ゆうべから今朝はまた、TWでは立て続けにいっぱいRTしちゃってすみませんね。おれはLikeはあんまり使わなくて、気に入ったポストはひたすらRTするアカウントなもので。
さて、アーセナル。
超タフなアウェイのNLDを目前にしてキックオフ75分前に発表されたこの日のスクワッドを観たとき、ただでさえ重要な選手を欠いた不安定なチームに加えて、ベンチには名前も初めて聞いたみたいなキッズも含まれており。正直、わりと絶望的な気分になったものだった。
だがしかし、ですよ。
なんということでしょう。満座のToTサポに囲まれたあの敵対的雰囲気のなか、多くの時間をオウンハーフに閉じ込められながらも強固な守備ブロックで最後までゴールを許さず。かといって決して攻撃に消極的だったわけでもなく、ボールを奪えばそこから何度もチャンスをつくった。そして、試合を決めたコーナーキックからのズドン。さすがにしびれた。カタルシスあった。
これは、アルテタの現実主義的ゲイムマネジメントの勝利という感じがするし、それをきっちり遂行するチームの成熟も大いに感じた。オーデガードやライスがいなくとも、選手全員でそれをカヴァーできるチーム力。レジリエンス。タイトルを狙うにふさわしいチームの振る舞いでしょう。
この試合を振り返ろうぜ!
アルテタの試合後コメント「試合の準備であまり眠れなかった」
試合直後のアルテタのインタヴュー@Arsenal Media。AFC公式サイトより。
アルテタ:われわれには、多くの人たちを幸せに、そして誇らしくできる力がある。われわれは、今日まさにそれをやった。この試合の前にはさまざまな状況がありながらも、試合に勝った。ここでの3連勝でもある。だから、みんなが喜んでくれたらと思う。
もっとうまくやるべきことがあったのも事実で、とくにボールを持ったときの単純なことについては、わたしはまったく満足していない。
しかし、試合のなかでは自分たちがやらねばならないこと、競い、守ること、そして相手がもたらすスペイスにつねに走り込むことがあるが、そこは信じられないほどだった。
どんな状況があっても勝つ道をみつけねばならない。そして今日トリッキーだったのは、まず第一に相手が強いことと、もうひとつは、多くの選手についての計画を代替せねばならなかったことがある。われわれは、それでも試合に勝つ必要があった。
(アウェイ記録)わたしが思うに、このリーグでそれをやるためには、多くの正しいことをせねばならない。それは素晴らしいこと、わたしは勝つのが大好きだ。とくに、みんながとても誇らしく幸せになってくれるときは、勝つのが大好き。だから、今夜を楽しみ、つぎに備えて準備をしよう。
これは、チームに大いにエナジーをもたらす。いいプラットフォームになる。ここからは回復に努め、アタランタについて話を始めていく。それもきっとタフな試合になるから。
(アーセナルで4人めとなる10以上ヘッダーによるゴールを決めたガブリエル)もちろん彼も、それにどんな意味があるかわかるはず。こうした試合の歴史に名を残すことになる。彼はスーパーブだった。
センターバックなら、彼がやったようなことは自分の役割としてまずあるし、そして試合に勝つためにゴールも決め、そしてその素晴らしさについて語っている。
試合後の記者会見。AFC公式サイトより。
(パフォーマンスについて……)
アルテタ:わたしは超うれしい。もちろん。ロンドンダービーがクラブやわれわれ全員にどういう意味があるか、わかっている。そして、われわれには彼らをとてもハッピーにできる力がある。だから、それがかなったことを願うし、そのことがこの勝利をとても特別にしている。
パフォーマンスについては、試合のなかでさまざまな時間があり、とてもいいときもあれば、苦しまされるときもあった。われわれが苦しんだのは、起用できる選手のおかげで、多少計画に適応する必要があったから。
わたしがそれをとても好ましく思ったのは、準備を始めていたときから、チームがこの試合をプレイすることにどんどん貪欲になっていったことがある。それは、クラブの全員への称賛だ。
これからタフな一週間がやってくる。しかし、いい訳や議論をするのではなく、その逆で、挑戦に向き合い、勇気をもってプレイし、相手のクオリティを理解し、試合に勝つためになにができるかだ。そして、今日われわれはそれを実践した。
(スクワッドのキャラクター……)
われわれには、そういうものたちがいる。この週にももう話していると思うが、みんながより厳しくなり、厚い皮を持ち、ゲイムと勝利を愛す。このゲイムを愛し勝つためには、やるべきことがたくさんある。ときに、それを醜いと呼ぶようなこと。
そうした醜いことを行うことを楽しむこと、それはいまのこのチームへの大きな称賛だ。そして、それがふつうにできるとき、いい贈り物を得たということ。
(今日ここでの勝利が意味するもの……)
われわれは、ここで3年連続で勝っている。最後にこれをやったのがいつかは知らないが、これは大きなことだ。わたしは、彼らにはすでに信念があったのだと思う。もうたくさんのビッグゲイムで勝ってきたから。
これからビッグウィークがやってくる。それもまたチームに大いにエナジーと信念をもたらすだろう。
