ファンとしてひとつ恥ずかしい告白をせねばならない。
これライヴで観てないんだよね。時間遅かったし、どうせしょぼい試合をするからと思って。どうせ最低な気分になるなら翌朝録画中継を観ればいいかと。
……後悔したよね~。これはシーズンのなかで何試合かのライヴで観なきゃダメなやつだった。チームを信じなかったおれのばかばか。
ちなみに昼ごろ連続でツイートしたのは観終わって興奮したため。迷惑でごめんよ。
ということでなんと現在リーグ4位で超絶強いあのチェルシーFCにホームで2-0快勝。大一番のロンドンダービーでこれ以上ない結果である。
もちろん彼らの不調に助けられた部分も大きいものの、これまでのはなんだったんだというくらいのソリッドなディフェンスとチームパフォーマンスを見せてもらった。
久しぶりのクリンシートだし、前半先行するしで、とてもネガティヴなことを云う気分になれない。
Arsenal 2-0 Chelsea: Alexandre Lacazette and Laurent Koscielny score in important win
負ければトップ4フィニッシュが厳しくなる試合だったから、これでシーズン終盤に向けて一応望みを保った。アーセナルにとっては本当に重要な試合だったのだ。終わるまでは終わらないんだねえ。
さて、まずはコメント集からゆこう。追って論点もまとめるつもり。語るべきことは多い。
ボスの試合後コメント
BBC Sportによる試合直後のインタヴュー。
エメリ:この勝利と3ポインツにとても満足している。ウェストハムでの敗戦のあと、われわれはサポーターに力強い姿を見せる必要があった。
われわれは進歩できると思う。将来に楽観的にもなれる。しかしホームとアウェイでのいいバランスを見つけなければならない。楽観的になれるのは、チェルシー、トテナム、マンチェスター・ユナイテッドのようなチームに近づいているからだ。
わたしは最後の20分守ったことにもとても満足だ。ファーストハーフが結果に違いをつくったが、セカンドハーフにはいかに守るかを見せた。
つづけてプレスカンファレンスでのコメント。
(サリのメンタリティについてのコメント……)
エメリ:グッドイーブニング。チェルシーのようなチームと戦うとき、ホームでもアウェイでも、このメンタリティについて話すことができるかもしれない。どのチームもホームとアウェイで同じようなメンタリティ、スピードでプレイしたいものだ。思うに試合での状況は90分これをやっている。
われわれはハイプレッシングで序盤をとても力強くスタートした。しかしロングボールを使うようなチームと戦うとき、プレスはできなくなる。
今日の彼らはとても明快だった。CBとジョルジーニョでポゼッションからビルドアップしようとした。われわれがプレッシングをやったのは、彼らがボールを持ったときにボックスにより近づけるよう試合をコントロールするためだ。しかしプレッシングを破れば得点のチャンスが生まれることになる。このやり方にはよくなりもするし、悪くなりもする。
今日はどの状況もこちらにあった。メンタリティは良かったし、サポーターのアトモスフィアはとてもよかった。彼らにはたくさん助けられた。ここでプレイするときのパフォーマンス、アイディア、メンタリティをつかめた。
(オバメヤンの守備でのがんばり……)
選手みんなが自分の仕事でチームに貢献したと思う。まずボールを持ったときのともにプレイするというアティテュード。スペイスを見つけて攻撃のチャンスを伺う。
今日はそのうえ、ボールがないとき、60%以上は彼らにポゼッションがあったと思うが、いいプレッシングをしていた。選手みんながたくさん仕事をしたと思う。
試合前にはわれわれは彼らよりも多く走る必要があると話したんだ。このチームはよく走る。まずはボールを奪い返すために走らなければならないし、トランジションをとても早くする必要がある。ファーストハーフの30分はそれができていた。セカンドハーフにはそのプレッシングを90分つづけるのは難しくなった。そして試合は戦術的に変化していった。
われわれは深いエリアでとてもよく守った。今日のクリンシートはわたしたちにとってとても重要で、サポーターたちに自分たちのことを見せることができた。
(ベレリンのケガ……)
明日まで待たねばならない。ひざのケガで現状では重いケガになりそうだ。明日ドクターと話すことになる。悪いケガでないといいのだが。
(ケガが移籍市場に影響……)
