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【マッチプレビューその1】19/20EPL リヴァプール vs アーセナル(24/Aug/2019)自分たちの現在位置を知るビッグマッチ【コメント集】

今シーズン最初のビッグマッチ。PL Week3のアーセナルはリヴァプールFCのホーム、アンフィールドへ。

お互いPLビッグ6のチーム同士、お互いオープニングから唯一2連勝のチーム同士でありながら、このフットボール世界で置かれている状況はだいぶ異なる。

去年のUCLを取り今年もPLタイトルの本命と我が世の春を謳歌している彼らに対し、アーセナルはPLトップ4を逃しUELですらも取れず今年もCL出場ならず。いまだプロセスの途上にいる。

いまのアーセナルからすれば彼らは明らかな格上となるが、クロップ以降のリヴァプールの足跡を自らの理想的なモデルと見ている、アーセナルFCのチームとしての現在地を測るにはまたとない機会となる。

現時点での世界最強クラブ相手に発展途上のアーセナルがどのように戦うか。

充実した補強でクラブからバックアップを受けている2年目のエメリが、強敵相手に新しいチームをどのようにセットアップするのか。その戦い方に注目したい。

Liverpool vs Arsenal preview

まずはコメント集から。追って試合展望について。



エメリの試合前コメント「トップになれるチャンスがあるのは素晴らしい」

今週はじめには「シーズンを通してリヴァプールとプレイしたくない」とジョークをかましていたエメリ。いい一週間を過ごしただろうか。

昨日(金曜日)行われた試合前のプレスカンファレンスより。

(週末の試合でチームが現在いる場所がわかる……)

エメリ:グドアフタヌーン。ビッグチャレンジだね。どの試合もビッグチャレンジだからいつも可能な限り準備するのだけど。まずアイディアは自分たちのやり方とスタイルでつくりだしていくということ。力強くいる必要があるし、何人かの選手は戻ってくる。そろそろみんなプレイする準備ができてくると思うが、もう少し時間が必要だ。土曜の試合に向けていいスピリットがあるし、なにか重要なことをやってやろうと選手たちは大きな野心を持っているよ。

(アンフィールドではより控えめな(守備的な)チームで行く必要があるでしょうか……)

ビッグアトモスフィアのあるビッグステディアムだ。毎試合ホームで素晴らしいステディアムとサポーターとでプレイしたいが、ビッグチームと熱烈なサポーターがいるアウェイでだってプレイしなければならない。土曜に向けてモチヴェイションはとても高いと思うよ。アーセナルのサポーターだって来てくれるだろうし。バーンリーとは違った試合になる。違う(タイプの)チームだし。また違った戦術的な部分で違った要求をされるだろう。しかしわたしたちはプレイしたいし、わたしたちがどれだけのものか見せたい。彼らとわれわれのキャパシティを見せ合うビッグテストだよ。

(ジャカとエジルは準備ができていますか……)

明日は最後のトレイニングで明日決めるよ。今日はトレインしたよ。しかしうまくやれるかどうかは明日のトレイニングを待つ必要がある。何人かの選手はフィットしなきゃならないし、100%のフィットネスがあることを証明しなきゃならない。とにかく明日だよ。何人かの選手はいけそうだが、今日決めたくはないし話したくはない。明日変わるかもしれないからね。

(メストは病気から戻っている……)

彼はフィットする必要があると思うよ。もうチームとノーマルにトレイニングもしているけどね。まずはフィットネスについて、そしてその後にキャパシティでチームを助けてくれるかどうか。

(この週末でチームについて何を学べるでしょう……)

われわれはいまとてもいいポジションにいるが、まだPLで2試合プレイしたに過ぎない。合計で38試合あり、いまこのときに土曜の結果で1位になれるかもしれないということは素晴らしいし、大きな可能性ではある。まだ始まったばかりだということはわかっているが、この試合にはポジティヴだし楽観的だ。彼らに対して自分たちの時間を見せたいと願う。難しいということはわかっているが、なにかをなしとげるビッグチャレンジでありとても大きなチャンスだよ。

(昨シーズンのようなことが二度と起きないと確信できる……)

どの試合も、時間も、シーズンも、すべて違うものだ。去年、2年前、3年前のことを利用することはできる。しかし自分たちの時間はいまこのときなんだ。アンフィールドには彼らのサポーターとビッグアトモスフィアがあり、とてもビッグチームで、去年はどんどん前へ来るアドヴァンテイジがあった。アンフィールドでは彼らはもう一歩前へ出るような強いフィーリングがあるんだ。われわれのためのものではないが、みんなにそれはある。われわれはベストパフォーマンスを出す必要があり、いいフィーリングを持ち、チャンスをつかめるよう個人でもチームでもパフォーマンスを出すことを考えなければならない。そこでそれが見せられることを期待している。

