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【マッチレビュー】19/20プリシーズン フレンドリー アンジェ vs アーセナル(31/Jul/2019)ジェフ・レイヌ・アデレイドとの対戦

ちょっと忙しくて、だいぶ遅くなってしまった。おとといのフレンドリーマッチのレヴュー。

またしても中3日の厳しい日程で、フランスへ向かったアーセナル御一行。相手はアンジェ(Angers)。正直、あまり語りどころのなかった試合なのでいつもよりざっくりで。

ぺぺ騒ぎでいろんなことが吹っ飛んでいて、忘れていることも多いかもしれん。

Football (Sky Sports)



エメリの試合後コメント「コシエルニが残るよう説得している」

試合後のプレスカンファレンス。

(試合について……)

エメリ:グドイーブニン。われわれは最初の試合がアウェイのニューカッソウで、今夜はアンジェという似たような相手とのパフォーマンスで、彼らはサポーターを背にすべてをぶつけてきた。

ふたつのとても違うハーフがあった。ファーストハーフの彼らはこちらよりもハードに入ってきて得点もした。われわれは試合をやりたいような試合運びができなかった。そしてセカンドハーフは、ボールを持って得点チャンスもつくり試合をコントロールできるようになった。セカンドハーフのわれわれはもっといい結果にふさわしかった。

しかし今日重要だったことは、フィジカルによくワークしたことといろいろな選手を使えたこと。若い選手たちにも時間が与えられたし、アウェイで難しいチームと対戦するときに必要なパフォーマンスというものを知ることができた。少しづつ初戦のニューカッソウに向かっているよ。

われわれはいま取り組んでいる最中で、いろんな選手を使ってチームを準備している最中だ。われわれは成長しているし、選手たちとどのように戦うか探している。選手全員がシーズンに向けて準備をしている。

(ニコラス・ぺぺはどんなふうにここに加わる……)※この時点ではまだぺぺ獲得の発表はない。

彼はアンジェで何年か前にプレイしていたね。そしてリールだ。彼は選手として成長した。われわれはたくさんの選手たちについて話している。チームを助けてくれる選手を選びたい。ビッグパフォーマンスでスクワッドを進歩させてくれる選手を。いくつもオプションがあるよ。それ(ぺぺの獲得)についてはいまは近づいているわけではないが、彼は我々がフォロウしているうちのひとりだ。

(PEオバメヤンと一緒にプレイできるんでしょうか……)

イエス。まず彼は左足だ。われわれにはいま左足はバカヨがいて、彼は大いに未来のある若い選手だ。たとえば、片足だけ使うウインガーはどちらかのサイドでプレイする。それはチームにまた違ったオプションをもたらす。

(この攻撃陣はやばくないですか……)

まだオフィシャルにはなってないよ。あと数時間か、あるいは何日かしてオフィシャルになったら話すよ。

(まだお金は使えるんでしょうか……)

われわれは契約できる可能性のある選手について交渉している。セバーヨスと契約したし、ぺぺと契約する可能性もある。進歩の可能性を探しているんだ。しかしそれもスクワッドをもうワンステップ先に行かせることができるかどうかだ。われわれのターゲットはほんとにほんとにチームを進歩させられる選手だけだ。可能な限り、選手を獲得する。

(ジェフ・レイヌ・アデレイドについて……)

とてもいい選手だ。彼はアンジェでとてもよくプレイしている。わたしは去年のプリシーズンで彼のことを知っている。しかし彼はここでサインをした。わたしは彼におめでとうを云ったよ。彼はフランスのU-21でもうまくやっているしね。

(ローラン・コシエルニについて……)

彼はわれわれにとってとても重要な選手だ。われわれは彼と話しているし、チームとも話している。お互いの責任について。リスペクトを持って云うが、われわれにとってもチームにとっても(彼が残ることは)いいことだ。そうなればセンターバックに関する考えも変えるかもしれない。なぜなら今シーズン、彼がいるのといないのとでは全然違うからだよ。

現時点では、それはとても個人的な決断になるし、われわれはそれを尊重する。わたしも彼と話していて、ベストな解決策を探している。いずれにせよ彼のような選手が必要になるんだ。われわれはディフェンスラインを力強くしたいし、いまいる選手で取り組んではいる。

