またしばらくニュースがたまっていたので、ここでまとめてアーセナル関連ニュースをお届けしよう。
アーセナルがオバメヤンとラカゼットに魅力的な新契約をオファー
以前から噂には出ていたこの件。エメリもそれに取り組んでいると認めていたが、少し詳しい内容を『Mail』が伝えていた。
Arsenal offer Lacazette and Aubameyang jackpot Euro glory deals
それによれば、アーセナルがラカゼットとオバメヤンに提示している新契約は、大きなCL出場インセンティヴを含んだものだという。
彼らはすでにそれぞれ140kpw、200kpwと高額のサラリーを受け取っており、エジルやミキタリアンのような高給選手がいるなかでは、いま以上のサラリーのアップは現状難しいが、CL出場さえかなえばそれを原資にした好条件を提示できると。
まだ契約年数のあるラカゼットはともかく、オバメヤンは残り契約2年ということで、アーセナルの新体制においてはまさにいまが契約交渉の重要なポイントになっている(アーセナルの新ストラクチャではキープしたい選手を残り契約1年にはしない方針)。
いきなりポリシーの例外を認めるというのもどうかと思うし、仮に交渉が難航した場合にチームのエースをどう扱うかは難しいところだが、なんとかうまいところに着地してもらいたいものだ。
350kpwのようなサラリーはオバメヤンにこそふさわしいし、200kpwのようなサラリーはラカゼットにこそふさわしい。
ふたりを見ているとアーセナルでハッピーに見えるけどね。
アーセナルが早くもゲンドゥージに新契約をオファー
こちらも先月くらいから伝えられているが、新しいニュースも出てきていた。またMail。。
Arsenal hopeful of signing Matteo Guendouzi to new five-year contract
現在2022年までの契約を、新しい5年契約(2024まで?)をオファーしているということで、サラリーも現状の40kpwから70kpwに倍増させるという。
これがほんとうならクラブの期待の高さがかなり現れた条件だと云えそうだ。
彼はまだ20才で、19才のときにクラブに来たばかりながらもう50試合もプレイしているそうである。バケモノか。
現在の市場価値はTMによれば€35M。€7Mでやってきた選手の一年後の価値としてはまさに急上昇だ。もちろん今後の活躍によってさらに価値は上がるだろうし、クラブもそう信じているからこその高待遇での契約延長オファーである。
未来のガナーズを背負うひとりとして期待は大きい。
フランスNT(シニア)に入ることが目標とゲンドゥージ
彼は今週フランスのTV番組「Canal Football Club」に出演していて、そのときの様子も話題になっていた。
#CFC
🗨️ @MatteoGuendouzi : “L’objectif c’est d’être en @equipedefrance A. Je sais que j’ai encore beaucoup de travail (…)” 🇫🇷 pic.twitter.com/0Cnojxc0vT— Canal Football Club (@CanalFootClub) August 18, 2019
フランス語で何を云っているかさっぱりわからない。そしてオバメヤンもゲンちゃんにメッセージ。
#CFC
🗨️”Attention, dis pas de conneries… Sinon tu sais ce qui t’attend !” 🤣Le petit message de d’@Aubameyang7 pour notre invité @MatteoGuendouzi ⬇️ pic.twitter.com/xPJEVxHPgr
— Canal Football Club (@CanalFootClub) August 18, 2019
なにやら冗談を云ってからかっている風なのはわかる。そして左肩にパンチのとこだけ話してるのわかった。。
このときのコメントについては、いつもフレンチフットボール情報を英語で提供してくれるGFFN先輩がテキストに起こしてくれていた。ありがてえ。
(フレンチナショナルチームについて……)
ゲンドゥージ:ぼくの目標はシニアのフレンチNTに入ることだよ。そのためには、まだたくさんやらなきゃならないことがあるのはわかってるけどね。夏にはU21でEUROを戦ったけど、来年はオリンピックもある。だからぼくはこれからも続けるし、ハードワークしてピッチでのクオリティを示していくつもりなので、いつかそこに呼ばれたいな。
(ピエール・エメリク・オバメヤンについて……)
彼は毎朝ぼくの左肩を小突いてくるんだ。ラカゼットと一緒にさ。毎朝だよ。彼らはほんとうにぼくには大切なひとたちなんだ。ぼくがアーセナルに入ってからずっとふたりの兄みたいなんだよ。彼らのおかげでピッチのなかでも外でもぼくはやりやすくなっている。彼らはスーパーな漢たちだよ。
(アーセナルの野心について……)
ぼくらは昨シーズンのスクワッドよりは明らかによくなっているね。夏にビッグサイニングもあったし。グレイトなシーズンにするカードは持った。来シーズンはCLでプレイするためにトップ4に入るよ。
がんばれマテオ! ていうか東京オリンピック来るかもなのか。。熱中症気をつけないと!