当然、今日ももっとうまくやらねばならなかったことがたくさんある。とくにボールを持っていたとき、うまくやれていたとは思わない。単純なことがまったくできていなかった。そこはよくしていくつもりだ。
(マーティン・オーデガードのケガ……)
マーティンについては、まだ知らせを待たねばならない。今日は彼は間違いなくプレイできなかった。
(ニコラス・ヨヴァーの影響……)
彼の分野、あるいは別の分野でも、ひととしても、われわれにはつながりがある。だからこそ、わたしはシティにいたときに彼を連れてこようと決めた。そして、アーセナルにも。
彼とスタッフは、いろんなやりかたで試合に勝てると選手たちに信念を植え付けた。それはとてもパワフルなものだ。
彼はチームにたくさんのことをもたらす。彼ら全員の大きな功績だ。
(サカの交代について……)
わたしがフロントの選手をふたり入れてから、突然彼は倒れた。そこで、わたしはベンチのオプションを観て、そのことに適応せねばならなかった。正確な理由はわからないが、彼はつづけられなかった。
(今週はこの準備をどのようにしてきた?……)
楽しくはなかったね。なぜなら、あまり眠れなかったから。わたしはスパーズを4-5日調べた。そこで超はっきりした計画もあった。そのやりかたが。
そして、わたしはすべてのセッション、ミーティングなどを準備していったが、そこでニュースが来て、選手が離脱したと。そしてさらにニュースで、もうひとり離脱。さらに、もうひとり。
そのおかげで、わたしはすべてを変更せざるを得なくなった。わたしは選手についての計画を考えるのは好きだから、そこは素晴らしい挑戦になった。
(この勝利が選手について物語ること……)
彼らの適応。ゲイムを愛すということは、状況に関わらず実行できること。
ジョルジーニョ。彼はこのゲイムを愛している。彼はそれをプレイしていなかったが、勝つのが大好き。
つまり、彼はプレイしていなかったときでも、彼はあの年齢にしてアニマルのようにトレインしていた。これまでに、すべてを勝ってきた彼が。だから、彼に90分プレイするように頼んだとき、もう5ヶ月近くもプレイしていなかったみたいに、あらゆるところが痙攣したりしていたが、なんとかそれをやった。
ジュリアンも同じ。彼は一年離脱していて、90分間のプレイなどまったくしていなかった。そして今日も彼は苦しんだ。しかし、彼はチームのためにそれをなんとかやった。彼はまるでほかの選手たちと同じのようだった。プリシーズンなしだろうが、彼がこれまで何分プレイしたかじゃない。彼は信じられないほどだった。彼ら全員がそう。
しかし、それこそがわれわれのスピリットでありキャラクターなんだ。わたしはそれを愛している。
(今日のチームの守備……)
それはしたくはなかった。もっと高くでプレスしたかったし、ボールを失うならピッチの高い位置などもっといいコンディションがよかった。わたしが今日いなかった選手たちを失いたくなかったのは、そうなれば自分たちを晒してしまうからで、それは彼らの素晴らしくいいところ。
だからわたしは選択する必要があった。そして逆の面では、リウォードは今日あの相手にかけるリスクよりも大きかった。
(つぎの2試合のスケジュールに懸念がある?……)
わたしにそれがあろうとなかろうと、チームは木曜と日曜にプレイする。そういうものだ。それに適応しなければならない。われわれは、トップチームになるつもりだし、とてもチャレンジングなチームになるつもり。いずれ、そうしたことにも慣れる必要がある。
(昨シーズンに比べて、試合終盤は多少落ち着いていた?……)
そうだね、もちろん、0-3から2-3のようなことは起きてはならない。それに、今日の彼らはすべてを投げ打って、全力でトライしていた。
わたしには、より落ち着いていたように見えたし、よく組織されていた。相手にもほんのちょっとしか与えなかった。
(ガブリエルのパフォーマンス……)
わたしは、彼の進化のしかたはとてつもないものだと思う。まずはひととして、そしてクラブやチームでの役割として。それを観ているのは素晴らしい。
それが、われわれがここにいる理由だ。選手たちに環境や支援、教育、コーチングを与えることは、わたしの情熱のひとつだ。彼らを成長させ、人生に備えさせ、以前には彼らが考えもしなかったようなレヴェルに到達できるよう、準備をさせる。
ガビは、間違いなくその最高の事例のひとつだ。なぜか? 彼は自分のやっていることを愛しているからだ。彼は素晴らしく前向きだし、それを望んでいる。そしてそれが起きたとき、こういう人間のところにはふつうよいことが起きるものだ。
(今回のような勝ちかたよりもっと大差で勝ちたかった?……)
5-0。でも、今日のこの試合は、わたしは極めて特別なものだったと思うよ。とても満足している。
ガビ・マルティネリの試合後コメント「こういう試合が大好き」
この試合のトップドリブラー(6)。ToT全体(5)より多い。今回の攻守に100%を尽くしたウィンガーの試合後コメント。
マルティネリ:みんなすごく興奮している! 試合後、とてもうれしかった。この勝利を祝わないと。この試合の重要性はわかっていたから。自分たちだけでなく、クラブやファンにとって。彼らをハッピーにできて、ぼくらもとてもハッピー。