われわれにはエインズリーがいる。彼はいいプレイができるし。今日もチームをよく助けてくれたと思う。RBでもプレイできるし、RWのようにもプレイできる。それに、リヒトシュタイナーもそこでプレイできる。選手はいると思う。ジェンキンソンのことも忘れていない。何試合かプレイしているし、必要なときはまたプレイするだろう。準備はできているよ。
(中盤ダイヤモンドとオバメヤンとラカゼットのストライカーペア……)
試合による。ウェストハム、マンU、カーディフ、同じ試合はない。わたしはいつもベストバランスを探している。ともにプレイするときもあれば、別の試合では一緒にプレイすることができなくなる。なぜなら別の試合ではストライカーはひとりなど、また違うアイディア、システムが必要になるからだ。
しかし彼らにはともて満足している。彼らは守備のときも貢献してくれている。オバメヤンは右でも左でもプレイできる。なにより彼のもっとも重要なアトリビュートはメンタリティだよ。わたしが彼に何か云うと、彼は「イエス、それをやります」と云うんだ。彼のファーストポジションは攻撃だけどね。
(デニス・スアレスは明日バルセロナでプレイしないようです……)
クラブはチームを助けるためにいろいろ動いている。選手個人については話すことはできない。クラブが今後4ヶ月に向けて異なる可能性について動いていることは理解している。
(来週のマンU戦の前に新しい選手が来る……)
クラブが動いていると思う。難しいウインドウだということも知っている。誰か選手が来てチームを助けてくれるならわたしはハッピーだ。クラブがそれについて動いているからわたしは待つつもりだがね。
勝ってよかったねえ。この結果はエメリが一番ほっとしているはずだ。
コシエルニとラカゼットのコメント「ハードワークが報われた」
BBC、SKY、BT Sports、PLオフィシャル、文句なしのMOTM。キャプテン。ロロ・ザ・ボス。
🎶 Ain’t nobody, like Koscielny 🎶
🌟 Introducing the #ARSCHE man of the match… pic.twitter.com/PhIAiLRiOo
— Arsenal FC (@Arsenal) January 19, 2019
試合直後、BT Sportsのヒーロー・インタヴュー。Withラカゼット。うれしそう。
(スーパーブな勝利。みんな喜んでるでしょう……)
コシエルニ:今日は勝つことが必要だった。先週は間違いを犯した。今日は6ポインツ差があり負ければそれが9ポインツになっていた。勝てば3ポインツ差だ。これでぼくらはまだトップ4争いにいる。みんなからの今日のコミットメントはアメイズィングだったよ。
ぼくらはたくさん話したんだ。でも今日ピッチ上でぼくらの団結を見せることができた。こういうプレイができたのはいいことだ。フットボールでは勝つことが難しいし、みんながお互いのためにファイトした。
(アーセナルには渇望があり、より決意があった。そしてハイインテンシティ……)
ラカゼット:そうだね。それはドレッシングルームでコーチから求められていたものだ。前線からロロたちまでね。ぼくらは試合中戦いつづけた。いいと思う。
簡単じゃなかったけど、ヘクターからいいボールが来たから。得点できたのはとてもうれしいね。チームのためになった。
(コシエルニのゴール、パーフェクトなショルダー……)
コシエルニ:イエス。ジムで練習してるからね! なんつって。まあモダンフットボールではセットピースが重要だとわかっていたからね。より細かいんだ。今日は得点できてよかった。チームのために重要だった。
(クリンシートはプレシャス……)
コシエルニ:ぼくらがクリンシートについて語るときそれはただ単にディフェンダーのことじゃないんだ。みんながともに取り組み、ストライカーもチームを助けてくれた。バックの選手にはチャレンジで勝ったりボールを奪い返す仕事の助けになった。健全なことで、この調子をシーズン続けたい。
ラカ:チェルシーから3ポインツだ。最後まで戦うよ。
(ケガから復帰まで大変でした……)
コシエルニ:選手にはいつも難しいものだ。ピッチにいたいと思うならね。ここに戻ってくるためにハードワークした。そしてそれは報われたんだ。
ぼくは試合前、3CBならコシエルニよりもモンレアルを使ってほしいと思っていたし、2CBならソクラティスとムスタフィがエメリのファーストチョイスなのかと思っていた。
予想を裏切るパフォーマンスとしか云いようがない。
コラシナツのコメント「アグレッシヴなプレイで勝てた」
