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「わたしは辞めるつもりはない」by ヴェンゲル

「ぼくは辞めましぇん」というタイトルにしようとしてやめた。このブログの武田鉄矢濃度がまた上がってしまう。

さて。この20年でワーストシーズンを送るアーセナルのヴェンゲル監督が、さまざまな憶測にも関わらず、スタッフたちに夏に辞めるつもりはないと伝えたというニュースがあった。



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The Times(※記事を読むには登録が必要)によれば、アーセン・ヴェンゲル監督がクラブから解任されない限りはシーズン終了後も辞めるつもりはないとスタッフたちに語ったらしい。いまだにアーセナルを前進させられるのは自分しかいないと信じているのだという。

ヴェンゲル監督の契約は2019年の夏までということで、あと1年3ヶ月ばかりを残している。これまで何度も発言してきたように、あくまで本人は契約をまっとうする気らしい。

しかし、これはさすがに見苦しいかなと思う。この今いる誰にも救えないというような状況下、アーセナルを愛しているならよりよい後任にポストを譲るべきだと全世界で1000億万人のグーナーが望んでいるのだ。もう例外的に与えられた時間は十分使い果たしたはずで、その猶予があったことも忘れてもはや駄々をこねているようにしか見えない。

今季は2シーズン連続でCL出場権を逃すのはほぼ確実だ。ELだって決勝までに必ず当たるアトレチコ・マドリッドに勝てるわけがない。その前にミランに勝てるなんて全然思えない。

アーセナルと同様に苦しんでいるチェルシーの出来にもよるが、まあ恐らくプレミアリーグは6位フィニッシュとして、アーセナルは今季EL出場すらも逃すに違いない。ビッグクラブの監督として、この結果で何を評価しろというのだろうか。

いつかヴェンゲル監督は、今季終了後の時点でボードが自分の評価を下すことについて望むところだと豪語したことがあった。その頃と現在では状況はまったく違ったものになっており、ふつうに考えれば更迭も避けられないと思われるがもう破れかぶれな気持ちなんだろうか。

ボードメンバーでは、ヴェンゲル続投に難色を示しているという、アーセナルのオーナー、スタン・クロエンケの息子ジョシュ・クロエンケ(37)がヴェンゲルの去就の鍵を握っているともいわれている。サポーターとしては、彼の力でなんとか今夏マネージャーの交代を実現させてほしいと思う。そしてその暁には、しっかりヴェンゲルも説得してもらって、クラブと本人が納得した円満退社であってほしいと願わずにはいられない。間違いなくクラブで一番の功労者なのだから、誰だって見苦しい最後なんて見たくないのだ。



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