試合結果予想
BBC Sport (Chris Sutton’s prediction) 3-0
Sky Sports (Jones Knows) 2-0
WhoScored.com 3-1
Chiris Sutton (BBC Sport):ミケル・メリーノはアーセナルのアプフロントでメインマンになった。先週のレスターでは遅くに非常に重要な2ゴール。
水曜にはリヴァプールがヴィラにポインツを落としており、アーセナルは彼らが視界に入りつつある。アルテタがこの試合にどういったアプローチでのぞむか、とても興味深くなっている。
もし彼らがウェストハムを倒すなら、リヴァプールのトップは5ポインツ差に縮まり、そしてハマーズがそれを止められるような種類のフォームにあるようには見えない。
ウェストハムは、新しいボスのGraham Potterの元でもまったくうまくいっていない。マンUが降格しなかったように、彼らも降格はしないだろうが、シーズンを通してファンの笑顔はあまり観られない。
11月にアーセナルはロンドンステディアムで5-2で勝った。すべてのゴールは前半に決まった。今回はそれほどたくさんのゴールは決まらないだろうが、それでもアーセナルのインテンシティが最終的には圧倒的な勝利をもたらすだろうとわたしは考えている。
Jones Knows (Sky Sports):パフォーマンスはグレイトではないが、アーセナルはPLで15試合の無敗ランをつづけており、そのうちの10試合は圧倒的ではない勝利をしている。だが、それはつまりガブリエルとサリバに率いられたアーセナルの守備が、いまも安定のテーマになっているということ。
彼らは直近15試合でたった11失点しかしていない。もし彼らがリヴァプールに追いつくようなら、それは守備によるものになるだろう。この試合はアーセナルの1-0勝利もありうる。
試合のみどころ
ストライカーのいないチームで9をどうするかは、ひきつづき課題になる。
もちろん、先週のレスターでメリーノが小さなブレイクをやり、彼への期待はかなり高まっているが、ああいったことが今後も継続してできるかはこの試合を含めてまだ経過を見ていく必要がある。われらはまだたったの20分観たに過ぎない。
それと、スターリングをどうするかも悩ましい問題だ。こういう状況なので、残りシーズン彼をほうっておくわけにもいかない。
アルテタはおそらくどうやって彼に自信をつけさせられるのか、かなり考えているはずだが、復調へのもっとも近道はやはりプレイさせること。そして結果を出させること。そうなると、この試合でメリーノをスタートさせ彼をベンチに置くのははばかられる。とくに自信のようなメンタリーなことが問題なら。
とはいえスターリングのために、トロサールやワニエリをベンチスタートにするかと問われれば、それこそ難しい。
LWでプレイすると、直接1 v 1で対峙するのはWan-bissaka。スターリングは果たして勝てるのか?
それと今回は、試合の展開によっては試合中に流れを変えたいという要求もかなりありそうで(とくに昨シーズン2-0で敗けたエミレーツでのような試合を思いかえすと)、そう考えるとメリーノは6万のファンが期待しているという意味では、スターリングよりもはるかに強力な武器になる。流れを変えるにはスタンドの雰囲気も超重要。そういう理由から、メリーノのベンチスタートもありそうではある。
いずれにせよ、フロント3のセレクションは大きなみどころだ。
あとは、スターティング予想のところでも書いたように、ベンジャミン・ホワイトが復帰しているので、彼を使いたい。長い離脱だったので、慣らし運転も必要。
そういったすべてを含めて、なるべく早くに試合を決めてしまい、後半に余裕のサブをやれることが理想だ。大きな点差があれば、ホワイトやスターリング、あるいはバトラー・オイデジのような選手を早めに出すこともできる。
あとは、クラークさんのWHU戦術解説にあるカウンター(ファストブレイクからの被ショッツがワースト)の話は興味深い。
今週は、The Athleticがアーセナルのカウンターにまつわる分析記事をアップしていて、それがファンのあいだですこし話題になっていた。
Arsenal’s resurgent counter-attacks could solve Mikel Arteta’s striker problem
この記事によれば、以前から指摘されているようにアーセナルはあいかわらずカウンターアタックに課題アリで(たとえば全ショッツにおけるカウンターアタックからのショッツ%がリーグワースト3位とか)、マルティネリがいないいま、その傾向がさらに強くなっているという。
アルテタのチームはつねに相手のディープブロックに対しファイナルサードでの予測可能性が課題と云われているが、せっかくケイオスなカウンター状況(ボールを奪い返してからのファストアタック)があってもそれを利用しないのは、もったいない。
もっとも、そのおかげでポゼッションできて(カウンターの多いチームはだいたい低ポゼッション)、長い時間試合をコントロールできるので、要するに試合に対するアプローチの違いということになるのだろうが。
ということで、この試合ではアーセナルのカウンターよりWHUのカウンターの機会のほうがずっと多いにせよ、ストライカーがいないという特殊な状況下で、アーセナルのカウンターアタックはこの試合の注目ポイントとしておこう。
キックオフは、日本時間で2月23日(日)0:00。今晩。
大量ゴール祈願。
COYG!