昨日の夜、不穏なツイートが流れてきて。
Exclusive: Arsenal youngster Reiss Nelson set for Hoffenheim move https://t.co/XEeAA7uKf3
— Chris Wheatley (@ChrisWheatley_) 2018年8月28日
独占スクープ:アーセナルのヤングスター、リース・ネルソンがホッフェンハイムへ。
これがただのゴシップ以上のインパクトがあったのは、これがアーセナル情報Tier2、GOALのアーセナル番、クリス・ウィートゥリーのツイートだったこと。まじか。しかもローンじゃないかもっていうんで、寝ようと思ってたところで目が覚めましたよ。
※ちなみにこのツイートからリンクされているGOALの元記事があとで修正されたのか、もともとローン移籍という記載はなくパーマネント・ディール(完全移籍)を匂わせるものだった。
完全移籍か? ローンか?
結局はその後にウィートゥリー本人が、自らパーマネント・ディールを否定するツイートをして、ローン移籍になりそうだと認めている。びっくりさせんな!
As the type of deal wasn’t specified in the original article, Nelson’s move to Hoffenheim is likely to be a loan. pic.twitter.com/iAUerefyLR
— Chris Wheatley (@ChrisWheatley_) 2018年8月28日
元記事ではどんな契約になるか書かなかったけど、どうもネルソンのホッフェンハイムへの移籍はローンになりそうだ。
まとめると、ネルソンは今週中にはアーセナルと契約延長して、あらためてドイツにローン移籍する見込みだという。Mirrorでもファーストチームでの出場機会を求めて、シーズンロングローンでホッフェンハイムへと報じている。
Reiss Nelson to make shock loan Arsenal departure
本人が契約の延長に前向きな姿勢を見せていたのに、彼の契約はすでに1年を切っていてなかなか発表がないことにイライラしていたファンも少なくないだろう。
今週中(今月中?)に発表になるだろうということで、数日で発表になるはず。ひとまず安心してよさそうだ。
出場機会を求めて国外へ渡る若い英国人たち
ネルソンは、昨シーズンのPL2のPOTSに輝いたほどの期待の若手で、もちろんエメリからも高く評価されているというし、エンケティアらとともにファーストチームにもっとも近いヤングガナーのひとりであることは間違いない。
が、ウィートゥリーも指摘しているように、彼のポジション的に現在のスクワッドでイウォビやウェルベックを追い越して起用されるかといえば、たしかにちょっと難しかった。実際PL開幕3試合で出場はもちろん、ベンチに入った試合は1試合もない。
個人的には、今シーズン、いまがまさに成長中の彼をカップ戦要員でチームに置いておいてよいのか疑問を持っていたので、彼がファーストチームで経験を詰めるチームに移籍するなら、それはとても素晴らしいことだと思う。もっとも、ホッフェンハイムでレギュラーをつかめるかどうかはパフォーマンス次第だろうが。
ところで、今回の彼の移籍報道については、最近のトレンドでもある若い英国人の海外進出と合わせて語られたりしている。
なかでももっとも引き合いに出されているのが、シティからBVBに移籍したジェイドゥン・サンチョ(Jadon Sancho)。
イングランドユースでもチームメイトの彼とネルソンはマブダチだそうで、やはり出場機会を求めて海外に渡った同年代・同ポジションのイングランド人の活躍に、ネルソンが刺激を受けてもおかしくはない。※サンチョのBVBでの出場は17/18シーズンで12試合。
またアーセナルでも、クリス・ウィロック(ベンフィカ)やマーカス・マグエイン(バルセロナ)といったイングランド人の若手選手たちが出場機会を求めて英国を離れている。
これまでの英国人たちの外国嫌いからすると、隔世の感があるというものだ。
ホッフェンハイムでの出場チャンス
さて、ネルソンはドイツへ移籍してファーストチームでプレイするチャンスはどれくらいあるのだろうか?
ぶっちゃけさっぱりわからない。ごめん。。
ただ、ホッフェンハイムが獲得するに当たって、ある程度の出場チャンスが与えられることはあらかじめ決められているのかもしれない。ローンで出てベンチを温めていたら経験を積みに出ていった意味がない。
名前を見ても誰ひとりわからない。
ポジション的にかぶるのは右WBのPavel Kaderábekという26才のチェコ人。あるいは左もあるのか、はたまた2トップの一角?
チームのことはさっぱりわからないのだけど、ホッフェンハイムが興味深いのは、ヴェンゲルの後釜候補のひとりといわれたナーゲルスマンがマネージャーなのだよね。
31才とか。。選手と変わらねえ。。
ヴェンゲルの後任で噂になっていたときにホッフェンハイムの試合を1つだけ観たけど、3-5-2というフォーメーションで想像していたよりかなり攻撃的だったのを覚えている。
先日のエントリじゃないが、彼もまた戦術的イノヴェイターのひとりかもしれない。
リース・ネルソンをどう成長させてくれるか、楽しみだなあ。