退場してたなと思って調べたら、2節(58分)、3節(28分)、7節(26&69分)に退場者を出してました。
2節のマックアリスターの退場は不当だったと後々出場停止が取り消され、7節はあのVARで取り消されたトッテナム戦という。
アーセナルがこうならないことを願うばかりです、、、