(マテオ・ゲンドゥージは新契約にサインしたのでしょうか。それと彼にはどれほど感心していますか……)

チームにはたくさんの若い選手がいて大いに成長できる。わたしたちは彼らの成長を助けるし、プッシュする。そして彼らは自分たちのパフォーマンスで個人的にも異なるレヴェルをブレイクする必要がある。われわれは彼らを助けるしチャンスを与える。

マテオはとても若いがタレントがあり、彼のタレントはわたしたちの要求に応えるものだしPLでも必要とされるものだ。フィジカルの強さもそう。われわれは戦術的、個人的な成長に取り組んでいて、彼ともヴィデオを使ったりピッチでよく話している。それはわたしやほかのコーチたちにとってもビッグチャレンジなんだ。彼にとってももちろんそうだ。去年、彼はとてもいいプロセスがあったと思うが、多くのミスもあった。しかしわたしは彼にはとても、とても楽観的でいる。なぜなら彼にはタレントがあり、そのほかについてもわれわれが彼を進歩させられると思うからだ。ジムでフィジカルを鍛えるのもそうだし、メンタルも。彼は若い選手だけどベストパフォーマンスでチームを助けられるポテンシャルのある選手だ。

(ソーシャルメディアのアビュース問題……)※最近もまたポグバがレイシズムの標的になったり

わたしも使っている。サポーターやみんなと近くにいることは大切だし、彼らに個人のことでもチームのことでも情報を与えることは重要だ。ソーシャルメディアをポジティヴに使わないのなら、それはネガティブなものになりうる。わたしが使うのは、いい情報が得られるときやなにか意見があるときだけだ。しかし、もし人々がソーシャルメディアをコントロールできないのなら、それはわたしたちにもポジティヴではないね。

(VARについて……)

わたしにとってはVARはポジティヴだよ。わたしたちを助けてくれるし、いろんな状況でもフェアでいられるようレフェリーを助けてくれるものだ。その結果、試合のなかでのインテンシティやリズムを殺さずに考えられるし、たくさん時間を使わずに済む。現時点で、ときにポジティヴになるしときにネガティヴになる。でもほんとうに、いま、わたしのなかでは、それはみんなにとってポジティヴなものだ。PLにもどのチームにも。ときどきネガティヴにもなるが、フェアだよ。

(ニコラス・ぺぺについて……)

もっとも重要なことは、ひととの関わりと同じで、彼と彼の家族がここで快適にいられるよう助けることだ。彼がここへ来て3週間たった。プリシーズンには参加していないが、いい感じになってきているよ。たとえば彼は最初のニューカッスルとの試合で15分、つぎにバーンリーで45分プレイした。彼の個人パフォーマンスはよくなってきていると思う。土曜に関しては、もっと時間を与えるかもしれない。明日決めるつもりだ。いずれにせよ彼の進歩はポジティヴだし、チームにとっても彼にとってもいいことだ。適応に関して一番重要なことはとにかく彼が楽にいられて、チームと快適でいることを助けることだ。

そう。この試合に勝つとなんとリーグで単独トップなんだよなあ。いつぶり? かなり可能性は低いだろうが、そういうチャンスがあるというのが素晴らしい。

ゲンドゥージの質問に対しては、珍しく個人について多くを語っている。去年アレだけ使ったのだからエメリが彼を気に入っていないはずはないが、やはり期待の高さは伺える。

ぺぺの出場については、ここまで15分、45分と使い今回はさらに時間を与える可能性を示唆しているのだから、スターティンは濃厚と見てよさそうだ。

エメリがムスタフィとエルネニーに移籍を勧める

オフィシャルサイトのトランスクリプトでは省略されているようだが、この会見のなかでムスタフィとエルネニーを9/2までに放出する用意があるとコメントしたことがだいぶ話題になっていた。

ムスタフィについては以前にも同様のコメントをしているが、エルネニーについてエメリが彼を放出対象であると公にするのは今回が初めてだったそうだ。

リヴァプール戦には関係ないが、フォローしておこう。『GOAL』より。

Arsenal transfer news: ‘They know the situation’ – Unai Emery urges Shkodran Mustafi and Mohamed Elneny to leave | Goal.com