ウィリアム・サリバが手術
つづいてヤングフレンチつながりで。おっとこっちは悪いニュースだ。
William Saliba has undergone an operation following an adductor muscle injury, in agreement with parent club Arsenal. He will be out of action for at least 6 weeks for St Étienne.
— Get French Football News (@GFFN) August 16, 2019
おれたちの秘蔵っ子、ウィリアム・サリバがマッスル(内転筋?)をアレして親クラブであるアーセナルの許可の下、手術を行ったという。
最低でも6週間の離脱。サンテティエンヌにはわりと影響がありそうな。
仮にここから2カ月プレイできないとなると、ほぼ11月くらいまでいないということに。これは選手にもクラブにも気の毒。
来年は強くなっていてほしい。
ウィロックがリュングベリのサポートについて語る「成長させてもらっている」
アーセナルのライジング・スター、ジョー・ウィロックが『Evening Standard』のインタヴューにこたえていた。
去年までU23コーチを務めていたリュングベリの指導について語っている。
Star pupil Willock is earning top marks for Arsenal
ウィロック:フレディ(リュングベリ)はクラブレジェントというだけでなく、信じられないくらいのマネージャーでありコーチだよ。彼はみんなが知らないようなたくさんのことをぼくに示してくれた。
彼がぼくと一緒にファーストチームに来てくれたことはナイスだね。ぼくにはもっとやりやすくなる。だって去年一緒にやっていたから。毎日彼とワークして学んだよ。
彼はぼくのプレイ全体を成長させてくれたけど、具体的には、No.10としてやNo.8で攻撃的にプレイしているときに、空いたスペイスに入っていくことなんかだね。
ぼくはずっとアーセナルのファーストチームでプレイすることを思い描いてきた。6才のときにアカデミーに入って以来の夢だった。
ウナイがプリシーズンでぼくへの信頼を見せてくれたことで、ぼくはもう止まってはいられなくなったんだ。毎日ただ進歩するようにしているし、試合に勝てるところを出していきたい。
一番親しいリース(ネルソン)と一緒にいるというのはすごいね。ぼくらは夢のなかにいるんだ。
ところでフレディ・リュングベリといえば、先日ウナイ・エメリも彼がファーストチームに及ぼしているポジティヴな影響について語っていた。
エメリ:彼は去年はU23にいて、わたしたちはかなり近い場所にいた。よくクラブや若い選手について話したものだ。クラブがスティーヴ・ボールドとフレディの立場を変えることを決めたんだ。
それはパーフェクトだったね。彼にはたくさん助けられている。彼のスピリットはとてもいいよ。彼こそガナーだよ! みんな彼には満足している。
彼はカルセドやPablo Villanuevaたちのようにアシスタントだよ。いつもともに戦術的なことや技術的なことに取り組んでいる。
若い選手に関しては彼にはアドヴァンテイジがあるよ。だってよく知っているから。直接彼らとコミュニケイションするときもあるし、フレディを通すときもある。彼とはたくさんやりとりしているよ。
いまリュングベリがチームをうまくサポートしているというのは、サンレヒらの目論見からすれば理想的な状況でしょうな。クラブがうまくいっていると感じられるのはいつもすばらしい。
さて、ウィロックに話しを戻すと、彼もおととい20才になったばかりという若さ。ピチピチだ。
4年前から見た目はあんまり変わっていないが、その短い期間にもうここまで来たのだから恐れ入る。
🗓 August 2015: Visits the Emirates as a first-year scholar
🗓 August 2019: Starts in the @premierleague at the EmiratesKeep chasing those dreams, @Joewillock ✨ pic.twitter.com/rsppj8UMqi
— Arsenal (@Arsenal) August 20, 2019
今シーズンはどこまで行けるだろう。
リーズに移籍したエンケティアが連発
昨日ブレントフォードでまた得点。77分にサブから入るとその4分後。
カラバオカップでのゴールにつづき、これで2戦連発となり、早くもLUFCのゴールマスィーンに。
81′ GGGGGGGOOOOOAAAAALLLLLLL! EDDIE! EDDIE! EDDIE! THE SUBSTITUTE COMES ON AND SCORES!!!! 1-0 pic.twitter.com/8fvrwp5hPj
— Leeds United (@LUFC) August 21, 2019
この勝利でリーズはチャンピオンシップでトップになっている。エンケティアの活躍でPLに昇格できたらすごいことだ。
ゴールシーンを観ると前回も今回もどえらいゴールというわけではないが、どちらもCFらしいポジショニングの正しさが導いたゴールと云える。
彼もまた20才。20才ヤバい。。
イアン・ライトも観戦。だいぶ興奮していたなあ。
ホールディングの復帰はインターナショナルブレイク後か?
