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グラニト・ジャカ独占インタヴュー by Sky Sports。レッドカード、NLD延期、アルテタを語る

散々だった日曜のバーンリー。アーセナルのファンとしてもつらい結果なうえに、ブログ者としてはWEBサイトを訪れてくれるひとががっくり減るのがまたつらい。

もうね、いただくコメンツ以上にファン反応がてきめんにわかる。

ああいうよくも悪くもないみたいな中途半端な試合をやると、虚脱感みたいなものがあるんでしょうな。「しばらくアーセナルのことは忘れたい……」と思わせるような(笑い)。

ということで、ジャカ。

Sky Sports(“Soccer Saturday”番組内)が独占インタヴューをやっていて、すこしタイミングを逸してしまったが、ある意味でおもしろい内容だったのでフォロウしておきたい。

Granit Xhaka exclusive interview: Arsenal midfielder insists he won’t change despite red cards

※この記事が公開されたのは、バーンリー前(カラバオカップSFセカンドレグ後)だが、記事中の記載によるとインタヴュー自体は、カラバオカップのSFセカンドレグ前に行われたようである。まだカラバオカップを敗退していないタイミング。もちろんバーンリーのがっかりもまだ。

ジャカといえば、去年末にも彼のロングインタヴューをこのブログで紹介していて、なんだか連続してしまった。もしかしておれはジャカが大好きなのかも!?



2022年1月グラニト・ジャカ独占インタヴュー by Sky Sports

映像はおま国で観られないみたいなので、記事中のトランスクリプトのみ。※小見出しは訳者による。

リスクを取る自分は変えられない

(リヴァプールでのレッドカード……)

やろうとしてやっているわけじゃない。わざとやってるわけじゃないんだ。でもときどき、50/50のリスクをとらねばならないポジションにいることがある。それはリスキーだよ。もちろん。そして、みんなが云うんだ「そりゃそうだけど、なんでキミはいつもリスクをとるんだい?」と。

それがぼくだからだよ。今日明日で自分は変えられない。もちろん、ぼくも進歩する必要はあるし、それもわかっている。

でも今回、もしジョタがボールを奪って得点したとする。そうなればこう云われる「なぜ彼を止めなかったのか?」と。今回はぼくが彼を止めた。そして「なぜレッドカードを受けた?」と云われる。

結局、試合後になれば、みんなその瞬間よりも賢くなるのさ。ぼくだって同じだ。もちろん、自分でもあれを見返してみて「あのジュエルは必要あったか?」と云えば、それはノーだ。

でもあの瞬間、秒だ、自分が決断しなきゃならないところで今回は間違えてしまい、チームにもサポーターたちにも申し訳なくおもっている。でもありがたいことに、あのあとはチームがすばらしい仕事をしてくれた。

VARへの不満

(リヴァプールでのレッドカードには不満なし。元日のマンシティのペナルティには不満……)

すべてのジュエル、すべてのファウルをスロウモウションで観れば、それを観すぎることになる。彼(スチュワート・アトウェル)だって最初はペナルティじゃないと判断した。

しかしあとになって、彼らはVARで何度も何度もチェックした。つまり、彼らはふたつの静止画、3つの静止画でチェックしていたんだ。すべてのアクションを観ていない。

ぼくは、将来的には、レフェリーが自分で判断できるようになることを望む。外にいる人間にスロウモウションで判断させるべきではない。なぜなら、スロウモウションでは、すべてのことが実際よりもハードに見えると思うから。

結局、彼らも人間だ。間違えることもある。これも仕事のうちだ。誰もが間違いをおかす。ぼくらはそれを受け入れて、前を向くしかない。

NLD延期。マイカ・リチャーズのコメントに感謝

(リチャーズが「どういうわけかアーセナルだけが批判される」とNLD延期申請を擁護……)

ぼくにとっては、べつに目新しいことじゃないね。このクラブがなにかすれば、いつだってみんな何かを云わずにいられない。

Micah Richardsのコメントはとても気に入ったよ。彼が述べていたことに。彼は、アーセナルがなにかすれば、みんながなにか云わずにいられないと云っている。ほかのクラブが同じことをしても誰もなにも云わないのにね。

だから、ありがとうMicah。いいコメントだ。

“アルテタは怪物”

ぼくらはとてもとても悪いスタートだった。もっといいスタートを望んでいたんだけどね。しかし、そこからカムバックした。自分たち自身を信じ、ミケルのフィロソフィを信じた。すばらしい。

