久しぶりにライブで観られなくて。翌朝はあらゆる情報をシャットアウトしてフルマッチがどこかでアップされることをずっと待ってたのだけど、結局夜までどこにもアップされなくて公式のArsenal Playerで視聴した。
以前に「お前はどこでカップ戦をライブ視聴しているんですか?」というコメントをいただいたことがある。正々堂々と答えよう。公式である。
カラバオカップのこの試合は翌日の夜20時あたりにArsenal Playerにフルマッチがアップされた(ハイライトだけならもっと早い)。深夜にガタガタのストリーミングでライブを見るよりハイクオリティの公式。お勤めの人なら会社から帰ってきてちょうどいい時間である。日中ツイッターなんかを見なければいいだけ。
※ちなみにEPL、UEFAの大会(UCL。UEL)、国内リーグカップでArsenal Playerでのフルマッチのアップ時間が異なるのは、おそらくライセンスの問題だろう。UCLはかなり遅かったと思う。
さて、試合を観たら拙ブログでもエンケティアのエントリに異様にアクセスが集中している謎が解けた。
Arsenal 2-1 Norwich (AET): 18-year-old Eddie Nketiah scores twice to send Gunners through
アーセナルのスターティングイレブン
ウィルシャーとイウォビのポジション以外は予想が当たった。というか、ほとんど時間イウォビがCMでジャックが前に見えたけどな。
しかし、今季はなんだかんだでEPLとカップ戦で見事にローテーションできてるな。この時期でも思ったよりも怪我人が少ないということになるのか。ムスタフィもウェルベックも来月戻るというし。
アーセナルVSノリッチの論点
エンケティアの活躍
エディ・エンケティアのファーストタッチが同点弾に。もうあたしたちだめかも……と思い始めたところでの起死回生の一発だったから余計にインパクトは大きかった。
85分でリース・ネルソンとの交代というのもアレだったな。たぶん試合前くらいなら多くの観客にとってはエンケティアよりもネルソンのほうが期待度の高い選手だったから、ネルソンを下げることにガッカリな感じもあったはず。変えるならコクランが先だろうと。そこへきての2得点。これは持ってるね。
Yes @EddieNketiah9 👊🔴 pic.twitter.com/a3hpIOzf5o
— Arsenal FC (@Arsenal) 2017年10月25日
「アーセナルがぼくに興味を示してくれた日は人生で最高の瞬間だった。
ぼくがずっとアーセナルのファンだったからということだけではない。
チェルシーから来シーズンは契約しないといわれる日より2日早かったんだ。
そりゃ落ち込んだけど、ちょうどそのときぼくを見つけてくれたのがアーセナルだった」
エディ・エンケティア
いい話。で、それはいいとして、その後にボスが「チェルシーがなぜエディを手放したかがわからない」とコメントしているんだけど、そういうのはいわないでおいたほうがいいと思うんだ。そんなこといったらあなたのほうがなぜ手放した?といいたくなる選手が多数いるだろう。人は気分がいいとつい余計なことをいってしまうんだな。小池百合子みたいに。
ボスのアーセナル就任後に生まれた選手として初めてアーセナルを勝利に導いたエディ・エンケティア。まさにフューチャー・オブ・ガナーズ。
その他の選手たちについて
今回のイウォビはダメバージョンのイウォビだった。彼はパスもドリブルもできるし、視野も広いのだけど、こういうダメなときのプレイを観ていると、とっさの判断ができていないという気がする。それはつまり試合勘ということなのかもしれない。やはり彼は毎週トップレベルでプレイできるようにほかのEPLのクラブにローンで出したほうがよかったんじゃないかなあと思わずにはいられない。
コクランもダメダメだったな。ぼくのなかではチーム最低点。同点のアシストもあったし、終盤はやっぱり彼が残っていたほうがよかったと思う瞬間もあった。けれど、とくにポゼッションや攻撃の場面での貢献度が低すぎる。にも関わらずノーチャンスのシュートを打ったりする。ウィロックを使ったほうがましなくらいだ。
ウォルコットについてはどう評価したらいいのか迷う。この試合でも何度もオフサイドにかかったが、DFラインのギリギリを攻めていたのも確かだ。こういったスペースを消される試合では彼の特性は活きにくい。アーセナルが3CBを採用して以来、ウォルコットはファーストチームでポジションを失っており、イアン・ライトはウォルコットに移籍を勧めているが、確かに今後彼がアーセナルのエースになる未来は見えない。この試合でもゲームキャプテンを務め現在のスコッドでは最古参となるウォルコット。キャリアを考えればそろそろ本気で移籍について検討しなければならない。
ウィルシャーがほぼ120分にわたって走り続けた(116分に交代)。これに涙を拭わずにいられるグーナーがいるだろうか。いま最高にフィットしていると自らコメントしていたとおり、ジャックは戻ってきた。これはアーセナルにとってはうれしい誤算としかいいようがない。彼はめったに悲観的なことをいわないボスに「(契約更新は)しばらく様子を見る必要がある」とまでいわれた漢だ。そしてパフォーマンスで見返した。それこそがわれらが観たかったものじゃないだろうか? どうか怪我しませんように。なむなむ。
アーセナルの次の試合はEPL、久しぶりの土曜日のホーム、スウォンジー戦。
次のカラバオカップは12月? 対戦相手は未定だがそろそろ強いクラブに当たりそうだ。
ToT負けとるがな。