弱いのはもう知ってるけどまさかここまで弱いとは……。世界中がずっこけたスウォンジーでの衝撃的な敗戦、そして紆余曲折・悲喜こもごもの1月の移籍市場も終わり、イングリッシュ・プレミアリーグもいつの間にか残り14試合。第25節はエヴァートンをエミレーツに迎える。
Arsenal v Everton preview: Pierre-Emerick Aubameyang a doubt
相手は直接のライバルとはいえないエヴァートンながら、ミキタリンとオバメヤンのホームデビュー、そして早くもシオ・ウォルコットの帰還と見どころの多い試合だ。
予想スターティン
4-3-3
GK チェフ
DF モンレアル、ムスタフィ、コシエルニ、ベレリン
MF AMN、ラムジー、エルネニー
FW ミキタリアン、ラカゼット、エジル
思い切って今季CMでレギュラーだったジャカを外した予想。ジャカのディフェンス面での不安定さはアーセナルにとってもう見過ごすことはできないのではないだろうか。いずれにせよどこかでジャカなしフォーメーションを試さなければならないとすれば今回のホームのエヴァートン戦というのはちょうど良さそうな気もする。
3人のCMのポジショニングについては、エルネニーと本来CMが本職であるAMNのふたりでCBの前をカバーさせる。そしてラムジーはいままでどおりB2Bでエジルとミキタリアンをサポート。こうなると4-2-3-1に限りなく近い。どうだろう。
公式のTeamNewsによれば、ボスはミキタリンをスタートから使う可能性があるとコメントしている。これは使うな。
ウェルベックが相変わらずのアウトで、オバメヤンとウィルシャーは風邪あけで要チェック。トレーニングには参加していたようだけど、オバメヤンのスタートはないと見た。
LMAOについて
Lacazette、Mkhitaryan、Aubameyang、OzilでLMAOという語呂合わせ。「LMAO」というのはLOLみたいなやつ。日本語に訳すと「クソワロタ」がぴったり。詳しくはUrban Dictionaryあたりでおググりください。
まあ全員揃うのは緊急事態だけだろうね。で負け試合で「まさしくLMAO」と後ろ指を指されると。
これ見るとどうしてもこれを思い出してしまう。
ちなみに、サンチェスが残ってマレズが来ていてもエジルとラカゼットでLMAOだったんだね(豆知識)。
ボスのみことば
守備の改善、それと攻撃陣だけしか補強しなかったことについて、ボスのコメント。
‘It’s in our DNA… we are an attacking team’
ヴェンゲル:毎回4-3で勝つみたいなことが好きなわけじゃない。4(得点)は好きだけど、3(失点)は嫌いだ。われわれは守備の悪い記録を改善しなきゃならない。みんなでそれに取り組まないと。バランスを探している。ディフェンス面を損なうことないバランスを探さなければならないんだ。
安心が必要だというんじゃなくて、ピッチではもっと効率よくやりたいんだ。なぜならたくさんの失点をしすぎといわれるとき、われわれの得点は十分じゃないと思うんだ。それがわたしたちの基本的な問題だよ。守備だけでなく攻撃の問題でもある。得点が足りないんだ。
それがわたしたちのDNAなんだ。われわれはアタッキング・チームだ。アタッキング・チームにおける危機というのは、得点できないことで、自ら問題を創り出していることになる。
懲りないよね~。要するにボスは守備バランスも必要だけど、それよりもっと必要なのは攻撃の改善だといっている。
それはつまるところ変わることのない彼の哲学なんだろうけど、もうしばらくそのやり方で結果が出てないという事実についてはどう思っているのか。攻撃に偏りすぎることなく成功している(しかも攻撃的にも)他クラブのやり方についてはどう思っているのか。とてもじゃないがこれが合理的とはいえないよなあ。
もうこれだけリクルートにお金も遣っているんだもの。予算の低いクラブにもあっさり負けたり、もう予算がないから勝てないんだという言い訳はどんどん通用しなくなってきている。
前回の対戦はどうだった?