コラシナツも守備がんばった。きっと視聴覚室でヴィデオを何時間も見させられて、守備に戻れって、口酸っぱく云われたんだろうな。
(大きな勝利……)
コラシナツ:とても重要なものだね。目的だったチェルシーとのギャップを縮めたのだからとくにそうだ。今日のチームパフォーマンスはとてもよかったと思う。フィジカルでもテクニックでも。3ポインツに満足だ。
(勝利のカギになったもの……)
ぼくらのアグレッションだと思う。ぼくらはデュエルでとても強かったし最初の10分でとてもいいチャンスがふたつもあった。それを決めることはできなかったけど、それがぼくらをもっと前にプッシュした。ファンのサポートの後押しもあってね。先行できたのはぼくらにふさわしかったし、ハーフタイム前に2点めを決めることができたことは重要だった。それが安定をもたらしたし、セカンドハーフは守らねばならなかったけど。クリンシートをキープできたことも3ポインツと合わせて満足だ。とても満足できる夜になったよ。
(クリンシートとそれが今後に与える影響……)
クリンシートは重要だ。とくにディフェンダーの選手とベルントにとって。つぎの試合への弾みにもなる。
(バック4への変更とそれがうまくいった……)
今日のバック4はとてもうまくいったと思う。でもMFたちのエクセレントな働きも忘れることはできない。マテオがぼくのサイドでルーカスとグラニトは中央にいて。彼らはたくさん走らなければならなかったが、チームのためにそれをやった。ディフェンスの選手の仕事を楽にしてくれたんだ。
ジャカのコメント「今日のようにプレイすればどんなチームにも勝てる」
PEAがタックルで奪ったボールをすぐ奪われる……また悪目立ちするプレイもあったが、彼の中盤の攻守における役割はかなり重要だったことは否定できない。
(勝利について……)
ジャカ:信じられないね。アウェイのウェストハムで難しい試合をやって、今日勝てなかったら厳しいとはわかっていた。しかしぼくらはアメイズィングなキャラクターとチームスピリットを示した。失点もしなかったし、3ポインツ取れたことにハッピーだ。
(見せなければならなかった闘志……)
もちろん。前にも云ったけど、ファイトしなければデュエルに勝てない。そしてチェルシーのようないいチームに勝つことは難しくなる。彼らはボールを持つクオリティがあるからね。だから今日はうれしい。
(コシエルニが肩で得点……)
ボールを持っているときも持っていないときもお互いに助け合おうとした。それがこのスピリットに重要だった。今日みてもらったようなプレイがいつもできれば、どんなチームにも勝つことができる。
(ラムジーがジョルジーニョをマンマーク……)
ジョルジーニョはとてもいい選手で、それは試合前からわかっていたこと。だから中盤でたくさん走らなければならなかった。みんなが団結してプレイしたしアーロンは素晴らしかったね。
(ベレリンのケガ……)
何が起きたのかわからないんだ。彼の膝がおかしいとは話していた。長期のケガにならないことを祈るよ。今日みたいにぼくらには彼が必要だ。
マウリツィオ・サリのコメント「このウンコどもにやる気を出させるのはもうマヂ無理」
なんかおもしろいことを云ってるみたいなので。※見出しは意訳だよ。
サリ:わたしは失望しているし、かなり怒っていると云わねばならない。なによりもチームのメンタルアプローチに失望した。
メンタルの面から観れば、トテナム・ホットスパー戦と似たようなアプローチを取ってしまった。わたしはそれについてはもう乗り越えたものだと思っていた。しかしどうやらまだまだやるべきことがたくさんあるようだ。選手たちに試合への本物のモチヴェイションを持ってもらえるようにね。
とくにファーストハーフのプレッシングは十分でなかったと思う。プレスがピッチで全然できていなかったのは、完全に決意の欠如で、とくに自陣のペナルティエリアでだ。最初のゴールはわれわれの決意がどれだけ欠けていたかのとても大きな例だよ。
手厳しい。でもマネージャーがそれを云う権利はある。とくに今回のチェルシーはぼくが見てもたしかにひどかった。
ちなみにBBCとSKYでソースが違うのかコメントが少し違うのだけど、SKYだと全般的にもっと強いことばを使っていて、最後のことばは「この選手たちをモチヴェイトすることは極めて難しい」。
やる気を出させるのが極めて難しいってすごいコメントだな。。
つづきのスタッツ&論点エントリは追って。
今カナダにいるので朝の9:30分キックオフでした
本当にらしくない?勝ち方だったけど3ポイントはデカイですね
おお、カナダいいすね。テイクケア