長らく離脱していたロブ・ホールディングの復帰がついに見えたようだ。
今週金曜のU-23エヴァートンで90分プレイすることが予定されているというホールディング。その試合での様子もチェックされるだろうが、問題がないようなら、再来週のインターナショナル・ブレイクのあとにファーストチームに復帰するかもしれないということ。
つまり9/15のワトフォード(A)で復帰するかどうかだろうが、ただ、CBはルイスもソクラティスもチェンバースもおり、長期に離脱していた彼を頼らねばならないような状況ではないので、復帰したからといってすぐにファーストチームでプレイするとも思えない。
現実的には9月のカラバオカップ3rdラウンド(日程未定)が、実戦復帰のターゲットになりそうだ。ホールディングとチェンバースのコンビ。
長いこと待っているので待ち遠しい。
ビエリクがエメリを批判
この夏にチャンピオンシップのダービー・カウンティ(ウェイン・ルーニーが移籍するクラブ?)に、£10Mというなかなかの移籍金で売却されたクリスチャン・ビエリク。
いまのアーセナルにあまりいい思い出がないようで。ポーランド現地メディアに語っていた。
Wenger dałby szansę. Cel Bielika: awans do Premier League
ビエリク:たしかそれは月曜だったけど、エメリがぼくのほうへ来てこう云ったんだ。キミはいいシーズンを過ごしていたみたいだから、キミのことをトレイニングで見たいとね。翌日にはアーセナルのチームと一緒にフランスに行く予定だったんだ。でも月曜の夜に電話が来て、ダービーとクラブが取引していることについて聞かされたんだ。ぼくは迷わなかったよ。もうリスクをかけたくなかったからね。
もしアーセン・ヴェンゲルがまだアーセナルにいたら、ぼくにもチャンスがあっただろう。
これがほんとうならあんまり誠実な対応じゃないなあ。ジョッシュ・クロンキは選手とのコミュニケイションは正直であるべきと云っていたので、ちょっとちぐはぐな感じはする。こんな対応をされれば、選手がクラブに不信感を持ってもしょうがない。本人が移籍熱烈希望ならしょうがないが、アーセナルでチャンスがあるならプレイするつもりはあったというのであれば、それは残念な話しだ。
ビエリクを放出したことについては、ファンのあいだでもさまざなま意見を見たけれど、まあ結局はダービー・カウンティのオファーが魅力的だったということと、やはりエメリもアーセナルもそこまで彼に将来性を感じていなかったということなんだろう。ファンの1億倍は選手のことをよく見ている彼らのほうが正しい判断ができるに決まっている。
ただ、去年のJRAのような選手(去年二束三文で放出され、アンジェは今年€30Mでリヨンに売却)や、これまでアーセナルが放出したあとに輝いている複数の若い選手たちのことを考えると、ビジネス的にも、もうちょっと価値を慎重に見極めてほしいような気はする。チームで使えないのはしょうがないのだよ。だって11人しかプレイできないのだからみんなを平等に起用できるわけじゃない。でも原石の価値を大きく見誤るのだけはいただけない。商売をもっとうまくやってほしいなあと思う。
ビエリクをプリシーズンで確認もせずに売ってしまったのは正しい選択だったのかどうか、答えはいずれ出るだろう。
ラウル・サンレヒがヨーロピアン・クラブ・アソシエイション(ECA)の代表者に任命される
Raul Sanllehi has been appointed as a European Club Association (ECA) representative to the UEFA Professional Football Strategy Council (UEFA PFSC) for the cycle 2019-2023. #AFC pic.twitter.com/H2IvUeY4tv
