失点するまで、とくに前半はアーセナルもなかなかいい試合をやっていたのに、結局敗けてしまった。アーセナルのFAカップは、これで3シーズン連続で早期敗退。がーんだな。
だが、ここでシティが勝ったのも、両チームのいまの実力からして順当な結果か。
ただ、あのゴールが決まるまでは、どちらが勝ってもおかしくないという程度には拮抗した試合だったのもたしか。チームを大きくロテイションしたにも関わらず、アーセナルのパフォーマンスは、まったく悪くなかった。選手たちも手応えを感じたに違いない。
これなら、超本番のPLでも、とくにホームでは自信満々でプレイできそうだ。
試合を振り返ろう。
Ake’s goal edges Man City past Arsenal in FA Cup
アルテタの試合後コメント「トーマスはプレイをつづけられなかった」
試合直後のアルテタのインタヴュー。AFCオフィシャルサイトのトランスクリプトより。
アルテタ:わたしは選手たちを非常に誇らしく思う。プレイの機会を与えられるに完全にふさわしかった。
われわれが云いつづけていることは、全員が重要ということであり、だとすれば、彼らもプレイせねばならない。今日の彼らは、わたしに彼らを信頼すべき、彼らにチームに貢献してもらいつづけるべき、さらなる理由を与えてくれた。
いまわたしは失望しているし、チーム全員が失望していると思う。なぜなら、われわれは彼らを倒したかったから。このとても重要なカップに残りたかったから。明日からは、われわれは今後の試合について、すこし違う見方をするようになるかもしれない。
思うに、われわれは実際よりももっとできたはずだ。しかし、そこに学びもあることはたしか。失点については、守備が十分ではなかった。そして、たったワンアクションで罰せられた。
ファーストハーフには、こちらにいくつかビッグチャンスがあった。セカンドハーフにも、フィニッシュしなければいけないクリアなショッツがあった。全体的に、わたしはとても失望しているよ。それらは入れているべきだったのだから。
(アウェイファン)彼らはまたしてもすごかった。ここへ来てくれて、あんなに努力してくれてほんとうにありがとう。彼らはとてもノイジーで、とてもチームを応援してくれていた。大いに感謝したい。
試合後のプレスコンファレンス。AFCオフィシャルサイトより。
(誇らしいか、あるいはがっかりか?……)
アルテタ:現時点では、わたしは失望している。なぜならこれで敗退だし、チームは試合からもっと得ているべきだったが、そうはしなかった。わたしの気持ち的には、彼らに対し非常に競っていたし、彼らに困難をもたらした。しかし、ああいうチーム勝つためのなにかを欠いていたんだ。
(パーティのHTでのサブはケガの関係?……)
そうだ。彼は違和感があって、われわれはリスクを負いたくなかった。だから、彼はつづけられなかった。
(チャンスを決められなかったチームを心配している?……)
今シーズン、われわれは試合のなかで何度もビッグチャンスをつかんできた。それが、われわれがたくさんのビッグチームを倒してきた理由だ。
残念ながら今日はそうはならなかったし、失点したときはボックスでの守備が十分でなかった。フルバックがボールを右足でコーナーに入れくるという、なんでもないものだったのに。
だが、それだけではない。冷静さだ、とくにセカンドハーフで、こちらに勢いがあるとき。われわれには、3つ4つビッグチャンスがあり、容赦なくボールをネットに入れなければならなかった。
(グアルディオラは、アーセナルのマントゥマンマーキングに驚いていた。リーグでも同じようにプレイする?……)
PLはお互いかなり違う試合になると思う。おそらく選手も変わる。そういうことだ。今日われわれは競おうとしたし、勝とうとした。われわれは試合に勝つつもりでここへ来て、残念ながらそうはならなかった。つぎの試合が違う試合になることを願う。
(マントゥマンアプローチはあなたがチームに施した変更?……)
わたしには、この試合について考え、準備する時間がたくさんあった。ペップも同じだと思う。われわれは試合をレヴューし、チームにとりベストなことをやろうとする。相手を無力化し、問題を起こせるような。いつもわれわれがやっていることだ。
(Moises Caicedoとのリンクのうわさについて?……)
ご存知のように、わたしはなにも済んでいない選手についてはコメントしない。これからもだ。ごめんよ。
(移籍ウィンドウが終わるまで忙しくしていたい?……)
以前にもわたしが述べたように、われわれはマーケットでとてもアクティヴだ。いくつかの必要性があるので、もしチャンスがあり、それがリーゾナブルであればクラブはトライする。それがスクワッドを進歩してくれる選手だといいのだが。