センターバックについては話しているが、チームには多くのセンターバックがいるし、いいセンターバックがいる。もしあとひとりセンターバックを取るとしたら、それは彼はいまいる選手よりも明らかにいい選手であるからだ。いま6人いるんだよ。マヴロパノスはケガで状況を診なければならない。8/8(※ウィンドウがクローズする日)まで、どうすることができるか、どのようにスクワッドを補強できるか話していかねばならない。

(もしセンターバックを取るなら彼は放出される……)

いまはもうクラブと彼の問題だ。わたしは彼を説得できるよう戦うよ。でも、彼の決断も尊重する。とても個人的なものだ。そしてその状況は議論によってのみまとめられる。わたしは来年も彼がここに残るという望みは捨てていないよ。しかし現時点で彼の決心は去ることだし、ほかの選手を取ってチームを進歩することも考えている。

たしかになあ。もしコシエルニがこういう問題を起こしていなければ、新CBにいまほどの切実にはなってなかったろう。

彼があと1年、契約満了までプレイすると考えを改めて(チームに謝罪?をして)残れば、それはそれで都合はよいが、まあそう簡単にはいくまい。

不信感やわだかまりが残ったままチームに残るようなことは最悪だと思う。給料だけ払い続けてプレイしないとか考えたくもない。

お互いに前を向いてほしいですな。

エメリは選手についてもコメントしていた。

(パフォーマンスについて……)

エメリ:いい90分だったよ。いろんな選手を使ったし、若い選手にもアウェイでいいチームと戦うという難しい試合でのチャンスを与えた。どう反応するかも観られたし。

そしてセカンドハーフにはリズムを与えるためにまた違った選手を使った。結果は重要ではないが、ファーストハーフは苦しんでセカンドハーフはチームプレイがよくなった。試合をよくコントロールした。ファーストハーフはサポーターのプッシュもあったから、今日の取り組みは誇れる。リズムをもっていろんな選手で進歩できるようつづけていきたい。

(エミ・マルティネスについて……)

ペナルティシュートアウト(PK戦)での彼のパフォーマンスは重要だった。シーズン中にもカップ戦ではこういったチャレンジの機会があるだろうしね。ELとか。ワークとトライが必要なんだ。このアウェイの2試合で、レアル・マドリッドとアンジェ、ペナルティーズでGKに経験を与えられた。

(マテオ・ゲンドゥージについてと、彼がシーズンに向けてどれくらい準備できているか……)

われわれには多くの選手がプレイタイムを与えられることが重要だ。彼は遅くに戻ってきた。あとルーカス・トレイラやモハメド・エルネニーもそうだが、あと復帰を待っているのはイウォビだけだ。彼は2週間後に戻る。選手全員と準備して進歩していく。最後のフレンドリーマッチはバルセロナだ。そしてそのあとに始まりだ。

エミ・マルティネスのコメント「キャリアのなかでPK戦で負けたのはRMの一回だけ」

PK戦で負けたことがないと豪語していた(こないだのRMで負けた)エミマル。JRAのキックを止めちゃった。

マルティネス:彼がペナルティスポットに来たとき、こう云ったんだ。「ジェフ、知ってるぞ、おまえのことはよーく知ってるぞ」ってね。

最初の3本は逆方向に飛ばされたから、4本目はなんとかミスを誘おうと思って。

ぼくのキャリアのなかでペナルティシュートアウトで負けたのはRMとのアレ一回こっきりなんだ。自分自身、やっぱりそれを止めるのがほんとに得意で。最低でも1本か2本は止めるから。

ローンでいろんなクラブに行ったとき、ストライカーについて勉強したんだ。ペナルティでどっちに蹴るのが好きかとか、彼らの強みはなにかとか。ぼくは自分の強さ、予測を信じてる。あとはやるだけさ。

