昨日、アーセナルが公式にこの夏の退団選手リストを発表した。
2019年6月30日づけでAFCを退団する選手
Club announces released players list
契約切れということで契約延長をしない選手ということですな。
Cohen Bramall
Petr Cech
Charlie Gilmour
Stephan Lichtsteiner
Julio Pleguezuelo
Aaron Ramsey
Danny Welbeck
の7名。
去就が決まっているのは、プレゲズエーロがオランダのトゥエンテへ、ラムジーがイタリアのユヴェントスへそれぞれ移籍する。またもちろんペトル・チェクはプロフェッショナルキャリアをリタイヤするということで、プレイヤーとして別のクラブに行くことはない。チェルシーに就職が決まっているとかいないとかそんなのどうでもいいか。
コーエン・ブラモールについては下部リーグからのジャンプアップということもあり、2年前はジェイミー・ヴァーディの再来かとだいぶ話題になったが、結局ファーストチームまでたどり着くことはできず。「工場からアーセナル」という誰もが興奮したシンデレラストーリーは尻切れで幕を閉じた。ブラモールにはもちろん残念だが、クラブでもローン先でもついぞ能力を見せることなく終わったことは、彼を大抜擢したリクルートメントにも疑問が残る結果になった。
アーセナルアカデミーからの退団
それと公式サイトには載っていないが、ユースウォッチャーのバード氏によれば、ヴォンテイ・ダレイ・キャンベルとベイリ・スペンサー・デイヴィスのスカラシップふたりも今回退団となるようだ。スカラシップということなので、つまりプロ契約に至らなかったということ。
ダレイ・キャンベルについては、現在複数のジャーマンクラブの引き合いがあるということで、またしても若いイングリッシュタレントが海外に行くのかもしれない。
アーセナルユースでは、RBのジョルディ・オセイ・チュチュにもジャーマンクラブからの関心が伝えられているし、アーセナルはうかうかしていると若く有望な選手の草刈場になりかねない。
アーセナルはバルセロナほどファーストチームが充実していないのだから、多くの才能あるユース選手がくすぶっているのはおかしいことだ。
いずれにせよ、早晩クラブの方針としてユースプレイヤーに積極的にファーストチームでのチャンスを与えていかねばならなくなるのではないだろうか。