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【空白】19/20UEL R32 2ndレグ アーセナル vs オリンピアコス(27/Feb/2020)CL絶望の衝撃

ああいう展開だったのでモニタの向こうで起きたことをなかなか受け入れられず。ひどく敗けたときはいつもそうなんだけど、感情に対処するのが難しくて、昨日はまったく空虚な1日を過ごしてしまった。まあ受け取り方はファンそれぞれだろうが、ぼかあいつもそんな感じだ。 昨日は「悪い夢じゃなかったのか……」という一晩たって目が覚めただろう現地人のtweetを見かけた。当地の彼らは1日の終わりだったかもしれないが、われら極東のファンはそれが1日の始まりだったのだからよけいにキツいっすよね。 Arsenal 1-2 Olympiakos (Agg: 2-2 AET): Gunners knocked out by last-gasp away goal

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【マッチプレビュー】19/20UEL R32 2ndレグ アーセナル vs オリンピアコス(27/Feb/2020)失点が命取り

ELラスト16への進出をかけたオリンピアコスとの180分の戦いは、アウェイの前半を1-0と先行することに成功。セカンドレグはホームアドヴァンテッジで逃げ切りを図りたいところ。 ただ、1ゴールという最少得点差で万が一先に失点するようなことがあれば、数字のうえでは今度はアウェイゴールの分オリンピアコスが有利に。状況は一転してホームチームにプレッシャーがかかる。攻めて勝ちたいが失点が命取りになりかねないという、なかなかトリッキーな試合だ。 来シーズンのCL出場のため、今年も是が非でもほしいELタイトル。こんなところで敗けるわけにはいかない。先勝しているからとまったく気が抜けないリターンマッチである。 Arsenal vs Olympiakos preview

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アーセナル20-21シーズンのCBを考える

Centre back situation is interesting. Holding can’t get on the bench for some games, Mari yet to play, Saliba to come back from loan and Chambers to return next season as well. Will surely have to be some departures in the summer even if there aren’t any new CBs signed. — Jeorge Bird (@jeorgebird) February 24, 2020 ジョージ・バード(AFCユースエキスパート):CBの状況は興味深い。ホールディングは最近ベンチにも入れていないし、マリはまだプレイできていない。サリバがローンから戻り、来シーズンはチェンバースも戻ってくる。夏にもし新しいCBとのサインがなくても、このうち何人かは確実に去ることになるだろう。 去年末にアルテタがAFCのヘッドコーチに就任して以来、各ポジションでいままでの悪評を覆し“redemption”する選手が続出している。 なかでも、シュコドラン・ムスタフィとダヴィド・ルイスというふたりのセンターハーフのレデンプションぶりはみごとで、「これまではいったいなんだったんだ?」というくらいパフォーマンスが進歩している。 その理由はひとつではないはずだが、たしかなことはアルテタがいまのチームのなかで、選手の長所と短所のそれぞれを伸ばしたりカヴァできるストラクチャをつくっているということ。 アルテタはエジルについて「彼に合ったストラクチャが必要だ」とつねづね語っているが、それはエジルだけじゃないしCBだけでもない。おそらくはチーム全体をそのように最適化しようとしている。ジャカやサカのポジショニングはもっともわかりやすい例だ。 ということで、例年どおりアーセナルにとりCBがもっとも補強が必要なポジションであるということは、これまで誰も疑っていなかったわけだが、ムスティとルイスのここ数試合でのまぐれではなさそうな好調ぶり、そして現状のCBのラインナップを見るに、この夏の移籍市場でどう動くかがとても悩ましくなってきたのではないだろうか。このままいけば、極論「CB補強なし」の可能性が見えてきたと云っても云いすぎではないと思うがどうだろう。 既存CBの整理、新しいCBの補強。来シーズンのCBをどうするか。どうできるのか。オプションを考えてみたい。

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【マッチレビュー】19/20 EPL アーセナル vs エヴァートン(23/Feb/2020)【マッチスタッツと論点】熱闘エミレーツ

コメント集に引き続いて、19-20EPLアーセナル v エヴァートン。試合の内容について。

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【マッチレビュー】19/20 EPL アーセナル vs エヴァートン(23/Feb/2020)【コメント集】熱闘エミレーツ