ミケルは怪物(freak)だよ。でもいい意味での怪物。彼にはいろいろなフットボールの見方があり、いろいろなフットボールのやりかたがある。

彼は自分の仕事にかなり集中している。いまスクワッドにいる選手全員が、彼のおかげで進歩していると思う。

思うに、かつてのぼくらの問題は、ひとつ試合に敗けると、いつだって2、3、4、5試合と敗け、その後に勝ち始める。それが今シーズンには変わっている。ぼくらはもう愚かな失点も多くの失点もしない。

ぼくらは当初は得点に苦しんだが、いまはよくなっている。もっとよくなっている。

攻撃と守備でとてもいいバランスがあると感じていて、それがいまぼくらを強くしている。

ぼくらはいまいいポジションにいる。それをつづけたい。38試合でどうなっているか、観てみよう。

以上。

結局、1月がこういう結果に終わる前のインタヴューということもあり、チーム状態について、彼はいささか楽観的な見方をしているところもある。バーンリーのあと5戦勝ちなしに直面していたら、こういうポジティヴな調子だったかどうかはわからない。

それにしてもジャカはVAR自体に不満なのか。ベルナルド・シルヴァのときはたしかに役立たずだったが、VARでこうむる利益と不利益をくらべたら、おおむね利益のほうが大きいと思うのだが。。

ジャカは1月のチームを助けるどころか……

考えてみれば、アーセナルのこの悲惨な1月の責任の一端はジャカにもあるだろう。彼とて、バーンリー戦のサンビ・ロコンガを観ていれば、さすがに気まずさをおぼえたのではないか。

ジャカは去年末、がんばってかなり早くケガから復帰してくれたのに、それでパーティとエルネニーのいないAFCON期のチームを救ってくれるどころか、ペナルティやレッドカードでむしろチームに多大なダメッジを与えてしまった。

パーティの不在期間では、彼への期待も大きかっただけに、失望も大きい。

アーセナルの1月は、ほんとうに散々だった。12月の好フォームでせっかくつけた自信が、わりと台無し。それがすべてがジャカのせいだとまでは云わないが、影響はけして小さくなかった。

 

2月のIB開けに、チームが気持ちを切り替えて元通りのフォームを取り戻してくれることを願わずにいられない。仮にそうならず、このあとも1月の自信喪失の影響を引きずるようなら、シーズン最大の目標であるトップ4フィニッシュは難しいだろう。

バーンリーに予想外にポインツを落としたため、アーセナルにとってIB開けのPLウォルヴズ(A)は、おそろしく重要な試合になってしまった。しかも、結果で順位が入れ替わる6ポインター(※2ポインツ差)。

その試合までに、アーセナルにどんないいことが起きるか。観てみよう。

 

おわり



※コメントくださるかたにお願い
プレヴューエントリでは、試合の結果がわかるようなコメントはお控えください
お互いリスペクトしあって楽しく使いましょう

4 Comments on “グラニト・ジャカ独占インタヴュー by Sky Sports。レッドカード、NLD延期、アルテタを語る

  1. シティ戦のペナルティ、あれでアーセナルの好調が終わってしまったと思います。
    僕にとってジャカはミスター失望、ローマに売るべきだった。

  2. 非常にお疲れ様です・・・
    明らかに、シティ戦のレッドからチームの歯車が狂い始めた。
    しかも、彼は初犯では無く常習犯。
    ジャカのせいというより、
    今まで彼を残した人たちの責任だと思います。
    残り少ない時間で、安心できるCMを、何としても獲得して欲しい。
    そうでないと、ヨーロッパがドンドン遠のきます。

  3. ジャカを使う限りはこのような状況になる事は必須なので、使う限りはこういう事もあると思わざるを得ないです。
    しかし、タイミングと試合が悪いですね。
    1月のシーズンの大事な時期に相手がシティであっても、ファールを貰ってもあの場所で掴んで、相手が転んだらレッドが出されるのは、VARがある以上は絶対だからVARがある事をしっかりと認識した上でプレーできる対応力を付けないといけないですね。
    現状、そこまで、ディフェンスをする以上は難しいというのが、ジャカの言い分だろうけどジャカがこれをクリアしてくれないとアーセナルの4位はないから、対応力を付けてくれ!!
    そうすれば、4位が見えてくる!!

  4. ジョタに得点される事と退場して一人少なくなる事が50/50とはとても思えない。あそこで失点してもまだ70分も残ってるのに。退場すれば70分も10人でプレイしなければならないのに。ジャカはもうイイよ。スイスに帰って美味しいチーズでも作りながら余生を過ごしてくれ。

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