試合結果予想
BBC Sport (Chris Sutton’s prediction) 2-0
Sky Sports (Jones Knows) 3-1
WhoScored.com 3-0
妥当。
BBC Sport(Chris Sutton):わたしは、Ange Postecoglouの初戦でフォレストに劇的な変化が観られるとまでは期待していない。
いくつかの調整はあるだろうし、彼の攻撃フットボールの原則もある。しかし、彼が最初の試合であの高い守備ラインを敷くとは想像できない。とくにアーセナルに対して。
ここでノースロンドンへ戻るのは、彼にはとてもタフだ。サカやサリバ、ハヴァーツなどアーセナルにケガ人がいたとしても。
いまやアーセナルのスクワッドにはたくさんのタレントが含まれるようになり、かなり危険だ。ノニ・マドゥエケはイングランドのセルビア戦でも素晴らしかったし、あの活躍のあとは自信満々にもなるだろう。
今回もまたアーセナルが結果をひねり出さねばならない試合になるかもしれないが、それにしても彼らが勝利への道を見つけるだろう。
Sky Sports(Jones Knows):フットボール哲学でこれより大きな変化はなかなか観られるものではない。プラグマティックで安全第一のNuno Espirito Santoから、前掛かりのAnge Postecoglouへ。これはフォレストのワイルドな指名であり、リスクをかけようとしている。
しかし、初期段階ではとくに守備の中心に問題が起きるはずだ。
NunoのふたりのCBは、ナロウなシェイプとダブルピヴォットにより守られていて、めったにさらされたり、孤立したり、あるいはハイラインからのかけっこに巻き込まれることはなかった。彼らは攻撃の一部としては期待されておらず、クリア、ブロックのための要員だった。それが、Nikola MilenkovicとMurilloという昨シーズンのCBデュオの正体。
しかし、Postecoglouはただのコントロールなど望んでいない。彼はケイオスがほしいのだ。プレスは高く激しく。守備ラインはハーフウェイラインまで上がり、CBはもうはや盾ではなく、ポゼッションの一部になる。
MilenkovicとMurilloは、それに慣れるためには時間がかかるはずで、つまりボールを保持していない状態でつかまる可能性が非常に高い。
試合のみどころ
第三者的な目線だと、この試合のみどころは間違いなくアーセナルじゃなく、フォレストだろう。AngeのNEWフォレスト。
アルテタとアーセナルのやることはほとんどわかっているが、Angeのフォレスト、しかも初戦となればどうなるかさっぱりわからない。だから、興味深い。
エミレーツでいきなり極端なハイラインをやったら、もう拍手するしかない。彼らのポゼッション時には、きっとTV中継も気を利かせて、ピッチのふだん映さないところを映してくれるはず。逆にハイラインを封印するようなら、ヘタレ認定しよう。
正直、それはけっこう楽しみにしている。
いっぽう、アーセナルのみどころはといえば。
まずエゼ。今回は彼のスタートを予想しているメディアも多い。彼がスタートするならアーセナルで初めて。おそらくポジションはLWになるだろうが、そのときに周囲を含めてどういう反応を見せるかが興味深い。うろうろとポジションを動いて10らしく自由に振る舞うのか、それともWGらしい仕草でプレイしようとするのか。アルテタの戦術的調整が見えるかもしれない。エゼを中央に寄せるために、カラフィオーリがLWポジションに入ってしまうとか。その役割ならヒンカピエのLBも観てみたい。ライスの動きにも変化が生まれるだろうか。オーデガードとポジションを入れ替えたり。
エゼにはいろいろな可能性がある。
それとRWのマドゥエケ。彼は、とにかく調子は良さそうなので、ひきつづき右サイドで脅威になれるところを見せてもらいたい。
ヨクレスとチームの適応もひきつづき注目ポイント。早い攻撃にカウンター。エゼはパレスでもカウンターアタックはさんざんやってきたわけで、そういうチームプレイにも親和性が高い。ヨクレスがその恩恵を受けてくれたら。
フォレストがすこしでもAngeらしい部分を見せるなら、それもヨクレスには好都合。完成度の低いハイラインとハイプレスなど、アーセナル相手なら自殺行為だが。そういうことをやるからAngeはおもしろい。
ヨクレスにはなるべく早く強い自信をつけてもらわなきゃいけないので、この試合はチャンスだろう。チームとして、とにかく彼にゴールを決めさせよう。試合終盤、マックスボーイのペナルティ勝ちにも期待。
キックオフは、現地ランチタイム。日本時間で9月13日(土)20:30。今日このあともうすぐ。これは助かるなあ。
勝ちましょう。
COYG!