すっかり遅くなってしまい。。 アウェイだからとまったく遠慮のないエヴァートン。そんな好調な彼らに対し見せた、チームのキャラクターとスピリット。 過密日程で披露の色もあったアーセナルの勝利に、試合後には多くのメディアでも“hard-fought”の見出しが。とくに最終盤はまさに薄氷を踏む思いながらも、みごとに逃げ切ったというファイティングスピリットの勝利。まったく簡単な試合ではなかったが、それでも最良の結果を出したことが大きい。 これで今年に入ってから敗けなしをひとつ伸ばし10試合unbeaten(W6 D4 L0)で、シーズン2度目の3連勝(※どちらも全コンペティション)。勝てない試合がつづくなかで、アルテタが「ドロウを勝利に変えていこう」とチームに話していたそのとおりの流れが来ている。 長いシーズンではいいときも悪いときもあるのは当然なのだから、悪いときこそしがみついてでも結果を求める。ミケル・アルテタの新アーセナルは、そういう勝負強さも身につけつつあるようだ。よきかな。 Arsenal 3-2 Everton: Aubameyang nets twice as Arsenal beat Everton in thriller 試合を振り返ろう。まずはコメント集から。

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【マッチプレビュー】19/20 EPL アーセナル vs エヴァートン(23/Feb/2020)アルテタとアンチェロッティ

PLマッチデイ27、アーセナルはエミレーツにエヴァートンを迎える。 アーセナルはELでのアウェイ勝利から中二日。フィットネスではとてもいいコンディションとは云えないものの、アーセナルにとってエヴァートンは、PLホームで5連勝中&PL最多33勝利&通算107ゴール(最多得点)と最大の「お得意さま」のひとつ。 奇しくもミケル・アルテタとカルロ・アンチェロッティというふたりの引き継ぎマネージャー、そして早くもチームのフォームを大いに改善しているという共通点もある。 また、両クラブの「EX」たちにも注目が。フィオ・ウォルコットはこの試合でのプレイはダウトということだが、スタートが予想されるアレックス・イウォビは、これがエヴァートンの選手として初めてのプレイ@エミレーツになる。 もちろんアルテタはエヴァートンOB。実質マネージャーとして初めて古巣と戦うことに。 現在10位と11位の2ポインツ差(※暫定)。勝てば順位が入れ替わる6ポインター。 何かとトピックに事欠かないこの試合。どんなパフォーマンスを見せてくれるか、今回もまた大変に楽しみである。 Arsenal vs Everton preview

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【マッチレビュー】19/20UEL R32 1stレグ オリンピアコス vs アーセナル(20/Feb/2020)おつとめ完了の巻

コンサヴァというか、省エネというか。慎重になりすぎたのか、全然いつもどおりじゃなかった。 ホームチームはずっと積極的だったし、アーセナルのファンとしてはまあ最後までハラハラしながら観たけれど、シーズンのなかでも退屈であまりみどころのないタイプの試合だったのかも。もし中立のファンがこの試合を観ていたら、多少苦痛に感じても仕方ないくらいには。 しかし内容はともかく、アーセナルはELラウンド32のファーストレグを1-0という理想的な結果で終えることができた。クリンシートはもちろん、このキツい状況でアウェイゴールというお土産まで持って帰れれば御の字。Got the job doneである。そしてアルテタにとってはうれしいマネージャーとしてヨーロッパでの初勝利。幸先がよい。 Olympiakos 0-1 Arsenal: Alexandre Lacazette helped by team-mates’ support, says Mikel Arteta 試合を振り返ろう。

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【マッチプレビュー】19/20UEL R32 1stレグ オリンピアコス vs アーセナル(20/Feb/2020)厳しい日程&タフなステディアム

EL is back! ほぼ2ヶ月ぶり。 ウーナイ・エムリ(とFL)がわれらをネクストラウンドに進めてくれたおかげで、今回のオリンピアコス戦と相成った。グループステイジを脱落せずにいてくれてありがとうウーナイ(とフレディ)。 さて19-20UELラウンド32のファーストレグは、いざグリースのアーセンズへ(どこかわからねえ笑)。ミケル・アーセナルの初めてのヨーロピアンマッチになる。 来年のCLに出る気マンマンのわれらはELこそ本気度マックスで臨む……はずだったが、シティのアレでPLにもわずかな光明が。このあと中二日でPLエヴァートンを控えるアーセナルが、「マストウィン」ではないアウェイでのファーストレグにどういうチーム・アプローチで臨むか。注目である。 Olympiakos vs Arsenal preview

