PL is back!
おひさしぶり。今回はさすがに長かった。前回のPLブレントフォードから約3週間も待たされる仕打ち。そして、この大きな試合ですよ。砂漠で喉がかわいて死にかけている人間に、ホースで口のなかに冷たいビールをぶち込むみたいな。死んじゃう。
ミケルの会見が昨日(金曜)で、それを待っていたらプレビューエントリを書くのが今日(土曜)になってしまい、語りどころが多すぎる試合なのにあまり時間がない。
まずは、その会見の書き起こしを。
あとSky Sportsがミケルの単独インタヴューをやっていたので、それも。
アルテタの試合前コメント 「ガブリエル、サカ、マルティネリはプレイできるチャンスはある」
昨日のアルテタの試合前記者会見。AFCオフィシャルサイトより。
(ガブリエル、サカ、マルティネリはプレイできる?……)
アルテタ:チャンスはある。彼らはまだトレインできていないが、明日にはまたセッションもある。だから、彼らを起用できるチャンスはある。
(勢いがあるときにIBに入ったのは悪いタイミングだった……)※IBはインターナショナルブレイク
それはどうすることもできないし、もう済んだことだ。ナショナルチームへ行かねばならない選手がいて、そのあいだわれわれは、残った選手たちのために時間を最大限に有効活用した。
いまは全員が戻り、今後についてはとてもポジティヴ。
(10月にシティを倒して得た信念について……)
われわれは、FAカップやコミュニティ・シールドでも対戦していて、それもグレイトな経験だった。彼らはこのリーグのレヴェルを上げ、わたしが考えるにそれはフットボール全般に対してもそうで、そのレヴェルはまだ誰も観たことがないようなものだ。
それがこのスポーツの美しさであり、そのことでより向上し、より挑まれることになる。そのペイスに振り落とされないようにしなければならない。それがいまわれわれがやろうとしていることだ。
(前回エティハドステディアムでプレイしたときとは違う感じがする?……)
違う。勢いが違う。われわれもある程度結果を出していて、前回は大きなケガ人も出ていた。だが、そこから学んだ経験がある。ときには、相手のほうが自分たちより優れていて拍手せねばならないこともあるし、あの日はそうだった。そこから学び、よりよくなるために自分自身にチャレンジする。
(あなたがアーセナルに来てからペップ・グアルディオラとの関係は変わった?……)
変化は必然だが、わたしの尊敬やわたしが彼に感じていること、そこは変わらない。わたしの意見では、彼がダントツで世界のベストコーチであり、わたしがフットボールで出会ったもっともいいひとのひとり。わたしが、もっとも楽しんで笑いあって、ともに仕事をしたひとりであり、そこは一生変わることはない。
もちろん、いまのお互いの立場があるし、状況には合わせる必要はある。そういうものだ。しかし、それは選手たちとの関係でも同じことが起きる。わたしのかつてのチームメイトたちもコーチになっていて、関係性はそれに合わせなければならない。
ひととしての感じ方に変わりがなくても、仕事上では違う行動をとる必要がある。
(イングランドNTに参加しなかったベン・ホワイトの様子は?……)
彼は多くの愛情を受けていると思うよ。彼らのチームメイツやフットボール世界のひとたちが彼をどう思っているか、観てみればいい。とくに、彼と親しいひとたち。
わたしが思うに、彼の決断は尊重されているし、できれば将来的に彼が国を代表できる準備が整えばいい。だが、それは完全に彼次第だ。
(なぜにベンは自分から拒否したので?……)
それは彼に訊くべき質問。答えるのは彼だ。
(シティでの最後のアウェイ試合から何を学んだ?……)
われわれが直面しているレヴェルと、自分たちがどこまで行きたいのかについて。
たしかに、そこがわれわれの行きたい場所であり、そこにたどり着くためには、力強いステップが必要だ。そして、われわれはこの2-3年で大きなステップを踏んできたと思うし、より近づいている。
ここからは、そのギャップをどこまで縮められるか、彼らより強くなるためにトライしていく。
(今シーズンはすでに世界のベストチームのひとつを倒している……)
それはグレイト。だが、それが競争であり、リヴァプールも同じレヴェルだ。たとえば、彼らは世界中から注目されるだけの権利をみずから得ていて、それはつまり彼らがやってきたことがどれだけすごかったかということ。
このリーグでそれをやるために、彼らがやったように一貫性をもってそれをやるために、自分たちのレヴェルや要求を上げることが役立つのだと思う。彼らのようになるために努力し、彼らを倒す。
(エキサイティングなタイトル争いになっている……)
わたしは、ビルに入っていく全員をただ眺めていたが、そこにあるエナジーが大好きだ。笑顔が大好きだし、彼らはここに戻ってこられたことがうれしそうだった。昨日だってトレインしたがっていた。
彼らのコミュニケイションやお互いに関わるさまはすごいものがある。われわれはこのときを大切に思わねばならない。われわれは毎日こつこつやっていく必要があるし、いいトレイニングをして、毎試合に備える。そして、それがチームをどこまで連れていけるか。
われわれは、いまのポジションにいるために、すでに多くを行ってきた。そして、ここからはそれをだいじにして、そのときを楽しむ。
(エティハド・ステディアムへ行くチームとしては、これまででもっとも自信あるチーム?……)
わたしは、選手たちを完全に信頼し信用している。そして、自分たちがやろうとしていることにも。それは、われわれがピッチで示さねばならないものであり、そのほかのことはどうでもいい。