— Cannon Insider (@CannonInsider) August 19, 2019
ひさびさに日本語ウキペより。
よくわからないけど、ドン・ラウールがUEFAのPFSCという団体に対して欧州クラブ協会の代表に任命されたとかで。今年から2023年まで。
このツイートによると、エドウィン・ファン・デル・サール(アヤックスCEO)なんかと一緒にお仕事をするようだ。
仕事内容はこんな感じ。
目が受け付けない。
アーセナルになにかいい影響があるのかどうか。
ソクラティス「リヴァプールのほうが守りやすい」
最後はリヴァプール戦を前になかなか大きなことを云っているパパ・ソクラティス。バーンリー戦のあとのソクラティスのコメントを『Evening Standard』が伝えていた。
Sokratis: Liverpool easier to defend against than Burnley
ソクラティス:(リヴァプールはバーンリーとは)違った試合になる。もしかしたらリヴァプールのほうがイージーかもね。だってそんなにファイトしなくてもよさそうだから。でも彼ら(リヴァプール)はいつもフットボールをプレイしてくるよ。
もしそれが彼らの日で、ぼくらの日じゃなかったら、キツいことになるね。結局ぼくらはそれが難しいことを知っているし、リヴァプールのことはたくさんリスペクトしている。でも思うに一番いいのは自分たちのスタイルでプレイすることなんだ。何が起きるか見てみようじゃないか。
このコメント結構話題になっていたけど、リヴァプールのほうがどうこうって意味よりは、単純にバーンリーがストークすぎたってことでしょうね。フットボールをプレイするよりも、わざと強く身体をぶつけたり、蹴っ飛ばしたりするほうに集中しているというのか。
ソクラティスがダヴィド・ルイスをマッツ・フンメルスになぞらえていたことも話題だった。
ぼくがドルトムントでフメルスと一緒にプレイしていたとき、彼はダヴィドと同じスタイルの選手だったね。それもとてもいいパートナーシップだったよ。いまもルイスととてもいいけどね。あれ(バーンリー)は彼の最初の試合だった。勝ったことが重要で、ここから先へ行くんだ。
長くて正確なパスを出すタイプってことかな。いいじゃない。
以上。
さあ土曜はリヴァプール。早くも全勝チームの直接対決ということでメディアも盛り上がっている。
明日にはプレヴューエントリをアップしたい。また見に来てください。COYG
ビエリクの件はそんなに不誠実かな? むしろエメリ、フロント双方からの誠実さ故の対応の差があっただけと思ったけど。ビエリクももうローン嫌、1stチーム以外なら移籍すると退路立ってた中で、既に評価済のクラブが現れそのオファーを即決した。誰も損はしなかったのでは? まぁもしワンマンのベンゲルならビエリクからしたら嘘つきってことになるけど、体制はもう変わりきってるしなぁ。
選手を干す時は徹底的で、後々、エメリに文句を言う選手はいる
そうしたコミュニケーションがベンゲルほど手厚くはない印象はある
というか、ベンゲルが過保護だったのかもしれないけど
ゲンドゥージはここまで本当に良くハードワークしてると思う。
ひと回り強くなったし、成長し続けてる。
ただ、それが同じポジションのビエリクにとっては不運だったのかなという気もする。
必ずしもダメだと見切ったわけじゃないんだろうけど、同じ売るならセカンドチョイスの選手から売るよね。
ビエリク売ったとたんに活躍されると、確かにファンとしてはヘコむんだけども。
要はゲンドゥージが良い選手になってくれれば問題ない事だと思ってる。