ワールドカップ期間中、ドゥバイにて開催のドゥバイスーパーカップ(スーパーカップというと、口のなかにバニラアイスの味がしてくる不思議)。
アーセナル、リヴァプール、ミラン、リヨンの4チーム参加で、アーセナルはリヴァプールを除く2チームと対戦する。
今回アーセナルは、リヨンとの初戦をプレイし、3-0で快勝した。
リヨンにはラカゼットやレイヌ・アデレイドといった元ガナーや、アワー、トリッソ、デンベレのような以前にアーセナルとリンクされていた選手を含む、アーセナルファンにもなかなか興味深いチームだった。
公式のライヴストリーミングは今回も有料で、まだ試合を観てないひとも大勢いそうだが(この試合自体知られてなかったりして……)、いまはArsenal Playerでフルマッチがアップされているので、週末ゆっくり観るのもいいかもしれない。
なおこのトーナメントは試合が終わって勝敗が決まっているのに、さらにペナルティ戦をやるという(ボーナスポインツが加算)なんだか初めて観るようなユニークな方式のトーナメントでもあった。
アルテタの試合後コメント「(ジェズースの)復帰時期はまだわからない」
試合直後のアルテタのインタヴュー。AFCオフィシャルサイトのトランスクリプトより。
アルテタ:われわれが最初から観せたパフォーマンスやクオリティはとてもよかった。だが、わたしは驚いてはいない。なぜなら彼らの毎日のトレイニングを観ているから。昨日のトレイニングもとてもよかった。われわれは勝つためにプレイするし、今日勝てたのはいいプレイをしたからだ。
われわれは異なるコンディションのなかでプレイしているし、彼らには休みもあったが、繰り返すように彼らのトレイニングは、(リーグ再開の)ボクシングデイの試合に備えているものだった。若い選手たちが時間を得たのもグレイト。よかった。
(若い選手の)何人かはゴールするビッグチャンスがあった。しかし彼らもとても役に立っているし、チームにとてもよくなじんでいる。だから彼らに時間を与えられたことはとてもうれしい。
(ワールドカップに参加していた選手のキャンプ合流?)まず彼らをチェックして、トーナメントのあと精神的・肉体的にどうか観る。選手のなかにはまだ結果に落胆しているものもいる。彼らにはできるだけ早くリズムを取り戻してもらい、いつものルーティーンに戻ってもらいたい。
「結果にまだ落胆している」のはトミヤスだったりして。彼はすこし休みたいと述べていたのに、結局すぐにキャンプに向かったようだ。
まあ、ほかのワールドカップ敗退組はみんなそうしているようだし、彼ひとりだけ特別扱いされないか。
試合後のプレスコンファレンス。『football.london』より。
(ジェズースのケガに復帰時期を設定している?……)
アルテタ:いいえ。彼にはヒザの治療が必要であり、われわれも日ごとに、週ごとに観ていく必要がある。
(スミス・ロウの復帰について……)
エミールはトレイニングに戻っている。いまは、かなり痛みがあった期間が終わったあとのプロセスだ。だから、彼には時間を与えている。だんだんと近づいているから、すぐに準備できるようになってほしい。
(スクワッドデプスは十分?……)
われわれにはたくさんの選手がいる。たくさんのアカデミー選手がいる。パフォーマンスをもたらせる、一貫性のある、いまよりもっとよくなれる選手たちがいる。
(いまスクワッドが足りていないのでは?……)
わたしは自分のスクワッドが非常によいものだと感じている。そして残念ながらけが人もいる。もっと強くなるためになにができるかを観ていくつもりだ。
(ジェズースのケガで移籍プランに影響がでる?……)
それは、われわれがどんなチームであるかに影響を与える。なぜなら、彼がもたらすものはたくさんあったから。復帰までの予定がもっと詳しくわかったとき、われわれになにができるのか。彼が復帰したときのことを考えてオプションを観ていく。正しい決断をする。