(ベン・ホワイトの状況についてGareth Southgateが述べたことについて……)
わからない。それは彼らのことだ。わたしは、どういう調整になったのか知らないし、どういう合意があったのかも知らない。完全に彼らのこと。
(グアルディオラとタイトルを争っている件……)
わたしも、できればほかの誰かとのほうがよかったかな。だから、そういう気分ではないんだ! しかし、選択肢はなかったし、そうなったものはしょうがない。それだけさ。
勝ちたいもの同士がいて、お互いのことをよく知っている間柄。どちらも試合に勝つために準備していくのだろう。
(あなたの誕生日には彼からなにかもらった?……)
いいえ。もらわなかった。
(日曜にはConti Cupファイナルもある……)
われわれのクラブにとっては大きな週末になる。ファイナルの彼らの健闘を祈るよ。彼女たちがやってきたことはすごいことだと思うし、たくさんの応援があるといいと思う。がんばってほしい。
(グアルディオラがこのスポーツにした発明について……)
彼がこのゲイムを生きる情熱をわたしは知っている。知性、チームとクラブを操るやりかた、そして彼がいかに高い要求をするか。それに、彼にはとてつもないワークエシックがある。
そこがみんなが観ない部分だ。舞台裏では多くのワークがあり、しかもそれを彼は、トップリーグの、異なる3つのクラブで、毎シーズンやってのけた。巨大なクオリティである。
(ベン・ホワイトにはまたイングランドでプレイしてもらいたい?……)
彼のマネジャーとして、わたしは彼には個人的にも仕事上もベストを望んでいる。そして、彼にはそのことを強く感じてもらう必要がある。
もしいつか彼がそうするなら、そういうこともある。それは、誰にとってもベストなことになるだろうと思うが、尊重はされなければならない。
(今シーズン、アーセナルがアウェイで強い秘訣は?……)
わたしの知らない秘密。それはたぶん、チームがアウェイでもホームと同じようにプレイしようとしているからかもしれない。自分たちのプレイに信念とアグレッションを持つ。
どのチームとも2試合プレイするのだし、そのフィクスチャもわかっている。この試合も期待している。
(アウェイでも勝てると、どうやってチームを信じさせている?……)
その信念は、勝つことからもやってくる。もう何年も勝っていないグラウンドで勝ち始める。それをどこかでやり、その信念が勢いになる。そして、やがてホーム試合とかなり似たアプローチをアウェイ試合でもやるようになる。
その再現はできない。しかし、少なくとも精神的にはできる。プレイの意図が(HとAで)とても似ているのだ。
(これまでの数シーズンよりもシティを倒す勢いがある?……)
そう願う。今シーズンの前回の試合とも違う。だから、われわれはそのことをピッチで示す必要がある。
(IBが試合のクオリティに影響する?……)
素晴らしい質問だ。わからない。われわれの立場からすると、そうじゃないことを願う。ベストだったときにやっていたことを維持できていることを願う。
(3月のIBと代表から離脱する選手たちについて……)
総体的にはカレンダー全体を観るべきだと思う。なぜなら、たくさんの試合があるから。だが、それはわれわれ全員がわかっているトピックであり、われわれがいい影響を受けているようには見えない。このIB期間には、たくさんの試合があり、たくさんの選手がさまざまな状況にある。
(クラブと国が選手の起用で協力する……)
われわれも、ナショナルチームとはできるだけコミュニケイションしようとしている。しかし、結局は、彼らに選手を選ぶキャパシティがあり、自分たちの考えで彼らを使う。
わたしがいつも感じているのは、彼らが選手たちのことを守ろうともしてくれていること。だが、彼らも彼らでまたプレッシャーがあるというのも事実だ。彼らは自分たちの役割のなかでもたらさねばならないのだから。
わたしは一度もそのポジションになったことはないし、選手たちがどう感じているとか、われわれが何を勧めたかなど、オープンに自分たちの意見や説明はできないが、それでもそこはまったくもって彼ら次第だ。
(今年はシーズン終盤に向けてよりよいパフォームをするためにチームは何を変えるべき?……)
そこにはたくさん細かいことがある。具体的な時間がある。アンフィールドで2-0で勝っていて、勢いもあり、試合にも勝てるのに、そうはならなず、結局引き分ける。WHUも同じポジションで、試合には勝てたにも関わらずペナルティをミスする。
このふたつの試合と、あと3つめはサウサンプトンであれは明らかにわれわれが勝っているべき試合であり、それを許されなかったたくさんの要素があった。
ケガ人もいたし、スポルティングの試合ではたくさんのことが起き、そのあとは勢いがよりネガティヴな勢いにシフトしていった。
われわれはシティについていくことに苦しんでいた。なぜなら、彼らは勝ちつづけたから。彼らは14だか15試合連勝した。彼らはどうにかしてそれをやったのだ。
(タイトル争いにおける日曜の試合の重要性……)
お互いのチームにとり大きな試合。それは間違いない。なぜなら、もしあそこでわれわれが勝てば、とても大きなプッシュになるはずだから。しかし、わたしはそれでも、すべてのグラウンドをまわり勝利するまでには、まだ長い長い道のりがあると思う。
(今週末ハヴァーツはどれほど重要になる?……)
彼はいまグレイトなフォームだ。彼の全体的なパフォーマンスは、彼の国でもわれわれのチームでもとても完成されたものになっている。そして、いまはゴール脅威もある。さまざまなポジションでプレイし、どの役割も素晴らしくこなしてきた選手だ。この試合で彼をどう使うか、観てみよう。