【マッチレビュー】17/18EPL エヴァートン vs アーセナル(22/10/2017)
快勝だったらしい。この試合が今季アウェイで初勝利だったと。10月22日で初勝利ってやばくね? このエントリによるとアーセナルはエヴァートンにもっとも得点しているクラブだという。なんだお得意なのか。勝ったな(負けフラグ)。
エヴァートンについて
ウォルコットがいるチーム。あとルーニー。詳しくはおググりください。
もしかしてウォルコットってアーセナルからするとすごいいやな選手なんじゃないかと思えてきた。小さくて早くて一応ボールも持てる。おれたちはこの試合でももちろん自陣に広大なスペースをあける予定だから、フィオが使えるスペースも腐るほどある。味方だとあんなに使えなかったのにな。
怪我人はベインズ、マッカーシー、ステケレンブルグ、それにフネス・モリ。
ビッグ・サムがこの試合でべったり引いて「アーセナル対策」をやってくるか見ものだね。中途半端に攻めたらやられるってのはわかってるだろうし。
試合結果予想
フースコは2-0でホームチームの勝利。
SKY SPORTSは3-0でホームチームの勝利。
BBC SPORTS(ローロ予想)は2-0でホームチームの勝利。
まあ今回はさすがに外さないだろう。ホームだし。そういえば、アーセナルの今季のホームの成績ってシティのつぎにいいんだって。つまりリーグ2位ってこと。すべてアウェイの悪い成績が足を引っ張っているという。とにかく失点しないというアウェイらしい戦い方をどこでもしていれば、今頃はもっとリーグテーブルでも上位にいたんだろう。ため息がでちゃう。
その他ニュース
GKオブラクの噂とサンレヒの入社
移籍市場が終わってから早くも、アトレチコ・マドリッドのヤン・オブラクというGKが話題になっている。なんでこのタイミング?と思ったら、バルセロナから来たラウール・サンレヒが2月からのアーセナル入社ということで、それにちなんでのことだったらしい。もちろん、オブラクの獲得はサンレヒの主導である。
これいいよね。チェフはすでにアーセナルの不安要因になりつつあるし、
このサンレヒ、バルセロナではディレクター・オブ・スポーツをやっていた人物で、それがアーセナルでは「head of football relations」というよく意味のわからない役職になっており、意地でもスポーティング・ディレクターは置かないという強い意志を感じる。
グーナーにはポジティブ野郎が多数と判明してブログ主おどろく
【VOTE】あなたはこの冬(2018)の補強でアーセナルが目標を達成することができると思いますか?
このブログで「投票」ってのをずっとやってみたくて、今日気まぐれに導入してみたら、結構な人が投票してくれてうれしい限り。
それで、ぼくは当然圧倒的にネガティブ意見が多数を占めると思っていた。それがなんと現時点でYES 26対NO 29と意外に拮抗しているんでちょっとびっくりした。
まあこのYESと答えた人のうちどれだけの人がトップ4に入れると思っているのか、それともヨーロッパリーグのほうでUCL出場権を取ると考えているのかがわからない。
とにかくポジティブ・シンキングできる大人がたくさんでおれは驚きましたよ。どんなときも、どんなときもってあのファルセット・ヴォイスが聞こえてきそうじゃないか。
ちなみに現在6位のアーセナルと4位のチェルシーとの差は8ポイント。残り14試合でアーセナルが全勝したとしてもチェルシーが3敗する必要がある。いくらチェルシーが不調でもそれはないだろう。まずアーセナル全勝がない。つまりEPLのトップ4ってのはもうかなり非現実的な目標になっているということをお忘れなきよう。
ヨーロッパリーグなあ。アトレチコ・マドリーに勝てるってほんとに思ってます?
お時間あったら投票してみてください。