エメリ:自分の状況について理解している。そんな選手が何人かいる。

たとえば、エルネニーとムスタフィ。彼らはスクワッドのなかでの自分たちの置かれている立場がわかっている。わたしはほんとうに選手たちにはハッピーでいてもらいたい。ここで主役でいてほしいんだ。

去年、ムスタフィもモーもプレイしなかったときはハッピーじゃなかった。去年にも彼らとはたくさん話したよ。そしてプリシーズンでも。彼らには退団して別の主役になれるクラブに移籍したほうがポジティヴだしキャリアのためにもなると伝えた。

彼らはビッグプレイヤーだよ。しかし状況により彼らは自分たちのキャパシティを示すチャンスを失いつつある。試合でプレイを楽しむチャンスもね。

彼らはその状況をわかっているし、わたしは彼らのこれからの幸せを望んでいる。新しいチャンスを掴んでほしいんだ。

要するにだいぶ以前から直接プラン外だと伝えていたと。ここへ来てこうしてプレスにぶっちゃけているということはあと一週間で話しがまとまりそうということなのだろう。

ただエルネニーはともかく、給与の高さゆえ難航しそうなのはムスタフィで、エイジェントも務める父が現在移籍の道を探っているというが、いまこのタイミングで場合によっては残留する可能性もあると示唆していた

もっともありそうなのはローンでの移籍だが、そうなると来年は残り契約1年となりさらに選手価値が下がる。ローン先で活躍して価値を上げてくれればいいが、単に契約年数だけ消耗するのはアーセナルにとっては避けたいシナリオだ。クラブはムスタフィにかけたコストをできるだけ回収したい意向のようだが、妥協ポイントを見つけるのは簡単じゃなさそうだ。

さてリヴァプールの話題に戻ろう。

PEオバメヤンのコメント「リヴァプールの3人みたいになれる」

絶好調のPEAが、Sky Sportsエクスクルーシヴでコメントしていた

PEA:(ラカゼットとぺぺとともにプレイすることについて)願わくばそうしたいね。やれると思うよ。

(ぺぺは)まず彼はフランス語をしゃべるから、ぼくらにも簡単に馴染めるしプレイもそう。まだ何週間か前にぼくらとトレイニングを始めたばかりだけど、彼とやるのはいいね。いいスタートだよ。去年の彼はすごかった。彼はチームにスピードとエクセレントなフィニッシュをもたらしてくれる。いいことだ。

昨シーズンを見れば、リヴァプールは3人のアップフロントでとてもうまくプレイしていた。なんでぼくらにそれができないと? やれるよ。

厳しい試合になるだろうね。彼らはグレイトな選手たちだ。いつだって前へ行こうとするし、ゴールし、お互いにアシストしようとする。世界最高のトリオのひとつだろう。

たくさんの類似点があるように思うんだ。ぺぺとぼくはマネとサラーのようにクイックで、ラカがボールキープするのはいい足があるフィルミーノぽい。だから、ぼくらは彼らに近づくことができる。

(ワイドでのプレイについて)もしアウトワイドでプレイするよう求められれば問題ないよ。キャリアのなかで右でも左でもたくさんプレイしてきたし、慣れてる。まあちょっと多く走らなきゃならないけどね! 真ん中にいるやつらにクロスを出さなきゃならないし。

(CFとは)ちょっと違う仕事なんだ。ストライカーでプレイしているときはボールをキープしなきゃならないし、ゴールしなきゃならない。アウトワイドでプレイするなら、真ん中でストライカーとしてプレイしているときよりも走ったり守らなければならない。まあでも問題ないよ。

今回の試合は、リヴァプールの有名な3人とアーセナルの新しい3人(ラカゼット、オバメヤン、ぺぺ)の3トップ対決という、わかりやすい構図にフォーカスしているメディアも多い。もちろんファンが一番見たいものでもあるのだから当然だろう。

去年、オバメヤンのワイド起用が疑問視された時期もあったが、いまではウインガーポジションがすっかり板についている。ラカゼットとのコンビネイション、それに彼のハードワークの賜物である。

これで3トップじゃなかったらずっこけちゃう。

ニコラス・ぺぺのコメント「フランス語が通じてやりやすい」

この試合でアーセナルのファンがもっとも注目しているのは、やはりぺぺのスタートだろう。

BT Sportsに語っていた(via Metro)

