今季からプレイしているリヴァプールでクロップ監督のもと、ぐんぐん成長中だというアレックス・オックスレイド・チェンバレン。意外に根に持つタイプだった。ギャリー・ネヴィルやティエリ・アンリといったパンディットの過去の批判コメントをいまさら思い出して腸を煮えくり返している。
Alex Oxlade-Chamberlain: Liverpool midfielder says criticism ‘cannot shake me’
アンリは愚かなコメントをした
たしかこのブログでも書いたけれど、たしかにアンリは慰留を振り切って退団したチェンバレンについて「ずっと彼を見てきて、彼はいったい何が得意なのかもわからなかった」と辛辣なコメントを残していた。またギャリー・ネヴィルも、「彼はリヴァプールを強化する選手ではない」とコメント。ちなみにアンリはもちろん、ネヴィルもイングランドチームでともに働いたことがあるという間柄である。
チェンバレン:別に何とも思いませんけどね。
そのあたりのコメントにはもちろん気づいていました。同僚や一緒に働いたことがある人たちから、そんなふうにいわれるなんて、そりゃ気持ちのいいものじゃなかったですよ。一緒に働いているときにぼくのやっていることを知らないなんていうのは、ちょっと愚かじゃないですかね。しばらく見てればぼくたちに何ができるかくらいはわかるものでしょう?
重要なことはぼくがここ(リヴァプール)に来て、ぼくを信じてくれるマネージャーがいて、ぼくになにか他と違うものを感じてくれた。それでぼくは自分を信じることができた。
エンドプロダクトの話しです。攻撃の選手として、得点する、得点をお膳立てする。それがぼくのやり続けなければならないことです。もし(アンリとネヴィルが)エンドプロダクトについて語っていたなら、それはフェアだと思いますよ。両手を挙げて降参します。
まだまだやれます。やり続けなきゃならないんです。ふたついい試合をしたくらいで、気を緩めてはいけないんです。貪欲に。成功が成功を呼ぶんです。
ですます調で書いただけでぐっと分別ある大人な雰囲気に。んなこたないか。
まあたしかに今考えればアンリもネヴィルもちょっと意地悪なコメントではあったかもしれない。愛情は感じない。でもしょうがないよ。彼はアーセナルではいい調子が全然続かなかったんだもの。
さて、チェンバレンは今季初めの方こそリヴァプールでなかなか出番がなかったが、いまはレギュラーで出ているようだ。しかも本人の希望どおりのCM。そしてちゃんと結果を出していると。リヴァプールの攻撃はまじですごいもんな。あのなかでプレイできるのはさぞかし気持ちのいいことだろう。
ここでアーセナルでは全然成長できなかったのに、移籍した途端に成長を始めたという話しの流れにしてしまいたい欲望にかられるが、実際のところは彼はアーセナルでもキャリアの終盤はかなりの成長を見せていた。
とくに3CBを使いだしてWBで起用されてからは新境地を見せていたと思う。だから、ここではとくにクロップ上げ、ヴェンゲル下げをする必要はないだろう。ただ、ユーヴェに移籍したチェズニーもそうだけど、24才のこれからという旬の選手を手放したというアーセナルにとって愚かな事実があるだけである。
しかし成功が成功を呼ぶとかかっこつけちゃって、失敗が失敗を呼んでるアーセナルにケンカ売ってんのかこいつめ。
以上