アーセナルの18才ウインガー、リース・ネルソンが相変わらず好調を続けている。移籍の噂もある彼の契約更新はまだなのか。
リース・ネルソンがU19イングランド(vsハンガリー)で2得点
一番ホットなこの話題から。昨日行われた試合の模様。
2点めはいわゆるごっちゃんながら、最初のゴールは美しかった。この試合には、ネルソンのほかにエンケティアとウィロックも出場していた。ヤング・ガンズたちが着々と成長していて喜ばしい限り。
で、このゴールはまあいいとして、しばらく前からネルソンに移籍の噂があるのをご存知だろうか。
ネルソンが移籍するかもしれない件。アーセナルの待遇に不満か
レアル・マドリッドやPSGが食指を伸ばしているという件はいつかも書いたとおり。まあ彼くらいのクオリティならそういったビッグクラブがチェックしていたとしても不思議はない。アザールやサラーのような選手に化けるかもしれない未来のスター候補なのだから。
一方、どうも本人はアーセナルでのファーストチームでのチャンスのなさに不満を持っているという話しがある。
先日のELミラン戦(H)で、77分ミキタリアンの交代で入るところが呼ばれたのはジャックだったことで、それに怒った彼がビブを投げ捨てたという。
勝っている場面でネルソンより守備が計算できるジャックを入れるのは当たり前だが、ファーストレグの勝利から楽勝も予想されたセカンドレグで、彼も試合に出られることを相当期待していたんだろう。
Reiss Nelson just threw his bib to the ground and is fuming, doesn’t seem to have taken not being brought on all that well. Got his coat back on as well so I guess he’s not coming on.
— James Benge (@jamesbenge) 2018年3月11日
今季の彼はファーストチームのサブに入ることも増えてきているものの、AMNなんかに比べてなかなか出場機会が訪れない。そういう態度をあらわにするのはちょっと大人げないけれど、フラストレーションが溜まっている状態だというのは察せられる。
だってPL2(U23)では、もう彼がそのレベルでプレイする選手ではないということを着々と証明しているのだから。ファーストチームでのプレイを期待したっておかしくはない。
Eddie Nketiah in the #PL2 this season:
• 12 games
• 10 goals
• 2 assistsReiss Nelson in the #PL2 this season:
• 10 games
• 8 goals
• 2 assistsWith nothing to play for in the Premier League, they deserve minutes. 🔴⚪ pic.twitter.com/HKvNnR28Y8
— Scouted Football (@ScoutedFtbl) 2018年3月17日
ネルソンの残り契約は来季限り
エンケティアは去年末に契約更新したばかりだからいいとして、ネルソンの残り契約は来シーズンの1年しかない(2019年6月まで)。これはもう早急に契約を更新しなければならないし、プレミアリーグでのチャンスを与えられないならば、さっさと長期契約を結んで試合に出られるクラブにローンに出すべきだ。
リース・ネルソン、少年時代にToTよりアーセナルを優先したことを明かす
ネルソン少年がToTのオファーを断ってアーセナルに入団したのは、自分も家族もみんながアーセナルのファンだったからだという。だから、彼が自分から進んで退団を望むとは思わない。
しかし、ファーストチームでプレイしたいという希望や待遇など、彼のクラスに相応しい扱いをしていかないと、またダイヤの原石を失いかねない。それが心配だ。
アーセナルにとってサンチェスやエジルとの契約交渉は悪夢だったはず。対応が後手後手にまわり完全に選手側に主導権を握られた。来季限りのラムジーやネルソンとの契約交渉では、絶対にあの悪夢を繰り返してはいけない。交渉役だという、ラウル・サンレヒの手腕が問われる。