勝っちゃいましたね。NLD。意外にも、アーセナルがPLでToTに3連勝をやるのは初めてのことらしい。そしてもちろん、今シーズンはダブル達成。Yahooo!
それにしても、タフな試合だった。アーセナルだけじゃなく、ToTのほうも。両チームとも、週末のFAカップで120分プレイしてから中二日しかたってない疲労もありありで、とくに後半時間がすぎるごとにお互い足が止まってえらいオープンな試合になった。ボールを持ったほうが必ずゴール前まで行くみたいな。ああいうのを大味というんだな。
両チームにはケガ人もたくさんいて、100%のチームではなかったということもあるし、さすがに今回は名物ダービーとはいえ、PLのハイクオリティなフットボールではなかったかなと。このスケジュールをつくったえらい人たちが悪い。
しかし、今回はわれらにとっては結果がなにより重要だった。カップ戦の失望から立ち直り、今後もPLではまだまだ期待できることを思い出すために。おかげでトップのLIVに4ポインツ差(※彼らは消化試合がひとつ少ない)とじわりと差を縮めることができた。これは、お仕事完了でしょう。
試合を振り返ろう!
アルテタの試合後コメント「われわれが完全に勝利にふさわしかった」
試合直後のアルテタのインタヴュー。AFC公式サイトより。
- 超絶うれしい。シーズン最高の特別な日であり、たくさんのサポーターを喜ばせることができたから
- そのうえ、彼らはチームと選手を誇らしく思ってくれるはず。われわれもこのクラブをレペゼンできる特権を感じている
- 今日の雰囲気はこれまで観たなかでもベストだった。これこそ一貫してあるべきもの。会見でも述べたように、これは自分たち次第だった。
- (3試合勝ちなしから)われわれは2試合でビッグパフォーマンスで結果を得られなかった。まったくふさわしくない。だがそれもフットボール
- 今回はシーズン最大の試合で、チームが反応し、決意、渇望を示した。最後の瞬間までボールがあってもなくても相手を苦しめようとプレイした
- 1点リードされたことはまったくふさわしくなかったし、こちらはかなり多くのチャンスをつくったので勝ちにふさわしい
- チームのパフォーマンスは、結果に関わらず、ずっと素晴らしいし安定している。だからこれをつづけよう
- いま勢いがあると思う。かなり努力もし、回復し、すぐにバウンスバックした
- サポーターには楽しんでほしい。完全にそれに値する
- (キックオフ前のジェズースへのトリビュート)素晴らしい振る舞い。ドレッシングルームを物語る。みんなが彼を愛している。彼もまた自宅で試合を観て誇らしくなったはず
試合後の記者会見。AFC公式サイトより。
(NLDで勝利……)
アルテタ:わたしはチームがとても誇らしい。チームはセンセイショナルだったと思う。この2試合のまったくふさわしくない結果から、とてもよいテストだった。
シーズン最大の試合をホームサポーターの前で、このような状況でプレイせねばならず。これはアティチュードのテストでもあった。われわれが何を考えているかは、みんなわかっていたと思う。その勇気、結果やパフォーマンスへのこだわりと、相手を上回るためになにが要求されるかの理解。
わたしは、チームが最初の1秒から最後までボールがあってもなくても、相手を苦しめようとプレイしたと思う。われわれが試合に勝つに完全にふさわしかった。
われわれはたくさんのひとを幸せにしているが、とくに誇らしく思ったのは彼らの今回のプレイでのふるまいだ。
(マイルズ・ルイス・スケリーのパフォーマンスについて……)
18才が初めてのビッグロンドンダービーでKulusevskiやJohnsonを相手に、あれだけ落ち着いて、感情をコントロールしてプレイしていたのは非常に珍しいことだと思う。
(MLSの成長の糧になる……)
クラブの全員がそれをとても誇らしく思っていると思う。なぜなら、彼はもう長い時間われわれのシステムのなかにいて、アカデミーがどのような教育を子どもたちに施しているかを知っているから。
われわれは、いま準備ができていると信じられる彼らをピックアップしている。これはとてもとてもとても早いものだ。それに彼は以前はフルバックでプレイしたこともなかった。だが、そこには彼の反応のマナーがある。観ていて楽しいものだ。
(今夜のような肉体的な負担について……)
そういう習慣であり、状況に対しどう反応するか、あるいはどう受け入れるか。選手たちはもっとほしがっていた。それこそが、彼らが望むものだ。彼らはもっともっと望んでいる。
彼らはテストされたがっている。疑問を投げかけられたがっている。そして、彼らはピッチでそれについて話すのだ。それがベストなやりかた。
今日のわれわれには、大きな大きな大きな事例になった。なぜなら120分プレイしてから72時間、おそらくはシーズンでもっともインテンスな試合をプレイした。大いに称賛されるべきだと思う。
(選手たちは試合を楽しめた?……)
楽しんだかって? 彼らは、サポーターたちとの絆を楽しんでいたよ。それこそがもたらされるものだ。違うレヴェルへ行く喜び。今日は特別だった。もしわれわれがもっとそれを生み出せるのなら、素晴らしいこと。
(このような勝利の重要性について……)