ぺぺ:ここにはたくさんフレンチを話す選手がいるね。オバメヤンとラカゼットはよくリンクアップしているよ。フランス語を話す選手とプレイすることはぼくにはやりやすいね。ピッチの上でお互いを見つけようとしていることに気づくだろう。

まだ時間は少しかかると思う。お互いにはまだよく知らないしね。でも少しやってみただけでぼくらがお互いをすぐに見つけられるとわかった。

ラカとはトレイニングで、お互いに目を閉じていてもどこにいるかわかるみたいだったよ。

アーセナルに来てからのぺぺのコメントはいくつか見ているが、やはりことばの話題が多くて(エメリはフランス語が上手なのだとか)、つまりそれだけ彼がコミュニケイションに苦労しているということなのだろう。早く慣れるといいね。

ユルゲン・クロップのコメント「ぺぺとジャカを使ってくるだろう」

クロップの試合前プレスカンファレンスでのコメントをリヴァプール公式サイトが、「クロップのアーセナル分析」というタイトルで伝えていた。少々長いが面白そうなので雑に訳してみよう。

クロップ:(またたくさん得点が入る試合になりそう?)そうは思わないね。正直なところ。

両チームとも少なくとも攻撃的な試合をするのだと思う。しかし結果についてはわからないんだ。アーセナルはおそらくふたつのキーポジションに変化を加えられるし、加えるだろう。ぺぺがスタートするだろうね。彼はチームを弱くはしない。それとジャカもたぶん。ほかにも変更するかもしれない。

ここ数ヶ月あるいはここ数年でもこういった分析、とくにシーズンの早い時期にやって、それでよく見てきたことだが、ふたを開けてみれば相手はまったく違うプレイをしてくる。ほかのチームにはビルドアッププレイをするのに、われわれにはしてこないとか。アーセナルがそんなふうになるとは云わないが、分析というものはトリッキーなものなんだ。ときにいまいるシーズンの始めのほうではね。

彼らが最初の2試合でどうプレイしたか知っているよ。去年われわれと戦ったときのことも知っている。しかしそれ以外は知らない。彼らがしてくるだろうことについて、われわれもいくつかの決断をしなきゃならない。だからどんなふうでも3ポインツ取れるようにやるんだ。どれだけ得点するかはどうでもいい。それを考えるときではない。アーセナルもそんなふうに考えるとは思わないね。

彼らのチームと彼らのチームのセットアップのやり方を見たら、どのポジションにもいいフットボール選手が並んでいてアップフロントには本物のスピードがある。ウォウ、まじなスピードだよ。いつだってそこを守るのはトリッキーだ。

勇気を持つ必要がある。自分たちのフットボールをやる必要がある。ポゼッションをキープして、ダイレクトであること。やるべきこと検討すべきことは山盛りだ。とても強い相手だからね。だから期待しているのさ。

まだシーズンは始まったばかりでいずれにせよたくさんの試合がある。まだ早いし、あらためて自分たちが準備できていることを示す必要がある。

ぺぺはともかく、クロップはジャカがこの試合で復帰すると見ているのが興味深い。

つづいて、例のエメリ発言がツッコまれている。

彼(エメリ)がどう考えているかじゃない。彼が(リヴァプールとプレイしたくないと)ジョークを飛ばしてそれがどうだというのだ。

わたしが云ったのは、誰もがプレイするのを嫌がるようなチームになりたいということだ。まだやらなきゃならないことは多い。試合の前にわれわれとプレイしたくないチームがいてそれがどうこうということじゃない。なぜならわれわれには相手が必要だからだ。つまり試合のなかで「ワオ、これはヤバい、インテンスすぎるし、クイックすぎる、強すぎだし、速すぎ、欲しがりすぎですげー怒ってる」と思われること。それを望んでいる。試合の前に誰かが云ったことじゃない、それは全然重要じゃない。

試合のための準備をしなきゃならないし、「OK。だけど今日はあんまり楽しくなかった」とみんなに思われないようにしないといけない。それが相手チームのプランだったりするからね。試合の前に云うことは関係ない。

それはウナイ・エメリのジョークだよ。真剣に取り合うようなことではない。

すげー怒ってると思われたいってどういうことだよ(笑い)。。さすがヘヴィメタルフットボール。アーセンはクラシカル・ミュージック。エメリは音楽に例えるならなんだろうね?

このエメリの「リヴァプールと試合したくない」発言はエメリの会見のほうでもそれに関する質問はあったのだろうか。いかにもありそうだけど、公式サイトのトランスクリプトにはない。

コメント集は以上。

追って試合展望エントリを。



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