彼ら相手に勝つのはいつでもとてもよいものだし、いまだから、よけいに大きい。
ぼくはこういう試合がとても好きなんだ。彼らはすごくハイラインだし、それはワイドプレイヤーにとってはいいもの。ぼくらはとてもいい試合をしたし、パフォーマンスにも満足している。
(チームは多くの変更を余儀なくされた)影響は多少はあったと思う。いつもと違う選手もいたし、同じようにプレイする選手はひとりもいなかった。ぼくらは、それに適応しなきゃならなかった。今日はとてもよくやったから、ぼくらが勝利にふさわしいと思う。
(ビッグガビが決めて)とてもうれしい。彼にふわさしい。彼は、パフォーマンスもゴールもこれまでやってきたすべてに値する漢だよ。
19分のネリのショットは、この日のゴール以外ではアーセナルの最大のチャンスだったのだけど、あのシーンに象徴されるのは、いま彼が自信を失っているということ。シュートはもう1タッチ遅らせてもよかったかもだし、周囲が見えていればサカにクロスを送る選択肢もあった。結果を出さなきゃいけないプレッシャーで、ラストアクションで余裕がなく、決定的場面で意思決定を間違えることがしばしば。時間が解決してくれるといいのだが。
ジュリアン・ティンバーの試合後コメント「このチームの一員でいることが楽しい」
PLで初めてフルでプレイしたジュリティン。beIN Sportsによる試合後インタビュー。
“This group is so fun to be part of. I can’t wait to see what the season brings…”
Jurriën Timber tells us that the belief in the Arsenal dressing room is massive!#beINPL #AFC pic.twitter.com/jOZI0hySqY
— beIN SPORTS (@beINSPORTS_EN) September 15, 2024
(またセットピースゴール。どれほどトレイニングを?……)
ティンバー:たくさんたくさん。でもセットピースだけでなく、どのディーテイルもやっているよ。だから、それが報われたってことだね。去年22ゴール? それは多い。でもそれがぼくらの取り組みを物語ってる。
(来週のマンシティは念頭にあった?……)
自分たちのことに集中してた。マンシティが何ポインツ取ろうが、ぼくらは自分たちに集中しないと。試合ごとにやってくよ。その前にはミドウィークにCLもある。シティとのビッグゲイムはそのあとだ。
だから今日の3ポインツで場所にとどまったのはよかった。シティと競いたいから。でもまずはアタランタだ。
(アーセナルが前回アウェイのNLDで3連勝したのは87/88シーズン。この一員でいる気分は?……)
このグループは素晴らしい。お互いに競い合い、選手のクオリティもある。この一員でいることがとても楽しい。今シーズンがどうなるかとても楽しみだ。
(昨シーズンのエティハドはドロウでアーセナルは勝ちにいくべきだったという声がある。今シーズンは違う?……)
ぼくらはどこにだって3ポインツを取るつもりで行くよ。ドロウを目指す意図なんてなかった。ぼくはそこにいなかったけど、きっとそう考えるはず。
ブライトンみたいにレッドカードを受けて、勝てなくなるときもあるが、当然いつでも勝ちに行く。
Ange Postecoglouの試合後コメント「試合をコントロールし支配しても報われていない」
勝ったときは、いつも相手のぼやきを聞きたいものだ。セットピースに興味がないほうのコーチの試合後コメント。
Postecoglou:当然非常に失望している。われわれにとっても、サポーターにとってもビッグゲイムだった。しかし、チームはなにももたらすことができなかったのだから、苦痛を受け入れるよりない。全面的に失望している。
これは、われわれのここまでのシーズンのストーリーだ。ほとんどの時間帯でわれわれが試合をコントロールし、チャンスもつくっている。だが、ファイナルサードでの信念を欠く。
これを修正するのは、わたし次第だ。つねにそのときどきで試合が決まるようなタイトな試合だった。彼らがそれを得て、われわれはそれを得なかった。
これがわたしの使命なのだから、チームにフィードバックを与えるのもわたしだ。わたしは、これが選手たちの努力不足だとは思わない。だが、このシーズン序盤を通して、試合をコントロールし支配してもそれが報われていない。
試合前から懸念のあったセットプレイでやられたので、試合後には当然それにツッコミがあるだろう。セットピースコーチの雇用が当たり前になったモダンフットボールで、それに興味がないとは職務怠慢と云われてもしかたなし。
いつも更新ありがとうございます!
毎回アーセナル愛溢れる記事を楽しませていただいています。
いやー、ウーデ&ライス抜きで素晴らしい勝利でした!
ヌワネリも、あれだけ落ち着いてプレーできれば、どんどん出番がありそうで、活躍楽しみです。
試合数多くなり大変だと思いますが、引き続き楽しみにしてます!