もし右だなと思ったら、そっちに思いっきり飛ぶんだ。だからぼくが考えているのは自分のことだけで、相手が誰とかは関係ない。予測して、飛ぶだけ。

キャリアのなかで負けたのはアレだけだったって。結構大事な場面を観ていたんだな。われら。

アーセナルのファースト11

若い選手が中心。もはやウィロックが若手グループに入っていないという。

ところで、今回はそもそもフランス遠征に一緒に来ていない選手も多く。

レノ、ラカゼット、エジル、コラシナツ、セバーヨス、ジェンキンソンにサカ。

ラカゼットはケガ明け、エジルとコラシナツは例のあれでいいとして、ほかのみなさんは日曜のバルサに温存したのかなんなのか。

やはり若い選手に経験を与えることを重視した試合だったんだろうか。

試合の論点

アンジェ v アーセナルのトーキングポインツ。

ぶっちゃけあんまり語りどころのない試合であった。

前半と後半でまるで違う試合を観ているような

まずエメリも試合後の会見で話していたように、前半と後半で全然違う展開になっていた。アーセナルのチームの問題もあるけれど、ぼくはアンジェのアプローチが変わったようにも見えた。どうなんだろう。

前半は、アンジェが高い位置からプレッシャーをかけてきたのに対し、アーセナルのほうはアップアップで、ボールがCMに渡ってもそこからなかなか前にボールが運べない。

ゲンドゥージはバートンが相棒だとさすがにあんまりリスクをかけられなかったのか、前回のRMとは打って変わって消極的なプレイに終始していたように見えた。

ボールを持てば相手陣内にボールを運ぶのすら難しいのに、いざボールを持たれると簡単にファイナルサードまで侵入されるという。これは悪いときのThe Arsenal。

前半はどう見てもアンジェのほうがいい選手がいるいいチームに見えた。

そして後半は、ソクラティスやジャカといったシニアの選手たちが入ってきてまた雰囲気ががらりと変わった。

とくにジャカはさすがの安定感で、狭い通路から前に鋭いパスをバシバシ通していた。そういうところはさすがだと思う。

ただ、同時にアンジェのほうも後半は前からプレスをかけなくなってきていて、アーセナルがやりやすくなっていったというのも大きい。彼らは彼らでそういうゲイムプランだったのではないだろうか。練習試合みたいなもんだし。

また、エメリはフィジカルについても口にしていたが、さすがに当日フランスまで飛んでそこから試合というのは無理があるようにも感じた。とても万全の体調とは云えない。ましてやいま話題のヨーロッパの異常な気温?とかもあったのかな。40度だったら死んじゃう。

前半の彼らは身体が重そうで、ボールを受ける動きが鈍いのでボールがまわらないし、ボールを失えば追いかけられないという、観ていてまったくおもしろくない試合だった。

ハイライトで前半の失点シーンを見ると、全然身体が動いていないのがよくわかる(ドリブルでファイナルサード、しかも真ん中、に侵入してきた選手を捕まえられずシンプルなスルーボールを通されるという)。

リース・ネルソンがプリシーズンで初得点

まあごっちゃんという感じで、アレだけども。おめでとう。

オバメヤンがとんでもないビッグチャンスを外す

まあいつものことだけども。外すほうがびっくりみたいのを外した。

マルティネリのディフェンスがおれを魅了

彼はやっぱり守備の意識がかなり高い。

前半、わりとハイプレスを主導していて「おまえらもっとプッシュしろ」とアレクシス・サンチェスばりのジェスチャをやっていたのにはなかなか感心した。

やっぱりセレソンの練習に参加してたりと、彼らの守備文化のなかで育ったからなのか。いいぞ。

ジェフ・レイヌ・アデレイドが輝く

アーセナルアカデミーからファーストチームに上がるところでドロップアウトとなった、”The Jeff”ことJRAことジェフ・レイヌ・アデレイド。

ぼくはひそかに彼のことは気に入っていたので、去年プリシーズンだけで退団していったのを見たときは悲しんだものである。

エメリの会見の口ぶりだと慰留したのに本人サイドが退団を決めたみたいに聞こえるが、ほんとうのところはどうなんだろう。

彼は£1.5Mだかで去年アンジェに移籍して、噂ではいまや£15Mだとか20Mだとかで取り引きされるような選手になっている。1年でだよ?

これって何かおかしくね?

