なんと。勝った! FAカップは歴代最多14度めの優勝。
現在プロセスの途上にあるチーム状況を考えれば、今後につながる非常に価値のある勝利だった。
タイトルはいつだって素晴らしいが、今回はなんという素晴らしいタイトルになったのだろう。
ということでこの記念すべき試合を振り返ってゆこう。まずはコメント集から。
FA Cup final 2020: Arsenal 2-1 Chelsea – Aubameyang double secures victory
アルテタの試合後コメンツ「オバメヤンを中心としたスクワッドをつくりたい」
試合直後のボスコメント。BBC Sports via Arseblog
(パフォーマンスについて……)
アルテタ:失点したあとすぐにリアクトした。わたしが来てからベストの30分だったかもしれない。こちらがイコライズドし、そこから信念が生まれた。後半は、トロフィまであともう少しまで近づいていると話した。全員がやばいくらいハードにワークした。あの選手たちとこのクラブをレペゼンできることがとても誇らしい。
(ヨーロッパに出場……)
ダブルのご褒美だ。このクラブにとってどんな道でもヨーロッパに行けることはとても重要だ。われわれはこのコンペティションをやりとげ、勝った。これで14回め。これが歴史の一部になる。やったんだ。とてもハッピーだ。
(オバメヤンについて……)
彼はわたしが彼についてどう思っているか知っている。わたしは彼を中心にしてスクワッドを築きたい。彼が残りたがっていると思う。あとは取引を完了させること。思うに、このようなときが、彼にわれわれが正しい道のりにいるということをわからせるだろう。彼はその重要な一員であり、クラブのみんなから愛されている。願わくば、われわれとともに続けてほしい。彼はそうすると思う。
(コミュニティ・シールドが28日後……)
ちょっと待って! われわれは2日と半分でずっとプレイしてきたんだ。そういった試合ではケガ人だって出る。選手たちもクタクタだ。
彼らはコロナヴァイラスのなかでフィットしているために多大な努力をしてきたし、ハードワークのご褒美はある。それがうれしいね。
試合後のプレスカンファレンス。オフィシャルサイトのトランスクリプトより。
FAカップファイナルに勝利
(サポーターへのメッセイジおなしゃす……)
アルテタ:これはグレイトなスタートだね! いつもサポートしてくれてほんとうにありがたいし、わたしが来て最初の日からずっと温かく迎えもらっている。このすごいドアを開けてからね。わたしはこのクラブが必要としているものはとても高いところにあることを完璧に理解しているし、そういった要求に応えたい。
期待されていることについてもわかっているし、だからこのトロフィは彼らファンのものだ。彼らが楽しむものであり、彼らが誇りに思うものだ。できれば一緒にディスタンスを保って楽しんでもらえたらと思う。お願いだ。みんなに楽しんでほしい。だってこれはみんな彼らのものだからさ!
(プロジェクトの最初の一歩……)
イエス。ここに来ると決めたとき自分が直面するであろうチャレンジについてはわかっていた。大いに期待されることもわかっていたよ、だってこのクラブの歴史とレガシーはとんでもないのだから。
これが最初のものだ。今日はそれを楽しもう。まだたくさんの面で進歩が必要だし、長い道のりがあることはわかっている。だが、わたしが来てから多くの面で変化があったことはとても誇らしく思っているんだ。
選手たちはずっとファンタスティックだし、スタッフにもとても感謝したい。またわたしにこの素晴らしいクラブをマネッジするオポチュニティを与えてくれた上のひとたちにも。そしてサポートと信頼をくれたみんなにもありがとうだ。
(なぜにペップ・グアルディオラに感謝なので?……)
ふたりいるんだ。ひとりはLorenzo Buenaventura。フィットネスコーチ。もうひとりはペップ・グアルディオラ。彼らはわたしがコーチとして成長するときにキーになっていたふたりなんだ。彼らはいつでもわたしを信頼してくれた。
彼らは一緒に働くチャンスをくれた。彼らがいなければわたしはいまここにいないだろう。われわれは一緒にすごいジャーニーをしてきて、彼らはいつでもわたしに自分の将来を自分で決めていいと云っていた。たとえそれがいいときではなかったとしても。だからわたしは彼らに感謝せねばならないんだ。
(これがあなたのキャリアで最高のとき?……)
そう思う。われわれが達成したものがとても誇らしい。なぜならわたしは難しさを知っているし、すべて乗り越えてきたものを知っている。個人的には、この半年はとてもタフだった。生活にたくさんのことが起きたから。
しかしわたしにはここに来てからひとつだけミッションがあった。それは選手とスタッフに自分たちができることを信じさせることだった。エナジーとメンタリティを変えなければならなかった。彼らがドレッシングルームで一緒にいるところを見たり、仕事を楽しみともに過ごす…… それがわたしをより誇らしくさせるし、その結果として、われわれは達成することができるし、一緒にタイトルを勝ち取れた。
(サリバとムスタフィが試合に来ていた……)
彼らも一員だから。マテオとメストはいなかったが、彼らも大きな部分になっている。なぜなら彼らもまた貢献したから。彼ら全員が重要な部分なんだ。なぜなら彼ら全員がこの国に貢献しているから。
(ゲンドゥージとエジルがステイディアムにいなかった……)
いまを楽しもうよ。
(ドリンクスブレイクを戦術変更に使った件……)
あの時間はいつも修正に使える。選手を助けるために役立つ情報を与えたり。思うに、失点のあと、わたしが来て以来ベストの35-40分だった。ヨーロッパのベストチームのひとつ相手に。彼らのパフォーマンスとここ数週間戦ってきた相手との結果…… われわれの選手たちの功績だ。
ありがとう! アルテタ
ありがとう! オバメヤン
ありがとう! エミと御両親
ありがとう! AFCの選手たちとスタッフ
最後の最後にタイトルをとってくれましたね!
チェルシーはケガ人続出で、ちょっと可哀想だったけど・・・
来シーズンに向けて、パッと目の前が明るくなった気がします。
ALWAYS FORWARD !!!
前進あるのみですね。
試合前、入場直前のバメヤンの顔、とにかくヤバかった。アーセナルのためにすべてを尽くす覚悟が写っていて、腕に巻いたバンドが霞むくらい。
アルテタとフレディのハグのシーンがチラッとしか写ってなくて少し残念。
レビュー記事まだまだ楽しみに待っております!