(マルティネリはアップトップでプレイできる?……)
われわれはスクワッドを観て、いまいる選手のなかにどんなオプションがあるかを観ていく。われわれがやれることはある。やるべきことはある。
以上
モー・エルネニーの試合後コメント「ここへは休暇に来たわけじゃない」
モーはかなりよかったな。彼は、なんだか年をとるにつれてどんどんよくなってきている感じがする。試合後インタビュー。AFCオフィシャルサイトより。
エルネニー:ぼくらはトレイニングでもかなりハードにワークしている。だから試合のなかでもあんなふうだったんだろう。
ぼくらにはディシプリンがあり、みんながハードワークしていた。これはみんなへのグレイトなメッセージ。ぼくらはここに休みにきたんじゃない。ワークしに来たんだ。
これがフレンドリー試合だからって手を抜かない。PLのことを考えているから。だが、ひとまずここに集中して、毎日の取り組みで、正しいものを築いていく必要がある。試合のなかで自分たちを試す。今日はいい結果だった。
(若い選手たちのインパクト)とてもよかった。彼らも毎日トレイニングでとてもハードにやっているし、ぼくらの云うことも聞いて、ミケルやコーチからも学ぼうとしている。彼らも今日とてもよくやっていた。
エルネニーは、セドリックといっしょにコーチングバッジに取り組んでいるという話があったので、もう若い選手たちを教えたりもしているのだろうか。
カール・ハインの試合後コメント「ペナルティ戦をやるのはすごくいいアイディア」
唯一90分プレイ。そしてペナルティを4/5止める漢。試合後のインタヴュー。AFCオフィシャルサイトより。
(パフォーマンスについて……)
ハイン:ファーストチームの選手たちが70分すごくよくやっていた。すばらしい仕事っぷり。ファーストハーフがまずエクセレント。アグレッシヴでゴールも取った。セカンドハーフはU-21の選手たちが出てきて、よく試合をフィニッシュした。最後までぼくらはソリッドだったと思う。
(シュートアウトについて……)
そうだね。まったくだ。ぼくらはあまりペナルティシュートアウトはやらないから、これを取り込んだのはトーナメントのとてもとてもいいアイディアだと思う。グレイトな経験になった。ふつうのペナルティシュートアウトとはちょっと違うシナリオになったけど。なんとか勝てたし、問題なし。
(ペナルティで自信……)
イエス。つまり、GKとして、自信がなきゃだめなんだ。そしてベストなセイヴをやる。
(ふたりのGKがワールドカップで不在で得たチャンス……)
そうだね。マッティはとてもよくやっていた。敗退したのは残念だったけど。ランボーもイングランドで残っているね。これはぼくにはチャンスで、とてもありがたく思っている。
(ドゥバイはいかが……)
暑いね! なかなかタフだ。暑いなかでタフなトレイニングをやるのは、ちょっと違う。でもワールドカップのおかげでさらなるプリシーズンだ。その有利を活かせる。
(自分の成長……)
将来ナンバー1になるのがぼくの目標だから、成長できるようベストをつくしているよ。
(ほかの若い選手たち……)
U-21は、あまりよくなかったワトフォードの試合からかなり進歩があると思う。あのときはあまり自信もなかったように思えた。でも今日はとてもとてもチャレンジしていた。とてもよかったと思う。
ハインもすごくよかったな。ペナルティだけじゃなく、全体的に落ち着いていたし、いいプレイだった。
彼はすでにエストニアのNo.1で、ナショナルチームではトップレヴェルを経験しているとも云える。今回の経験はとてもいいものになったはず。つぎもプレイするんだろうか。
✅ A clean sheet
🧤 Four saves in the shootout
🗣 And a message from Karl Hein pic.twitter.com/tGnT8kJkko— Arsenal (@Arsenal) December 8, 2022
最後惜しい!