試合については以上。

雑なレヴューですみませんね。

最近のアーセナルニュース

アーセナルがマテオ・ゲンドゥージに契約延長オファー

これは妥当かつメイクスセンスでございましょう。

彼は2022年まで契約があるけれど、このまま成長するとかなり若いステイジで巨額が動く選手になりかねない。いま20才。

簡単に手放さない&手放すなら大金で、のためにも契約期間が短くならないように毎年契約延長したほうがいいくらいである。

でも彼にとっても誇らしいことに違いない。これは完全にクラブの信頼の現れだし。

いつか「ステップアップしたい」なんて云う日が来ませんように。なむなむ。

シュコドラン・ムスタフィがこの夏にやっと退団か

オーンステインが認めているのだから、少なくともガセではないだろう。

ムスタフィを放出するためにアーセナルはいくつかのクラブと交渉していると。そして本人は残留希望でポジションを勝ち取りたいと。

殊勝なこころがけで結構なんだけど、だったらこの3年でそれを証明できるチャンスは十分にあったんだよなあ。

無駄にしてしまったのも自分だってことは思い出してほしい。

もし、このあとティアニーが来て、ムスタフィの売却先が決まろうものなら、マジでラウルの銅像が建ちかねない。

エルネニーがアーセナルと新契約を結ぶ?

「ブレイキング:アーセナルMFモハメド・エルネニーがクラブと長期契約を結ぶ」

このツイートがぼくのリストのTLに流れてきて、なんだこれ?って思って調べたけどほかには何も出てこない。

Sky Sports Newsがこの手のガセを堂々と出すはずもないし……と思ってツイートの日付をよーく見たら、おうふ。2018年3月じゃないか。。

やられたわー。ぼくのRTに釣られたひと、申し訳ない。じつはおれもわかってなかったんだ。。

まあ、エルネニーとトレイラはチームに戻ってトレイニングを始めたところなので、こんなこた云いたかないが。

いまのMFでエルネニーの居場所はさすがにないな。ジャカ、セバーヨス、トレイラにゲンドゥージがいてふたつしか席がない。ていうか、ケディラっているの?(笑い)

ハードワーカーは大好きだし彼には気の毒なことだが、せめて幸運を祈りたい。

以上。

 

さあ、ぺぺで盛り上がっているが、まだ次がある。もちろんキーラン・ティアニー。そして新CB。シーズンが始まるまでまだ楽しめそうだ。

そして次の試合は日曜のバルセロナとのフレンドリー。ぜひともにPLのスタートに向けてポジティヴな試合をやっていただきたい。

COYG



※コメントくださるかたにお願い
プレヴューエントリでは、試合の結果がわかるようなコメントはお控えください
お互いリスペクトしあって楽しく使いましょう

5 Comments on “【マッチレビュー】19/20プリシーズン フレンドリー アンジェ vs アーセナル(31/Jul/2019)ジェフ・レイヌ・アデレイドとの対戦

  1. ムスタフィは正直しょうがないよなぁ。ファンの心象が悪すぎるんだよなあ。それでもプリシーズンで出てきただけでブーイングするのはさすがにちょっと・・・とは思ってしまうけど。

  2. ムスタフィホームのNLDとかいい試合はあったんだけど、ミスするときがやばいミスになりすぎててやばい(語彙力)

  3. CBが8人という計算は、チェンバースもその中に入ってるんだなあ
    CBとしては良くないと思うし、ホールディングが復帰すればトップでの出場機会もあまり無いだろう

    DMFとして使うなら、カップ、EL予選でも使えるかもしれない
    CBとして使うなら、正直レンタルで契約年数縮めるより売ってしまった方がクラブ、本人にとって良い気も
    それこそビエリクのように
    カップやEL予選なら、ムスタフィとマブロパノス(メドレー)で十分だと思うし

  4. コシェルニーは開幕直前の今の段階で退団の意思が固いなら、もうムリなんじゃないのかな。

    チャンバースはCBとしてはいくらなんでも身体能力が足りない。
    マブロパノスは入団以来ずっとケガしてるし、身体やタックル等の基礎技術という面でもまだ全然「出来てない」感じ。
    ホールディングも手術したのが昨年の12月初旬なんだから、普通に考えればシーズン後半に復帰できるかどうか微妙。

    ソクラテスの次のファーストチョイスがムスタフィ、しかも他の選択肢がほぼゼロ。
    CBだけ見ればぶっちぎりでプレミアリーグ最低と思う。
    これを放置するってことは、開幕早々に「さあ、来季のことでも考えるか!」ってモードに突入するってことだ。
    久々に面白いシーズンが見たいもんだが。。。

  5. アデレイドはレンヌから強奪してきた事もあって、そういう選手が長く在籍した試しは今のところセスクとベジェリンくらいしかいないので何とも思わんかったな むしろ活躍しててくれて嬉しいわ

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