(パーティは肋骨の問題?……)
彼は違和感を抱えていて、それがどんどん悪くなっていった。彼はつづけられなかった。
(パーティの所見は?……)
明日か明後日、MRIスキャンをやり容態を観なければならない。
(パーティが離脱するなら、スクワッド補強の必要性が増す?……)
現時点では、モーもケガをしていて、彼はすぐにフィットするのは無理だ。そこにはサンビが入ってくるし、彼はよくやっていると思う。そのために選手たちがいるのだ。トーマスが大きな影響力があったのはたしかで、スクワッドのなかのビッグパーソナリティでとても重要ではある。
以上
パーティが心配すぎて夜ねれない。ribs(肋骨)っていつやったんだろうか。
マット・ターナーの試合後コメント「(ハーランドに対し)センターバックたちがグレイトだった」
スターティング11を観たとき、とくに不安になったのがGK。しかし、バックからのプレイの落ち着き、ハイラインのチームには必須のスウィーパーキーパーぶりを発揮したりと、結局とても立派なパフォーマンスだった。マッティ・ターナーの試合後コメント。AFCオフィシャルサイトより。
ターナー:ぼくらも、このカップがクラブとファンにどれほどの意味があるかわかっている。チームにも。だから、つぎのラウンドに進めないことにはとてもがっかりしているよ。でも、ぼくらのパフォーマンスには、たくさんのポジティヴがあったし、それは将来へつながるものだ。
試合全体で、さほど相手にやられなかった。自分たちのボックスもとてもよく守っていたと感じた。だが、ワールドクラスの選手にボックス際でスペイスを与えればどうなるか。結局ボールは十分にクリアされなかった。
ああいうふうに失点するのはがっかり。とくにこちらも試合のなかではチャンスをつくっていたから。しかし、そういうものだ。ぼくらはこれを教訓にして、前進を続けないと。
(ハーランドにゴールさせず)それは、自分が称賛されるわけにはいかないが。ぼくらのCBたちがグレイトな仕事をしたのさ。たくさんのマントゥマンがあり、ワンオンワンのバトルがあり。彼らが彼とフィジカルでとてもいい仕事をして、ちょっと遠ざけた。
裏のスペイスにスウィープアップが必要だったとき、今日ぼくはそれができた。そこは誇らしい。でもぼくは勝つほうがよかった。彼のゴールなしで敗けるよりは、彼にゴールされても勝つほうがよかった。
(ファンのサポート)とてもいい気分だった。ぼくらがクラブでいま特別なことをやっているんだと安心する。エミレーツステディアムで感じるサポートも、アウェイでもマジでスペシャル。すごく気分が乗る。アウェイでもホームみたいだ。
ぼくらもサポーターたちが観えるし、彼らを感じる。エナジーを与えてくれる。今夜は彼らにふさわしいものを返せなくてがっかりだけど、ここまでやってきてくれたファンみんなに感謝を云いたい。
ペップ・グアルディオラの試合後コメント「マントゥマンに手こずった」
iTVのインタヴュー via Sky Sports
PG:タイトな試合だった。とても難しい相手、彼らはマントゥマンにしてきた。われわれは、それでプロセスが難しくなっていたと気が付いた。フリーなのはGKだけだったのだから。
しかし、KyleとBernardoの貢献が、試合のコントロールにとても重要だったし、ロングボールも少しよくなった。
ウデゴが何を言ったのか知りませんが、
あのような状況でロコンガが裏抜けについていく(釣られる)のは、
冨安がサイドに開いてガナの2CBのスライドが間に合ってない状況では仕方ないですね。
ハーランドを怖がって2CBをつけっ放しにして冨安も開いているなら
マーク受け渡す味方のいないロコンガはある程度ついていくしかないし、
それでギュンドアンに突っかけるならサリバの役目でしょう。
でもハーランドを怖がり2CBつけてDFラインも上げないからそれも中途半端でできず。
しかしギュンドアンは守備の突っかけを想定してかなり後退した。
警戒して勝手に下がってくるギュンドアンを待ち構えて嵌められなかった悔しさが、
ウデゴにあったのでは?
ロコンガが2人分の守備を出来るわけないしDFリーダーの指示もないので
あれは低いライン含めたDF全体の問題であって、深い意味はないでしょう。
負けたのは残念ですが、これまでの負けとは段違いの内容。
ポジティブな負けだと思います。
残念ながら、ホールディングは無理ですね・・・
退場にならなかったのが救いです。
試合後のジンチェンコとウォーカー&ギュンドアンとの絡みがほのぼの。
ジンチェンコの人柄が分かりますよね。