先日伝えたトレイラの件。どうも進展があったようで、非常に盛り上がっている。
今夏の注目、サンプドリアMFルーカス・トレイラと本格的に交渉を開始か
現在ワールドカップのウルグアイ・スクオッドにも帯同中という、サンプドリアのDMルーカス・トレイラ(22)。アーセナルは彼の獲得に向けて代理人と交渉を始めたようである。トレイラには25Mユーロのリリースクロースがあるとのこと。
Calciomercato Sampdoria, l’Arsenal irrompe su Torreira
アーセナルのほかにトレイラとリンクされているクラブは、ナポリ、BVB、エヴァートンなど。
トレイラ側では来週までにすべてのオファーを吟味して評価するつもりらしい。ということは、いずれにせよ来週には何らかの動きがありそうだ。
Torreira’s agent returned to Italy yesterday after visiting UK to meet with Everton & Arsenal and was in Germany presumably meeting Dortmund. His agent wants a €2.5m per year for Lucas as in wages and looks like the highest bidder will get the player https://t.co/7W6XLoMTnv
— Osman (@OsmanZtheGooner) 2018年6月9日
トレイラの代理人は昨日イタリアに戻ってきた。アーセナル、エヴァートンとの交渉のためにUKに、その前にはおそらくBVBのためにドイツを訪れていたようだ。トレイラ本人には年2.5Mユーロの年俸(※訳注:単純計算で週給46kユーロ、仮に税引き後なら83kユーロほど)を要求しているということで、どうももっとも高い入札を行ったクラブがトレイラを獲得することになるようだ
ESCLUSIVA – Agente Torreira in Italia. Si gioca a rialzo con il Napoli: le ultimissime
代理人手数料が問題をややこしくしているという説も。アーセナルは25Mユーロをすぐにでも払えるが、代理人のコミッションがイングランドの法律的に高すぎると判断されるかもしれないとかなんとか。
よくわからないが、南米っぽい話である。
ルーカス・トレイラのプロファイル
ちょっとおさらいしておこう。キャプチャはWhoScored.comより。
168cmの22才。ウルグアイの「クラス’96(96世代)」。国籍はウルグアイということだが、TMによるとウルグアイとスペインの二重国籍のようである。ウルグアイNTでは3試合に出場している。
ポジションはCM/DM。WhoScoredのシーズンを通したレイティングは7.17と高ポイント。
ルーカス・トレイラのプレイスタイル。カソルラ+カンテ? 守備が強いヴェラッティ?
ボールインターセプトが激強。ロングシュート、セットピース、パス、タックル、コンセントレーション、ブロックが強。
ウイークポイントは空中戦。ちびっこだからこれはしょうがない。
遠目からシュートが好き。ファールをもらいがち。ショートパスが好き。タックルが好き。
これ17/18シーズンのワンシーズンのコンピレーションとは思えないほど、インターセプトしまくり。。たしかにちょっとカソルラにも似ているところもある。
データでは右利きということだが、左足でサイドを変える正確なロングパスを蹴っているあたり両足いけそうだ。なんてこった。
一部では、カソルラとカンテを合体させた、いやいや守備が強化されたヴェラッティ、ネクスト・マルコ・ヴェラッティだとの評価も。
彼のサンプドリアでのプレイについては、Mediumにポストされた以下のブログエントリも詳しい。英語が苦手でなければぜひ。
ディーパーポジションでのヴァーサタイリティというモダンフットボールでまさに要求されているクレバーなパフォーマンス。18-22才の年代ではヨーロッパでベストのDM。
ほかのCM/DMたちとの比較
ディフェンスの部。ディフェンススコアたけえ。。ジャカとかマイナスなんだけど(笑い)。
オフェンスの部。攻撃だって負けてない。キミがほしい。
アーセナルは、MFに高身長でフィジカルの強いプレイヤーを探してるといわれていたはずだけど(その流れでフェライニの噂)、トレイラを取れるチャンスがあるなら全力で行くべきだろう。
逆にもしこのチャンスがあってなおトレイラを逃すようなら、まるで2年前にカンテを逃した再現となり大きな批判は免れまい。てかまじたのむぜ。
その他アーセナル移籍ニュース
継続案件の進捗をば。
フライブルクの若きCB、シャラー・ソユンチュの獲得が迫る
どうせ取らねえだろと高をくくっていたら。
#Arsenal in advanced talks over Caglar Soyuncu. What remains is a fee to be agreed for the player. According to the reliable @Turkish_Futbol1
— Osman (@OsmanZtheGooner) 2018年6月8日
アーセナルはシャラー・ソユンチュの獲得に関して突っ込んだ交渉を進めている。残す懸案事項は選手の報酬のみ。信頼できる情報筋@Turkish_Futbol1による。
ありゃあ。こりゃ信じていいのかね。Osman氏の連続ツイートによると、スヴェン(ミズリンタット)が獲得に熱心でもう残ってる懸案は本人の報酬だけだよーと彼の代理人が語っているとのこと。
彼も来るのかあ。ソユンチュはいいとして、彼をほんとに取るとなると現在のアーセナルのセンターバックは、
- コシエルニ(※冬まで離脱中)
- ムスタフィ
- チェインバース
- ホールディン
- マヴロパノス
- ソユンチュ
- ソクラティス
- (モンレアル)
というかなり人員過多の状況になるので整理が必要になる。
ソクラティスとソユンチュは当然ファーストチョイスになるに違いないが、彼らにとっては初めてのPL挑戦で、ここで唯一トップレベルで信頼がおけるムスタフィを売るとはちょっと考えにくい。
したがって、チェインバース、ホールディング、マヴロパノスのうち最低1人がローンで出されることになるのではないだろうか。チェインバースとホールディングは契約更新をしたばかりだし、もちろんマヴロは取ったばかりで売却されるということはないだろう。やっぱりホールディンかなあ。
続報を待とう。CBといえばこの人も。
ソクラティス・パパスタソプーロスの獲得決定か。発表は来月
パパのパパが漏らしていたとおり、BVBのベテランCB、ソクラティス(29)について16Mポンドでの獲得が決まった模様。3年契約になるそうな。
Arsenal agree deal to sign defender Sokratis Papastathopoulos for £16m from Borussia Dortmund
ただし発表は7月になるまで行われないという。理由は不明。 ※追記:ドルトムントがこの取引を新しいファイナンシャルイヤー(会計年度)に入れたいようで7月になるまでお預けらしい。
リヒトシュタイナーに続いてディフェンダー陣に大きな経験が加わることになる。またもちろん、ミキタリアン・オバメヤンとも再会することに。シナジーに期待しよう。
これでセンターバックの補強は完了だろうか。
以上。
更新お疲れ様です。
トレイラ、ソユンチュ、ソクラティスの全獲り出来たら個人的には満点の補強です。
こんなに守備の整備が進むなんて…
選手の当たり外れは結果論の部分もあるので、まずはこの姿勢を評価しつつ、来季のスタメン妄想を楽しみます。
トレイラいいですね。先日の日本戦見て改めてジャカのパスミス、トラップミス連発にアーセナルがTOP4に戻る将来を感じませんでした。トレイラのタックルやボールの取り方がケガをしそうで怖いのですが、若いし見てて気持ちがいいし楽しいです。間違いなく取るべきですね。