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Arsenal, Tactics, Wenger

アーセナル次期監督候補5人と5つのラインナップ

いまだ抜け出せる道が見いだせないスランプの渦中にありながら、ボス本人があくまで続投を希望しているということでさらに混沌としてきたアーセナル界隈。ここへ来てなんとあのPSGことパリ・サン・ジェルマンのプレジデントがアーセン・ヴェンゲルの招聘を望んでいるというニュースが。ほんとかよ。

ぼくはAWがアーセナルで戦術的にも選手の人心掌握的にもビッグクラブのマネージャーらしからぬ不手際を見せたことで、もう未来永劫ビッグクラブからのオファーはないと思っていた。そこへPSGというビッグクラブどころかメガクラブからのオファーである。まあフランスのタブロイドがネタ元のようなので、ほんとかどうかはわからない。

ただAWが伝説的なマネージャーであることは間違いなく、もしかしたらコーチとか周辺のサポート体制をしっかりすれば、まだまだいけると考えられてもおかしくないないのかもしれない。いや、やっぱりおかしいか(笑)。

さて、Squawkaネタが続いて恐縮ながら、今回はアーセナルの次期マネージャー候補5人による5つのフォーメーションという記事が面白かったので、そちらを紹介して参りたい。コメントはブログ主によるものである。



アーセナル次期監督候補5人の5つのフォーメーション

How Arsenal would line up under the top five favourites to replace Arsene Wenger

カルロ・アンチェロッティ (4-3-2-1)

まずは本命のこの方。

紛うことなきクリスマスツリー。これってセードルフやピルロ、シェフチェンコなんかがいた彼のミラン時代の代名詞で、彼はその後のキャリアでもこのフォーメーションは使ってたんだろうか。いまではほぼ見かけないしモダンゲームで通用するフォーメーションなのか?

いずれにせよこのままじゃ中盤守備に問題を抱えたままになる。ラムジーとウィルシャーというふたりを同時に使うなら、ジャカを彼らをカバーできる守備力と集中力の高い守備マインドの高い選手に替えないとバランスが悪すぎると思う。

アンチェロッティって、ミラン、PSG、マドリッド、チェルシー、バイエルン、エトセトラといった彼のビッグクラブを渡り歩いてきたキャリアを考えると、いまのアーセナルが選ぶにはもっとも無難な選択なんだよなあ。しかも就活中ときたもんだ。

ヨアヒム・レーヴ (4-2-3-1)

※Joachim Löw(Loew)の発音って、調べるとドイツ語ではルース、英語ではロウみたいで、日本で使われている「レーヴ」っていう発音がちょっとモヤモヤしてきている。もしかしてまた日本人がスペルを見て開発したカタカナなんだろうか。夜も眠れないんでどなたかエロい人教えてください。

続いてご存知ジャーマン・ナショナルチームのマネージャー。

ふつうだな。これもこのままのメンツで成立するとはとても思えない。

彼のいいところはといえば、もちろんエジルの使い方を知っているということ。そして、エジルをサイドに置くこともできること。これはAWにはついぞできなかったことである。

この人がアーセナルが次期監督候補であることについては、ほとんどドイツ代表でのキャリアしかないことに反対を表明している人も多い。それだけナショナル・チームとクラブ・チームとでは世界が違うということだろう。

ただ、ドイツを率いる前は、ドイツとトルコ、オーストリーといった国で一応クラブの指揮を執っていたこともあるらしい。ドイツチームには綺羅星の如くスター選手がいるものの、彼らが所属するようないわゆるビッグクラブを率いた経験はない。

ブレンダン・ロジャース (3-4-2-1)

この人まだ45なんだな。若い。

ロジャースは個人的にはリヴァプールを率いていた印象しかないので、パッとしないなあという感じである。が、セルティックでは偉業を成し遂げている。昨年2017年には69試合無敗をやったらしい。うーん。インヴィンシブル。

アーセナルの3CBと同じフォーメーションだ。とくに目新しい部分はない。

ロジャースはぼくにいわせれば、スアレス・スタリッジ・スターリングという最高にノッていたアタッカーがいてもプレミアリーグのタイトルを勝ち穫れなかったマネージャーである。だからアーセナルのマネージャーにもふさわしくない。

ん、サンチェスがいても4位に入れないアーセナルのサポーターにいわれたくないって? ぎゃふん。

よくわからないが守備を立て直してくれるかもしれないらしい。そうか。

ディエゴ・シメオネ (4-4-2)

じつはこのなかでもっともワクワクしているのがこれである。

あれ? メスト?

でもこれ、たぶんこのほかのどのフォーメーションよりも負けないと思う(勝つとはいってない)。

このCFふたりをこうやって使ってくれたのなら、行き当たりばったりのうんこみたいな移籍市場も少しは意味があったと心が休まる。オバメヤンとラカゼットがいれば、あとはもう何しろボックス内にグラウンダーなりハイボールなりとにかく放り込む。それをやつらハンターが仕留めてくれると。

守っては一糸乱れぬブロックをつくって血反吐を吐くまでクリアし続けるのだ。ジャカとエルネニーはまず軍隊式の敬礼を覚えてもらう。何かいうときは必ずサーをつけろ。

冗談はともかく、アトレチコ・マドリーの試合をたまに観ると、彼ら守備が固いだけじゃなく攻撃もすごいんだよね。なんか選手とかはよくわかんないけど、ラムジーが3-4人いるみたいな。それでグリーズマンがおしゃれにアクセントをつけると。そういやコスタまでいたな。レアル・マドリッドとバルセロナに引けを取らないチームってどんだけ強いんだ。

もしシメオネがアーセナルを率いるなら、選手も試合の進め方も今までとはかなり変わることになるだろう。たしかにエジルの居場所が一番危ういんじゃないか。アーセナルが自分たちで伝統とかDNAといっているもの、それがいったい何なのか自分たちで自問自答しなければならなくなりそうだ。

ルイス・エンリケ (4-3-3)

この人はわりと現役時代を覚えているな。監督になってからの彼のことは全然知らない。すでにバルセロナの監督を退任している彼もフリーエージェントである。

ところでアーセナルとバルセロナのフットボール哲学が似ているといわれがちだが、そんなに似ているだろうか。攻撃を信条にしているとか、出力されたもの(例えばポゼッション)が多少見栄えが似ているという程度で、そこへ至るまでの過程はいろんなレベルでだいぶ違うように思える。

アーセナルにはアトレチコ魂よりバルサ魂のほうがインストールしやすいというのは認めるけれど。逆にそのあたりの負荷はかけたほうがいいような気もするな。いまのアーセナルはショック療法が必要な緊急事態だ。

以上。

まとめ

この記事は5つのフォーメーションそれぞれに個性的になるようにバリエーションを出そうとして、若干各マネージャーを戯画化している感じは否めないけど、なかなか面白い記事だったんじゃないだろうか。

ただ、これらをこうして俯瞰してみても、いまのメンツのままなら、マネージャーが変わったりフォーメーションを替えたりしたくらいでは劇的な変化が望めるような気はしない。いずれにせよフォーメーションだけでなく、勝てるチームになるためにはスコッドの大改造が必要だろう。

アーセナルが強いチームになるためには、優秀なマネージャー、それをサポートする盤石な体制、そしてそれ相応のクオリティとメンタリティを持った選手が必要だ。



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