試合について
アーセナルのファースト11
SofaScoreより。
4-3-3
トロサール、ハヴァーツ、スターリング
ライス、パーティ、オーデガード
MLS、ガブリエル、サリバ、ティンバー
ラヤ
サブは、マルティネリ(61 スターリング)、KT(77 トロサール)、ジンチェンコ(87 MLS)、メリーノ(87 ライス)
ひさしぶりにスターティング予想があたった。前の試合のことも考慮すれば、妥当なセレクションだろうと思う。
試合前ダウトと云われていたカラフィオーリは結局ベンチにも入れず。ケガフィオーリ。
サブは、残り30分でネリ登場。RWへ。これは彼のRW適性がどうこうの前に、右サイド守備を考慮した気もする。彼はディフェンシヴウィンガーだから。
それまでRWでプレイしていたスターリングはどうだったかというと、今回も最悪というわけではなかったものの、1 v 1状況などでは毎度観ていて超フラストレイティングではあった。ドリブルできれいに相手を出し抜いた瞬間はひとつもなかったんじゃ。記録ではドリブルは0/2。
トロサールと交代で入ったKTは一時的にLWに。MLSと左サイドでダブルLB状態だった。その10分後にMLSがジンチェンコと交代すると、今度はKTがLBのジンチェンコがLMFに。アレはジンチェンコのMF起用だったと云っていいのかはわからない。
最後のサブは87分のメリーノIN、ライスOUT。
正直、はっきり疲労感が観えるようなティンバーやハヴァーツなど、ほかに変えたほうがいいと思えた選手がいたが、バランス的にも触れなかったのかもしれない。あの何が起きるかわからない流れで、セットピース要員でもあるハヴァーツを外すのは勇気がいる。
マッチスタッツ
Sky Sportsより。
ポゼッションは、前半が64% v 36%で、後半が44% v 56%と逆転している。
前半は、Angeが「受け入れられない」と憤るほどにはアーセナルが優勢に試合を進めていただろう。お互いハイプレスの応酬のような展開ではあったが、ホームのアーセナルのほうがプレス耐性があり、逆にGKを含めて不安定なバックラインのToTのほうがプレスに対して脆弱さを見せた。ハヴァーツがGKのボールを奪いそうになったり、ハイターンオーヴァはそうとうやったんじゃないか。彼らがDFに多くのケガ人を出している影響もかなりありそう。彼らのチームには、CBとCMに18才がいた。
ただ、後述するように、前半のアーセナルが最近の悪いトレンドをそのまま繰り返しそうになっていたことは見逃せない。一方的にコントロールしているはずが、なぜか勝てない。だから先に失点したときは、既視感がすごかった。Same old Arsenal. いかにもアーセナルあるあるな。ほとんどワンチャンスでやられたようなところがある(実際はいくつかチャンスをつくられていたが。それでも彼らの前半ショッツは2)。
そして、あれだけ主導権を握ったはずの前半、アーセナルのショッツもたった4しかなかった。ショッツをゴールにコンヴァートできないというか、ポゼッションをショッツにコンヴァートできない。もし前半で逆転していなければ、またまたファンのネガティヴエナジーが暴発してしまったかもしれない。
いっぽう後半は、リードしたアーセナルはあきらかにテンポを落としたし、お互いに疲労もあってか間延びしてかなりオープンになり、全体的にショッツも増えた。が、ゴールはなかった。
Opta AnalystによるxGは、1.42 v 0.83。
この日のアーセナルの最大のチャンスは、84分のオーデガード。ほとんどペナルティみたいな位置でのビッグチャンス。0.3xG。KTのアシスト未遂。むしろなぜあれを外した。思わず「のぃーーーー」って声出たよね(©金子達仁)。