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マテオ・ゲンドゥージのアティチュード問題と将来。アルテタのマンマネジメント

昨日のCLすごかったですね。BVB、PSG、アトレチ、リヴァプール。。 ぼくはハイライトでしか観ていないが、われらが「ようやくノーマルに戻りつつある」ことを喜んでいるあいだにも、世界のトップトップレヴェルのフットボールはどんどんと先に行っているなあと。われわれもいずれ彼らと伍して戦えるようにならねばならないが、その差はまだそうとうに大きい。彼らのハイクオリティなプレイを観ていてあらためて実感したものである。 さて。4-0大勝したNUFC戦でベンチからも漏れたマテオ・ゲンドゥージ。今回は試合後に発覚した彼の問題について、もろもろを少し書いてみたい。

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【マッチレビュー】19/20 EPL アーセナル vs ニューカッスル(16/Feb/2020)【マッチスタッツと論点】おれたちみんなラカゼット

コメント集にひきつづき、19-20EPLニューカッスル(H)のマッチスタッツと論点を。

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【マッチレビュー】19/20 EPL アーセナル vs ニューカッスル(16/Feb/2020)【コメント集】おれたちみんなラカゼット

アーセナルのPLでの勝利は元日のマンU(2-0)以来でなんと4試合ぶり。長かった。 去年末にアルテタが来て以来、さすがにそこまでの即効性は求められないことは認めながらも、満足できる結果がなかなか得られず、ファンのストレスはだいぶたまっていた。 今回は冬のウィンターブレイクを挟んでの試合だったので、この淀んだ「流れ」をリセットするにはちょうどいい機会だった。ドゥバイで準備したことをテストする機会でもあったろう。 序盤はNUFCのカウンター&個人技に苦しみながらも、徐々に流れを引き戻していき、終わってみれば結果は望外の大勝。アーセナルが4得点+クリンシート、しかも、エジル、ペペ、ラカゼットといったここまで低フォームが懸念されていた面々が揃って躍動したのだからたまらない。 Arsenal 4-0 Newcastle: Gunners beat Magpies to end run of draws r/Gunnersのとあるサブでは、とあるユーザがラカゼットの得点後のエモーショナルなリアクションについて「あの瞬間、みんながラカゼットだった」とコメント。多くのUp voteを集めていた。 そう、おれたちはラカゼットだったのだよ。チーム、スタッフ、クラブ、そしてクラブを愛するファンベイス全体が。もがき苦しんでいた。だからこそあの喜びが爆発したゴールセレブレイションは感動的だった。これぞ“togetherness”。おれは悟りました。 (だからDAZNコメンタリの淡白な反応には少々がっかりした。あそこはめちゃくちゃ語りどころだっただろう。あの勝敗と無関係のゴールがラカ本人にどんな意味があるか。チームやファンにとってどれだけのカタルシスか。別にファンじゃないのだからアツく語ってほしいわけじゃないが、ラカがあのときどういう状況にいたかとか、そこにどういうコンテキストがあったかとか、曲がりなりにもPLを担当するコメンタリなら最低限の知識としては知っていてほしかった。「さすがの決定力」とかそういうことじゃないんだよ。あの尋常じゃないチームのリアクションに何の反応もないなんて) さて、この試合について振り返ってゆこう。まずはコメント集から。追ってスタッツと論点を。

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ミケル・アルテタのロングインタヴュー「アイデンティティはすべての礎」

19-20EPLニューカッスル(H)の試合前、Sky Sportsが独占でミケル・アルテタにインタヴューを行っていた。 これはヘッドコーチ就任以来で初めてとなるメイジャーなインタヴューということ。たしかに長いインタヴューで、カルチャーやアイデンティティといったよりジェネラルな内容となっている。彼の発言部分のみをざっくり訳してみよう。 Mikel Arteta exclusive interview: Restoring Arsenal’s identity and building for the future 記事はNick Wrightによるもの。※小見出しの一部は訳者による。