われわれにはコントロールできないことだ。われわれにはパフォーマンスはコントロールできない。誰かが話していたように、それが自信のレヴェルを上げるかということについては、自信は毎日どのようにプレイし、トレインし、パフォームしているかに観られるものだ。
われわれはそれに依存することになる。なぜなら、われわれはマンUにとんでもない敗けかたをしたから。それで自信が傷ついたか? 正直、そんなことはどうでもいいから、べつなことをやろう。
(今晩の結果でタイトル争いでより信念を持てるようになった?……)
結果がもたらすのは、勢いではなく、そのときを楽しむことだ。なぜなら、勢いが始まるのは明日のヴィラに向けての準備からだから。3日後には、明日の朝まで持っているものがすべて勢いになる。お互いの顔を観て、ヴィラを倒すためにどうするかの話を始める。
(アーセナルはタイトル争いにいる?……)
いる。なぜなら、まだたくさんの試合があるから。どのチームだって勝つのは難しい。
(試合のおわりにかけて神経質になる時間があった……)
もっと早くに試合を眠らせるべきだったとは思うが、そうなったのだからしかたない。われわれは苦しまねばならなかったし、自分たちのできることで苦しんだ。わたしは追加のゴールがほしかった。
以上
マイルズ・ルイス・スケリーの試合後コメント「ニヤニヤが止まらない!」
NLDのようなプレッシャーのかかる超大舞台で素晴らしいパフォーマンスを見せた18才。Sky SportsのMOTM。試合後のインタビュー。AFC公式サイトより。
MLS:感情があふれて、雲のうえにいるみたいな気分! ぼくはダービーを観てきた子どもだったし、それがファンにとってどんな意味があるかもわかってる。すべてだ。それを今日経験できて、ニヤニヤが止まらないね。
この試合の意味はすごくある。準備はいつもと同じだけど、ファンといっしょに試合に入っていく感じがする。そこですべてを出さなきゃいけないし、あるいはそれよりもっと。
チームを助けることができてうれしい。いちばん重要なことはチームが3ポインツ取って、勢いをつけること。自分のプレイにも満足してる。
勢いみたいなものが自分たちにないと感じることもあるし、それが自分たちにあると感じることもある。でも重要なことは、ぼくらがチームとして団結していること。そういうときもぼくらはお互いに責任を果たそうとしている。
ぼくらは、とにかく踏ん張って、自分たちの基礎を継続していくこと。コミュニケイションをつづけていくこと。ぼくらには最後の瞬間までファンが必要だった。だから、感謝している。
いまはみんなすごく興奮しているよ。いいチームの士気がある。今回もチャンスをくれたミケルにありがとうだ。とても感謝してます。そして、つぎの試合だ!
デクラン・ライスの試合後コメント「10ゴールできなかったのはアンラッキー」
TNT Sportsの試合後インタビュー。
“We’re unlucky we probably didn’t score 10 tonight”
Declan Rice reflects on Arsenal’s win in the North London Derby 👀
🎙@lynseyhipgrave1 | 📺 @tntsports & @discoveryplusUK pic.twitter.com/KLSYHcrZP2
— Football on TNT Sports (@footballontnt) January 15, 2025
Ange Postecoglouの試合後コメント「これはわれわれではない」
勝ったので、ToTボスの試合後コメントを。
AP:十分じゃなかった。とくに前半は受け身すぎた。アーセナルにコントロールを許した。わたしがチームに失望したのは、ボールがあってもなくても、彼らにテンポをつくることを許したこと。まったく十分ではない。
これはわれわれではない。わたしがやらせようとしているチームのプレイじゃない。ただ待っているだけで、アーセナルがプレイするのを待っているのでは十分ではなかった。
ここに魔法の治療薬はない。ハードワークしてバトルしなければならない。日曜にはわれわれの運勢を変えねばならない。起きることにはつねに理由があるが、われわれのリーグでの結果とフォームは、現実としてまったく十分ではない。それは変える必要がある。
チームのプレイは、わたしが彼らに望んでいるアイデンティティとは程遠い。われわれはボールがあってもなくてもアグレッシヴなチームなのだ。リヴァプールではそれを示した。しかし、今夜はあまりに受け身だった。受け入れがたい。後半は多少よくなったが、それでも十分ではなかった。
(2点めの奪われ方)クラブの誰もが受け入れられないだろう。シーズンでこんなに多くの試合に敗けているのは正しいことではない。
イエス。われわれは大きな仕事を求めている。しかし、18才のふたりにはこの大きな日になにももたらせなかったことについては、ほかの全員と同じように苦痛を感じてほしいと思う。
このひとはけっこうよくチームと選手に批判的なコメントをしている印象がある。この試合でも、選手たちはハイプレスはかなりがんばっているようには見えたけど。笛吹けど踊らずというか、やっぱり自分がやらせたいこととピッチの選手たちとで何かが違うんでしょうな。HTでCMふたりとも取っ替えるとは思わなかったが、あれは怒りだったのか。
就職先がToTじゃなくリヴァプールならこんなにがっかりしなかったのにな。Mate?